西貢及清水灣(Sai Kung & Clear Water Bay)

「難易度」について
 「難易度」はあくまでも参考目安です。体力や体調、季節や天候によって変わること、御留意ください。
(難易度1)初心者、松コース (難易度2)初心者、竹コース  (難易度3)初心者、梅コース 
(難易度4)中級者コース   (難易度5)上級者コース
標距柱(Distance Post)とは
Trailと名のつくコースの起点から500メートル毎に設置された標識のことで、これを辿ると道に迷うことはなく、もし救助が必要になって999に電話する時も、この数字を言うと見つけてもらい易い。
999=救急車、ヘリコプター要請のEmergency Call,携帯電話可。呼び出した人のID・NOが必要。


2009年末までの紹介です。

2010年〜2011年末分まではこちら

2012年〜2013年末分まではこちら

最新版はこちら


紹 介 コ ー ス
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謎のゴルフ場〜茘枝荘
(2009年12月6日)
MacLehose Stage 3の逆走
(2009年5月10日)
馬鞍山のシャクナゲ
(2009年4月5日)
水浪窩→昴平→大水井
(2009年3月22日)
鷓鴣山→小夏威夷徑
(2009年2月22日)
龍蝦湾郊遊徑
(2009年2月1日)
海風士多
(2009年1月28日)
釣魚翁
(2009年1月18日)
飛鵝山(Kowloon Peak/603m)
(2009年1月11日)
小夏威夷徑→鷓鴣山
(2009年1月4日)
厄除け&肝試し(獅子山)
(2008年12月26日)
北潭郊遊徑
(2008年12月21日)
鹿湖郊遊徑
(2008年12月14日)
水牛山の麓の竹林
(2008年11月30日)
シャープピーク
(2008年11月23日)
シャープピーク
(2008年11月23日)
塔門(Grass Island/Tap Mun)
(2008年11月16日)
白馬咀(Pak Ma Tsui)
(2008年8月17日)
鶏公山に一部登頂
(2008年6月1日)
慈雲山(Tsz Wan Shan)
(2008年8月3日)
馬鞍山のシャクナゲ?
(2008年5月4日)
獅子山
(2008年7月20日ト)
石芽山の途中まで
(2008年4月27日)
獅子山
(2008年1月20日)
石屋山
(2008年1月13日)
謎のゴルフ場
(2008年1月6日)
上●郊遊徑
(2007年12月30日)
高流湾(ko Lau Wan)
(2007年12月23日)
飛鵝山
(2007年12月2日)
釣魚翁郊遊徑
(2007年8月19日)
雙鹿(Sheung Luk)石澗
(2007年8月5日)
上●郊遊徑
(2007年7月15日)
慈雲山(Tsz Wan Shan)
(2007年6月24日)
大灘郊遊徑
(2007年6月17日)
雷打石(Lui Ta Shek/379m)
(2007年5月13日)
馬鞍山のシャクナゲ
(2007年4月6日)
女婆山
(2006年12月24日)
Sharp Peak
(2006年12月17日)
猴塘渓で冷やしソー麺
(2006年8月27日
大枕蓋
(2006年8月20日)
龍蝦湾郊遊徑
(2006年7月30日)
飛鵝山(Kowloon Peak)
(2006年7月23日)
石屋山
(2006年6月24日)
白馬咀
(2006年6月4日
担柴山
(2006年5月7日)
馬鞍山のシャクナゲ
(2006年4月16日
Sharp Peak+南東の半島
(2006年4月14日)
飛鵝山(Kowloon Peak)の麓
(2006年3月26日)
水牛山(606m)、黄牛山(604m)
(2006年3月19日)
石芽山(540m)は雨で断念
(2006年3月5日
独孤山〜西湾山
(2006年2月12日)
糧船湾
(2006年1月21日)
馬鞍山
(2006年1月2日)
釣魚翁
(2005年7月17日)



目的地 :謎のゴルフ場〜茘枝荘 地域  : 西貢西郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2009年12月6日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温20度、
湿度73%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所あり 報告・Qちゃん写真・府川 難易度 :2(約8キロ、約5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)あんなににぎわっていたCP3にも静けさが戻りました by 府川 
 (2)道路を下る   (3)馬鞍山や!  (4)馬鞍山をバックに記念撮影
(1)謎のゴルフ場  (2)わんこが出迎え  (3)テント屋根を新調した茶店  (4)一服
(1)茶店に向かって左へ  (2)土道はいいねぇ  (3)徐々に登り  (4)茘枝荘のピア
(1)香港國家地質公園だってよ! (2)甌穴(おうけつ)かな〜?
(3)船が来ますた   (4)ピザ屋の隣で打ち上げ

***
■100kmの余韻かまだ参加者は少なく、中川、府川、佐藤、内海、土田、阿部、岡本、私の8名。ずっと練習だったから岡本譲はホント久しぶりだね。9:10彩虹からミニバスで西貢へ9:30発の299に乗り換え、9:50水浪凹で下車。道路を5分ほど戻ってマクリホース、ステージ3のゴールの公園から海の方へ道路を下る。
 道すがら、先週のレポートに書いた【おまけ】、100kmのCP8で「阿部べ、何言いたかったんやろ?」について、ホウトウもう1杯くださいって言いたかったんです、でも健さんが行くって言うから食べられませんでした、だって。聞いて損した。

●さて、道路は海沿いになり、馬鞍山が見え出す。だらだらと道路を歩き、10:45榕樹凹の集落の三叉路まで来たら左へ。道なりに右に曲がるとマンションの前の駐車場に出て、ここで道路は終わり。コンクリートの小道を行く。やがて道は海沿いになり、1軒茶店がある他は民家なし、休憩なしで11:30、下に深涌のピアが見えてきた。しかし、ここでは船に乗りませんね。山の方に数分進むと広々とした芝地の外れに出て、謎のゴルフ場だぁー!
 ついにリゾート開発が決まったと中川さんに聞いていたが、特に開発している風でもなく、ちゃんと芝生は刈られ、いやホント、実に気持ちがいい。私ここ大好きある。我等以外にもたくさんの人が来ている。山際に民家の茶店が2軒あったが、右は閉店したようで左に入って休憩。コーヒーも紅茶も1杯$15。

●12:10までいて、茶店に向かって左へ進み、廃屋や廃校を見て山に入る。最近雨が降ってないのに沢が幾筋も流れ、それを渡りながら徐々に登って行く。深涌までずーっと道路+コンクリートの道だったので、やはり土道はいい。峠に着いたのが12:45だっけ? もう13:15の船は無理。次は14:15だからのんびり行こうと休憩して下る。
 川を渡ってコンクリートの階段を上がり、分岐に着いたのが13:10。しばらく休憩して左へ下る。茘枝荘の民家でも飲み物を売っているが、住人がいそうなのはその1軒だけ。廃屋も少なく、小さな集落だが、川が流れているので左には耕作をしていたような広い平野がある。今は牛の一家が草を食んでいるだけだが。

●13:45ピアに到着。金子情報によると、先月この一帯は地質公園に認定され、海沿いに西へ行くと「ねじれた岩層」がある、てんで行ってみるが、どれがそうなんだかさっぱりわからん! でもこれ甌穴(おうけつ)かな? 岩の凹みに石や砂が入り込み、流れの中で回転して掘削機のような働きをし、凹みを掘り下げてできた穴。んー、どうでっしゃろ?
 14:15の船は値上がりして28ドル。高っ!と思ったけど、馬料水まで1時間近くかかり、ま、こんなもんか。旧KCRの大学駅まで15分くらい歩くのが面倒で、道路に出たとこで沙田行きのミニバスに乗る。打ち上げどうする? 秋子邸へ押し掛けて「炉端大将」でなんか焼いてもらう?と言いつつ、バスを降りた右の方に店があるので行ってみる。

【打ち上げ】
排頭餐廳
/ Pai Tau Restaurant TEL:2697-3998
沙田排頭村15號地下
 ピザ屋はビールがなさそうで、近くにコンビニもないし、その隣へ。冷蔵庫にカーシーバがあるのを確認し、変な時間なのにほぼ満席だけど大テーブルに座ってる数人を固めたら座れそうだと、我等8人でござると言うと、上の階へ行けって。ほぉ上があるんだと階段を上がると、ほとんど民家! でもカーシーバの大瓶$18だし、まいっか。単品のメニューがなく、飲み物かスープがつくセットを注文。カレー炒飯&焼うどんはウマイが、$30のせいか盛りが少ない。白飯とおかずは$48なんで量がある。イカフライ失敗。牛筋カレーまぁまぁ。魚香茄子、紅焼豆腐、醤油焼きそばと、店のお姉ちゃんオススメ、にんにく炒めの猪●(てへんに八)、魚香茄子の魚フライ入りみたいなの、が美味しかった。マイタンすると488ドル。1人$60で、$8は山海徑財布から出しました。府川さんが、先週の海鮮の3分の1だねって。んだね〜


目的地 :MacLehose(麥理浩徑)
Stage 3の逆走
地域  : 西貢西郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2009年5月10日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温28度、
湿度85%
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん写真・み・やったーマン 難易度 :3(約10キロ、約4.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)さてと、逆走のルートは・・・  (2)さぁ、逆走開始!  (3)地獄の底へと続く階段
(1)うわぁ〜ぃ、休憩だぁ〜ぃ! (2)地獄の底を背に、さて、これで抜け出せるか・・・?
(3)久々の「蟻行者」
(1)今日も水がうまいっ!  (2)ここを抜ければもう地獄ともおさらば
(3)ショート・カットにて

***
■黄金週間の余韻でいない人や、引っ越しの人、体調不良の人もいて参加者は少なそう。それに中川奥様が帰国されるので、大好きな海鮮を食べて帰っていただこうと、行き先は西貢で打ち上げできるとこ。となると… MacLehose 3の逆走しか思いつかず。ま、いいか。
●集合したのは中川夫妻、五十嵐、宮田、内海、稲岡、安藤、森岡、山田、小川氏(稲岡さんのお友達、初参加)、私の11名。ミニバスで西貢へ行き、緑のタクシーでMacLehose 3の終点、水浪窩へ。27ドルだっけ? 簡単コースを行く中川夫妻とはここでお別れ。
●9:40 MacLehoseに入ると、最初に現れる標距柱はM068。森の中を登る階段は涼しく、歩きやすい。日向に出ても曇っていて直射日光に照らされることなく、意外に風も爽やか。1回立ち休憩しただけで10:35、鶏公山(Kai Kung Shan/399m)の山頂に到着。10分休憩。

●そこからの下りは、順当なら大変な登りなのに楽勝!と言いたいところだが、足場が悪くて下りづらい。それでも11:10、地獄の底に到着。小川さんの顔が赤鬼さんのようになっている(熱中症の前兆?)。連れて来た稲岡さんは青くなってる(心配して)。長めに休憩を取り、さぁ地獄の底から脱出だ!
 とは言え、大したこたぁない。雷打石山のコルまで登って小休止。しばらく下るとセミ地獄の底の十字路に出る。ここを左から右へ中川夫妻が横切るはずだが、そうそううまく出会えるわけない。どっちが先に着いたのかなぁ?と思いながら登り返す。(後で訊くと中川夫妻の方が早かった)
 西貢で運動会があり、8キロ走り終わったら3を順当に歩いて来ると言っていた阿部ちゃんから電話。牛が道を塞いでいるんですけど、横を通っても大丈夫ですか?この牛大人しいですか?と訊く。そんなの牛によって違うし、わからへんて答えたら、じゃあ安全なとこで待ってますと言っていたのに、いきなり現れてビックリ! 真っ黒に日焼けしてるし、上下黒の服だし、牛かと思った。

●セミ地獄の底からの足場の悪い登りで、小川さんの足が痙攣。慎重に登って嶂上を過ぎ、少しでも距離が短くなるようにと茶店には行かずショート・カット。ゴールしたと中川さんから電話があり、喋ってる間に内海さんが先頭になってくれ、良かったのだが、緑ヘビが内海さんの前を横切るのが見え、ぎやぁ〜〜〜!と雄叫びをあげる私。どうしたんですか?牛ですか?と阿部ちゃん。牛だったらずっと前から見えるからビックリするわけないって誰かが突っ込んでくれる。太田さんがいたら私の気持ちわかってくれたのに。もう先頭はイヤ、うしろからノソノソついて行く。
 牛耳石山まで来たら、後は下るだけ。しかし、小川さんは膝が曲がらなくなった。この500メートルを登るのはしんどいが、下るのも骨が折れ… アイヤッそんな縁起でもないこと言っちゃいけない! 下るのも容易ではない。14:20ようやく道路に出て、向かいのバス停へ。10分くらい待ったら西貢行き94が来て乗り込む。中川さんから電話、Qちゃん今どこ〜?腹へった〜! すんません!

【打ち上げ】
金輝海鮮菜館
/ Kam Fai Seafood Restaurant TEL:2792-9398
西貢海鮮街35-39號地下
 中川夫妻と打ち上げだけ参加の吉田さんがベンチで待っててくれる。どこ行きましょう? 最近西貢では贔屓の店がなく、食堂難民しており、小野寺(さんが好きだった)食堂の隣に入ってみる。1人 $168で13人だと$2,184というのを$2,000ポッキリにしてと交渉。OKじゃーそれで12分用のセットを出すという。が、帰宅してから考えたら、12人x$168=$2,016。全然安ないやん!(怒) サービスチャージは元々つかない。ビールは燕京という北京の大瓶ビールが$18。エビ、魚、ロブスター、シャコ、マテ貝、ホタテ、トコブシ、野菜、炒飯、スープの10品。少し残すくらいで量は十分だったが、味は普通。もう行かない。女性陣と飲まなかった中川ご主人が$110。男性が$220でした。



府川レポー 目的地 :馬鞍山のシャクナゲ 地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2009年4月5日(日) 最寄り駅:旧KCR大圍(Tai Wai)、
グランドフロアー(改札を出ない)
全員揃ったら馬鞍山線のホームへ上がる
天気予報:N.A
水・食料:補給場所なし 報告・写真・府川 難易度 :3
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)大わい駅 集合場所  (2)ジョッキークラブのバス  (3)バスの時刻表
(1)馬鞍山公園にて下車 (2)さあ スタート (3)険しい登り (4)上りは続くよ
(1)目的はシャクナゲ でも違う花?背景は馬鞍山 (2)牛押山への稜線は狭い!
(3)今日の登りはきつかったぜい! と秋子さん
(1)天井廊下にて 馬鞍山を背景に集合写真
(2)まくりからちょいとそれるだけで西貢を見下ろす絶景
   初めて見ました。 マクリの練習では来たことない!
(3)あとは海鮮とビールに向けてひたすら下るのみ!


■今日は たいわい駅集合 。11人
中川ご夫妻、秋子、佐藤、吉田、稲岡、内海、土田、山田林(稲岡友人)、府川
●馬鞍山駅からジョッキークラブのバスで馬鞍山公園 (中川ご夫妻は終点まで)
時刻表は9時半ですが早く出る事があるとの荒田さんの助言に従い早めに乗車 それが正解! 9時24分にはスタートしてました。
●そこから登りはじめ 吊手岩、牛押山経由 馬鞍山。かなり険しい登りで時間かかりました。
その後 馬鞍山下って まくりの天井廊下経由、昴平 その先の展望の良い所で中川ご夫妻と合流
この展望良い所はマクリを10回以上歩きましたが初めてでした。

●その後大水井 ぽろちぇ と下りました。

●ミニバスに全員乗れたので 西貢 森Qさん御用達のいつもの海鮮が どうも高級路線に変わっている
との土田さんの指摘で メニューを見たところ 一人200はかかると分かり 小野寺さん御用達の店に変更。
●11人で 1,695 男一人当たり170 女性半額として 10ドルチップでまいたん完了。





目的地 :水浪窩→昴平→大水井 地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2009年3月22日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:霧、最高気温27度、
湿度91%
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん 写真・み・やったーマン 難易度 :2(約9キロ、約4時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)もやの中を馬鞍山へ (2)屏風のようにそびえる馬鞍山
(3)女王様 vs. 中川さんの「ワラビ論争」

(1)草むらの中、遠くの花を指差し「あれ撮ってぇ〜!」と女王様
(2)こちらは綺麗に咲いている   (3)天井廊下   (4)天井廊下を背に
(1)昴平の観景台、後ろは大金鐘(Pyramid Hill)
(2)エスケープルートを下る   (3)エスケープルートの標識

***
■日曜日の朝ニューヨークから着くので打ち上げに参加したいと成瀬姫からメールがあり、姫の好きな西貢の海鮮を食べられる行き先てことで、先週針山のツツジが咲きかけていたから馬鞍山のシャクナゲ!と思ったんだけど、欠席者が多くて延期。秋子さんが、100キロで歩いてないのは先週の針山の続き〜鉛礦凹と、4の始まり〜茅坪と言っていたのを思い出し、シャクナゲの偵察がてら行くことにする。参加者は中川、秋子夫妻、宮田、吉田、稲岡、山田、私の8名。彩虹のC2出口を出て西貢行きミニバスに乗り、9:08発。

●9:30終点下車。タクシー2台に分かれ、水浪窩(MacLehose 4のスタート地点)まで約5分、26.3ドル。緑のタクシーも値上がりし、まだメーターを変えてないと料金表を見て請求する運ちゃん。今日も府川さん欠席で、歩きながらメモと写真を撮るのは面倒だなぁと思っていたら、宮田さんがカメラマンを引き受けると言ってくれ、ありがとう!
●階段を上がり、BBQサイトを抜けると標距柱M069があるが、Trailwalkerの時は道路を上がったとこにチェックポイント(CP)があるので選手はここを通らないんだって話をみんなにする前に、去年もそうだったよね?て選手だった宮田さんに訊くと、どうだったかなぁと頼りない。その前の年、リタイアする宮田さんとCPに行った時は道路だったよ。あの年のことは殆ど記憶にありません!と歩くハイマー宮田。仕方ない、後ろの方にいる秋子さんに、去年サポートで水が足らずCPへもらいに行ったのはこっちでした、それとも道路? 道路でしたって返事に折よく林道に出たので、皆さん100キロの時、選手はこっちから来るんですって林道の右を見ると、あれっ、あんなとこにゲートが…
●ともかく林道を左へ。秋子さんが歩いてないからって企画したけど、実は私も05年にTrailwalkerに出てから歩いてないかも。て言うと、なんで?て稲岡さん。だるいから。何が? だって森の中で景色は見れないし、ここは車両進入禁止やけどこの先タクシーで来れるし、選手でなきゃ歩く気しせーへんて。湿度が高くて蒸し暑く、時々霧が晴れるといった感じで、M073の分岐から山道になり、徐々に登る。

M076を過ぎた高台で11:00から休憩15分。霧の晴れ間にPlover Cove馬鞍山に登る人が見え、あれに登るの?って驚きの声が上がるが、今日はまだ涼しいから思っているより簡単だよ。
●もうすぐコルてとこで、山本さんが追いかけてきてビックリ! 我々は約1時間半かかったのに30分くらいで来たらしい。超速い! 11:40コルに出るとM078。馬鞍山から大勢下りて来る人に、シャクナゲが咲いていたかどうか訊きたいけど、本当は石楠花じゃなく(うちのパパ曰く)ツツジの一種で漢字を思い出せず(後日大野さんに言われて思い出す、杜鵑花)、花あった?て訊くと、好少(ほうしう)と答える。中川さんが、なんの花かわからん!て言うけど、あんなに群生してるシャクナゲが咲いていたら「好少」とは言わないはず、と確認に行くのはやめる。
●平坦な道の両側にはツツジが赤やピンクの花をつけており、天井廊下からは霧の晴れ間に沙田側も西貢側も見え、大満足。大金鐘を巻いて進む。12:35高度が下がったせいか晴れてきたので昴平の観景台に行ってみよう。昔ここでよくキャンプしたものだが、奇麗に整地され、西貢を見下ろす絶景ポイントとなっており、打ち上げだけ参加の阿部ちゃんが13時頃に西貢に来ると言ってたから、そろそろ行こかと12:50腰を上げる。←遅過ぎ

●12:55分岐を左へ大水井へ下る。姫からは電話がなく、来れなかったのかなぁ。(後で電話あり、遅い飛行機で着いたって) 山本さんが、なんで姫さんなんです?と訊く。実家が愛知の犬山城だから。マジっすか、行ったことありますよ、いい城でした! 日本三大名城の1つやろ、大阪城なんか鉄筋でエアコン、エレベーターつきやで!て吉田さん。ホンマぁ? ホンマホンマ!
●13:20道路に出たが更にくだらないとバスはなく、13:27十字路に出て横断、ミニバスを待つ。1台目に3人乗り、6人は次のバス。姫が来ないんだったら海鮮じゃなくてもいいか。焼き肉食べない韓国食堂と、スザンナステーキハウスのどっちがいい? 山海徑で洋食は珍しいとスザンナに決定。久しぶりだね。

【打ち上げ】
蘇珊'女那
' / Susanna Steak House TEL:2794-2139
西貢萬年街7號地下 (GF, 7 Man Nin St., Sai Kung)
 GFは満席で1Fに通されるが、ここも半分は埋まっている。薄暗くてメニューがよく見えないが、みんなセットランチを注文。小さいトースト1枚、スープはクリームかボルシチ(ボルシチおすすめ)、メインは牛・豚・鶏・魚、ソースは胡椒・ニンニク・マッシュルーム、付け合わせはフライドポテト・炒飯・スパゲッティから選び、飲み物がついて$55。ビールはピッチャー$80。4杯飲んで計$992。10人なので1人$100でした。



目的地 :鷓鴣山(Razor Hill/432m)
→小夏威夷徑(Little Hawaii Trail)
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2009年2月22日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:霧、最高気温23度、
湿度92%
水・食料:補給場所あり 報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約6キロ、約2.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)墓地を抜け、薮を登     (2)鷓鴣山の三角点
(3)宮田地図には道がある!   (4)高度を下げるとマンションが見え出す
(1)寳林北路の歩道 (2)Little Hawaii Trail発見! (3)これかい、これかい
(4)山火事なのか、焼き畑なのか
(1)象牙花(デイゴの一種)    (2)ハイビスカスも霧に濡れている
(3)象牙花の大木、葉は後から出る   (4)ここが半地下食堂!


■先週に続き霧の予報で、どこに行っても面白くないだろうと、消化試合的に1月4日に行ったコースのほぼ逆、鷓鴣山(Razor Hill/432m)から地図にない下山道と、最後まで歩かなかった小夏威夷徑(Little Hawaii Trail)の確認に行く。参加者は荒田夫妻、府川、佐藤、宮田、秋子、吉田、土田、内海、稲岡、3回目の山田氏、私の12名。彩虹のC2出口を地上に出て、9:05清水湾行き91が来たので飛び乗る。

●9:20壁屋で下車。ちょうど監獄の前。反対側のガソリンスタンド脇の道路に入りたいのだが、信号がないので少し戻って陸橋を渡って入る。緩い傾斜を上がると霧が濃くなり、閑静な住宅街は雨に濡れたようだ。9:30ロータリーまで来たら、左隅の歩道に入って建物の裏に回り、犬に吠えられながら階段を上がると墓地。ゴメンなさいよって頭を下げながら上へ。墓地を抜けると藪の登りになり、藪警報5、杖と軍手もあった方がいいと案内したのでみんな抜かりはないが、濡れて非常に滑りやすく、先頭を行く露払いの私は美女美女。←はいはい、びしょびしょです
●湿度が高いので大汗をかいて稜線に出ると、涼しい〜。右に進み、9:50鷓鴣山(Razor Hill/432m)の三角点に到着。今日の最高地点ですって言うと、えっ!てみんな喜んでるのか残念なのか、わからないけど驚いてる。霧で真っ白だが、宮田さんが地図を出して見てるので覗くと、あれっ地図にない道、あるやん! 土田さんも地図を出すが、ない。2008年版にはあんねんなぁ。10:00寒くなったので歩き出す。分岐はどっちに進んでも合流する。

●10:20椅子と時計を架けた木がある広場で15分休憩。前回はここへ南東から登って来たのだが、宮田さんの地図にはある真っすぐな道を下る。ちゃんと土留めがしてあり、高度が下がると霧も晴れ、マンション群が見えだす。10:45これまでは分岐をどっちに進んでも合流したが、ここは違うようで、左に行くとすぐ十字路。右に行くと最短距離で小夏威夷徑(Little Hawaii Trail)に合流するようだが、途中に出る感じで、それは困る。全コース歩けば滝を見る絶景ポイントがあるんじゃないか、なぜリトルハワイなのかわかるんじゃないか、と考えており、途中はダメ。それに今日は距離も短いし、階段を下りようってことになる。
●11:00広い道路の歩道に出て、あ〜ここ、前回歩いた寳林北路(Po Lam Road North)だね。右に進み、ガソリンスタンド裏の駐車場で道を捜してタイムロスしたけど、11:10信号を右へ寳康路(Po Hong Road)に入る。公衆トイレで小休止した後、突き当たりの十字路を横断、ご神体みたいな大木の下の階段を上がろうとしてたら、洗車中のおっちゃんが、そっちは道ないで、アンタ等どこ行くの?って声をかけてくれる。井欄樹て答えると、右の小道に入れと言う。これぇ?地図と逆方向だよ。でも土田さんもこれだって言うし、じゃー行ってみるか。橋を渡って道なりに左に行くと、小夏威夷徑の看板発見。おっちゃん有り難う!

●立ち休憩した後、11:30全長1.2キロの小夏威夷徑に入る。石を埋め込んだ道を上がるとすぐ、前回左へ滝を見に行った十字路に到着。てことは、滝を見る絶景ポイントはないってことが早くも判明。が〜ん。左に行くとちょっと滝が見えるけど、行く? いいって前回来た人。初めての人は?と思いつつ、ジャマイカ。←じゃーまーいいか
●橋を渡ると右は谷、左は焼き畑が燃え過ぎたのか山火事なのか、焼け跡。11:50民家の前の看板で小夏威夷徑は終わり。結局なんでハワイなのかもわからず、がっかり。上の道はWilson Trailで右へ。バス道路に出ると12:00。この時間だと黄大仙の四川食堂は混んでるだろうし、帰りが遠くなるけど半地下食堂へ行こうか? 佐藤さんは用があると帰り、地下道を通って反対側のバス停へ。西貢行き92に乗車、白沙湾で下車。
 
【打ち上げ】
滔滔茶餐廳
/ Tao Tao Restaurant TEL:2719-0116
西貢白沙湾141-142號 (141-142 Pak Sha Wan, Sai Kung)
 意外に、ドラゴンボートの練習帰りみたいな人達で賑わってる。藍帯ビール大瓶10ドル、イカフライ、ちび牡蠣オムレツ、?油皇吊桶、茄子のニンニク蒸し、乾燥エビと春雨の野菜鍋などを注文。聖子はなく別の貝を勧められるが、やめとく。冷えた藍帯を飲み尽くし、$13のSkolに変え、肉絲炒麺と厦門炒米(星州炒米の方が良かった)を食べてマイタン。$663と書いた紙を出すだけで、内訳はどうなってんねん?と思うが、男性9人が$70出してくれ、女性2人は$20。有り難うございます! 山海徑御用達の中で最も安いね。店を出る時吉田さんが、奥は名前が違うんやと言う。へーって見ると、げっ!あそこ、最初行きたかったのに間違えてこの店に入った、九記(店の名前)やんかぁ! 有名なん? うん、政界、財界、芸能界の人が来るらしい。そういうとケバいお姉ちゃんが入って行ったよって秋子さん。今度はあっちに行ってみよう!



目的地 :龍蝦湾郊遊徑
(Lung Ha Wan Country Trail)
地域  : 清水湾郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2009年2月1日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、
午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温19度、
湿度79%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし 報告・写真   Qちゃん  難易度 :2(約7キロ、約2.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)本日の参加者  (2)屹立した釣魚翁  (3)自然破壊のもと  (4)登りで振り返ると
(1)三角点に到着  (2)馬場ができてる!  (3)乗馬してる  (4)ダラダラ道路を上がる

**
■今日は合同ハイキング! とぼとぼは中富嬢、横山嬢、上谷夫妻、中沢氏、飯塚氏の6名、慢慢行(まんまんはん)は松下氏、うちは五十嵐、秋子、太田夫妻、吉田、土田、内海、2度目の寺島氏、私の9名、計16名が参加。行き先は龍蝦湾郊遊徑(Lung Ha Wan Country Trail)。郊遊徑は2.3キロだけど前後の道路が長く、約7キロのコース。鑽石山で待ち合わせ、清水湾行き91に乗車。9:12発

●9:50大●(土幻)門(Tai Au Mun)で下車すると、そこは五差路のロータリー。準備運動と参加者の紹介をして清水湾道に入る。あまり車が走ってなく、右は海で、曇った日に歩くには悪くない。約15で道路の終点、清水湾郊野公園と書かれた鳥居に出たら、繽粉同楽清水湾(Fun Fun Clear Water Bay)という公園に入ってみよう。大坑敦(Tai Hang Tun/105m)の三角点がある広場まで行くと、海とゴルフ場と2週間前に登った釣魚翁の眺めが素晴らしい。記念撮影して、木にいっぱい引っかかったカイトと糸を自然破壊じゃないかと言っていたら、Kite Flying Siteと立て札がある。失礼しました!←でも自然破壊やで
 同じ道を戻り、10:30一段上になった駐車場の隅の案内板から龍蝦湾郊遊徑に入る。最初はかなり急な登りだが、その分振り返ると繽粉同楽清水湾や、ゴルフ場を取り巻く海が見下ろせ、いい眺め。登りが一段落し、両側に海が見える地点で10分ほど立ち休憩。後は緩い登りだけ。

●11:00大嶺●(山同)(Tai Leng Tung/291m)の三角点に到着。大した高度じゃないけど、天気が良ければ絶景なのに今イチ。20分いて下山。海に向かってどんどん下りて行くと、なんとまぁ馬場ができてる! 北京オリンピックの乗馬競技をやった名残り? あれは沙田だから関係ないよ、清水湾ゴルフクラブの施設じゃない。へぇ。11:55階段を下り切ったら右のBBQサイトへ行き、乗馬見物。戻って公衆トイレを過ぎると道路に出て左へ。
 だらだらと道路を上がり、12:35大●(土幻)門のバス停に到着。ぐるっと一周したわけだ。打ち上げは布袋澳の海鮮食堂へ行きたいが、まだ旧正月休みかもしれず、電話番号を控えて来るのを忘れた。面目ない! 道路を横断し左のバス停から91で鑽石山へ戻り、歩いて黄大仙の四川食堂へ行くことに。

【打ち上げ】
詠藜園、四川擔擔麺菜館
/ Sze Chuen Noodles Restaurant TEL:2726-3818
黄大仙鳳徳道15-17號地下 (G/F., 15-17 Fung Tak Road, Wong Tai Sin)
 2時前に着くと店の前に10人くらいが待ってる。1つテーブルが開いたというので山海徑が先に座らせてもらうが、9人なので寺島さんはとぼとぼ、慢慢行の方に入る。でも先に食事を終えたのはそちらのテープル。店の中でお別れし、我々は更にビール、焼き餃子、担担麺を食べ、〆て$726。ビール飲まなかった太田奥様$70で他は$100。



目的地 :海風士多 地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2009年1月28日(水) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温17度、湿度86%、
黄色乾燥注意報、寒冷注意報
水・食料:補給場所あり 報告・写真   Qちゃん  難易度 :2(約8キロ、約3.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)以前より短くなった危うい橋 (2)海風士多の食べ物じゃないメニュー 
(3)見るからに寒そうなテーブル
(1)金堂のナムル   (2)石焼ビビンバ、冷麺、豚肉炒め

****
■今日は旧正月の初三、連休最終日。海風士多でゆっくりしたことがないと言う土田さんの希望で、行き先は山ではなく海風士多! 営業してるかどうかは電話で確認済み(2328-2315)。参加者は中川夫妻、土田、内海、初参加だけど私は15年くらい前から知っているダイビング仲間の寺島氏、私の6名。彩虹西貢行きミニバスに乗り、西貢大會堂で下車。右に道路を横断。左に回り込んでマクドナルド前へ。ちょうど西湾亭行き29R($15)が客待ちしているが、6人分の席がない。タクシーにします? 急ぐ旅じゃなし、次のを待とうって中川さん。そやね。

●そんなに待たずに次が来て、西湾亭には10:00着。案内板に2週間くらいに前に行方不明になった48歳、男、バス運転手の捜索願いの紙が貼ってある。やはり1人で山歩きは危険すっよ。寒冷注意報が出てて肌寒く、あまり汗をかくこともなく、吹筒凹、西湾、峠を過ぎ、鹹田湾のビーチに出て、3日前にも来ている中川奥様が、以前より短くなったと言う危うい橋を渡り(ほんまメチャ短い)、11:50海風士多に到着。前回来たのは11月の同窓会の時で、山ちゃんが好きだった牛肉とトマトのビーフン炒めみたいな人気のないメニューは淘汰されたと書いたけど、なんと更に淘汰され、香港で最もポビュラーな楊州炒飯、私が好きな西炒飯(ケチャップライス)、生姜と卵白の炒飯もなくなり、残っているのは私が嫌いなパナップル炒飯だけ! なんでぇ? 海風士多は山海徑のカレンダーを売ってくれたり、付き合い長いんだけど、次回は一度も入ったことがない隣の店に入ってみようかと思う。
●はぁ〜、ため息をつきながら焼うどん、シンガポールヌードル、魚のフライのあんかけゴハン、魚蛋(つみれ)を注文。土田さんと内海さんがビールを飲むが、4人はあったかい飲み物。それに前夜、中川邸の花火鑑賞宴会で残ったフランスパンにオリーブオイルをつけて食べる。初三なのにハイカーが続々と現れ、ビックリ〜。香港人も変わったもんだ。ゆっくりするはずが寒くて座ってらんなくなりマイタン。233ドルなので1人40ドル。12:45腰を上げる。

大浪凹の峠を越え、赤徑のピアに着いたのは13:35。曇っていた空から陽が射し、14:20の定期船を待って日向ぼっこ。水は澄んでおり、陽が射すと海の色に深みが増して奇麗だ。寒いから甲板には出ず、船内のテーブルに残ったおやつを出してお見合いしながら黄石碼頭へ。人数が多いと行けない(狭いから)、焼き肉食べない韓国食堂で打ち上げすることになり、西貢行き92に乗車。終点で下車。

【打ち上げ】
金堂

西貢福民路高富樓22號地下 2792-6112
 路地に入るとエライ混雑! 行列している店がたくさんあるのに金堂は客なし。今日2回目の、なんでぇ? 4人用のセットメニューNo.68、$430を注文。6人なのでちょっと少ないが、追加注文するほどでもなく完食。相変わらず旨いのに、なんで客がいないのか。旧正月に韓国料理を食べちゃいけない風習でもあるのかな。そういうと初めてこの店に来たのも旧正月だったよね。他に開いてる店がなく、山ちゃんと五十嵐さんと、中村さん(NTT)もいたっけ? ビールはセブンイレブンに買いに行ったつっちーが出してくれ、一人75ドルでマイタン。


目的地 :釣魚翁
(High Junk Peak/344m)
地域  : 清水湾郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2009年1月18日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)
、午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温22度、
湿度86%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約8キロ、約3時間)
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(1)今日はすごい人数 (2)スタートしてすぐの分岐 (3)visibility最高!(4)後方に釣魚翁1
(1)後方に釣魚翁2   (2)一旦下って登り返す
(3)釣魚翁の下りで振り返る  (4)後方は山頂が切れた釣魚翁
(1)田下山に登った11人と撮影者阿部  (2)右が布袋澳の集落
(3)道路から集落へ、入らなかった海鮮島の看板  (4)發記の2階、2つ繋げたテーブル
555
555

■野崎さんの送別第二段は釣魚翁。参加者は中川夫妻、荒田奥様、府川、佐藤、宮田、山口、山本、大野夫妻、吉田、野崎、稲岡、安藤、阿部、三ッ井家(父母、息子、娘)、2度目の藤崎氏、私の21名。鑽石山のC2出口を地上に出て、左のバスターミナルから清水湾行き91に乗り、9:12発車。

●9:47五塊田で下車。道路を右に横断すると東屋があり、釣魚翁郊遊徑(High Junk Peak Country Trail)のスタート地点だ。9:55階段を上がり、分岐を左の大廟へ進む。笹の背が伸びて左側の海は見えなくなったが、峠に出ると香港島まで見渡せる絶景! 山々の説明をしていると、後ろの方から聞こえないと文句が出る。いつもは声がデカイと拡声器よばわりされてるのに、人数多過ぎ〜
 脇道に入らず小山に登る途中で振り返ると、またまた絶景! すっきりと晴れ渡り、2週間前に登った鷓鴣山を中心に右が西貢、左が将軍澳、その後方は馬鞍山から飛鵝山まで見渡せる。立ち休憩のみで進み、10:25標距柱C3102の分岐で、大した登りではないが健脚者は上へ、ナマケモノは山腹を行く。左下の見晴らし抜群。両者はすぐ合流し、10:35道なりに右へ曲がらず、真っすぐ赤白の遮断棒を越えて行くのだが、以前はここ「路不通行」の看板があって藪道だったのに、草刈りされててビックリ!

●10:45稜線に出て休憩。誰かがミニ針山みたいだと言う釣魚翁(High Junk Peak/344m)が正面に見えるのに、一旦下って登り返さなきゃならない辛さ。とりあえず下って登らない中川夫妻、大野奥様にお別れし、針山ほどの高度はないが、よりキツイ登りに挑む。11:25三角点到着。右下は巨大なゴミ埋め立て地だけど、360度の豪華パノラマ! 高所恐怖症の佐藤、吉田、阿部トリオは、切り立った左側を見下ろせないが。(くすっ)
●11:35までいて下山。岩場より、その下の乾いた土の方が滑りやすくて恐い。11:50中川夫妻、大野奥様が待っている広場で小休止。真っすぐ進む。清水湾の海水浴場が見え出し、海の色がスッゴイ奇麗! 間違って捨てた赤ちゃんの死体を捜索している警官のためゴミ埋め立て地を防臭したのか?悪臭もなく、本当にいい日に来たもんだ。

●12:25階段を下った緊急電話がある分岐で、田下山(Tin Ha shan)に登る荒田旦那、府川、佐藤、宮田、山口、山本、大野旦那、吉田、野崎、稲岡、安藤、阿部、藤崎にお別れし、ナマケモノの中川夫妻、荒田奥様、大野奥様、三ッ井家、私は左へ下る。5分ほどで道路に出たら、先に帰る三ッ井家にお別れし、右へ。
 いや〜ここから見る海もコバルトブルーで美しい! 道路を右へ、打ち上げする布袋澳へと下る。13:00集落に着き、2軒しかない食堂の手前は發記。ほぼ満席。対照的にいつも行く奥の海鮮島は桟橋にテーブルが出てなく、店内もお客さんが少ない。味落ちたのかなぁ。よって我々も發記にし、17人だと言うと2階に案内される。窓を開けて田下山に登った12人が下を通るのを待つ。

【打ち上げ】
發記海鮮酒家
/ Fai Kee Seafood Restaurant TEL:2719-9129
清水湾布袋澳碼頭7號A舗
 17人なので12用のセットメニュー$1680に、イカフライ$50を2つ注文。テーブル2つをくっつけ、料理を半分にして出してもらうが、12人用なのにスッゴイ量! 白灼蝦、?椒炒聖子(マテ貝)、イカフライが激ウマ! 薑葱炒蟹の蟹は小さくて食べづらいが美味しく、清蒸海斑(蒸し魚)、チキン、野菜もいけてる。龍蝦伊?のみ今イチ。白飯12椀は$50追加して炒飯にしてもらったが、恐怖の炭水化物男阿部ちゃんが、マテ貝と魚の汁をかけて食べたいと白飯を5椀追加。青島ビール大瓶$25を22本飲み、計$2684。男性$200、女性と飲まなかった大野さん$100というアバウトな計算でマイタン。寳林行きミニバスは本数が少なく、もっと交通の便が良かったら何度でも来たいほど安くて旨かった!(便が悪いから安いのか)


目的地 :飛鵝山
(Kowloon Peak/603m)
地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2009年1月11日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
B出口、午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温14度
湿度:低い
水・食料:補給場所なし 報告・宮田 写真・府川 難易度 :3(約8キロ、約4時間)
薮警報:5
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)バス停裏の道から階段を登りはじめ  まだ体が温まっていないので皆さん厚着
(2)あれが 今日登る カウルンピークだ!  壁のような斜面に見える!      
(3)だいぶ登ってきました。振り返ると遠くに獅子山、眼下に九龍の町         
(4)旧香港国際機場跡地を背にして 登ってます                     
(1)高い所が大好き? 背景は獅子山  (2)上り下りの繰り返しは ミニ八仙嶺
(3)沙田passの茶店でカレーを食べたい!  そこまで走った 6人         
横にいるのは 彼女(?)をモデルに撮影中の香港人にいちゃん
(4)沙田passの茶店到着 あとは 黄大仙の四川食堂へ一直線!         
■今週は森Qさんが本職のガイドで不在のため、久しぶりにみやったー・マンがご案内させていただきます。よろしくお付き合いくださいませ。

●集合したのは荒田奥様、佐藤、府川、太田、吉田、吉田さんの同僚の藤崎氏(初参加)、土田、稲岡、野崎、山口、安藤、森岡(2度目)、マカオ(山本)、阿部、宮田の15名。(なお、山頂までの道のり詳細は2006.7.23/2007.12.2の日記をご参照ください)

●今日のコースは珍しく駅からバスに乗らずにいけるところ。とはいえマンション脇の道路を除いて駅裏手から麓の登山口までは階段の連続でその長いこと長いこと。前日の新年会兼野崎さん送別会のお酒がまだ残っている人や本年初歩きの人もおり「階段なんかないって聞いていたのに・・・」とか「これで難易度3はおかしい!」の声、声、そしてまた声。それでも一歩一歩足を踏み出して前へ前へと進みます。その間にも正面に聳え立つ飛鵝山の姿が否応なしに目に飛び込んできて、皆「えっ?あ れ を の ぼ る の・・・」。はい、そうです。階段を上り終えると麓の道路(扎山道=Jat’s Incline)にでて(9:30)東屋で10分休憩。でもこれはまだほんのとばくち。道路を20m程下った左手、そう、ここからが本当の登山口になります。
●今日の行程、特に山頂までは山を歩くというより「よじ登る」と表現したほうがピッタリ。が、まず手始めは普通の山道から。しばらく行くと四角い水槽に出くわす。そういえば、私が山海徑にお世話になってしばらくたったある夏の暑い日、ここの水で顔を洗って生き返ったことを思い出す。さらに進み鉄棒(木棒?)がある小さな広場を超え、そこから先、時には岩場と戦いながら山頂に向け薮道を進んでいきます。
●途中何度か休憩を挟むものの、先頭が適当な場所で一息入れても後続はまだ肩で息をしながら登っている最中で、全員が一緒に休めるような場所はそうそうない。ふと上を見上げると山頂のタワーはまだはるか彼方。そんな中、野崎さんがCa社製時計の高度計を見ながら「(Peakの高さ603mの)半分の300mまで来ました!」「370mです」などと目安を伝えてくれる。一方でこの御仁、月末に帰国となることがよほど寂しいのか「日本に帰ったらホストをやるから、山口さん、安藤さん、ちゃんとお店に遊びに来てね」と相変わらずの「迷」想・妄想ぶりも発揮。
●そそり立つ岩壁を左に巻くと急な登りも一段落し、10:15、やっと全員そろって休憩。「ここ、山頂ですか!」と喜ぶA部ちゃん、「まだ上が見えるでしょ!」とA田奥様。でも山頂まではもう一息。膝上辺りの低い茂みの中を左へ右へと進み、最後の階段を上り切って10:35に本当の山頂に到着。頂は鉄塔や鉄条網で覆われた建物ばかりでやや味気ないが、他に遮るものもなく、振り向けば眼下に香港島、ビクトリア湾、九龍の高層ビル群、右に目を移すとライオン・ロックやマクリの山々、北側正面遠くにはSharp peakまでもがきれいに稜線を描き、さらに東側を見下ろせば西貢の町並み。目の前一面に広がる晴らしい景色に疲れも吹き飛ぶ。
●ここでそれぞれ水を補給したり軽食を口に入れたり。そんな中、阿部ちゃんが皆に「本年8月末日までに65kgまで減量」を約束(現在72kg)。達成の暁には今日の参加者全員が阿部ちゃんにご馳走する、逆に未達なら阿部ちゃんが皆におごるというもの。「ご馳走になれるのなら日本からでも絶対に駆けつけます!」と荒田奥様。のっけから「未達成」が前提になってる?(笑)。
●10:45 過ぎに山頂出発。ここからはコースを北に取り象山・東山に向け尾根沿いを進む。行く手にはこれから進む道がはっきりと目で追え、前方左奥にはマクリ4で出会う大老山下沙田パスの東屋も見える。なるほど、今日はあそこまでいくわけですね。下りかけてすぐ、体長20cmほどのヘビ?いや大きなミミズを発見。ヘビといえばO田さん。皆の目はヘビ嫌いのO田さんを探す。「O田さぁぁぁん、ヘビですよぉぉぉ!」。最後尾のO田さん、微動だにせずじっと我々の動きを気にしてる。
腰の高さほどの枯れ草の中を進んでいると今度はI岡さんが突如として草むらの中に消えうせる。足元の石につまずいてこけたらしい。確かに枯れ草で足元がよく見えないしたまに大きな石がゴロゴロしていて危ない。気をつけましょう。
●途中休憩の際、親切にも荒田奥様が「おにぎりがあるけど、誰か食べますか?」と声を掛けてくださる。真っ先に手を上げたのはつい先ほど減量を誓ったばかりの阿部ちゃん。「ダイエットは明日からやります」と言いながらおいしそうにおにぎりをほおばる。「そんなことで減量ができるのか!負けたら頭も丸めろ!」の声に「それで済むのなら、わたし、坊主頭になります!」。すでに勝負ありか?
この尾根道、360度のパノラマでさながら「ミニ八仙嶺」の様相。いくつかの小山を上っては下り、最後に東山を越え急な下りを終えると大老パスの東屋に到着(11:30)。ここからあとは舗装路を下るのみ。肌寒いのにノー・スリーブを着た彼女?を撮影しているカップルを横目に見ながら(写真ご参照)、山口、太田、野崎、マカオ、阿部、藤崎の6名は香港マラソンの練習を兼ねて下りを走り下の茶店(マクリDP101、恒益商店)でカレーを食べるとか。誰かが「マラソンの練習のためなら走ります!」と力強い言葉をはいたかと思えば、その舌の根も乾かぬうちに「カレー食べるのなら、走ります」って、結局は食欲かいな・・・。後続も11:40過ぎには出発し、沙田パスを経て12:40に四川食堂で全員が無事再集合。

【打ち上げ】
詠藜園、四川擔擔麺菜館
/ Sze Chuen Noodles Restaurant TEL:2726-3818
黄大仙鳳徳道15-17號地下 (G/F., 15-17 Fung Tak Road, Wong Tai Sin)

今日は乗り物がなかったせいか、いつもより早く終わり珍しく13時前には打ち上げ開始。ちょうど昼時で店も行列ができるほどの賑わいだが、先発組がしっかり席を確保してくれたので15名全員が問題なく着席。
この店、山海徑では定番中の定番だし少なくともマクリ4のあとにはまず間違いなく来ているはずなのに、昨年100km歩破のT田さんは今日が初めてだって。それって練習に出ていなかったってこと??と皆に突っ込まれながらも、味にはご満足の様子。

砂鍋、ショーロンポウ、四季豆、マーボー豆腐、タンタン麺などお決まりメニューをひと通り注文。敢えて名前は伏せますが(本日登場しすぎのため??)某氏の食欲、いつにも増して恐るべきものが・・・。食べる、食べる、また食べる、白飯おかわりしてそしてまた食べる。たしか、道中でおにぎりとカレーも食べたはずだが・・・。しめて男性一人100ドル、女性25ドル。
そういえば、いつの間にか砂鍋(大)は150ドルに値上げ。ついこの前までたしか110ぐらいだったような・・・。


目的地 :小夏威夷徑(Little Hawaii Trail)
→鷓鴣山(Razor Hill/432m)
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2009年1月4日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温19度、
湿度74%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所あり 報告・写真 Qちゃん 難易度 :3(約8キロ、約4時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)小夏威夷徑の入り口   (2)澳頭へと進んで滝を見る  
(3)かなりの水量       (4)道路に出ると蓮苑徑の文字
(1)左が飛鵝山、右が鷓鴣山  (2)リボンが頼り  (3)イスの背にカシオの時計
(1)山頂から左の住宅へ下る  (2)白沙湾と西貢  (3)建設中の墓
■2009年の歩き初めは、気になっていた小夏威夷徑(Little Hawaii Trail)が1.2キロと超短いので、グリーンスネイクが出てから封印していた鷓鴣山(Razor Hill/432m、鷓鴣は日本語でシャコと読む、やまうずら)を合体させたコースを考案。参加者は中川夫妻、五十嵐、荒田奥様、秋子、土田、吉田、2回目の森田嬢、私の9名。彩虹のC2出口を地上に出て、西貢行き92が来たので飛び乗る。

●9:15井欄樹で下車。道路を右へ横断し、左に少し歩いて右の小道に入るとWilson Trail標距柱W031を過ぎ、9:25Wilsonを離れて分岐を左に下ると小夏威夷徑(Little Hawaii Trail)の標識がある。石畳のいい道だが、どこがハワイやねん! 本によると60年代この辺りは行楽地として人気があったが、その後廃れ、近年政府が修復し、将軍澳では最大の滝があるとか。でもなんでハワイなのかは書かれてない。左に後で登る鷓鴣山が見える。私がヘビ大キライなのを知ってて中川さん、あのグリーンスネイクまたおったらどうする? あれは死にかけてたから絶対いません! でも親も兄弟もおるでぇ。←超意地悪!
 谷川は乾期なのに水量があり、生活廃水が流れ込んでるからかもしれないが奇麗。9:35橋から右を見ると、流れが絶えた先に高層マンション。つまりそこに滝があるのだが、橋を渡ると道はどんどん離れて行く。9:45T字路に出て、予定では左の●(魚へんに尤)魚湾(Yau Yue Wan)へ行くつもりが、右の澳頭(Au Tau)に行くと滝が見れそうなので行ってみる。

●あちこちの木に見すぼらしい造花がかかっており、ハワイの雰囲気出そうとしてるんやない?と荒田奥様。だとしたら自然の美観を壊してるだけやから、はよ撤去しなはれ〜 9:50橋からは滝がよく見えず、川に下りてみる。こんな時期にこんなに水量があるとは、やはり生活排水?と思うが、美しい滝だ。分岐に戻ろうかと思ったが、いい道なのでそのまま進む。天気予報は外れて素晴らしい晴天で、将軍澳の高層マンションを見下ろしながら歩く。
 10:10突き当たりを右に上がるとWilson Trailだが、左へ階段を下る。10:15いやはや、こんなとこに出るとは。道路に出ると赤いペンキで「蓮苑徑」と書かれており、小夏威夷徑は●魚湾の方だったのか。しかし標識にあった澳頭ってどこよ? 帰宅して調べてもわからず、凹頭のこと? ともかく道路を左へ下り、安林樓、景明苑と過ぎ、右に翠林?育館と書かれたビルを見て、バス道路の寳林北路(Po Lam Road North)に出たら左へ。

●10:50寳林北路を歩くのに飽きた頃、左のロータリーから上がるコンクリートの階段を発見。5分休憩して上がる。視界が開けると左に鷓鴣山が見え出す。11:20緊急電話と小屋があるとこが頂上かと思ったら、その数分上。右下に香港科技大学が見え、ここなんて言う山?と五十嵐さんに訊かれるが、名なしっす。11:35までいて急な階段を下る。
 11:40緑の手すりがあるコンクリート道に出たら、結果的には右の清水湾道に出た方が藪がなくて良かったのだが、真っすぐ澳頭へと進み、ペットボトルが散乱した分岐も真っすぐ行くと藪道。11:45林道に出たら左へ上がる。数分で水務署の建物に行き当たり、金網沿いに山に入る。11:55金網を離れ右へ、リボンを頼りに薮を行く。かなりの悪路で、12:05ようやく広場に出てホッ。こんなとこに誰が持ってきたのかイスと、その背にカシオの柱時計。
 12:20まで休憩して登る。12:45鷓鴣山の三角点に到着。白沙湾にヨットがたくさん浮かび、その奥は西貢で、後ろに馬鞍山が聳え、360度の眺めは抜群! 13:00までいて下山。木に掴まりながら滑りやすい山道を下ると建設中の墓に出て、墓地を抜け、13:15芝地で後続を待つ。建物の間を抜けると道路のロータリーで右へ。バス道路に出たら街に戻らず陸橋を渡り、西貢行き92に乗車。白沙湾の食堂へ行く。

【打ち上げ】
滔滔茶餐廳
/ Tao Tao Restaurant TEL:2719-0116
西貢白沙湾141-142號 (141-142 Pak Sha Wan, Sai Kung)
 前回塩辛かったのでつっちーに塩分控えめで注文してくれと言われていたが、言わなくても普通。コック代わったのか? ビールは10ドルの藍帯。お目当てのイカフライより?油皇吊桶$55の方が美味しく、肉絲炒麺$29もいける。椒鹽豆腐$45と、サテ味の牛肉春雨鍋$48は今イチ。マイタンすると$612。男性4人が$100出してくれ、女性4人とビールを飲まなかった中川さんは$50。やっぱビールが安いよね。



目的地 :厄除け&肝試し
(獅子山, Lion Rock/495m)
地域  : 獅子山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年12月26日(金) 最寄り駅:MTR黄大仙(Wong Tai Sin)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温20度、
湿度77%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約5キロ、約2時間)
■25日はChristmas Day、26日はBoxing Dayと2連休。ボクシング・デイって、殴り合いでクリスマスのプレゼントを奪い合うからだと思っていたバカな時代もあったけど、我々へのプレゼントは一夜限定、五十嵐邸で開店する「お好み焼きよっちゃん」の客席! 100キロのサポートと打ち上げで食べさせてもらったが、リストラされても手に職がある人はいいなぁと言われるほど、旨い! 更に、よっちゃんこと高所恐怖症の吉田さんは、1月に登れなかった獅子の頭(Lion Rock/495m)に登りたいと肝試し志願! その男意気(酔った勢い?)にうたれ、骨折してヘリを呼び、皆さんにご迷惑をかけたわたくしも今年の反省と山海徑の厄除けを兼ね、獅子山の前に黄大仙にお参りしようと、緊急クリスマス企画を企画!←クリスマスには全く関係ないが

■集合したのは11名。黄大仙のA出口を地上に出て背の方へ行く。中国本土からの団体客が大勢いて、本殿は改装中らしく、仮殿にお賽銭をあげるが、ご利益あるのかなぁ? 参拝後は駐車場から黄大仙道(Wong Tai Sin Road)に出て左へ。バス停で「獅子山公園(シシサーンクンユン)ね」と言い残し、私が最初に来たタクシーに乗ったのが間違いだったのか、到着したのは五十嵐、府川、荒田奥様、秋子、吉田、内海、私の7名。残った山本、野崎、稲岡、阿部は、府川さんが阿部ちゃんに電話すると、山本さんが道を知ってるから歩くと言ったそうで、ならばと9:30、7人でスタート。
 きつくはないが登りが続き、9:50左の広場で休憩。前回ここを通った時は念仏を唱えるお坊さんを20人くらいが囲んでて、我々も倉田さんが強運の持ち主でなかったら、いい人だったねぇと言いながらこういうことしてたのかなって通り過ぎたもんだ。10分待っても4人は現れず、更に登って5分で東屋。待ちながら考えるに、こんなに遅いわけないし、山本さんが獅子山公園の道を知ってるとは思えない、沙田パスから登ってるんじゃない?と阿部ちゃんに電話したら、その通り! 山案内も、あそこでタクシーに乗った意味も、全然わかってへん! ともかく、獅子の背で行き交うだろうと頭を目指して登る。

■山が顔に見える地点で写真を撮り、手すりに行き当たったら右。前回佐藤さんと吉田さんはここで登れなかったのだが、1年修行をつんだせいか(成果)、10:35腰が引けながらもよっしー、よっしゃ〜登頂! 靄っていて景色が今イチなのが残念だが、寒くなるまでいて腰を上げると、尻尾から野崎、山本、稲岡、阿部が来るのが見える。すれ違う時、これからどうするんですか?と野崎さん。我々は予定通りに下って四川食堂で打ち上げです。じゃ僕らも一緒の方がいいですよね? 別に一緒じゃなくてもええけど、と意地悪を言ったが、野崎、山本、稲岡が頭まで行って戻って来るのを待ち(阿部ちゃん行かず)、11:15までウダウダ喋って尻尾から下山。
 5分でMacLehoseまで下ったら右へ。次の分岐の標識はどちらも沙田凹だが右。急な階段を下り、11:45道路に出たら右。法蔵寺まで来て、そう言うとここ一度も入ったことないし、まだ12時前だから(荒田奥様曰く、参拝は午前中)、行ってみない? Qちゃんが行ったことないって珍しいと五十嵐さんは言うが、入り口はエレベーターか建物の階段で入りにくいのだ。
■入ってビックリ! 帰宅して調べたら1948年創立、8年がかりで2000年に改装を終え、ものすご〜く豪華で立派! 韋駄殿、観音殿、釈迦牟尼、阿弥陀、薬師、文殊菩薩、普賢菩薩、18羅漢など、お馴染みの名前ばかり(寺だから当然か)。道教の黄大仙よりずっとご利益ありそうで、ニコニコ四川食堂へ向かう。

【打ち上げ】
詠藜園、四川擔擔麺菜館 / Sze Chuen Noodles Restaurant TEL:2726-3818
黄大仙鳳徳道15-17號地下 (G/F., 15-17 Fung Tak Road, Wong Tai Sin)
 夜のお好み焼きに備えて軽く。ビールは青島の大瓶9本、小籠包、煎餃子、麻婆豆腐、回鍋肉などを注文して$770。男性陣が$80払ってくれ、女性2人は$25でした。
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(1)黄大仙と後方に獅子山       (2)獅子山公園からの登り口
(3)獅子の頭が顔に見える  (4)顔の前で記念撮影  (5)山頂で、肝試し成功!
(1)ビビリながらピースのよっしー      (2)行き違う山本さんと泉ちゃん
(3)獅子の背中から見る頭   (4)豪華絢爛、法藏寺   (5)法蔵寺の内部


目的地 :北潭郊遊徑
(Pak Tam Country Trail)ほか
地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年12月21日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温25度、
湿度58%、赤色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約8キロ、約3時間)
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(1)鹿湖郊遊徑、北潭郊遊徑の入り口  (2)不思議な竹
(3)荒田さんが言う通り、藪なし  (4)ドングリが弾けて落ちる木

(1)背景は黄石碼頭   (2)牛湖●への道と、右はSharp Peak  (3)背景はSharp Peak
(1)背景は牛耳石山   (2)中央が牌額山  (3)台地にしか見えない大岩の上
(4)萬宜水庫(High Island Reservoir)

■参加者は五十嵐、府川、荒田夫妻、佐藤、吉田、内海、稲岡、私の9名。10人以下って最近では珍しく、King of the Hillという山岳レースやマラソンに出てる人がいるからなんだけど、先週も来てたのは吉田、稲岡、私だけ。みんな来たら20人は越えそうで、スゴイなぁ。さてコースは、歩き始めて5分ほどは先週と同じ。1.8キロと短いので行く気がなかった北潭郊遊徑(Pak Tam Country Trail)と、8年くらい行ってない道を合体させました。鑽石山のC2出口を地上に出て、9:12発黄石碼頭行き96Rに乗車。

■10:07麥理浩夫人度假村(Lady MacLehose Holiday Village)で下車。道路を横断してバスの進行方向に少し歩くと、北潭郊遊徑(Pak Tam Country Trail)と、鹿湖郊遊徑(Luk Wu Country Trail)の入り口。先週は気に止めなかった竹を内海さんが熱心に見ており、まるで黄色いペンキを塗ったみたいだと言う。ホントだ、プラスチックみたい。しかも切られた幹は木のように厚く、流しソー麺できそうにないと、暫く観察して石畳を上がる。
 分岐を真っすぐ北潭郊遊徑へと進み、登って下り、10:30林道に出たら左へ。漁農署の平屋の建物と案内板の間に階段があり、それを上がるのが正解だが、我々は間違えて道路を進んでしまい、約10分ロス。戻って階段を上がり、高度を稼ぐとバス道路が見える。道はよく踏み固められ、道路ができる前の生活道なんだろう。とても歩きやすい。あ、どんぐりが落ちてる。どんぐりより丸いって府川さん。帰宅して調べると、カシ、クヌギ、ナラなどの果実の俗称をどんぐりって言うんだって。Qちゃん、藪警報5やから腕サポーターに長ズボンで来たのに全然ないやん!と荒田さん。まだまだ、これからですよ〜

■11:00バス道路に出たら北潭郊遊徑は終わり、右へ。あ〜ここ、あそこや!って稲岡さん。どこ? 先週出て来た道路。全然ちゃう! 北潭凹の公衆トイレの上の東屋で11:15まで休憩。「路不通行、ROAD CLOSED」の看板から柵を越えて山道に入る。まるで嫌がらせのように倒木が道を塞いでいるが、右に上がると広い林道。つまり東屋の手前で林道に入れば良かったわけで、藪警報5にするために無理矢理通ったんじゃないかってみんなに非難されるが、昔は林道がなく、山道が牛湖●(土へんに敦/263m)へ続いていたんだって!
 視界が開けると絶景! なんで何年も連れて来てくれなかったのかとまた非難されるが、靄ってない晴天、乾燥注意報という天気のせいもあるよね。林道は水道局の建物までで、後は踏み跡のようになる。あちこちに分岐があって、正面の山を目指していたはずが右にずれてしまい、コルに出たとこで左へ登る。まだ足首がちゃんと曲がらない私だけでなく、滑りやすくてみんなも苦労しながら、11:40名もない山頂に到着。正面の三角点がある山が牛湖●(土へんに敦)、その下の真っ青な海にはウィンドサーフィンの帆が浮かび、聳え立つSharp Peak、向きを変えると水牛山、馬鞍山、石屋山、遥か中国まで見渡せ、360度のパノラマ! 期待してなかったのにいいとこに来させてもらったと五十嵐さん。←極楽浄土じゃないんだから。10分休憩して登って来た道、牛湖●に下る道、ではないもう1つの道を下る。

■登り返して次の頂きに12:05到着。稜線を行く。右に巻く道があるが、更に見晴らしがいい稜線を行く。12:30左の牌額山(Pai Ngak Shan/約400m)へ行く分岐でみんな休憩しているが、間違ってなければ真っすぐ行った先で鹿湖郊遊徑が見下ろせるはずだと荒田さんと偵察に行く。あ〜、ここだ! 萬宜庫(High Island Reservoir)、Sharp Islandsなど、また違った絶景! 荒田さんがみんなを呼びに行ってくれ、15分くらいいて右方向に下る。巨大な岩があったのに、写真では台地にしか見えないね。
 12:50鹿湖郊遊徑の十字路に出て、真っすぐ萬宜庫(High Island Reservoir)へ進む。13:10大枕蓋(Tai Cham Koi/408m)の三角点で休憩。更に進んで萬宜庫の分岐の道路に出たのが13:55。北潭涌まで歩くのは面倒だとタクシーで西貢へ。約60ドル。今日こそは焼き肉食べない韓国食堂へ行こう!

【打ち上げ】
金堂

西貢福民路高富樓22號地下 2792-6112
 4人用のセットメニュー67($420)と、68($430)を注文。西貢に来たら海鮮を食べたいって人が多いけど、みんな皆勤じゃないから、毎週参加してる者は飽きちゃうんだよな。よって久しぶりの韓国食堂はキムチ、ちぢみ、冷麺が特に旨かった! ビールはセブンイレブンで買って$230。サービスチャージはつかないから料理$850。男$130、女$100でした。


目的地 :鹿湖郊遊徑
(Luk Wo Country Trail)
地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年12月14日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温22度、
湿度49%、赤色乾燥注意報
水・食料:補給場所あり 報告・Qちゃん 難易度 :2(約11キロ、約3時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)勝手に名付けた鹿湖高原  (2) 記念撮影(森Q撮影)  (3)記念撮影(有川撮影)

■部屋を出ると携帯に府川さんからメッセージ。風邪気味で欠席とのこと。ザックにデジカメが入っているのを確認し、休んでええよ、お大事に!と返信。集合場所に行くと宮田さんから電話。寝坊して行けません。もっとよう寝てください! 参加者は中川、秋子、山口、山本、太田、吉田、野崎、稲岡、安藤、阿部、初参加の森岡氏(宮田さん・安藤さんの同僚)、有川嬢(稲岡さんの友人)、私の13名。いつもの9:12発、黄石碼頭行き96Rは座れないので9:18まで待つ。

■10:15麥理浩夫人度假村(Lady MacLehose Holiday Village)で下車。バスの進行方向に歩くと右に鹿湖郊遊徑(Luk Wu Country Trail)の入り口、(というかコース的にはこっちがゴール)があり、樂善行という大会をやってて、選手と間違われたのか、道案内の女の子達の声援を受けながら石段を上がる。手入れが行き届いたBBQサイトを過ぎると分岐で、樂善行は左の北潭郊遊徑へ行くようだが、我々は右。今日は澳門(山海徑の鬼門、マカオ)がいるから危ないですよって山口さん。ホントだ、秋子さん気をつけましょう!
標距柱C5310があり、10:30谷川を渡り、C5309で林道に出たら右へ。林道はすぐ終わり、左の山道に入る。沢のせせらぎが聞こえ、森は深く、いいコースだ。今日のゴハンはどこで何時頃です?って阿部ちゃん。(太田さんが訊かない日は君か) 西貢のイタ飯か韓国食堂、2時頃かな。登りの途中で15分ほど立ち休憩して更に登る。
■鹿湖高原(勝手に名付けた)に出たら、右の大枕蓋(Tai Cham Koi/408m)へ行く道がやけに広い。郊遊徑に昇格したんだろうか。そっちもいいけど、真っすぐ行く。いけない、写真を撮ってないと2枚撮ったらバッテリー切れ。ひぇ〜! 海側の展望が開けたとこで記念撮影したら完全に切れた! みやったーマンもいないしねぇと安藤さん。とほ〜 有川譲が1枚撮ってくれ、本日の写真は3枚!

■ものすごく急で長く、角が丸くなっているから下りにくい階段を下ったら、11:45分岐。左に行くと赤徑だが、我々は右。C5302を過ぎると、11:55川に出る。去年の8月に沢登りした時のゴール地点だ。地図にはその上流に鹿湖とあり、湖じゃなくても滝壺くらいあるのかな。川を渡って右へ左へ巻きながら登る。
 ようやく平坦になり、稜線にSharp Peakが見えるコンクリート道との分岐で休憩。所々にあった鹿の頭が描かれた標柱を指し、これって豚の首?と稲岡さん。鹿やんか、鹿! なんで? 鹿湖郊遊徑だから。あ〜そうかって、気づくの遅過ぎ! 階段を下ったら、12:15道路。案内板に鹿湖郊遊徑4.7キロとある。(あ、間違えて山案内に7.4キロって書いちゃった)
 樂善行の参加者が大勢、右の北潭涌へと走って行く。後にはペットボトルが散乱し、マナー悪過ぎ! 主催者、ちゃんと回収しろよ! さて我々はどうする? 左に数分歩くと西湾亭で、西貢行きバスがあるが、2月の香港マラソン参加予定者は走ると言い、とりあえず全員で腹ごしらえ。こんなに人が走ってたらバスは走ってないよと、他の者も歩くことになり、北潭涌まで約6キロ。中川さんは道路より鹿湖郊遊徑を戻った方が良かったと言うが、あの階段登りたくないよ〜
■13:30北潭涌到着。野崎さんが、森Qさんお願いがあるんですけど。な、なにっ? 海鮮食べたいです。わかりました、この前のイカフライは不味かったから店変えましょう。バス停は待ち人多く、西貢までタクシー$50。樂善行については以下参照。
http://www.doyouhike.net/city/hongkong/310296,0,0,1.html

【打ち上げ】
洪記海鮮酒家
/ Hung Kee Seafood Restaurant TEL:2792-1348
西貢海旁廣場兆日樓4-8號 (No.4-8, Siu Yat Bldg., Sai Kung Hoi Pong Square)
 以前もらったメニューを見比べ、洪記と決めていたが、客引きのおばちゃんに安くしてって言うと、10%のサービスチャージなしだって。言ってみるもんだ。ビールはカールスバーグの大瓶$26とチト高く、冷え方がぬるい! 12人用のセットメニュー(10品+果物)、$1780を注文。白灼蝦、?椒炒聖子、粟米魚肚羹、鹽局鶏、椒鹽局鮮尤、芝士龍蝦伊麺底、避風塘炒蟹、油菜、清蒸海石斑点、楊州炒飯。これになぜか蝦の唐揚げが出て、珍しく残してしまう。ビール17本で$442、計$2360。男性$200、女性$150。不味くはなかったが、また行きたいってほど美味しくもなく、料理が出て来るのが早過ぎてせわしなかったね。



目的地 :水牛山(Buffalo Hill)の
麓の竹林
地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年11月30日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温21度、
湿度44%、赤色乾燥注意報
水・食料:補給場所あり 報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約9キロ、約3時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)北港路を行く    (2)茅坪への登りの石畳    (3)茅坪の広場
(4)木もれ日のMacLehose   (5)木もれ日のMacLehose、2
(1)振り返ると馬鞍山(2)水牛山の下の十字路(3)水牛山からの下り(4)水牛山からの下り、2
(1)これが竹林、笹林?    (2)歩きにくそうなラガーマン
(3)廃屋を過ぎ、石畳を下る   (4)ここで打ち上げかよ〜
(1)へぇ〜、これが店内?       (2)一斉に箸が伸びる(やらせっす)
(3)ミンスクの弾薬庫のような冷蔵庫   (4)海鮮晩飯、でも昼飯もOK

■最近みんな集合が早い!(私が早いから?) 五十嵐、荒田、府川、佐藤、山口、宮田、太田、土田、野崎、内海、安藤、三ッ井、遅刻してないのに置いて行かれると思ったのか駆け込み稲岡、そして私の14名。行き先は水牛山の麓の竹林。いや笹林かな。簡単なので夏向きコースだが、ヤブ蚊が出そうで敬遠してたら行く機会を逸し、酒池肉林が好きな五十嵐さんが行きたいと言ってたし、夕刻オーストラリアに出張だそうだから、早く帰れていいだろうと2度目の企画。と言うより、前回は水牛山に行くつもりが雨で、ここを通って下山したんだよね、確か。

9:25ミニバスを北港で下車。右に汚水処理場があり、左に公衆トイレが見えて来たら、駆け込む太田さん。置いてくよ〜。大丈夫、走って追いかけて来ますよって山口さん。そうだね、今朝も集合する前に走って来たって言ってた。すっきりしたのか追いかけて来た太田さん、森Qさん今日は何食べさせてもらえますの?(毎回行き先より食事が気になる人) 白沙湾に行ってみたいとこがあって… へぇ何ですの? だから白沙湾にある店なんですが、白沙湾わかる? いいえ。(なら訊くなよ) 何料理です? (あ〜そっちね)中華です。楽しみやなぁ。(毎回何料理でも楽しみな人)
■上の道路に出たら右へ、遮断棒を過ぎると道路は終わり。9:45標識に北港(Pak Kong)1.4km、茅坪(Mau Ping)1kmとあり、水路を渡って山道に入る。ここの竹林も美しい。涼しいと思っていたのに石畳の登りになると太陽に照らされ暑い。が、すっきりと晴れ渡り、湿度は低く、靄がかかってないから見晴らし抜群! 広州の工場がたくさん潰れたからだろうって五十嵐さん。へぇ〜旧正月みたいでいいね(中国工場が休みになると煤煙が流れて来ない)。でも200万人が解雇されたって言うよ。え〜香港の人口の3.5人に1人? そりゃ大変だ!

■10:10茅坪到着。木陰はひんやりして気持ちいい。10分休憩してMacLehoseを行く。木漏れ日の森を抜けると標距柱M086。真っ青な空に馬鞍山石芽山がくっきり見え、今日はホント奇麗! また森に入り、M088を過ぎると視界が開け、正面に見えるのは… 森Qさんあれウシミミイシヤマ(牛耳石山)?って荒田さん。それは3の始まりの山ですよ。え、あの岩、牛の耳みたいやけどな。あれは水牛です。あ〜そうか。てなわけで11:00、水牛山の下の十字路に到着。休憩15分。

■更にMacLehoseを行くが、M089を過ぎたら注意。道というより踏み跡を前に、ここを下ります。え〜ここ〜! そうです。私はまだ足が痛いから後方にさがるが、下りが一段落した広場で前回も来てる府川さんが、あっちですよねと明後日の方角を指差すからまた先頭に立つ。もういいだろうとみんなを先に行かせてると、あれ、行かないんですか?って三ッ井さん。うん、ここまで来たら方向音痴の府川さんでもわかるから。前の方から、聞こえてるよ〜って府川さんの声。あっすいません!
■さて竹林は、雀のお宿に行くような細い竹のトンネル。私が子供だったら秘密基地を作りたくなる。しかし予想より早く、11:45大脳(Tai No)の廃屋に出た。前回は雨で滑りやすかったから長く感じたのかな。氏神様と言うのか「祠宗氏會」と書かれた社しか建物はなく、その前で15分休憩。

■廃屋の下を少し進んで左へ谷川を渡る。しっかりした石畳が続き、昔は住人が多かったのだろう、古道みたいだ。12:15界咸(kai Ham)の道路に出たら横断して路地に入る。また道路に出たら、バス道路まで約2km。豪華な一軒家があったり、GOLFって矢印があったり(昔ゴルフの打ちっぱなしがあった、まだやってるのかな)、西貢行きのミニバスが来たが乗らずに歩く。川沿いに出ると大規模な護岸工事中。
■12:45バス道路に出て左に行くと、対面はMarina Cove。中に翠亨邨(Tsui Hang Village)があり、面倒なのでここで打ち上げと思ったが、会員限定だって。やはり私が行ってみたいとこに行くか。歩くと30分くらいかかるのでバス停に戻り、西貢行き92に乗車。3駅目の白沙湾で下車。道路を戻ると右にお洒落なChez Lez Copainsと、Hebe one o oneがあり、どっちかだと思ってる野崎さん。そんな高い店入らへんよ。道路を横断するとSampanがあり、これだと思ってる野崎さん。ここ不味いねん。私が行きたい店は、Sampanの奥だと思う。

【打ち上げ】
滔滔茶餐廳
/ Tao Tao Restaurant TEL:2719-0116
西貢白沙湾141-142號 (141-142 Pak Sha Wan, Sai Kung)
 道路から階段を下りる半地下って感じで、こんな店名じゃなかったと思うが、覚えてない不届きな私。みんなSampanに入りたそうで、偵察に行くって言うと、一緒に来てくれるのは太田さんだけ。有り難う!って思う反面、きっと飢え飢えなんだな。茶餐廳なのにメニューが豊富で小さな生け簀もあり、藍帯ビール大瓶$10! 14人座れるテーブルもあるし、ここにしようってみんなを呼ぶ。しかし藍帯は冷えてないとSkolを勧められる。幾ら? $12。よっしゃ10本。おばちゃんに腕を取られ、生け簀や冷凍庫を見せられるが、聖子(マテ貝)を注文しただけで他はメニューから選ぶ。チビ牡蠣入り卵焼き(香煎豪餅$45)、イカフライ$55、揚げ豆腐(避風塘豆腐$48)、蒜蓉蝦乾蒸茄子$48、楊州炒飯$26、星州炒米$29、店のオススメの牛タン(秘製牛利$48)、等々。どれもちょっと塩辛いが、山帰りの我等には旨い! しかも、散々食べてビール26本飲んで、$1,092! 計算してると府川さんが、男$100でいいんじゃない。11人だから$1100、そしたら女タダですよ! いい、いいって男性陣。えーいいんですか、有り難うございます! 久しぶりに面白い店を発見したと帰宅して調べたら、私が行きたい店ではなかった。あれ〜


目的地 :大浪湾とSharp Peak(468m)
同窓会山行
地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年11月13日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温25度
湿度83%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所あり 報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約2キロ、約4時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)西貢のマック前 (2)西湾亭に到着 (3)高速組、楽しそう (4)高速組、西湾の手前
(1)高速組、西湾の茶店 (2)西湾のビーチ (3)高速組とSharp Peak (4)高速組、食事中
(1)ナマケモノ組  (2)低速組  (3)高速組全員とSharp Peak (4)鹹田湾と日暮さん
(1)高速組とすれ違った低速組  (2)ナマケモノ組、船の中  (3)高速組、船の中 
 (4)登らなかったねぇと、Sharp Peakを振り返る

■金曜日の夕食=プレ前夜祭から始まった山海徑の同窓会。昨日の鳳凰山(Lantau Peak)は、日本OB11+安本奥様・母上、香港現役3、計16名が参加。今日は日本14(星野夫妻、高橋、柳、日暮、木村、安本夫妻+母上、佐野、増渕、植村、中村)、香港8(中川夫妻、府川、佐藤、土田、内海、安藤、私)、上海から飛び入り田中、と23名が集合。鶴ちゃんこと稲岡さんが、昨日先に帰ったからと見送りに来てくれる。当然ミニバス1台には乗れず、トイレに行った高橋、田中が戻って来ないので、先に行って西貢のマクドナルド前で西湾亭行きバスの順番待ちをしててと15人くらいに先に行ってもらう。

■柳さんが、高橋さん昨日遅刻したから今日は迷惑かけないようにって早くホテル出たのに、そのかいないなって言う。んだんだ! 夕べ四川料理だったでしょ(前夜祭のこと)、あの人辛いもの食べると便が堅くなる、胸焼けすると生ニンニク齧るって人だから、時間かかるかもよって言ってたら戻って来た。出ましたか? いや、それがトイレから出れなくて大変だったよ! なんで? 駅員に鍵を開けてもらって… え〜っMTRの職員用トイレに行ったの? そうだよ、それで用が終わって出ようとしたら駅員がいなくて開かないの、田中さんと往生したよ! 星野太太がこの上に奇麗な公衆トイレがあるって言ってたのに。そんなこと言ってた? 言ってたよぉ、まぁいいや、みんなもう先に行ったし、行こ行こ!

■ミニバスを降りたら、トイレに行く、水を買いに行くってOBがいて、私もいろんな人をガイドをしたけど、こんな準備の悪い人達初めて!(笑) さすが香港組は言いません。そんなことしてたら置いてかれるって最近危機感持ってるようだし。マック前の西湾亭行きバスは長蛇の列。OBが、なんで香港人ハイカーがこんなに増えたんだ?って訊くが、私だってこんなの初めて。1台来たが、バスは2台でピストン運行してるから次は30分くらいしないと来ない。タクシーで行こうって、海沿いのタクシー乗り場へ大移動。5人乗り3台、4人乗り2台に分乗。ところが、いくらも走らないうちに交通渋滞。なんでこんなとこで? 事故じゃないって言ってたら、その通り。だからバスも長蛇の列だったんだね。幸いロスタイムは少なく、10:10西湾亭到着。

■全員を知ってる私が1人ずつ簡単に紹介し、宴会は19:00だから赤徑定期船14:20か15:20に乗れるよう、Sharp Peak(以下S.P.)に登る登らないは歩きながら決めてくださいって言うと、森Qガイドみたいだなって高橋さん。ガイドだってば! S.P.に登って14:20の船に乗ろうと、府川さんが案内板の裏を上がる健脚コースに行き、何人かが同行。それ以外は下の平坦な道。町中じゃないから人数は確認せず。

■10:40吹筒凹に着くと健脚組は待ってなく、なぜここが疑惑の十字路と呼ばれるのか(100kmの練習の時高橋さんが行方不明になったから)、日暮さんが説明しながら下る。西湾でも休憩せず、浜に出ると、またトイレに行くOB数名。後日談だが、うちに居候してた木村さん・中村さんと尖沙咀のプロムナードを散歩してると、香港に日本人ハイカーを連れて来ようとしてる木村さんはトイレの確認を怠らない。そんなに気になります? なるさ、年寄りはよく行くからトイレが一番の問題なんだよ。それでこの日のことを思い出す。みんなまだ年寄りじゃないはずなのに、よく行く。夕べの四川料理のせい?

■海に注ぐ川を渡り、山肌を登って高度を上げる。音田さんが最近の健康診断はウエストを測られるからイヤだって言うと、俺は見たまんまだって言ったら測られなかったよって増渕さん。あ〜見るからにメタボ? そう、ちょっと気を抜くと痩せるから、この体重維持するの大変なんだ。(爆) 峠を越えるとS.P.が、もう少し行くと鹹田湾が見える絶景ポイント! 5年前の同窓会もここだったのに、みんなホントここが好きだね。11:45危うい橋を渡って海風士多に入ると、既に健脚組は食事中。他は適当に座ろうとしたが、ここらでちゃんと組分けしとこか。
 S.P.に登って赤徑14:20の船に乗るのは、木村、佐野、植村、中村、田中、府川の6人だね。こっちはS.P.に登って15:20の船に乗る低速組、座ってください。星野太太、高橋、柳、日暮、佐藤、土田、内海、安藤の8人。登らないナマケモノはこっちです。星野旦那、安本家3、増渕、音田、中川夫妻、私の9人。はい、では各テーブルで注文、清算、ヨロシク!

■高速組はビールも飲まず、アイスレモンティーと炒飯、乾炒烏冬、星州炒米で1人$30だったとか。12時出発。低速組は佐藤、土田、内海、安藤がいちゃ〜飲まないわけない。えっ、飲まなかったの?
安藤さんが、OBが牛肉とトマトのビーフン炒め食べたいって言うんですけどって訊きに来る。(山ちゃんの好物だったが)、そういう人気のないメニューは淘汰され、もうないのです。ナマケモノは、星野旦那、増渕、安本がビール、他はアイスレモンティー。楊州炒飯、生姜?炒飯、乾炒烏冬、星州炒米、春巻、ポテトフライを食べ、飲んだ人$60、飲まなかった人$50。ゆっくりしてたら船に遅れるよって低速組を送り出し、我々は12:45に出発。

大浪の集落の外れ、かつて我々が借りていた小屋の大家の茶店が閉まってる。海から離れてるから人気がなく、淘汰されたかな。そこからは徐々に登り。大浪凹で休憩したら、後は下るだけ。安本夫妻が山肌を上がりS.P.を見に行く。ナマケモノ組だけどの母上は百名山を踏破しただけあって健脚。後でお歳を聞いてビックリ。78だって!

標距柱M042で右に階段を下り、13:45には埠頭に到着。中川奥様がおばちゃんボートに乗ったことがなく、乗ろかって話もあったが、客引きに来てるのはおっちゃん。おばちゃんボートちゃうやん! まぁまぁまぁ。1人$20で早いよって誘われるが、高速組を待つ。14:15に着き、15人で乗船。1人$15。犬は$10黄石碼頭に着くとあまり待たないで鑽石山行き96Rが来て、一旦帰宅。バスの中で、低速組全員15:20の船に乗ります、宴会参加するって言ってませんが、行ってもいいですかってツッチーから電話あり。

【夜の大宴会】
太湖海鮮城
/ Tai Woo Restaurant TEL:2893-0822
銅鑼湾波斯富街27號 (27 Percival Street, Causeway Bay)
 日本組は山と同じ14(星野夫妻、高橋、柳、日暮、木村、安本夫妻+母上、佐野、増渕、植村、中村)、香港組は11(中川夫妻、五十嵐、秋子、佐藤、山口、太田、土田、野崎、安藤、私)、計25名。テーブルは2つに分かれ、狭くて席を変わりづらく、個室じゃないから自己紹介もできなかったが、盛り上がる。OB出資の日本酒を日本から中村さん(1.8L×2本、重かったねぇ)、安本さん(1L)持って来てくれ、ビールに花彫、一体いくら飲んだのか。伝票は中村さん任せで見てないけど、日本酒は酒だとバレなかったのか持ち込み料$10!だって。計$4,810。1人$100徴収し、$2,310は香港組の山海徑財布から出しました。

 星野太太に僕ちゃんと呼ばれてた野崎さんは太田さんと2人、今年の100kmのチームメイト庄司さんのリタイアについて、記録より全員でゴールすることに意義があるんじゃないかってOBに諭されてたとか。うるさいと思ったかもしれないけど、かつて山海徑は絶対リタイアを出さないみたいなとこがあって(Q本78, 79頁参照)、なんで?って訊かれてもうまく言えないけど、その答えが今の山海徑なんだと思う。
 実名出してゴメンなさいよ。ベトナムに赴任してる河野さんと、出張で行った安本さんが、初対面なのに意気投合して酒が飲めるのは、山海徑のメンバーとして100km完歩したことがあるから。これが1年前の宮田さんだったらどう? ベトナム行っても会う気にならないんじゃない。でも今年の宮田さんなら会いたいと思うかも。今年はゴールしたから。脱落者を出さない。それで山海徑はここまで続いてきたんだと思う。みんなにそれを強要するわけじゃないけど、この夏、秋子さんが倒れた時、本人もヘロヘロの吉田さんしか一緒にいなかったっていうのは悲しかった。



日暮特派員報告 香港山海径倶楽部発足10周年
記念同窓会登山
Sharp Peak(468m)
地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年11月23日(日)
■11月23日香港山海径倶楽部同窓会時のシャープピーク登山記*****日暮高則

●2002年7月の香港山海径カレンダーに出てくるシャープピークは金子晴彦の作品だが、彼はこの写真に「空への威嚇」という見出しを付けた。まさにこの言葉ほど山の姿を的確に表現した言葉はないのではなかろうか。
●7合目付近から上は屹立し、尖った先端部分は空に突き刺さった感じを与える。男としての衰えを感じる昨今、小生はこの山容に対すると、ひときわ羨望を覚えてならない。そのあこがれの山に、10数年の時を経て再度登る機会を得た。
西湾亭から大浪ハムティン湾海風士多へ。そこではすでに、テーブルは三卓に分かれていた。シャープピークに登らない組、高速で登る組、低速で登る組の三卓。高速登山組(キムサク、植村、中村、府川、佐野、田中)は、みんなで乾杯をするヒマも惜しむように、食事をかっ込み、そそくさと大浪凹に向かった。われわれ低速登山組(星野太太、マオナン、柳、日暮、佐藤、土田、内海、安藤)も、遅れること30分程度で、海風士多を後にした。本来ならば、冷えた「カシバ」ビールなどでミニ宴席を張るところだが、今回は遠慮した。眼前に迫る久しぶりのピークが魅力的に映ったからだ。
●海風士多から大浪凹までの途中、かつてわれわれがアジトにしていた小屋を覗いた。小屋はあったが、すでに扉はなく、廃屋寸前。森Qがアボカドの木を植えた小屋の前はトタン板の小屋らしきものが建てられ、アボカドのアの字も見えない。大家であった突き当りの食堂は、今は廃業しており、人気がない。マンダリンができたあの夫婦はどうしてしまったのか。
●本来、ビールを飲んでいれば、大浪凹まででも辛い。しかし、その先の目標があれば、この峠まではなんてことない。峠からの軽い上り下りを超えるころには、右眼下に大浪湾の3湾が広がった。昔見た景色とはいえ、その雄大な海岸線と山とのコントラストに心が躍る。
 急斜面にかかると、かつての鬼軍曹、柳が先陣を切った。日ごろ、新潟の山を歩いているだけに、足取りは軽い。続いて、なんと日暮が2番手につける。このピーク取りへ意気込んでいたせいだろうか。そのあと、安藤、佐藤、土田、内海の現役組や星野太太が追ってきた。
●現役組は、最近、100キロを歩いたばかりなので、体力十分であろうが、われわれ遠来の2人に遠慮し、先行を許してくれたようだ。どんじりは、悠々自適のマオナン先生。マオナン先生と星野太太は、前日にランタオピークを登っているが、その割には、足取りは手堅い。とても66歳には見えない。
高速組の一団とは、ピークから2段下がった坂の中休みですれ違った。彼らは、2時20分、赤径発の定期船に乗るために、ピークでくつろぐヒマもなく、下りてきたようだ。われわれが、ピークへの最後の登攀にかかるころには太陽が斜面を照らし、暑さは最高潮。やっと登り切ると、すでにホンコンヤンが10数人占拠していた。広東語のうるささも許容できるほど、360度の視界は小生を酔わせた。
われわれもピークでそれほどゆっくりもできず、15分ほどで下りだした。何度も振り返って写真撮影したためか、大浪凹に戻ったときにはすでに3時近く。3時20分、赤径発の便に乗るためには急がなくてはならない。軽いジョギングで坂を下り、赤径碼頭に着いた時、3時15分。ちょうど定期船が岸壁に着こうとしているところだった。グッドタイミング。もし、マオナン先生が碼頭の方に右折せず、そのまま疑惑の十字路のように赤径村の方に行ってしまったら、この船には乗れなかった。
黄石でもタイミングよくダイヤモンドヒル行きのダブルデッカーに乗れた。しかも、2階の最前列を確保。これも久しぶりに、木の枝の掻き分けに首をすくめながら1時間のバスの旅を楽しんだ。(了)


目的地 :塔門
(Grass Island/Tap Mun)
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年11月16日(日) 最寄り駅:
MTR鑽石山(Diamond Hill)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、
最高気温27度、湿度80%、
黄色乾燥注意報
水・食料:埠頭にあり 報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :1(約5キロ、約3時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。

(写真左から)  1、奇麗になった黄石碼頭。   2、塔門に到着。
3、改装中の天后廟。  4、分岐には標柱が立ってます。

(写真左から)    1、ここを左に行ったら茅平山に行けたのかなぁ?
2、ほら、もう広場!  3、屹立したSharp Peakが後方に。 4、グラウンド脇から山道へ。

(写真左から) 1、振り返るとSharp Peak。 2、このピンクのリボンに従ってエライことに。
3、ジャングルを抜けると気持ちいい海岸!     4、西貢の小野寺?食堂。

■100kmの翌週は例年簡単コース。去年はラマ島で打ち上げは海鮮だったから、今年も島=海鮮を期待して来た人、塔門島に興味がある人、難易度1に興味がある人、滅多に行けないと(私が最後に100キロ歩いた翌週以来だから5年ぶり)来た人やらで、参加者22名! 中川夫妻、五十嵐、秋子、荒田、佐藤、府川、山口、宮田、太田、土田、吉田、内海、野崎、稲岡、安藤、阿部、島田、大野夫妻、日本から出張で初参加の林氏(宮田・安藤の同僚)、私。しかも、全員9時前集合! ど、どげんしただ、みんな? 先発隊にバス停に順番待ちに行ってもらい、遅れて来る人がいないか9時過ぎまで待って追いかける。そのかいあって9:12、黄石碼頭行き96Rに乗車。これに乗れないと10:35発の船に乗るのが難しく、その次は11:30なのだ。

■10:20終点下車。みんな乗船したが、トイレ行った阿部ちゃんがいない。せっかくここまで来たのに脱落か?と思ったら、お待たせして申し訳ないですぅ!と登場。待ってたのは我々じゃなく船やから気にせんといて。船賃いくら? 12ドルです。安いなぁ。でも平日は8ドルだから5割増なんですよ。集金に来たじいちゃんに払い、高流湾を経由して、11:00塔門到着
■前回は桟橋を渡って公衆トイレから右へ進み、中川さんにお墓道でイヤだったと言われたから左へ、乾物などを売る店が並ぶ賑やかな方へ行く。島唯一の海鮮食堂を覗いてみるが、やっぱ西貢へ戻った方がよさそうだ。天后廟は改装中でご本尊は疎開したのか留守。廟の左の小道を行く。コンクリート道に書かれた「山頂」に従っていたが、標柱には「山頂」がなく、疊石へと進んだら、すぐ海を見下ろす広場に到着。墓道がイヤだと言ってた中川さんも、えっもうここ!これやったらお墓道の方が良かったなぁ〜だって。
 空は真っ青、海はコバルトブルー、カラフルなテントが並ぶ広場はクリスピーな風が吹き抜け、とっても気持ちいい! 時計を見ると11:30。船着き場まで30分弱だし、13:05の船で帰るつもりだから時間は十分ある。左のグラウンドの脇を通り、ちょっと山道へ入ってみよう。

■道は踏み跡程度だが意外に歩いてる人が多い。分岐を左に行けばグラウンドに戻れるって地点で、茅平山(125m)の三角点を目指して右へ進む。道は段々細くジャングル的になってくるが、ピンクのリボンがあるので従う。ところが最後は海に出てしまい、土田さんが茅平山への道を探してくれるが見つからず、同じ道を戻る。やっぱり難易度1じゃなかった!と吉田さん。ホンマ、いい道を進んでたら難易度0.5くらいやったのに、すんません!
■グラウンドに戻ったらヘロヘロ。13:05の船に乗れなくもないが、ゆっくりしようって、海沿いに疊石(Balanced Rock)へと進む。英語のBalanced Rockならわかるが、どこが畳やねん!(正確には疊) 日本の畳を想像していたが、そもそも日本以外に畳文化はないわけで、香港の疊はきっと意味が違うんだろな。
■ベンチで30分ほどバカ話をして腰を上げ、墓道を通って船着き場に戻り、14:05の船で黄石碼頭へ。秋子さんと荒田さんが96Rで帰り、20人は西貢で打ち上げをすべく94に乗車。行きつけの世興は最近安いメニューがなくなったから、久しぶりに小野寺食堂(名前が思い出せない、いつも小野寺さんがカニ買ってた店)へ行ってみよう。

【打ち上げ】
富雅海鮮酒家
/ Fu Ngar Seafood Restaurant TEL:2792-0069
西貢海傍27號地下 (27 Waterfront Road, Sai Kung)
 10人ずつ2テーブルに座り、7品選んで1290ドルって8人用のセットにし、もれなくついてる鶏脚は酢豚に変えてもらう。7品は、蒸し魚(鯉みたいな安そうな魚だったが味は悪くない)、蒸しエビ(大きくて美味)、伊麺のチーズロブスターがけ(チーズの濃厚さ無し)、トコブシ(はずれ)、シャコ(身は小さいが美味)、タコフライはイカに変えてもらったがカラっと揚がってなくて今イチ。メニューにない店のオススメ、聖子(マテ貝)は美味しかった。ガイラン(野菜)は炒め過ぎで食感がなくダメ。海鮮スープが出て来なかったが、もうおなかいっぱいで文句言わずマイタン。カールスバーグの大瓶20ドル×29=580ドル、計3238ドル。サービスチャージなし。女性陣とビールを飲まなかった中川、大野150ドル、男性200ドル。久しぶりだったからか店員は愛想が良く、またここに河岸変えるかね。



目的地 :白馬咀(Pak Ma Tsui) 地域  : 西貢西郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年8月17日(日) 最寄り駅:
MTR彩虹(Choi Hung)、午前9時集合
天気予報:
晴れ、最高気温32度、湿度80%
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約7キロ、約3時間)

▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(写真左)獅子會自然教育中心の看板(写真中央)朝から賑わってる(写真右)獅子會の中1

(写真左)獅子會の中2(写真中央)ここで中川・森Q、お別れ(写真右)木陰で休憩

(写真左)白馬咀で冷凍バイナップル缶、開けるで〜!(写真中央)食べたで〜!
写真右)打ち上げは西貢で海鮮
■日本から中村勝さんが来るし、帰国する河本嬢は最後なので、骨折後ほぼ2ヶ月ぶりに私も参加しようと、山海徑では珍しい往復ほぼ同じ道の白馬尖にする。これだと待ってればみんな戻ってくるからね。中村さんの希望で打ち上げを海鮮にしたからか、私の復帰を祝ってくれてか、中川、荒田、府川、山口、山本、秋子、大野夫妻、土田、野崎、稲岡、阿部、そして中村、河本、私を加え15名が集合! 彩虹C2出口を出て左のバス停から、9:20西貢行きミニバスに乗車。
■9:40北港(Pak Kong)ヤウロッ!と叫んで下車。道路を右に横断して獅子會自然教育中心(Lions Nature Education Center)に入る。大して見るものもないのに何で香港人が大型バスで観光に来るのか、ようわからんけど(タダやから?)今日も大賑わい。開けた敷地の中央を、左に畑を見ながら進む。有機野菜の売店は開いてなくガッカリ。蕉坑自然教育徑(Tsiu Hang Nature Trail)の鳥居に出たら、さぁどうする?
 まだそんなに歩けない私は、お尻のエクボ(お尻を顔に例えたら両側にできる窪み)が痛い中川さんと時間を潰すことになったが、このコースを歩いたことがある府川さんも中村さんも道を覚えてないと言うので、取り敢えず最初の分岐までは一緒に行くことにし、10:00みんなは左へ、中川さんと私は右へ、お別れ。
 敷地に戻って茶店で中川さんと12:30まで雑談し、西貢へ。いつもの店はガラガラだけど、1テーブル16人の席取りは難しい。
 
【打ち上げ】
世興海鮮菜館 / Sai Hin Seafood Restaurant TEL:2792-2801
西貢海傍廣場兆日大樓1及2號地下 (G/F, 1&2, Siu Yat Bldg, Sai Kung Hoi Pong Square, Sai Kung)
 無理矢理16人座る! 10-12 persons のセットメニュー1388ドルを注文し、イカフライ、シャコ、人数に足りないホタテを追加。イカフライはマズくはないが美味しくもない。シャコはダメ! ホテタは美味しくて追加して正解。ビール33ドル×21本で693ドル。男200、女100、飲まなかった大野先生150でマイタン!

目的地 :
鶏公山(Kai Kung Shan/399m)
に一部登頂
地域  : 西貢西郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年6月1日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、
午前9時集合
天気予報:曇り雨、最高気温27度、
湿度98%
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約8キロ、約2.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(写真左から) (1)そ、それってダッチ… 財布?    (2)橋を渡る
(3)雨上がりでぬかるんだ道 (4)雨水も流れてる (5)なんの相談してんの?
(写真左から) (1)盛りを過ぎた桃金嬢  (2)雨が降り出したのではなく、日傘
(3)鶏公山山頂の野郎ども     (4)打ち上げ中、獅子舞が来た!
■天気予報が悪いので簡単コースにした今回。参加者は中川夫妻、荒田夫妻、府川、佐藤、宮田、倉田、土田、吉田、稲岡、山口(打ち上げに合流)、私の13名。鑽石山のC2出口を出て、左のバスターミナルから黄石碼頭行き96Rに乗車。いつも通り2階前方に陣取り、9:23発車。
■経由する西貢のパスターミナルは浮き輪やパラソルを持った海水浴客で賑わっている。中でも我々の目を釘付けにしたのが、写真(1)の女性!(府川さんよく撮れてたね) 小脇に抱えているのは、ダ、ダッチワイフ!? あんなに堂々と持ってるから浮き輪ちゃうの? 西貢で売ってるのかな? 日本では通販だよね? 在庫処分で業者が香港に売りつけたとか? 議論は尽きないまま…
■10:20●(魚へんに則)魚湖で下車。道路の左にある標識、北潭涌家楽徑(Pak Tam Chung Family Walk)と、榕樹澳(Yung Shue O)に従い、小道に入る。増水した橋を渡り、畑と民家を過ぎ、平坦な道を行く。10:35キリスト教系の未成年男子、薬物中毒者の収容施設に着いたら、背負ったザックをヤクの行商人だと間違われないよう、分岐を左へソソクサと榕樹澳へと進む。
■ぬかるんだ土道を登り、11:05十字路に出たら左右の道がMacLehose Trailで、ここはセミ地獄の底。その割りには静かだなぁとの声。えっ、蝉地獄ちゃいまっせ! 真っすぐ下る予定だったが、雨上がりの石畳は滑って危ないと、20分休憩する間にMacLehoseをコース通りに行くことに決定。
標距柱M060を過ぎ、11:35雷打石(Lui Ta Shek/379m)の下のコルに着いたら、後続を待って「地獄の底」へと下る。11:55地獄の底がM062で、さぁどうする? 涼しいから楽勝だと荒田、府川、佐藤、倉田、宮田、土田、吉田、稲岡、つまり男どもは鶏公山(Kai Kung Shan/399m)へ登ると言う。私も登りたいが、石坑(Shek Hang)への道を知っているのは私だけ。よって中川夫妻、荒田奥様と4人でエスケープ。
冷凍パイナップル缶は府川さんと倉田さんが持参してて、皆さんで食べてくださいと、約1キロあるパイ缶を荒田奥様のザックに入れてくれる倉田さん。
■ぬかるんだ道、氾濫した小川を渡り、12:20階段を上がって民家の前に出たら、犬に吠えられながら右に行くと道路。右へ進み、次の分岐も右。もう登りがないから汗をかくこともなく、4人で約1キロのパイ缶は食べれないと背負ったままの荒田奥様。倉田さんの荷物を軽くしてあげただけでした。(打ち上げ場所で返したし)
■12:55道路に出たら横断して右のバス停へ。すぐ西貢行きのバスが来て乗車。府川さんに電話すると、鶏公山組もMacLehose 3の終わりの公園に出たそうで、西貢のいつもの海鮮食堂で待ち合わせ。

【打ち上げ】
世興海鮮菜館
/ Sai Hin Seafood Restaurant TEL:2792-2801
西貢海傍廣場兆日大樓1及2號地下 (G/F, 1&2, Siu Yat Bldg, Sai Kung Hoi Pong Square, Sai Kung)
 最近はいつもここ。味は悪くないし、安いし、オススメなんだけど、流行ってない。我々(つうか私?)がお気に入りの激安セットは言わないと出てこないから、昼間は隠してんのかな?(昼しか行ったことない) 大瓶ビール28ドル×15本。女性4人と飲んでない中川ご主人が125ドルで、男どもは185ドルでマイタン!


目的地 :慈雲山
(Tsz Wan Shan
)
地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年8月 3日(日) 最寄り駅:MTR黄大仙、A出口のあたり午前9時集合
水・食料:補給場所なし 報告&写真・宮田 難易度 :2
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(写真左から)(1)1. 天国?地獄?への階段(2)山海徑新キャンディーズと保護者?(3)見晴らしは最高!

(写真左から)(1)向かうは奥の出目金(2)皆そろって(3)蛇ソーメンのお味は?

●今日の臨時隊長代理補は「ヤウロッ!」をまだ一度しか使ったことがないというのに、五十嵐、荒田、秋子、佐藤、
大田、土田、内海、野崎、河本、山口、山口さんの同僚クリスタル(2度目)、宮田のなんと12名も集合。皆さん、勇気
ありますねぇ。
2?3名だったらそのまま飲茶に行って、去年の日記を適当に 切り貼りしてお茶を濁そうかと思ったのに・・・。
●行程は6kmと長くなく、途中までは何度も歩いている人がいるので、 黄大仙A出口からミニバスには乗らずに、
2007年6月24日の山歩 日記のコピーを片手にそのまま歩いて出発(9:15)。
法蔵寺を過ぎ恒益商店までは順調に進むも「Wilson Trailの碑の横の階段を・・・」がなかなかわからず早くも森Q本
隊長にSOSの電話。店に向かって正面右の茂った森の中にやっと階段を見つける。 階段入口付近にちょうど車が
停まっていて、「う?ん、これじゃわから ないよ」と早速言い訳。こんな調子でこのあとどうなることやら・・・。結果として
20分ほどの休憩となり10:05出発。
●山歩日記どおり、天国(?)への階段は幅も奥行きも狭く妙に歩きづらい。なかなか手ごわいが、登るにつれ次第に
視界がひらけてきて旧空港から 香港島まできれいに見渡せる絶景
誰かが「で、今日はどこへ行くの?あの山?」と指差すも、「知るか、 そんなの!自慢じゃないがこっちだって初めて
なの!」の言葉をぐっと 飲み込み「さぁ????」。
●」日記の記述に沿って進み、前方の山にそびえる「出目金」まがいの 建物を柵に沿って左に進むとちゃんと道路に
でて、佐藤さんの 「あ?、ここ見覚えがある!」の声にホッと一安心。
●あとは下りだけみたいなので、区切りで一息入れようと思ったら荒田さんが 「危ない!へびぃぃぃ!」。野崎さんが
危うく踏みそうになるも難を逃れる。でもこれ、死んでる。そうなったら怖くもなんともない。五十嵐さんに至っては棒で
摘み上げて食べる仕草までしてる。
●小休止の後10:30に下り開始。しばらく「へび談義」は続き、うなぎは 好きでも蛇は大の苦手な大田さんが、途中
「あっ、また蛇!(の抜け殻)」 の声に大ジャンプで反応。 二つの三叉路を左、左へと進み(二つ目は壁に「沙田」と
ペンキ書き あり)に進み、巨大なトンネル排気口を右手に見ながら11:40にトンネル出口横に無事到着。
いつもは山の上で食べる冷凍パイ缶(最近恒例の冷凍したパイナップルの 缶詰)も今日はここで食べる。実は、
もう少し前に食べようと思ったが その時はまだ凍ってた。
●ここでまた誰かが「今日の打ち上げはどこでやるんですかぁ?」と聞く。「だ、 か、 らぁー、私は臨時だから、
知 り ま せ ん!」 「沙田で店を探そう」ということになり、沙田に行きそうな85Mに飛び乗って土田さんとバスの
経路調べ。でもバスは沙田からはどんどん 離れていっているのが誰の目にも明らか。取り繕うように「バスの終点
から馬鞍山駅まで500m程なので、終点で降りて歩きましょう!あとバス停三つです」と言ったとたんに誰かの「あっ、
ここ、馬鞍山駅だ!」の声。あわててボタンを押して飛び降りる。またしても「ヤウロッ!」を使い損ねた・・・・。
この期に及んで某氏「えっ、ここ沙田でしょ?」。お願いですから皆さんの話、ちゃんと聞いてくださいね!
皆さん、サポートありがとうございました。

【打ち上げ】
「美心皇宮」
(Maxim's Palace TEL 2633-5083
馬鞍山廣場3樓332?337號(Shops 332-337, 3/F, Ma On Shan Plaza)

「隊長いない隊」も、暑い中なんとか無事歩き終えまず一杯。秋子さんの復帰第1弾のお祝いも兼ねて更に一杯。
22本飲んだのに(飲み過ぎ?) 21本しかついておらず「マイタン」。一人平均133ドル。安くはないがとてもおいしく、
味の割にはめっちゃ高い訳でもなかった。


目的地 :
馬鞍山(Ma On Shan/702m)のシャクナゲ?
地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年5月 4日(日) 最寄り駅:
KCR大圍(Tai Wai)、午前9時集合
天気予報:
曇り雨、最高気温28度、湿度95%
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん 写真・宮田 難易度 :4(約8キロ、約3時間)

▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(写真左から)(1)皆の衆、よぉ〜く聞け(女王様の御託)(2)白く煙る稜線の右が、馬鞍山じゃ!
    (3)つつじは満開、ならばシャクナゲも…(4)馬鞍山山頂の三角点で、ぐわーしっ!(5)これぞ「霹靂の青天」

(写真左から)(1)山海徑クラ〜ブ、ふぁいとっ!!!(2)踏み跡を、かきわけ下る、マーオンサン
  (3)痩せ尾根が、非常に美しい!(4)このコース、最大の難所の崖下り

 香港では草木が一斉に花をつけることはなく、1年中なんらかの花が咲いているのだが、05年4月17日、山がごま塩に見えるほど
シャクナゲに似た花が満開なのを見た。それは実に美しく、また見たくて毎年通っているのだが、06年4月16日は雨で引き返し、再挑戦した4月30日は花なし、散った形跡もなし。遅かったのかと07年は4月6日に行ったが、数本咲いてただけ。そして今年は、茘枝の収穫が遅れると言われるほど寒かったので5月まで待って挙行。参加者は中川、荒田、宮田、倉田、山口、吉田、野崎、稲岡、去年の100kmの練習以来の河本嬢、私の10名。府川さんが欠席なので写真は宮田カメラマンにお願いする。

 大圍(Tai Wai)に集合して馬鞍山線に乗り換え、馬鞍山で下車。B出口を出て新港城(Sunshine City)に入り、広くなったとこを右へ。エスカレーターを降りてビルを出るとバスターミナルがあり、右にタクシー乗り場。更にその右の道路沿いに、ミニバスより少し大きい84Rのバス停がある。運営はジョッキークラブ(オクトパス不可)。なんでやねん?と荒田さん。知らんがなぁ。馬(鞍山)だからと言ったのは誰だっけ。馬い! 9:30発のバスは満席でもないのに9:28発車。9:45終点で下車。
 階段を上がって上の道路に出たら、右へ馬
鞍山郊遊徑(Ma On Shan Country Trail)を行く。林道は土道になり、雨は上がったが天気は悪く、増水した小川を渡って石段を上がる。左に見えるはずの馬鞍山は真っ白。10:05東屋に出て5分休憩し、左へMacLehoseを逆に辿る。標距柱M081を通過。涼しくていいが、視界は白い。10:50、M078の分岐で5分休憩。MacLehoseを離れて馬鞍山を目指す。

 中川さんがシャクナゲにはもう遅いと言うが、満開のツツジが見え、チビッと期待。滑りやすい土道をコルに出たら右へ稜線を行く。高所恐怖症の吉田さんには気の毒な岩場を登ったら、11:15
馬鞍山(702m)の三角点に到着。ここも真っ白だけど、フッと雲が途切れるとマングローブが茂る海岸線、真っ青な空が見え、うわ〜!と言ってると見えなくなり、消えたぁと言ってるとまた見え、結局11:40までた。下山は来た道ではなく北に下る。その前にみんな、手袋の準備はいいか〜い!
 熊笹に足を取られながら、
牛押山(Hunch Backs/677m)に行く分岐で休憩。ここから「警告」と看板がある方へ下るのだが、まだ青い野崎さんや稲岡さんは心配顔。危険やけど道があるから警告してるんで道がないとこに警告はないってのがQちゃんの解釈やねん、と中川さんが説明してくれる。つうわけやから、行きまひょか。
 ザイルが張られた難所の崖に河本譲がビビるが、ゆっくり下れば大丈夫と1人ずつ慎重に下る。全員無事に通過した後、シャクナゲに似た花を探して進む。が、ようやく見つけたのは枯れたメシベ。とほ〜! 来年はいつ来ればいいんだ?
 以後も幾つかザイルはあるが、なくてもいいくらい簡単。最後に3メートルほどの崖をザイルに掴まって降りたら左へ。バスの時間に間に合わないかもと、東屋は休憩せず下る。13:15馬鞍山公園に到着。メイン入り口のあたり
84Rのバス停があり、終点13:30発なのでトイレで着替えて待つ。

【打ち上げ】
金都海鮮酒家
/ Golden City Seafood Restaurant TEL:2633-8899
馬鞍山新港城中心商場四期L-3, 3015號 (Shop 3015, L-3 Sunshine City Plaza, Ma On Shan, N.T.)
 朝乗車したとこで下車。Sunshine Cityに入り、去年も来た店に入る。混んでるが10分くらいで席を確保でき、点心は適当に注文。
どれも美味しい。いい加減ビールを飲んだ後、男どもはワインを飲むと言う。安物のワインを3本空け946ドル。男140ドル、飲まなかった中川さんと女3人は70ドルでマイタン

府川レポート
地域  : 獅子山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年7月 20日(日) 最寄り駅:MTR黄大仙(Wong Tai Sin)、
午前9時集合
水・食料:補給場所なし     報告&写真・府川 難易度 :3
まくりの登り始め
獅子山登りの途中
嬉しそうな五十嵐さん
獅子山頂上 495m
怖さをこらえてポーズ
獅子の頭に上っている太田さんと手を振る女子たち

返還記念の東屋から 九龍を背景に!

高所恐怖症でとんでもないへっぴり腰の阿部さん
獅子山の下り途中から見上げるとロッククライミングの人たち

目的今日は集合場所に集まったのは9人
五十嵐、佐藤、太田、阿部、稲岡、山口+職場の友人 Crystal、Jannis(綴りが間違ってたらごめんなさい)。
ミニバス18番に乗車。下車後水汲み場所を横目で見ながら登り マクリの入口まで。その後は ががっと登って 獅子山のおしり 頭 香港返還記念の東屋で休憩して 12時過ぎには獅子山公園に下りました。
打ち上げは お約束の 
四川菜館 そこで 中川さん(プローバーコーブで股関節を痛めた模様) 荒田さん(歩きすぎて腰痛)と奥様が合流
四季豆、回鍋肉、麻婆豆腐、鶏の砂鍋、坦々麺
12人で 飲んだ人 HKD100X7人 飲まなかった人と女性 HKD50X5人
久しぶりの雨なし歩きでしたが 前半は曇りで暑さもそれほど厳しくなく楽しい一日でした。
 
なを その他の写真もずべて下記のURLにアップしてあります。
http://picasaweb.google.co.jp/biogondd/20080720

以上です

地域  : 一部、馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年4月 27日(日) 最寄り駅:彩虹(Choi Hung)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温27度、湿度87%
水・食料:補給場所なし     報告Qちゃん 写真・府川 難易度 :3(約8キロ、約3.5時間)
集落を抜けると草が生い茂っている
雨が乾いてなく、滑りやすい石畳
小さいのに花火のように華やかな花

和服の模様みたいに地味だけど可愛い花

山頂ではなく、ずいぶん低い所にある三角点

後方が女婆山。女はバーサンに決まってる?


 毎年50回弱、10年以上歩いているのに未だに行けてないとこが2ヶ所あって、1つは香港の島なのに中国の沙頭角からしか定期船がない吉澳州。もう1つは天候が悪くて何度も諦め、顔ぶれを見て女婆山(Nui Po Shan/399m)に登ったりで、行けてない石芽山。道はあるのに地図上にはないのも一因である。今回は中川夫婦が欠席で、うちの嫁さんがおらん時に過激なとこ行ってと言われ企画。参加者は五十嵐、府川、宮田、荒田、太田、吉田、野崎、初参加の稲岡氏(野崎さんの友人)、私の9名。彩虹のC2出口を地上に出て左へ。西貢行きミニバスに9:10乗車。

 9:25北港で「落車」と叫んで下車。
北港路に入る。登りになると集落が途絶え、雨上がりの道路には蛙や蛇が轢かれて死んでる。うっわ〜!と見ないで通過したが、私同様ヘビが大キライな太田さんは、教えてくれないから見ちゃったよ!と怒ってる。知らんがなぁ。9:45三差路に出たら右へ。遮断棒を越え、道路の終点から左へ水路を渡る。そこからは山道で、笹林を抜け、石畳になると視界が開けるが、曇っていて白沙湾の眺めは今イチ。10:05十字路を左へ、茅坪の広場で休憩。

 10:15十字路に戻って
梅子林へと下る。湿った石畳は滑りやすく、及び腰で慎重に。山の中に廃屋が何軒かあり、10:50梅子林の集落に出ると右下では何かを建設中。左上に公衆トイレがあり、右に下ると道路って分岐を真っすぐピンクの家の方へ進む。庭で11:00まで休憩して更に進み、左方向へと登る。
 11:20
女婆凹という峠に到着。真っすぐ下ると花心坑(Fa Sam Hang)に出る簡単な道。右に登ると女婆山。そして左が長年行きたかった石芽山! 再度地図を確認するが道はなく、みんなの意向を訊く。が、訊いた私が悪かった。意向はないのである。5分ほど立ち休憩して、藪警報を4にしてたから準備のいい人は手袋をはめ、左へ登る。野崎さんと初参加の稲岡さんが、これって道?と言っているが、獣じゃない踏み跡があるし、そうです!
 藪はすぐ開け、反対側に女婆山に登っている人が見える。私も何度そっちから、ここに登りたいと思いながら見たことか。地図にないのが不思議なほどちゃんとした道があり、急な登りをこなして稜線に出たとこで、11:50〜休憩20分。

 稜線を進んで分岐を右へ下る。(本当は石芽山を目指したが、行くと簡単には下山できそうになく、新人さんもいるので諦めて分岐に戻って下山) これは地図にある道のようだが、ずいぶん下って12:30に到着した三角点は地図にはない。写真撮影して更に下る。墓地に出てヤダなぁと思っていたら、12:45コンクリートの歩道に飛び出す。左に行くと東屋があり、ここが
花心坑。道なりに進んでマンションの脇を通り、道路に出たら左へ。そのまま道路を進むと遠回りになるから、右に街灯がある路地に入る。
 13:00バスターミナルに到着。明日帰国する府川さんが帰り、8人は
65Kの「火炭火車」行きミニバスが河畔花園を通るのを確認して乗車。でもミニバスだからバス停はなく、河畔花園だと思って「落車!」と叫んだら、言うのが遅かったようで運ちゃんは右へ運河を渡ろうと車線変更しており、めっちゃイヤな顔されて下車。マンションの下の商店街みたいなとこに入って打ち上げの店を探す。

【打ち上げ】
強記・鶏粥海鮮酒家
 TEL:2646-0928
沙田大涌橋道11~16號 河畔花園地下
 食べ物屋を紹介したサイトで評価が高い店。でも粥海鮮って、日本で言うと蕎麦屋で焼き肉屋って感じ? 一体どんな店やねん!と行ってみたが、
普通の中華レストラン。つまり粥だけじゃないメニューも色々ある。が、私が注文したのは名前は違っても調理法が同じで、素材は違うが同じ味の料理ばかり並んでガッカリ。マイタンすると1190ドル。切りよくビールを飲んだ7人が150ドル、飲まなかった私は100ドルにしたら40ドル足らず(算数弱いねん)、山海徑財布から出しました。すみません。帰りは少し迷って馬鞍線の沙田圍(Sha Tin Wai)駅まで15分くらい歩いた。

地域  : 獅子山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年1月 20日(日) 最寄り駅:MTR黄大仙(Wong Tai Sin)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温21度、湿度90%
水・食料:補給場所なし     報告Qちゃん  難易度 :2(約6キロ、約3時間)

 本日は雑誌の取材があり、行き先は獅子山。参加者は中川夫妻、荒田夫妻、佐藤、宮田、山口、太田、吉田、クモまっか出血から復活した倉田、そのラグビー仲間で初参加の内海氏と野崎氏、日本から来たカメラマン成田氏、私と14名。前日シンセンで宴会があった府川さんは這ってでも行くと言ってたのに来れず、カメラを持ってない私。あちゃ〜! 本職の成田さんにはお願いしづらいし、今日は写真なしでゴメンなさい!

 
黄大仙のE出口を地上に出て左へ。陸橋の手前のミニバス乗り場で、中川夫妻はタクシーで沙田パスまで行き緩やかに登るとお別れ。12名は慈雲山(北)行き18に乗り、9:25発。約5分後、坂を右に曲がるとこで下車。成田さんに、なんて言うバス停ですか?と訊かれる。ミニバスは降りたいとこで「落車」と叫んで降りるからわからないけど法藏寺だと思いますと、左に法藏寺を見ながら道路を上がる。9:35配水庫の手前、左の階段が登山口で軽くストレッチして登る。
 雨が降ったから空気中のホコリが流れたのか冬には珍しい晴天で、みんなが登る姿を撮ろうと成田さんは重い機材を持って汗だく。体力過剰の太田さんに、持ってあげてよって言うと、森Qさんの命令だから持ちますって成田さんに言ってる。おいおい! 9:58登り詰めるとMacLehoseで、休憩してたら右から中川夫妻が現れ、もう少し休んで左へ。
 10:10中川夫妻は獅子山に登らないと分岐を真っすぐ行き、12人は右へ。鉄塔の下を通って階段を上がる。途中、大岩の上から沙田や大帽山を眺め、更に登る。10:30稜線に到着。
九龍の市街地から海の向こうは香港島、振り返れば新界と、実に素晴らしい眺望! 雑誌用の写真を撮り、倉田さんの冷凍パイ缶を食べ、30分近くいて稜線を行く。

 獅子の首あたりからロッククライミングの岩壁が見え、我々もちょっと岩登りして獅子の頭へ。佐藤さんと吉田さんが来ないと思ったら、恐いんだって。正会員になったばかりの吉田さんはともかく、何年も一緒に歩いている佐藤さんが高所恐怖症だったとは! 訊けば、何度も恐いとこがあったけど我慢してたんだって(笑)。2人が待つとこに戻って下る。見上げると獅子の頭が顔のように見える地点があるので忘れないでね。
 11:30「
亭念紀歸回港香(右から読む)」で中川夫妻が待っててくれ、ちょっと休んで下山。11:55道路に出たら右へ。獅子山公園の正門を少し下ると左に階段があり、道路まで下りたら左へ。成田さんは次の取材があると打ち上げなしでお別れ。13人はいつもの四川食堂に12:25入店。

【打ち上げ】
詠藜園、四川擔擔麺菜館
/ Sze Chuen Noodles Restaurant TEL:2726-3818
黄大仙鳳徳道15-17號地下 (G/F., 15-17 Fung Tak Road, Wong Tai Sin)
 オッチャンに久しぶり〜、半年ぶりやなって言われる。そんなに来てなかったかなぁ。定番の砂鍋雲呑鶏、麻婆豆腐、回鍋肉、四季豆、白菜のミルク煮(正式名忘れた)、小龍包、担々麺などを注文。馬蟻上樹(だっけ?)と魚香茄子保は注文しない方が良かった。ビールを飲まなかった3人が90ドルで、青島の大瓶20ドルを19本飲んだ10人は130ドル。病み上がりの倉田さんは1杯しか飲んでないのに130ドル払い、戒めにしますっ!だって。

地域  : 西貢西郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年1月 13日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、午前9時集合 天気予報:曇り雨、最高気温14度、湿度87%
水・食料:障上の茶店で補給可能     報告Qちゃん 写真・府川 難易度 :3(約12キロ、約3.5時間)
ここが、嶂上郊遊徑の登り口
標識とゴミ箱がある平地に出たとこで休憩
 石屋山に登頂した11人+府川カメラマン
千手観音のように手が伸びる打ち上げ!
シャコはビニールの筒に入って空輸されてる
食後、海鮮食堂を冷やかしながらバス停へ

 ここは06年6月25日、メンバー激減のおり、中川さん府川さんと3人で歩いたコースなのだが、本日の参加者は中川夫妻、五十嵐、荒田、府川、広州から庄司、宮田、佐藤、山口、秋子、吉田(2回目)、初参加の土田氏(府川さんの同僚)、日本から植村カップル、私と15名! どうやら存亡の危機は免れたようだ。C2出口を地上に出て左のバスターミナルへ。9:18発の黄石碼頭行き96Rに乗車。

 10:12
高塘で下車。バスの進行方向に進み、三差路を左へ海下路を緩やかに登る。10:25左の案内板から嶂上郊遊徑(Cheung Sheung Country Trail)が始まり、階段を上がる。先頭は土曜会の荒田教祖様。標距柱C5201を過ぎると登りが急で、ついて行けない者続出。10:40標識とゴミ箱がある平地に出たとこで待っててくれ、後続を待ちながら休憩。10:50最後尾の中川夫妻が着き、待たないで先に行ってくださいと言うが、辛い登りはほぼ終わったし、荒田さんにはステイ(犬用語、待て!)を教えたから、一緒に行きましょうと更に5分休んで進む。
 右に塔の建った山が見えたら、それが石屋山。
C5204を過ぎ、谷川はほとんど枯れてて前回見たナマズはどうしてるんだろう? 右に分岐があるとこを真っすぐ進み、美しい木立を右に見えたら、MacLehoseに出る。こんなとこに出るんだって驚く山口さん。意外なとこでしょ?と私。右へ橋を渡り、嶂上の茶店と呼んでいる許林士多で休憩。大多数が豆腐花(デザート)を注文。大汗かいて辿り着いた時の冷たい豆腐花は甘いものが苦手な私でも好きなんだが、涼しいからいいや。ここで中川夫妻と植村さんの彼女は嶂上郊遊徑を進むことになり、残りは石屋山に登頂すべく、11:45にお別れ。

 12人は茶店を出て左へ。
博愛公立学校という廃校から右へ登る。藪を抜けると視界が開け、晴れていたら素晴らしい眺めなんだが、小雨まじりでダメ。でも、その分登りは楽で、どっちがいいんだろうね? 電波塔がある山頂へは右巻き加減で登る。12:05ヘリポートに到着。360度のパノラマは霧でガッカリだが達成感はある。10分いたら寒くなり北西へ下山。
 踏み跡がたくさんあり、私も10年ぶりくらいでマダラ覚えだが、要所は2つ。右に行きそうな分岐は真っすぐ、左に白千層の木立を見て突き当たったら左。12:15芝生に覆われた小山の先で嶂上郊遊徑に合流し、右へ下る。
 12:45道路に出たら
榕樹澳の集落。分岐を左へ先週歩いた道路を戻る。枯れ葉が美しい公園で中川夫妻と植村さんの彼女が待っててくれ、最後の登りをこなしたら、13:40バス道路に到着。左の公園のトイレに寄って右のバス停へ。すぐ西貢行き299のバスが来て終点下車。荒田さんは日本から奥様が来ると先に帰り、14人で打ち上げ。

【打ち上げ】
世興海鮮菜館
/ Sai Hin Seafood Restaurant TEL:2792-2801
西貢海傍廣場兆日大樓1及2號地下 (G/F, 1&2, Siu Yat Bldg, Sai Kung Hoi Pong Square, Sai Kung)
 今日は人数も多く、この店で初めて
1388ドルのセットを注文。蒸しエビ、蒸しニンニクと春雨の貝柱(貝は12個なので2個追加$30)、蒸し魚、三者択一のロブスター・しゃこ・カニは、チーズ味のロブスターにしたが下に伊麺が敷かれてなく、ならチーズはフランスパンで食べようと西貢ベーカリーへ植村さんとひとっ走り。これがとても旨く、フランスパンは2本必要だったね。他に塩蒸し鶏、スペアリブ、野菜炒め、乾燥ホタテと卵白の炒飯、豆味噌炒めの貝、と大満足! ビール飲んだ人170ドル、飲まなかった人120ドルでした。

地域  : 西貢西郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2008年1月 6日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温21度、湿度81%、黄色乾燥注意報
水・食料:あちこちで補給可能     報告Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約8キロ、約2.5時間)
この入り江の奥が西徑
名もないトンガリ山と海辺のマングローブ
みんなで何を見てたんだっけ?
マウンテンバイクの人も来てるゴルフ場
廃校を過ぎ、山道を登り出す
新天然士多という茶店の看板

 大晦日に中川邸で紅白歌合戦を見ながら美味しい手料理を御馳走いただいた香港残留組は、中川奥様に感謝の気持ちを込め、初歩きは奥様の嫌いな登りがない簡単コースにする。参加者は中川夫妻、五十嵐、荒田、府川、佐藤、秋子、初参加の吉田氏、森Qの9名。吉田氏は京都に帰った田中さんの同僚で、山で田中さんが死にかけたって噂があり恐かったけど、めったにない簡単コースだと中川さんに誘われて来たと言う。なのに吉田さんを見た中川さん、来たん?て、冷たいなぁ。C出口を地上に出て西貢行きミニバスに乗車。終点下車。緑のタクシーでMacLehose 3の終わりの公園まで約5分、24ドル

 9:45公園に向かって左にある道路を下る。左の分岐の奥の集落、
西徑から→榕樹澳→深涌を十四郷海濱徑と言い、ハイキングにいいと紹介されている通り、枯れ葉が美しい公園があったりするが、路上駐車が多いのは何故? 養殖イカダのオーナーが魚に餌をやりに来てるんじゃない?と秋子さん。あり得るかも。
 また、榕樹澳に入るタクシーや自家用車が多く、一体何があるんだ?とみんな。戦争ごっこですよ!と私。野戦場があるのを知ってて冗談を言ったのだが… そやからさっきのタクシーの客、迷彩服やったんや!と中川奥様。ホンマですか?とこっちがビックリ。よく見ると
ホント迷彩服の人が多い。
 10:40橋を渡ると右に公衆トイレがあり、左の駐車場に迷彩車。しかし銃声は聞こえず、たくさん入って人はどこで戦っているのか? T字路に突き当たったら左へ進み、駐車場に出たらコンクリートの小道に入る。対岸に聳えるのは馬鞍山/702m。川が海に流れ込む汽水域にはマングローブが茂り、パイナップルみたいな実をつけているのは雌雄異株のアダン。海沿いの道を曲がるとこに茶店があり、過ぎると海の向こうに八仙嶺が見え出す。

 
深涌の埠頭が見え、11:15三差路。左に行くと埠頭だが真っすぐ進み、謎のゴルフ場へと川沿いの道を行く。来たことがある中川さんと府川さん以外は、これ?って不審げだが、プレイしてる人がいるからゴルフ場には違いない。11:30山際の茶店で休憩し、埠頭に戻って14:30の船で馬料水に出るのが奥様感謝コースだが、疲れてないし、3時間もここで待つ気はないと皆にそそのかされ、もっと歩こうと茶店を左へゴルフ場の外れへと進む。緊急電話を右へ。廃屋や廃校を過ぎると山道になり、小川を幾つか渡って徐々に登る。11:55峠で中川夫妻を待つ。登りがないと言った私の言葉はウソになったが、登りがきつくなかったせいか奥様の苦情はなく、12:15まで休憩。

 しばらく下って川を渡り、登り返して12:35、コンクリート道の分岐に到着。いつもは右だが今日は左、
茘枝荘から14:15の船で馬料水に出ようと下る。12:50新天然士多という茶店があり、ビールを飲みたいと言い出す男達。飲まない中川夫妻と私が先行し、埠頭に着いたら電話するってことになったが、携帯を見たら電波が届いてない! じゃーほどほどにして来てくださいってお別れ。
 突然曇り空が晴天になり、川沿いの道はキラキラと木漏れ陽が落ち、
川の反対側は雰囲気のいいキャンプ場。海が近づくと空と海が真っ青! 来て良かったと感動しながら埠頭へ。時刻表を見ると塔門行き13:15の船があり、塔門で乗り換えて黄石碼頭に出れるそうだが、携帯が通じないからビール飲んでる後続に連絡できない。船が出た数分後に現れ、もう少し早かったら乗れてたのにって言うと、仕方メイヨウ(没有)って荒田さん。はっはっはっ! 14:15の船に乗り、25ドル、深涌を経由して馬料水に出る。

 14:50馬料水に到着。道路に出て左の公衆トイレに寄り、KCR大学駅へと歩く。この辺では打ち上げできそうな店がなく、ホンハムに出て府川さんが香港オフィスにいた時、ランチで使っていたと言う店へ行くことになったが、
下車して徒歩約15分と遠い!

打ち上げ】
至尊猪骨●(保の下に火)食府
/ Supreme Restaurant TEL:2330-3315
船景街(Shung King St.)の南の角だったと思う
 
入り口の金豚が目印。飲茶の値段は安いが、きっと量が少ないんだろうと注文したのが間違い! 食べきれませんでした。ホンハムで安く上げたいならオススメの店です。

地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2007年12月30日(日) 最寄り駅:MTRMTR鑽石山(Diamond Hill)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温18度、湿度62%、赤色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし     報告Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約8キロ、約2時間)
北潭涌にて、スタート前に記念撮影
追いかけて来た爆走娘、山口
ここで赤いタクシーは珍しいと、府川カメラマン

 ニューヨークから来ている成瀬姫に続き、ご両親も日本から来港。本年最後の山歩は、腰痛の成瀬父上も歩けるようにと7月に行った超簡単コース、上●郊遊徑(Sheung Yiu Country Trail)にしたのに、成瀬親子は現れず、参加者は中川夫妻、荒田、府川、佐藤、山口、私の7名。C2出口を地上に出て左のバスターミナルへ。9:12発、黄石碼頭行き96Rに乗車。

 10:02北潭涌で下車。10:10出発。ゲートを抜けて5分弱、右に茶店があるとこで、MacLehose 1の道路の終点まで走ると言う山口さんとお別れ、茶店の脇の標識に従い小道に入る。橋を渡ったら右へ。7月に来た時とは段違いに涼しく、とても歩きやすい。右下の石灰を焼いていた
窯(Lime Kiln)をじっくり見て、すぐ先の右にある白壁の家、上●民族文物館(Sheung Yiu Folk Museum)は見ないで通過。10:30分岐を左へ、上●家樂徑(Sheung Yiu Family Walk)の標識に従い階段を上がる。次の分岐は右へ。
 10:45森を抜けると視界が開け、ゴルフ場がある
Kau Sai Chau(島の名前)を見ながら立ち休憩。以後は平坦で楽だから話が弾む。もう少しでメタボになりそうだったと言う荒田さん。なにそれロボット?と無知な私。全員異口同音に、知らんの! 知りません。佐藤さんの母上は毎日病院に通ってるそうで、それって病院行かないと今日は病気かなってみんなに言われるんだよねって、日本の保険制度まで話は広がり、だから山海徑には若者が寄りつかないと言われている、病気話で盛り上がる。11:10疲れてないけど1時間歩いたので左のBBQサイトに入って休憩15分。

 歩き出すと成瀬さんから電話。MacLehose 1をタクシーで端折って
西湾山に登ったら父上がバテたそうで、西湾亭から西貢に出るけど、みんなは何時くらいに着きますか?って。西湾山て、全然簡単やないやん!と思いながら、1時半頃かな。半島を回り込むと今は水上活動中心になっている、かつてのベトナム難民収容所に運動会のようなテントが林立してる。なんだろう? 中川ご主人、難民の同窓会ちゃう? まさか! 中川奥様、刑務所で囚人が作った製品のバザーちゃう? 歩くかタクシーでしか来れないこんなとこで?
 空と海と萬宜水庫は微妙に青さが違い、どの色も非常に美しい。11:45道路に出たら左へ、MacLehoseを逆に戻る。
標距柱M005を過ぎたあたりで山口さんから電話。もう道路に出て戻ってるよ。ほどなく山口さんが追いかけて来て、三差路を左へ。MacLehoseの起点の三差路は真っすぐ。12:25バスを降りた北潭涌に戻り、94のバスで西貢へ。海辺で乾物を買ってたら成瀬親子も到着。さぁ打ち上げしようか!

【打ち上げ】
世興海鮮菜館 /
Sai Hin Seafood Restaurant TEL:2792-2801
西貢海傍廣場兆日大樓1及2號地下 (G/F, 1&2, Siu Yat Bldg, Sai Kung Hoi Pong Square, Sai Kung)
 6〜8人用のセットメニュー788ドルに、成瀬父上がゆでエビを食べたいと聞いていたので白灼蝦80ドルを追加。エビは甘く、鹽●(火へんに局)鶏も絶妙な旨さで、ジャンクフードが多いニューヨークに持ち帰りたいと姫は言う。9人でも食べきれなくて残りは府川さんが打包(お持ち帰り)。ビール飲んだ人160ドル、飲まなかった人110ドル。
安くて美味しくて、最近お気に入りの店です。

地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2007年12月23日(日) 最寄り駅:MTRMTR鑽石山(Diamond Hill)、午前9時集合 天気予報:曇り雨、最高気温17度、湿度93%
水・食料:補給場所なし     報告Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約12キロ、約3時間)
MacLehose 2を逆に行く
赤徑の集落を過ぎて海沿いの道を行く
Sharp Peakの登り口の峠、大浪凹
ここで「警告」という表示を左に入る
枯れた茶色い絨毯のような草原が続く
ようやく黄石碼頭行き船が到着

  高流湾Sharp Peakの西の半島の北端にある漁村で、05年1月23日に個人的に訪れた時、オバちゃん達がウニを殻から取り出してて、300gくらい100ドルと安かったので購入。洗って食べると美味しく、病気にもならなかったし、3月27日にみんなで再訪。したんだが、ない! 小野寺さん曰く、ウニの旬は冬だから。ならばと12月に企画。曇天の下、中川、五十嵐、府川、佐藤、伊藤、私の6名が集合。荒田さんは間違って彩虹に集合したと電話があり、北潭凹で落ち合うことに。C2出口を地上に出て左のバスターミナルへ。黄石碼頭行き96Rは長蛇の列で、座れないまま9:18発車。

 10:20北潭凹で下車。7名が揃い、MacLehose 2を逆に進む。ところで最近山海徑には土曜会なるものができ、荒田狂祖様を中心に有志が参加しているのだが、昨日は狂祖様ひとりでMacLehose 1, 2, 3、約35kmを歩いたと言う。ひぇ〜、そんな過激なことするから信者(友達)なくすんだよ!と言いながら
標距柱M048を通過。
 コンクリート道を海辺まで下り、
赤徑の集落に入る。住人はいないのに1年以上前から地滑り工事をやってて、やる必要あるんかい? 海沿いに進んで橋を渡ると登りになる。徐々に高度を上げ、M040を過ぎ、11:20大浪凹というShrap Peakの登り口の峠に到着。休憩。五十嵐さんがいないと思ったら、肉離れした足が痛いと帰ったと佐藤さんが教えてくれる。えー、大丈夫かいな?

 11:35左の山肌に登る。海はなんとか見えるがSharp Peakの山頂は霧で真っ白。11:45「警告」という表示を左に入る。峠にはあんなに人がいたのに、こっちに来る人は誰もいない。ひと山登り、しばらく平坦に進み、キャンプ場のような芝地に下りたら登り返し。枯れ草が絨毯のように広がる美しい草原が続く。目印になるものがないので説明しづらいが、右前方の小山に土道が見える平地で12:35〜13:00まで休憩。
 いつもは右の小山へと進み、登らないで麓を行くのだが、今回は真っすぐ進んで左に見えてきた建物を目指して下る。徐々に藪が深くなるが、13:10コンクリート道に出て右へ。階段を下ると集落があり、屋根だけの建物の中に椅子がたくさん並んでいる。何かと思ったら教会。しかし人影はなく、隠れキリシタン村みたい。右に公衆トイレがあり、橋を渡り、村外れの分岐は下らないで真っすぐ行く。

 13:30
高流湾の集落に到着。左に埠頭があり、ネットで調べた黄石碼頭行き定期船は14:05発。それまでに生ウニを買おうと村に入る。にぎわってる食堂はスキューバーダイビングのクラブハウスらしく、一般人も受け入れてくれそうだが、予約してないと大した料理は食べさせてもらえそうになく通過。小さな漁村はすぐに行き止まりとなり、どこにもウニがいな〜い!
 荒田さんが、
ウニってどう書くねん?と訊くから、広東語は確かホイタンで、ホイは海、タンは胆の難しい字で書けないって言うと(正解は海膽)、庭でゴハン食べてるバアちゃんに「有没有海栗」と北京語で訊いてる! 海栗で通じたのかどうかわからないが、バアちゃんの娘だか嫁だかが「西貢に行け」と広東語で言ってるし、もうこの村にはいないのだろうと諦めて埠頭に戻る。

 時刻表を見るとネットで調べた以上に便数があり、どないなっとんねん? しかもネットで調べた14:05は20分くらい遅れて到着。
黄石碼頭まで12ドル。奥様が待っていると中川さんは96Rで帰り、荒田、府川、佐藤、伊藤、私の5名は西貢行き94に乗車。打ち上げは小雨が振り出して寒くなったから、ホットな焼き肉食べない韓国食堂!

【打ち上げ】
金堂韓國料理
西貢福民路高富樓22號地下 2792-6112
 ビールは府川さんと佐藤さんがコンビニへ調達に行く。酒飲みだと思っていた伊藤さんはビール以外は飲めないそうで、非常にトイレが近く、地下鉄の駅までミニバスで30分弱だと言うと500ml缶1本以上は飲まない、意外に節度のある、膀胱が小さい酒飲みだと知りました。さて注文は、NO. 67の
四人優惠套餐395ドル。5人で満腹するほどボリュームがあり、大満足でした!

飛鵝山(603m) 府川レポート 練習の日:2007年12月2日(日) 報告・府川 写真・府川 


今日の参加者は五十嵐、中川夫妻、荒田、伊藤、府川の合計6名でした。

以下 「>>
」のマークは 森Qさんのレポートから引用、「*」が私のコメントです

>>彩虹駅のB出口を地上に出て、清水湾道(Clear Water Bay Road)を左へ。
>>数分でバスターミナルがあり、左の小道に入る。

*中川夫妻は別コース
*4人でスタートするも いきなり バスターミナルを過ぎてしまい 戻って小道をさがしてやっと本来のコーススタート

>>出た道路が扎山道。東屋があり、15分休憩。
>>みんな道路の上ばかり気にしているが、実は少し下る。左に案内板がある所から階段を上がり、大岩に出る

*この道路を下らずに 左に曲がって上り続けてしまいました。
 その結果 マクリホースの 大老山から下った展望台みたいなところに出てしまいました。
 やむなくそこから 右に車道をのぼり 少し行ったところ 景観台と書いてある東屋で休息中の中川奥様を 発見
 そこで 五十嵐さんは前日の後遺症で足が少々痛むとの事で 一緒に休息。
 荒田、伊藤、府川の3人が今日の目的地 
飛鵝山山頂(603m) を目指す。
 
見晴らしもよく 上り下りを繰り返すところが ミニサイズの 八仙嶺 見たいです。
 
*頂上から 向こう側に降りようとしたのですが 険しすぎで断念ちょっと戻って 右に曲がり

>>階段を電柱まで戻ったら右へ。
>> 石の間に木を埋めた階段を、雨が降る前に道路に出ようと小走りに下る。
>> 15分で土葬の墓を過ぎると飛鵝山道。遂に雨が降り出し木陰で待機するが、すぐ上がったので道路を右へ進む。案内板がある三差路は真っすぐ。
>> 後は脇道に入らず下る。下界が近くなるとビックリするような高級住宅がある。
>> バスが往来する清水湾道に出たら、横断してガードレールを乗り越えて歩道を右へ。

*この案内と同じコースを下って われわれはミニバスで彩虹まで戻り
MTRで黄大仙まで行って 四川食堂で打ち上げでした。
 中川ご夫妻がミニバスで下ってきて 我々より20分ぐらい遅れて到着。五十嵐さんは 3人が戻るものと思ってお待ち頂いたようで申し訳ありません。
 でも 下り突っ走り 中川ご夫妻より 5分遅れで到着でした。(昨日の後遺症はどこへ? 走ると消える脚の痛みですか・・・) 

地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2007年8月19日(日) 最寄り駅:MTRMTR鑽石山(Diamond Hill)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温32度、湿度82%
水・食料:補給場所なし     報告&写真・Qちゃん  難易度 :3(約7キロ、3.5時間)
上洋山への登りで振り返る
とんがり山の釣魚翁が見えて来た
この遮断棒を越え、薮を登る
一旦下って釣魚翁へと登り返す
釣魚翁から下山、下はゴミ埋め立て地
蜂に刺されて腫れ上がった森Qの手

  先週は海洋公園(Ocean Park)の裏山に行く予定が雨模様。お互い香港島に住む中川さんと電話で、こりゃアカンよな〜と中止にしたのに、九龍側は晴れていたのか集合しかけた宮田さん、した倉田さん、すみませんでした。今回はそのリベンジではなく、別コース。参加者は中川、荒田、佐藤、倉田、秋子(あきね)、秋子さんの知人で初参加の飯野氏、森Qの7名。MTR鑽石山のC2出口を地上に出て左のバスターミナルから清水湾行き91に乗り、9:12発。

 9:55
五塊田(Ng Fai Tin)で下車。道路の反対側に東屋と案内板があり、10:00コンクリートの階段を上がって釣魚翁郊遊徑(High Junk Peak Country Trail)に入る。数分後、分岐を標識に従い大廟(Tai Miu)へと左に進む。峠に至ると半島の反対側が見え、晴れていると素晴らしい景色なのに靄っていて今イチ。標距柱C3101を過ぎ、次の分岐も大廟へと進む。右に越野單車徑(Mountain Bike Trail)がある分岐は真っすぐ、左右の脇道に入らず登る。振り返ると三角形のRozer Hillを中心に近景の眺めはまずまず。立ち休憩して、10:15上洋山(Sheung Yeung Shan/260m)を通過。
 
C3102の分岐は左の郊遊徑(Country Trail)を行く。海を見下ろしながら歩くと、お椀のような山の向こうに釣魚翁(High Junk Peak)が見え出し、実に見事にとんがっている。10:35標識を右へ山を巻くように進む所で注意! 釣魚翁は郊遊徑に含まれておらず、ここから入る方が道がわかりやすく、正面の草に埋もれた遮断棒を越えて行くのだ。DANGEROUS CLIFF AHEAD. DON'T GO BEYOND THIS POSTって看板があるけど危険じゃない。ただ草が刈られてないので藪漕ぎの登りとなる。

 10:50稜線に出ると小さなヘリポート(?)があり、その先の岩場で休憩。右下の平地はゴミ埋め立て地。昨今のゴミの量の多さに比例し益々陸が広がっている。11:05釣魚翁を見ながら下山。靴が滑りやすいと秋子さんのみ右に行って郊遊徑を辿ることになり、他の者は釣魚翁へと登り返す。初参加の飯野さんは野球をやっていたそうで、キツイですねぇと言いながらへたれない有望新人。
 11:25
釣魚翁(344m)の三角点に到着。靄っているが360度のパノラマ! 登ったかいがあるというもの。南に見える田下山(Tin Ha Shan/273m)は登るかどうか決めかね、15分弱いて足場が悪い道を下る。11:45林の中の分岐で秋子さんに合流。崖際まで行くと下のゴミ埋め立て地にラジコンの滑走路があり、驚き。倉田さんの冷凍パイナップルの缶詰をいただき、12:10また郊遊徑を辿る。清水湾(Clear Water Bay)の海水浴場を見下ろしながら、階段の下りになると異様な臭い。ゴミ埋め立て地の近くだから仕方ないとは言え、これはちといただけない。

 12:30緊急電話がある分岐に到着。さ〜て、これからどうしよう。今年100キロに出る佐藤、倉田は真っすぐ田下山に登ると言い、それ以外は左に下山すると言う。
打ち上げの布袋澳(Po Toi 0)を知っているのは中川さんと私だけで、歩き足りない私も田下山に行きたいが水がほとんどない。佐藤さんが分けてあげるよと言ってくれるが、2人のスピードについて行く自信がなく下山することに。
 下山組は数分でカワセミみたいな鳥のモニュメントが迎えてくれる
大凹門路(Tai Au Muen Road)に到着。右へ進むと布袋澳行きのミニバスが来た。中川、荒田、飯野が乗り、秋子さんと歩く。左に布袋澳に下る道路の分岐で私は佐藤、倉田を迎えに行くと秋子さんと別れ、ゴルフ場の入り口から山道に入り、少し登ったとこで待機。予想以上に早く2人が現れ、打ち上げ場所にご案内。

【打ち上げ】
海鮮島漁港
/ Seafood Islands Restaurant TEL:2719-5730
九龍清水湾道布袋湾澳6號地下(6 Po Tai O Chuen, Clear Water Bay Rd.)
 約10分下った道路の終点が、MTR寶林(Po Lam)行きミニバスの発着場。集落に入ると海鮮食堂が2軒あり、奥の海鮮島漁港の桟橋でみんなが待ってる。セットメニューは12人用しかなく、中川さん荒田さんと生け簀からアサリ、エビ、ホタテを選び、イカフライ(椒鹽鮮●)は死んでるイカで十分美味しいと言われ、良心的。料理法を言えなければ一番ポピュラーなので出してくれるだろう。他に野菜38ドル、紅焼豆腐38ドル、楊州炒飯48ドルを注文。ピールは青島の大瓶が24ドルで8本飲み、811ドル。飲んだ5人が130ドル、飲まなかった2人は90ドル。
美味しくて大満足だったのだが…
 髪に何か止まったので叩いたら蜂。小指を刺され、痛〜い! 荒田さんが吸い出せ、小便をかけろと言うが、帰宅してネットで調べると、そうしなくて正解。時間が経つにつれ腫れ上がり、2日間は指が曲がらないほど。左右分割撮影ができるカシオのデジカメで撮ったので見てみて。95年以降、記憶にあるのはCloudy Hillで山ちゃん、水浪窩で金子さんと、めったに蜂に刺されることはないんだけどねぇ。

地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2007年8月5日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、午前9時集合 天気予報:晴れ、曇り、雨、最高気温33度、湿度85%、炎熱注意報
水・食料:西湾で補給可能     報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :3(約5キロ、約3.5時間)
ここが入水したあたり、後方に橋が見える
最初に現れるプールと、崖を行く我等
先週とは大違い、たおやかな流れ
これが千絲瀑だ!
千絲瀑の登りで、撮って!とせがんだ写真
千絲瀑の上の堰堤へ、ガレ場の崖を登る

  先週に続きまた川企画。夏休みでレギュラーメンバーが少なく、荒田、府川、田中夫妻+ヒビキ・コウセイ、私の7名。C2出口を出ると西貢行きミニバスは長蛇の列。いつ乗れるのかと思ったが、本数が多いので9:20には乗車。9:45路線バスのバス停で言うと西貢大会堂で「ヤウロッ!(有落)」と叫んで下車。道路を横断して左へ、建物沿いに進むとマクドナルド前から西湾亭行き29Rのバスが出ている。折よく客待ち中で、9:55ほぼ満員になったとこで発車。10:15終点下車。

 東屋で身支度し、10:20コンクリートの道を行く。帰国していた府川さんが、日本の××ジは奇麗だと言う。えーっ切れ痔が? 違うって地デジだって! 水位が下がった
萬宜水庫(High IslandReservoir)を見ながら、10:40吹筒凹の分岐に到着。大きなゴミ箱が撤去されて奇麗になっており、10分休憩してMacLehose Trailを下る。標距柱M030を過ぎると川沿いの道から西湾の集落に入り、正面に海が見えたら左に曲がる。砂浜を横断し、海に流れ込む川を遡上するのが今日のコース。地図には夾萬坑(Kap Man Hang)となっているが、通称雙鹿(Sheung Luk)石澗

 11:15川にかかった橋を渡って川の右側を進むが、ジャングルのようで進みづらくなり、準備して全員で川に入る。ぬるい! 流れは穏やかで浅く、ビシっと冷たくないのだ。それに水中の石にはコケが生えていて滑りやすい。大岩に遮られ川を進めなくなったら右の崖を行く。プール状のとこで泳いでいる人がいて、更に崖を行くともっと広い15×20メートルくらいのプールがあり、ここでも泳いでいる。荒田さんと子供達もひと泳ぎ。
 左の崖を上がり、たおやかな流れをバシャバシャ蹴散らし、深くなったら左の山道を行く。沢登りをしていた頃はもっと急流でスプラッシュな石澗だったと思っていたのに、拍子抜け。天気予報に反して涼しいし、あまり汗もかかない。

 そんなこんなでビシっとしないまま、12:40絶壁に到着。これだけはいつ見ても圧巻! 千絲瀑と言い、かつては大きな滝だったのだろうが、今は上に堰堤があるのでほとんど枯れている。これ登るの?とみんな驚くが、ホールドがたくさんあるので見た目より簡単。落ちているペットボトルを拾い、最後尾の府川カメラマンに撮って!とせがむ。登り切った所にもゴミが落ちてて田中奥様と掃除。もう一段上の堰堤へロープが張られたガレ場の崖を登るのに、ゴミ袋がちと邪魔になるが。

 堰堤からは細い山道でキャンプ装備の若者達が遅くて渋滞。また川に出て少し遡上すると、13:05川を横切る
鹿湖郊遊徑(Luk Wu Country Trail)に到着。靴を履き替えて休憩し、13:30左の階段を上がる。川から上がったら下りだと言っていたのに登りが続き、嘘つき森Q、ゴメンなさい!
 
標距柱C5301を通過。分岐に至るとSharp Peakが見え、おぉ〜いいね! 立ち休憩して右へ。13:45階段を下ったら道路。ここが鹿湖郊遊徑のスタート地点で、左に行くとバスを降りた西湾亭。ぐるっと一周して来たわけだ。すぐ29Rが来て乗車。荒田さんが、今日は川を上がってからが一番しんどかったと言う。んだんだ、先週に比べると川は面白くなかったし… 打ち上げは焼き肉食べない韓国食堂にしようか? なんですそれ?と田中さん。だから焼き肉食べない焼き肉屋。なんで? マズイから。ハッハッハッ! でも他は美味しいよ。

【打ち上げ】
金堂韓国料理

西貢福民路高富樓22號地下 2792-6112
 
ビールは府川さんが買いに行ってくれ持ち込み。メニューが新しくなって値上がりしてる。360ドルだった四人優惠套餐(Menu No.67)は395ドル。石頭飯(石焼ビビンバ)、●牛助骨(牛スペアリブの煮物)、煎葱餅(ちぢみ)、煎鯖花魚(焼き鯖)、辣牛●湯(牛バラ肉のスープ)。これに韓式泡菜炒飯(キムチ炒飯75ドル)、ヒビキちゃんとコウセイ君のリクエスト、生牛肉(ユッケ100ドル)を追加したが、炒飯はなくても良かったかも。サービスチャージはつかず570ドル。お子さん2人を1人として1人100ドル徴収。ビールは20ドル。値上がりしてたけど満足、満腹で九龍、香港島に別れて解散。ミニバス乗り場へ向かったのでした。

地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2007年7月15日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、曇り、雨、最高気温33度、湿度82%
水・食料:北潭涌に売店あり     報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約8キロ、約2.5時間)
石灰を焼いていた窯(Lime Kiln)
上●民族文物館Sheung Yiu Folk Museum
まばゆい炎天下の道、暑いっす!
ゴルフ場がある島、工事中のKau Sai Chau
左から、West Dam、萬宜水庫、突堤、海
萬宜水庫とWest Dam

  このところ猛暑続きで、結論から先に言うと今日のコースは日陰が多くて大正解! 参加者は中川夫妻、五十嵐、府川、佐藤、2回目の秋子(あきね←名字とは違いオッサン)、私の7名。MTR鑽石山のC2出口を地上に出て左のバス操車場へ。9:16発の黄石碼頭行き96Rに乗車。10:13北潭涌で下車。

 10:20ゲートを越えて道路を行く。数分で茶店を右へ、
北潭涌自然教育徑に入り(他にも標識あり)、橋を渡ったら右へ。川が流れ込む入り江は幅が狭く、対岸に見える北潭涌渡假営ユースホステルは涼しげな避暑地って感じだが、歩いている我々はメチャ暑い! 右下に石灰を焼いていた窯(Lime Kiln)があるが、上から見るだけで通過。そのすぐ先に上●民族文物館(Sheung Yiu Folk Museum)がある。二日酔い気味の私には格好の休憩場所と、みんなを誘って入る。19世紀末の客家の家屋の中に当時の生活をしのばせる展示品があり、パンフレットも用意されている。係員が「日本人やで、なんか喋り」と譲り合ってるから、広東語なら説明してくれるのだろう。我々は無視され、勝手に見学して日陰で休憩。先に進む。

 10:45分岐を上●家樂徑(Sheung Yiu FamilyWalk)の表示に従い左に上がる。5分ほどでまた分岐。立ち休憩して右へ。11:00視界が開けると
ゴルフ場があるKau Sai Chauという島が見えてくる。何の工事をしているのか掘り返されているのが無惨だが、木陰に潜り込み休憩。うだうだと20分も経過。ようやく歩き出したら電話。山口さんだ。もう100キロの練習をしており、1人でMacLehose Stage 3〜5の途中まで歩くつもりが誰もいなくて寂しいと、3で切り上げるから打ち上げに合流させてと言う。こんな猛暑に3て、そりゃ誰も歩いてないやろ! 13:00頃に北潭涌に着くと思うから待っててと言い、更に半島を行く。しかし、五十嵐さんと府川さんの冷凍桃缶詰を食べないと。11:40左にBBQサイトがあるキャンプ場に入り、缶詰休憩11:55まで。

 その後しばらくは見晴らしが悪いが、開けると素晴らしい眺め! かつて半島だったのをダムで堰き止め
萬宜水庫(High Island Reservoir)を作ったので、萬宜水庫、West Dam、水上活動中心、突堤、海と、水と陸が交互になり、水も空もコバルトブルーに輝き、美しい〜! それを堪能して下り、道路に出たのが12:15。ここからはMacLehose Trailで左へ。標距柱005を過ぎるとタクシーが来たので中川夫妻と秋子さんが乗る。でも五十嵐、府川、佐藤、森Qは歩き足りないと歩く。三差路まで来ると暑くって早く木陰に入ろうと駆け出す。MacLehoseのスタート地点の碑まで来ると三差路の右にバス停があるが、バス停まで歩くなら行きで降りた北潭涌まで歩こうと頑張る。
 12:50北潭涌に到着。タクシーに乗った3人が待っててくれ、早かったねと言う。暑かったから走ったんですと答えるが、意味わかんなかったかも。西貢行きのバスはなかなか来ず、乗ったのは13:15。西貢に先に着いていた山口さんに電話し、さぁ打ち上げだ!


【打ち上げ】
世興海鮮菜館
/ Sai Hin Seafood Restaurant TEL:2792-2801
西貢海傍廣場兆日大樓1及2號地下 (G/F, 1&2, Siu Yat Bldg, Sai Kung Hoi Pong Square, Sai Kung)
 
安くて味も良かったのでまたここ。6〜8人用のセットメニュー(788ドル)を注文。醤油炒めエビ←いける、イカフライ←旨い、蒸し魚、伊麺にチーズ味のロブスターを乗せたの←ロブスターはほとんど入ってないが旨い、塩蒸し鶏(半羽)、スペアリブ、野菜、貝柱と卵白の炒飯、以上8品。イカ好きの中川奥様に100キロのサポートに来てもらおうとイカフライをもう1皿注文し(68ドル)、果物はサービス。でも言わないと出してくれないかも。10%のサービス料がついて1,134ドル。ビールを飲んだ男性4人が165ドルで、他の4人は120ドルでした。

地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2007年6月24日(日) 最寄り駅:MTR黄大仙(Wong Tai Sin)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り雨、最高気温33度、湿度81%
水・食料:補給場所なし     報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約6キロ、約2.5時間)
中央の平地が、かつての啓徳空港
林立する高層ビル
下の道路を行くと簡単コース
素晴らしいパノラマ! 右のトンガリ山が獅子山(Lion Roack)のお尻

  今回は簡単コースなのに参加者が少なく、中川夫妻、五十嵐、府川、佐藤、2ヶ月ぶりの大野、数年ぶり?の加藤、私の8名。黄大仙のE出口を地上に出て左へ。陸橋の右にあるミニバス乗り場から慈雲山(北)行き18に乗車。約5分後、坂を上がるバスが右折するとこで「ヤウロッ(有落=降ります)」と叫んで下車。9:20左に法藏寺を見ながら道路を上がる。雨が続いたので湧き水は水量が多く、汲みに来ている人が多い。9:40三差路の恒益商店という茶店に到着。吹き抜ける風が心地良く、公衆トイレに行く人もいて15分休憩。

 9:55登りの道路に向かって左に
Wilson Trailの碑があり、中川夫妻、加藤さんは道路を行くと言うのでお別れ。5人は碑の横の階段を上がってすぐ右へ。コンクリートの階段は歩幅が狭く登りづらい。林を抜けると炎天下となりメチャ暑いが景色は抜群! 九龍の市街と海を挟んで香港島、遠くランタオ島まで見え、後方のM字型のトンガリ山は獅子山のお尻やね。天国まで続くような地獄の階段を景色を堪能しながらゆっくり登る。手すりに書かれた数字は段数らしく、800弱でようやく終わり。
 10:10金網に囲まれた建物の脇を通ると土道になり、右に入らず真っすぐ登って稜線を行く。道路を行く中川夫妻と加藤さんが見え、オーイと叫ぶが聞こえず府川さんが電話する。今からでもこの景色を見に来たら?と言うつもりが、電波の状態が悪い。出目金のオバケみたいな建物と工事中の電波塔?がある慈雲山を目指して登り、出目金の手前の木陰でまた休憩10分。10:35出目金を左に巻くように進み、森を抜けると道路。左へ約15分下り分岐で3人に合流するが、30分も待ったと言う。すみません、休憩が長かったもんで。

 10:55「
觀坪路、観音山村」の標識に従い道路を下る。この下の地中を大老人山隧道という全長約4キロのトンネルが走っており、その上を行くわけだ。回りには何もないが下界に近づくと集落があり、11:15三差路を左へ下る。こんなとこにお洒落な住宅が並んでいる。11:25道路の終点に到着。コンクリートの歩道の木陰で15分休憩。
 しかし、この歩道は10メートルほどでまた道路になり、これって老人山トンネルを作ったから車が通れないようにしたのでは? お洒落な住宅で火事があったらどうするんだろう。だってこの先、徒歩約20分で道路に出るのに、ここで止めてるから消防車は来れず、徒歩約1時間の道を来ることになる。よく住民が反対しなかったなぁ。ともかく先に進み、橋を渡って11:50ゲートを抜け、12:00老人山トンネルの出口(入口でもあるが)に到着。すっごい簡単に終わり、打ち上げは沙田のフローティングレストランにしようってことになり、歩いて行きたいけどバス停を見ちゃったから中川奥様が歩くとは絶対言わない。沙田第一城を通るバスに乗ればいいだろう。我々は行き過ぎて歩いて戻ったが。

【打ち上げ】
明星海鮮舫
/ Star Seafood Floating Restaurant  TEL:2635-3788
新界沙田大涌橋路55-57號
 Floatingと言うが運河に張り出した脚のあるレストラン。時間が早くて難なく着席でき、店構えの割には安いし、あまり空腹じゃなかったから468ドルでマイタン。ビールを飲んだ4人が80ドル、飲まなかった4人は50ドル。

地域  : 西貢西郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2007年6月17日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り雨、最高気温32度、湿度93%
水・食料:補給場所なし     報告・Qちゃん 写真・府川&Qちゃん   難易度 :3(約11キロ、約3.5時間)
冠水した道を裸足で行く
道はこんな風に冠水してたんです
半島の首根っこを右へ行くと、林道
トロロ? トトロやろ!の森の野良牛
ニセ棺材石の上で休憩
海沿いに右へ、これが本物の棺材石だ!

  先週は黄色暴雨で雷も鳴っていたので中止した。今朝も雷マークが出ていたが8時には消えたので挙行。参加者は中川O夫妻、府川、佐藤、倉田、山口、山本、日本から出張で来ていた中川P、初参加の秋子氏(中川さんの友人、秋子と書いてアキネと読む)、私の10名。以前は2人の中川さんがいたので不二家のペコちゃんに似た方を中川Pちゃん、他方を中川のおいちゃん=中川Oちゃんと呼び分けており、森Qを加えてオバQ一家と言われていた。(Q太郎、P子、O次郎)

 
鑽石山のC2出口を地上に出て左のバスターミナルへ。9:12発の黄石碼頭行き96Rに乗車。中川夫妻は西貢で下車し、バスを乗り換えて海下路の終点から歩き出すと言うのでお別れ。残る8名は10:20大灘で下車。細い道路に入る。海に出たら橋を渡り、低層住宅の裏の階段を上がると右の脇道から大灘郊遊徑(Tai Tan Country Trail)になるので、標識を確認して右に曲がる。民家の外れまで来たら土砂降りになり、雷も鳴り出したので軒下を借りて雨宿り。
 雨脚が弱まったので土道を辿るが、増水した川の置き石を渡ったら道が冠水してる! 最近続いた大雨と満潮のせいだ。地図を見ても他に道はなく、渡れそうな所を探すが、どこも水浸し。ここで行く手を阻まれてはと倉田、山本が靴や靴下を脱いで斥候に出る。というか行かされる。20メートルくらいで水はなくなると言うので全員裸足になって水没した道を進む。とんだ災難で30分浪費。
 海沿いの道はぬかるんで滑りやすく、歩きづらい。難易度2と案内したが初参加の秋子さんに、これで2ですか?!と訊かれる。新人虐めじゃないですよ、こんな状況では3ですね。11:25
標距柱C5406で砂浜に出ると、先行する香港人がなかなか渡れないのを見ながら15分休憩。我々も渡り、しばらく行くと登りになり、風がなくて蒸し暑い森を抜ける。12:00、C5409でシャープピークを見ながら休憩。

 Pちゃんの歩みが遅くなり、訊くと靴底が取れそうでパカパカだと言う。ザックに入れていた靴紐をあげると結わえて慎重に歩き出すが、発汗性のいいシャツじゃないし、ジーパンは汗と雨に濡れて歩きづらいし、装備に失敗したと言う。12:25分岐に出たら半島の首根っこで、右へ。
「西貢西郊野公園」の鳥居があり、林道になる。5分ほどで左のとても広いキャンプ場で中川夫妻と落ち合うはずが、いない。電話すると1時間半待っても来ないから先に進んでいると言う。5分休んで追いかける。右に立派なトイレがあり、両側に茂る木立が美しい林道を行く。12:45右にカーブするとこで中川夫妻が待っててくれ、Pちゃんはこの靴では行けないとキャンプ場に戻って待機することになり、左の土道に入って湾仔と言う半島へ9人で行く。ところで、ここの湾仔(本当は灣仔と書く)は香港島の湾仔と字は同じなのに英語表記はWan Chaiではなく、Wan Tzai。区別するためだろうか?

 道はあってないようなもの。適当に進む。三角点を見て更に進み、湾仔の先端の
棺材角(Ocean Point)の棺材石を目指す。最後はロープを張った危険な崖を下り、13:15海岸の長方形の石に到着。が、Oちゃんに貰った新聞と見比べると棺材石ではない。山本さんが偵察に行くが(というか行かされる)、ないと戻って来る。中川夫妻はニセ棺材石を見て先に帰り、倉田さんの冷凍パイナップルいただいた後、山本は信用できないと偵察に行った倉田さんが、あったと言う。府川カメラマンが行くと言うので、じゃー私がモデルになりに行くよ。佐藤さんも行くってんで倉田さんの道案内で海に向かって右へ約5分。これだー! 棺材石の写真を撮って戻ったのが14:00。秋子さんも既に帰っており、山口、山本が待っててくれ同じ道を戻る。後で聞いたOちゃんの話では、我々は半島の先端まで真っすぐ進んだが、途中に右に下る道があったと言う。それが棺材石へ直接行く道のようだ。

 帰路は素早く15分で林道に戻り、行きでも美しいと思った林道の木立で中川夫妻と秋子さんに追いつく。山口さんが
トロロの森みたいだと言う。なんつった? トロロの森。トトロやろ! Pちゃんが待つキャンプ場の東屋で5分休憩。半島の首根っこからは行きで通った道ではなく真っすぐ進む。海下路までは約2キロ。海沿いに出ると海洋生物中心(Marine Life Center)があるが、オープンして数年のはずなのにRenovation中で入れず残念。
 15:00海下路の道路の終点に到着。ミニバスはなかなか来ず、40分も待って乗車。終点の西貢で下車。府川さんが帰り、父の日なので海鮮で打ち上げしようって海鮮食堂街を歩いていると、客引きに渡されたメニューが安くて内容も悪くなく、初めての海鮮レストランへ突入。

【打ち上げ】
世興海鮮菜館
/ Sai Hin Seafood Restaurant TEL:2792-2801
西貢海傍廣場兆日大樓1及2號地下 (G/F, 1&2, Siu Yat Bldg, Sai Kung Hoi Pong Square, Sai Kung)
 6-8人用のセットメニュー(8品で788ドル)を注文。油炒め醤油味のエビ、イカフライ、蒸し魚、伊麺にチーズ味のロブスターを乗せたの、塩蒸し鶏(半羽)、スペアリブ、野菜、貝柱と卵白の炒飯。果物はサービス。ビールはカールスバーグの大瓶(25ドル)を9本飲む。山口さんが
山海徑でこんな豪華な食事したことないと言う。おいおい、参加回数が少なくて知らんだけやで。しかしこのメニュー、客引き用なのか大きな垂れ幕があるんだけど食事中に売れ切れって紙を貼ってたから限定かも。10%のサービス料がついて1,114ドル。ビールを飲まなかったOちゃん100ドル、他8人は130ドルで大満足でした!

地域  : 西貢西郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2007年5月13日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温29度、湿度82%
水・食料:補給場所なし     報告・Qちゃん 写真・府川    難易度 :3(約10キロ、約3時間)
西貢海と桃金嬢(桃尻娘やないで!)
長山の稜線を行く
とても歩きやすい森の中の道
ビッグな枝豆、50センチ以上あるよ
うしろが雷打石ね
これゲットウ(月桃)言うあるよ

   今回の参加者は中川、五十嵐、府川、佐藤、宮田、私の6名。鑽石山のC2出口を地上に出て、左のバスターミナルへ。母の日だからかハイカーは少なく、9:12発の黄石碼頭行き96Rに難なく乗れ、西貢を過ぎ、9:57西貢訓練営で下車。身繕いしてバスの進行方向に5分ほど歩き、北潭涌4.5キロという標識から階段を上がる。

 視界を遮る木はすぐ途切れ、島や半島が入り組む西貢海が見え出す。
Kau Sai Chauという島のゴルフ場を拡張しているのか掘り返されているのが玉に傷だけど、低木の桃金嬢は満開で、遠近両方いい眺めである。石とセメントで作った階段は稜線に出ると土道になり、左の山にBee Hiveのような住宅が並んだ奥は馬鞍山。10:20長山の三角点(165m)を通過。
 森に入ると歩きやすく、吹き抜ける風は野生のくちなしの花の香りがして非常に香しい。ルビー色の実が落ちているので見上げると山桃だ。先週見たのは真っ青だったのに、ここは暖かいのかもう実っている。10:35分岐を右の北潭涌へ、次の分岐も右の北潭涌へと進む。宮田さんが部屋で育てている枝豆の話をしていると、道の真ん中に巨大な枝豆のような実が垂れ下がっていてビックリ! 50センチ以上あり、ひと粒で満腹になりそう。勿論食用じゃないけど。やがて道は登りになり、森を抜け、10:55階段を上がって左に曲がるとこで10分休憩。
 下って十字路まで来たら真っすぐ進み、土を木で止めた階段を上がり、視界が開けると今度は土を掘って作った階段を上がる。気温は高いが曇っているのが幸い。11:20広場状のとこで休憩。見晴らしが良く、風は爽やかで、五十嵐さんが漬け物を出してくれるので、ちと早いがおにぎりを食べて30分経過。

 10分ほどで名もない山頂に至ると正面に
雷打石(Lui Ta Shek/379m)が聳え、右に飛び出した石は、あれを雷が打つのだろうか。少し下って登り返し、12:10三角点に到着。右はMacLehose Trail Stage 3のセミ地獄の底への下り、左は地獄の底から登る鶏公山(Kai Kung Shan/399m)、その間に企嶺下海や謎のゴルフ場が見える。佐藤さんはStage 3を歩いたんでしたっけ? いや、まだです。と話していると、もうすぐ100kmの抽選申し込みだから府川さんが、この時期にここに連れて来る森Qさんはうまいと言うが、そんな意図はないってば。12:20下山。

 下りは急で足場が悪いが約10分でMacLehoseに出て右へ。12:40十字路を右へMacLehoseを離れて進む。徐々に下りになり、13:05
未成年男子の薬物中毒更生施設に出たら左へ、施設を通り抜ける。その後、道端に変わった花を発見。鞘が割れると葡萄の房のような蕾が現れ、白磁のような光沢があり、先端はピンク。ニンニクやラッキョに似ていると言う声もあるが、開いた花弁は黄色で蘭みたい。帰宅して調べるとショウガ科の花でゲットウ(月桃、Alpinia Speciosa)、英語名をShell ginger、またはPink porcelain lilyと言う。今日は花好きの中川さんと、植物好きの森Qにはたまらんコースやったね!
 橋を渡ると道路で、
麥理浩夫人度假村(Lady MacLehose Holiday Village)に入る。なぜかロシアの戦車を展示しており、ミンスクを思い出す。左の屋根のある階段を上がり、右のバス停に着いたのが13:15。15分待って西貢行きミニバスに乗車、終点で下車。

【打ち上げ】
金堂
西貢福民路高富樓22號地下 2792-6112
 久しぶりに焼き肉食べない韓国食堂へ行く。ビールは7-11で買って持ち込み、360ドルの四人優惠套餐を注文。石頭飯(石焼ビビンバ)、●牛助骨(肉つき肋骨の煮物)、煎葱餅(ちぢみ)、煎鯖花魚(焼き鯖)、辣牛●湯(牛バラ肉のスープ)と、4人前なのに6人でも十分な量があり、旨い! まだ厄除けできない中川さんがおごってくださり(ビールは五十嵐アカウント)、また厄を分けられた5人でした。

地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2007年4月6日(金) 最寄り駅:KCR大圍(Tai Wai)、午前9時集合 天気予報:曇り、最高気温20度、湿度85%
水・食料:補給場所なし     報告・Qちゃん 写真・府川    難易度 :4(約8キロ、約3.5時間)
右上6543、名前がわからない可愛い花
難所の崖、ファイト〜、いっぱ〜つ!
これがシャクナゲに似た花
難所の崖、下を見るとちょっと怖い
下界のビルが近くなってきた

 左にイースター5連休の2日目。馬鞍山にシャクナゲに似た花を見に行こうとKCR大圍(Tai Wai)に集合。10分も早く着いたのにもう府川さんと倉田さんが待っている。山口さんと佐藤さんが来て馬鞍山線に乗り換え、馬鞍山で下車。空中先生とは9:30にB出口で待ち合わせ。新港城(Sunshine City)に入り、広くなった通路を右へ。エスカレーターを降りてビルを出るとバスターミナルとタクシー乗り場がある。右端のジョッキークラブ運営の84Rのバスは8:00、9:30、10:30、13:00、16:00、17:30、19:00発。9:30に間に合っただろうが、知ったのは下山後のこと。緑のタクシーに分乗して馬鞍山村の行けるとこまで行く。

 佐藤、山口、森Q組は
84Rのバスの終点に9:45着。35ドル。ズボンのファスナーが壊れ、ああ〜。府川、倉田、空中組は上の道路の終点に着いたようで階段を上がり、道路を右に行くといた。暑くなったので黒のウィンドブレーカーを脱いで専用のネットに入れようと胸ポケットから出すと、それは中川邸でクリスマスパーティをした時、プレゼント交換で当った音田さんのプレゼント、黒のレースのパンティだった。ファスナーは壊わすし、こんなもん持って来るし、サイテーと慌ててポケットに戻すと府川さんが「あっ」と言う。みっ見たなぁ? その後は「ドラえもんのポケットみたい」だった。あービックリした。

 
馬鞍山郊遊徑(Ma On Shan Country Trail)を進み、川を渡り、石段を登る。10:10東屋がある分岐でMacLehose Trailに合流。立ち休憩して左へMacLehoseを逆に辿る。標距柱M081を過ぎ、道は登りになり、コルに出たら西貢や内海を見下ろす素晴らしい眺め。高度を上げると霧で下界は見づらくなるが、それが雲海のようで高度500メートルほどとは思えない眺望。天井廊下と呼んでいる両側が切れ落ちた稜線を通過。オレンジやピンクのつづじの花が目を楽しませてくれる。
 10:45分岐に至ると
M078。ここでMacLehoseを離れて左の馬鞍山へ進む。足場が悪い登りをこなすと稜線。左下にシャクナゲに似た木があるのだが花はない。早いのか遅いのか、わからないまま稜線を右へ進む。11:05馬鞍山(702m)の三角点に到着。霧で何も見えずガッカリ。10分休憩し、最近は佐藤さんを見習ってみんな持っている手袋をして北へ下山。

 11:45高台の分岐を真っすぐ行くと
牛押山(Ngau Ngak Shan/677m)で、晴れていると稜線の眺めが見事なのに何も見えないから行かず、警告の看板がある方へ下る。足場が悪い上に濡れていて滑りやすく、山口さんがスッテン。背負ったザックのお陰でケガはなかったが携帯電話が壊れた。吊手岩(Tiu Shau Ngam/588m)を過ぎると難所の崖下り。ロープを伝って慎重に下る。
 更に下って登り返し、また下る。そこでシャクナゲに似た花を発見! つぼみは濃いピンクで開くと白くなる。2年前は山がごま塩のように満開だったのに、他に咲いてないから早かったのかな。空中、府川と美しいねぇと眺める。倉田、山口、佐藤は先に行ってしまい、見てもらえなくて残念。下界のビルが近づくと霧も晴れ、時々休憩して景色を見ながら下る。

 12:45土がえぐれた崖をロープにつかまって下ると分岐。左へ行くと12:50東屋。5分休憩して下り、13:00行きで通過した公園に出る。
タクシーか84Rのバスがないと歩くしかなく、バスをチェック。7:00、8:30、10:00、11:30、13:30、16:30(耀安まで)、17:00、18:00発がある。公園のトイレで着替えて時間をつぶし、13:30過ぎに乗車。オクトパスは使えず5ドル。終点は行きでタクシーに乗ったバスターミナル。

【打ち上げ】
金都海鮮酒家
/ Golden City Seafood Restaurant TEL:2633-8899
馬鞍山新港城中心商場四期L-3 3015號 (Shop 3015, L-3 Sunshine City Plaza, Ma On Shan, N.T.)
 
Sunshine Cityに入り、2階の四川レストランは高そうで3階のここにする。ビールはカールスバーグが1缶13ドル。食事も終わった15:00頃、空中奥様が来られる。2週間前に山で転んでケガをしたと聞いていたから心配していたけど、1人で北潭涌の近くを歩いて来たとお元気そう。料金は364ドル。ビールを2缶づつ飲んだ府川、佐藤、倉田が80ドル。飲まなかった3人は50ドル。安くて美味しかった。バスターミナルに戻ると香港島行きバスあり。

地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年12月24日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温20度、湿度77%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし     報告・Qちゃん 写真・府川    難易度 :3(約13キロ、約5時間)
中央が行きたかった石芽山
稜線を右の岩場まで行って記念撮影
茅坪から梅子林へ下る石畳
この先、下るにつれ薮が深くなる
棺桶のような足場の川を渡ると道路

 週末とクリスマス休暇が重なった4連休の2日目。参加者は少ないだろうと思いきや、五十嵐、荒田夫妻、府川、佐藤、伊藤、田中夫妻+お子さん3人、田中夫妻のお友達で日本から来た母(テルちゃん)+お子さん3人、私と16名。C2出口を地上に出て西貢行きミニバス乗り場へ。1台では乗り切れず分乗。約15分後、北港で下車
 9:30北港路に入る。道路は徐々に登りとなり、右に分岐がある所は真っすぐ。上の道路に出たら右へ。すぐ道路は途絶え、9:50標識に従い
茅坪(Mau Ping)へと水路を渡る。森を抜けると視界が開けた石畳の登り、風は爽やかだが暑い! 遅れ出した人と小休止しながら登る。10:15十字路に標識があり、左右がMacLehose Trail。真っすぐ梅子林(Mui Tsz Lam)へと進むのだが、その前に左の東屋がある広場で休憩。

 10:30十字路に戻って梅子林へと進路をとる。森の中の石畳を10分ほど下ると小川に出て、ガスや鍋を持参した人が料理を作って食べている。ランチには早いし、こんなとこで朝飯かい? 小川を渡ると廃屋が点在し、昔は人が住んでいたんでしょう。そのせいか踏み固められた道はとてもいい。
 11:00廃村みたいな梅子林の集落に到着。
左上に公衆トイレがあり、分岐を右に下ると道路だが、ピンクの家へと真っすぐ進む。ゴメンなすってと庭を通ると山道になり、正面の山頂にいる人が米粒みたいに見える。子供達は先頭争いでケンカ。子供って面白いね。
 これからどう行くんです?って荒田さん。左の
石芽山(Shek Nga Shan/540m)に登りたいけどこのメンバーでは無理かもしれず、人が米粒みたいに見えた右の女婆山(Nui Po Shan/399m)にしようかと迷ってますと言うと、女バーサンて、バーサンはみんな女やろ! そういう山の名前なんだってば。

 11:20峠状の標識がある十字路で(左右は標識なし)、進路相談。コースは3つ。第1のコ〜ス、
花心坑(Fa Sam Tang)。真っすぐ下るとバスターミナルに出て簡単にゴールでき、もう帰りたいと言うテルちゃんちのナツキ君はこれ。第2のコ〜ス、石芽山。地図上の道がなく、花心坑に着く時間が読めないと却下。第3のコ〜ス、女婆山。花心坑で1時間半くらい待ってもらえば合流できそうだと、下山か女婆山に別れることになったが、どっちにする?って訊くと、迷ったら帰れないからみんなと一緒に行く!って母テルちゃんのツルの一声で全員女婆山へ行くことに。

 11:35右へ登る。先頭を行く子供達は藪に難儀し、オバちゃんが先頭を歩こうか?と言ってるうちに視界は開け、おースゴイ!と歓声。振り返るとホント、行きたかった石芽山に登る道が見え、左右に連なる山並が見事! 道もわかりやすくなり子供達はドンドン進む。で、右の大岩に行く道を見落として稜線に出てしまい、右に進んで岩場まで行き、11:50素晴らしい景色を眺めながら休憩。
 来た道を戻って真っすぐ進み、下って登り返すと右に
女婆山/399mの三角点。12:05到着。ここも見晴らしがよく、眺望を楽しみながら私は五十嵐弁当も堪能。大人しいと思ったら、やっば森Qさん食べてる〜と田中さん。こんなとこで食べたら、私はおなか空いてないから打ち上げはいいって言い出すんじゃないと府川さん。私の行動は読まれてる?

 12:20来た道を少し戻って右に下山。真っすぐ行くと距離が長くなるので左の分岐を探して入る。下るにつれ道は険しくなり、藪に阻まれる。子供達は道がわからなくなり私が先頭を行く。猪突猛進ならぬ猪突森牛、お子さんや女性もいたから(アタシも女性やけど)、同じ道を戻った方が良かったと後悔。
 13:00ようやく墓の前のコンクリート道に出てホッ。後続を待って右へ。小川を渡ると道路に出て、少し歩くと電柱があるとこで右の小道に入る。バナナ畑を抜ける近道のようだ。13:20
花心坑のバスターミナルに到着。打ち上げは運河に張り出した明星にしようと、運ちゃんに訊くと83Kに乗ればいいと言うので乗車。沙田第一城で下車。

【打ち上げ】
明星海鮮舫 / Star Seafood Floating Restaurant  TEL:2635-3788
新界沙田大涌橋路55-57號
 13:45なのに席はすぐ確保でき、大人10人と子供6人で2テーブルに分かれる。
不味くはないが味が落ちたような。だからすぐ座れたのか? ビールはビッチャーで注文。1杯いくらか忘れたけど8杯飲み、注文した料理は食べ切れずお持ち帰り。お勘定すると約1250ドル。帰路は店を出て真っすぐ進み、広場を右へ。道路を渡って右へ行くと九龍方面行きバス停があり、真っすぐ行ったバス停からも九龍や香港島行きのバスがあります。

目的地 :Sharp Peak(468m)
地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年12月17日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温17度、湿度42%、赤色乾燥注意報
水・食料:補給場所あり     報告・Qちゃん 写真・府川&Qちゃん    難易度 :4(約13キロ、約5時間)
冬には珍しく、素晴らしい晴天に恵まれたSharp Peakのパノラマ!
Sharp Peakを背に全員で記念撮影
山頂を目指し、イザイザ!
様変わりした黄石碼頭
山頂から見下ろす海! モデル倉田
Sharp Peakを背に大浪湾を行く
帰路で振り返るSharp Peakも抜群!

 藤原さんの送別山歩なのに、主役は100km Trialwalkerの後遺症でまだ足が痛いと欠席。もう一人の主役、タイから来る私の知人の希望でSharp Peakにしたのに、9:30まで待っても来ず、参加者は青島、府川、佐藤、倉田、正司、私の6名。C2出口を地上に出て左のバスターミナルへ。9:37発、黄石碼頭行き96Rに乗車。
 正司さんは行き先をVictoria Peakだと思い、簡単だから足が痛くても来たらと藤原さんを誘ったそうだが、難易度は4だし、なんで鑽石山に集合なのかと案内メールをよく読んだらSharp Peakだったと言う。←どういう読み方しとんねん!

 10:40終点下車。
黄石碼頭の桟橋は工事中で昔とはずいぶん様変わり10:50発の船は湾仔経由、赤徑(Chek Keng)行き。これで湾仔まで行けるんですか?と倉田さん。香港島の湾仔じゃないよ。晴天に恵まれ、船上から見るSharp Peakは見事!
 11:15赤徑到着。海沿いに歩き、橋を渡ったら左へ。分岐でMacLehose Trailに合流。
標距柱M042があり、左へ。大浪凹の峠には11:35到着。左の斜面を登り、Sharp Peakと海岸線を見下ろしながら休憩。素晴らしい! 山頂に続く道が白く見え、まるでスキーのゲレンデみたい

 写真を撮りながら平坦な道を行く。窪地を過ぎると麓に至り、ここから山頂まで3段階の登り。蟻の行列のように登ってる人が見え、さぁ我々も行こう。第1の登りをこなし、平坦になったら第2の登り。両手を使いロッククライミングのようで、ふと気がつくと青島さんがいない。佐藤さんが、右の巻き道を行くと言ってましたよと言う。体調悪いのかな?と心配したが、そうだ、高所恐怖症の青島さんはこの登りが恐いんだ。
 稜線に出て青島さんと合流。山腹を巻いたら第3の登り。真っ青な空へと突き上げるようだが、足場の悪い道を踏み外すと地獄の底へ真っ逆さま。大浪凹の峠から約1時間後、
山頂の三角点(468m)に到着。360度のパノラマ! うねる山並に蒼い海が美しく、中国まで見える。本当に来て良かった、来れなかった人は残念だねと優越感に浸る。

 いつまでも眺めていたいが帰路は長い。30分ほどいて東へ下山。
米粉頂(Mai Fan Teng)から東湾に出る予定が、府川さんと相談し、米粉頂を通らず大湾に出ることにする。急な下りで青島さんをビビらせながら、一段落したら左へ。行きで通った稜線に出て青島さんが通った巻き道を辿り、真っすぐ下山。小石に足を取られて歩きづらく、同じ道を大浪凹まで戻りMacLehoseを辿った方が良かったかな?と言うと、同じ道より違う方がいいでしょうと府川さん。それもそうだね。
 苦労して大湾に下り立ち、長い砂浜を
望魚角(Mong Yue Kok)の半島目指して歩く。砂浜が途切れたとこで半島に登ると芝地があり、かつてここでキャンプしたことが懐かしい。下ると鹹田湾で山頂から1時間強、14:30に海風士多全員アイスレモンティーを飲み、フライドポテト、乾炒牛肉烏冬(焼きうどん)、薑蛋炒飯(生姜と卵の炒飯)、星州炒米(カレー味の焼きビーフン)でランチ。1人34ドルで大満足。店名の通り海風が心地良く、いつまでもいたいが夜は藤原さんの送別会があり、のんびりしてらんないと15:15に出る。

 危うい橋を渡って砂浜を進み、またMacLehoseに合流。
M035を通過。山肌を登りながら振り返るとSharp Peakが美しい! 峠を越えたら下りになり、西湾の砂浜を横断。茶店の間を右折して村を抜け、川沿いの道は徐々に登りになり、16:00吹筒凹の十字路。真っすぐ下ると道路で、早歩きして西湾亭には16:15到着。
 客待ちしていたタクシーに乗り、
西貢まで84ドル。その間に荒田夫妻、中川さんに送別会のお誘い電話。来れるとのことだが、開催するレストランの電話番号がわからない。帰宅して予約するけど、予約できなかったら電話、電話がなかったら19:00集合ってことでヨロシクと西貢で解散。

【打ち上げ】
海天(亜洲)漁港 / Hoi Tin (Asia) Harbour Restaurant TEL:2520-6680
湾仔駱克道72-86號 2字樓 (2/F., 72-86 Rockhart Road, Wan Chai)
 無事予約でき、山歩した6人+藤原、中川、荒田夫妻と10人が集合。火鍋de送別会。いつもの安いキリンビールがなく、生力(サンミゲル)の小瓶は15ドルと高いが、倉田さんが持ち込んだ紹興酒を3本は持ち込み料なし。最後は雑炊でしめ、藤原さん以外の
9人で割り勘。一人140ドル。やっぱ海天は安くて旨い!

地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年8月27日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、曇り、雨、最高気温31度、湿度96%
水・食料:補給場所なし     報告・Qちゃん 写真・府川    難易度 :1(約3キロ、約1時間)
海下路で後続を待つ
まるで温泉みたいな藤原青年
沢遊びも満喫できまーす!
ゆでた麺をざるに上げるざます
薬味を並べて試食
帰路もコンクリートの突堤を越える

 中川さんが、3年も山海徑で歩いているのに未だに夏の恒例(と森Q本にある)、冷やしソー麺をやったことがないと言うので、来週から100kmの練習が始まるし、この夏最後のお楽しみとして挙行。去年は雨で中止となり、谷口♂さんが、誰が樋(とい)を持って来るのか心配したと言うので、流しソー麺じゃないってば!と、突っ込みを入れたもんです。
 参加者は中川、青島、府川、庄司+サキエちゃん、田中夫妻+お子さん3人、宮田、藤原、佐藤、私の14名。(倉田さんは風邪で欠席) 
C2出口を地上に出て左のバスターミナルへ。黄石碼頭行き96Rの乗り場は、長蛇の列だった先週とは大違い。10人ほどが並んでいるだけで9:10に乗車でき、約1時間10分後に高塘で下車。

 道路を進み、三差路に出たら左の海下路に入る。緩やかな登りでサキエちゃんが、おなかが空いたと言う。突然食べ出す庄司さんの遺伝子だねと笑いながら、後続も遅れているので立ち休憩。更に進むと、左に06年6月25日に行った嶂上郊遊徑の入り口が見えて来る。府川さんにそう言うと、へぇ〜ここだっけ?と、どこに行っても記憶が乏しいカメラマンだ。しかし、私も今回は自信がない。目指す
猴塘渓は数年前に沢登りをしていた頃、一度行ったことがあるだけ。
 三差路まで来ると海下路は右に続いているが、真っすぐ進む。金網に突き当たり、あれれ? 少し戻って踏み跡に入る。道は悪いが、すぐコンクリートの突堤がある沢に出る。バスを下車して約20分。ここでやると思った人もいたようだが、まさか。もっと上へ行きましょう。
 右隅の山道へ、増水しているので私は靴を脱いで渡る。みんなはコンクリートの突堤を乗り越え、私が靴を履いている間に、内側に組まれた工事の足場を上がって来る。山肌に
野生の蘭が白と紫の可憐な花を咲かせている。

 少し登ったらコンクリートの水路を渡り、左に沢の音を聞きながら進む。左の脇道に入るとプールがあるが、ここでソー麺する気にはなれず、戻ってもっと上流へと行く。次の左の脇道に入ると、まずまず。でも足場がない。みんな腰を落ち着けているが、私はサンダルに履き替えて上流を偵察。少し上で沢が左右に分かれた所があり、日陰もあるし、ここがいいと下流に向かって叫ぶ。
 ところが、案内に「サンダルと水着があればより楽しい」と書いたせいか、サンダルを持ってない人は靴を脱ぎたくなく、足踏みしていた模様。それでも靴を濡らさずに来れる道があり、さぁ〜ソー麺開始!

 沢の水を鍋に汲んでガスで沸かす。麺は、日本の小野寺さんに揖保の糸を勧められたが、高いので長崎の糸。ゆで上がったらザルに上げ、沢の水でさらす。ボールに入れてミネラルウォーターで洗い、またザルに上げてボールに移し、ミネラルウォーターと氷を入れて出来上がり! 薬味は田中奥様がたくさん用意してくれ、庄司奥様の差し入れもあり、と〜っても豪華なソー麺となる!

 大帽山の裏の滝でやっていた頃は、そこまで行くのが大変でみんな欠食児童のように食べ、足りなかった年もあったのでたくさん用意したのに、案外簡単に終了。訪れる人も少ないし、来年もやるならここがいいかも。
 13:30までいて同じ道を戻る。海下路を歩いていると
西貢行きミニバスが通りかかり、乗客は3人。サキエちゃんを膝に乗せたらちょうど13人乗れ、西貢に戻って解散。実に楽しい一日でした!

地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年8月20日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、曇り、最高気温32度、湿度84%
水・食料:補給場所なし     報告&写真・Qちゃん    難易度 :2(約6キロ、約2時間)
道路の左側の階段を上がる
眼下に萬宜水庫
一旦下って登り返す
更に道は続く
かなり厳しい登り
鹿湖郊遊徑に合流、左へ

 府川さんのご家族が日本から来られ(山には来ないけど)、西貢で14:00に合流、打ち上げと一緒に海鮮を食べようってことで、西貢近くの短時間コースを企画。参加者は中川、庄司、田中夫妻+お子さん3人、宮田、倉田、藤原、佐藤、私の12名。
 
C2出口を地上に出て左のバスターミナルへ。黄石碼頭行き96Rの乗り場には100人くらい並んでおり、いつ乗れるのかと心配したが、臨時バスが出るようで9:25に乗車。約1時間後、北潭涌のバスターミナルの次のバス停、上窰で下車

 道路を進んで橋を渡り、三差路に至るとMacLehose Trail 100kmのスタートの碑がある。100km Trailwalkerの時は北潭涌からスタートするけどホントはここなんだよと言いながら、右の道路を辿る。緩やかに登り、突き当たりの
萬宜水庫(High Island Reservoir)の三差路が見えたら、道路の左側、コンクリートの斜面にある階段を登る。
 風邪が治ったばかりらしいコウセイ君はしんどそう。階段を上り切ったとこでお母さんと帰ると言う。じゃー気をつけてと中川さんと先に進む。夏だというのに北風が吹いたのか、中国からの煤煙が流れて来たようで非常に視界が悪い。直射日光が遮られているのはいいが、スモッグでは嬉しくない。それでも眼下の萬宜水庫は見え、振り返るとコウセイんとお母さんが来ている。持ち直したのかな?

 小高い頂きから階段を下り切るとコンクリート道は土道となり、登り返す。平地に出たとこで休憩。どこまで登るんです?と藤原さん。あの一番奥の霞んでる頂きかな言うと、みんな、えーっ! 視界が悪いから遠くに見えるけど大丈夫。あそこまで行ったらもう登りはないんですか?と田中奥様。 
鹿湖郊遊徑(Luk Wu Country Trail)に出てから大変な登るがあるかなぁ。みんなまた、えーっ!
 5分休憩して歩き出す。T字路に突き当たったら右へ。登りがきつく、平地でまた20分休憩。三差路は右に進むと三角点を迂回するので真っすぐ進み、
大枕蓋(Tai Cham Koi/408m)の三角点に到達! 視界が悪いのが残念。おまけに雨雲が広がりだし、20分いて東へ下山。

 がれ場を少し下った分岐は真っすぐ進んでもいいが、左に進む方が近道。コウセイ君が倉田さんに、夏休みの宿題した?と訊いてる。香港に来たばかりで忙しくて夏休みがないまま終わっちゃったよと答えてる。
 標識がある分岐に出ると
鹿湖郊遊徑。左の魚●(魚へんに則)湖へと進む。C5307の標距柱から下りになり、C5309を過ぎると道路。休憩しながら、鹿湖郊遊徑に出たら大変な登りがあると言ったのは間違いで、もうありませんと言うと、みんな喜ぶ。でもまた山道に入り、バス道路まではもう少しあるからねと釘を刺すと、まだ登りがあるんじゃないのとみんな疑う。ホントにないってばぁ。

 10分休憩して道路を進み、すぐ左の階段を下る。約5分で案内板がある分岐を真っすぐ。雨がポツポツ落ち出し、スピードが上がる。5分でバス道路に出たら左へ。バス停の屋根の下に入ると降り出した。ちょうど良かったねと言いながら、13:20、
西貢行きミニバスが来たので乗車。
 バケツをひっくり返したような土砂降りとなり、なのにミニバスはものすごいスピードで走る。事故りそうでヒヤヒヤ。西貢には13:40着。府川さんに電話しても出ないので、取り敢えずいつもの海鮮食堂へ行く。(食後、宮田さんに数ある中でどうしてここにしたんです?と訊かれる。昔ここを御用達としていた仲間がいて、それでいつもここなんです)

【打ち上げ】
富雅海鮮酒家 / Fu Ngqr Seafood Restaurant
 TEL:2792-0069
西貢傍27號地下 (27 Waterfront Road, Sai Kung)
 府川一家4人が加わると16人なのでテーブルは2つ。セットメニューは人数が多いほど内容が良く、11〜12人用のを各テーブルに出してくれと言うと、オッチャンは各テーブル7〜8人用じゃないとダメだと言う。別案として8人用の12メニューから7つ選ぶのは1290ドルだけど10%引きで1160ドルにするからどうだって。中川さんに相談すると、いいんじゃないと言うので、そうする。
12の中から選んだのは、清蒸海上鮮(蒸し魚)、白灼海生蝦(茹で蝦)、芝士●龍蝦・伊麺底(伊麺にチーズ味のロブスター乗せ)、椒鹽●尿蝦(シャコの塩こしょう炒め)、薑葱●蟹(生姜とネギのカニ炒め)、蒜茸粉絲蒸鮮瑤柱(貝柱の春雨とニンニク蒸し)、香蒜椒鹽游水墨魚(イカフライ)。これ以外に付いている鹽水鶏脚はキライだと言うと、今日はそれはないとオッチャン。だったら他のを付けてと駄々をこね、海鮮スープを出してくれることになったが、量が多くて食べ切れず、デザートが出る前にマイタン。2720ドル。ビールは嘉士伯の大瓶が20ドル。飲んだ人が210ドルで、飲まなかった人は160ドル。久しぶりなので忘れていたが、すごい量があるので人数より少なめの方がいい

地域  : 清水湾郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年7月30日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、曇り、雨、最高気温29度、湿度97%
水・食料:補給場所なし     報告&写真・Qちゃん    難易度 :2(約8キロ、約2.5時間)
東屋の先に展望台
三角点と釣魚翁
龍蝦湾郊遊徑からの眺め
龍蝦湾郊遊徑を登る
Tai Leng Tungの三角点
下に見える海へと下山

  龍蝦湾郊遊徑(Lung Ha Wan Country Trail)に行くのは03年6月8日以来。1年に50回も歩いているのに、9月・10月は100km Trail Walkerの練習で選手もサポーターも10回近くMacLehose Trailを歩くから何年も行ってないコースがある。しかし、ここは良かったという記憶があるのに、無意識に敬遠していたのか忘れていた理由を後半で思い出す。
 参加者は青島、荒田、庄司、藤原、初参加の倉田氏(青島さんの同僚)、私と6名。
鑽石山駅のC2出口を地上に出て、左のバスターミナルから清水湾行き91に乗車。約30分後、大●(土へんに幼)門で下車。道ばたで日焼け止めクリームを塗り、真っすぐ清水湾道(Clear Water Bay Road)に入る。すぐ左にある龍蝦湾道(Lung Ha Wan Road)に出てゴールとなるので、こっちには入らないように。

 約15分で広場に出ると左右に駐車場があり、追い越して行った大型観光バスが2台停車している。その先に自然公園みたいなものがあり、路線バスがないとは言え観光バスで来るほどの所じゃないと思うのだが、歩いて来た我々には見る価値あり。旗を持ったガイドに連なる香港人の団体を縫って進むと左に東屋。その先を左に下ると
樹木研習徑だが、面白くなさそうで真っすぐ進む。右にBBQサイトがあり、トイレがあり、それを過ぎると、スッキリ晴れた空に東屋の緑の屋根が見えて来る。
 東屋の先は展望台で清水湾を隔ててゴルフ場を見下ろせる。右に目を転じると円形階段状のブロックの中央に三角点(105m)が鎮座し、こんな三角点、他では見たことない。その奥に
ニョッキリ尖った山は釣魚翁(High Junk Peak)。バスで来るほどではないが、見晴らしい眺め!

 10分いて広場に戻り、右の駐車場の案内板から龍蝦湾郊遊徑に入る。板で土をせき止めた登りの階段に汗が噴き出す。でも時おり吹く風は雨上がりで涼しく、とても爽やか。振り返るとゴルフ場が見え、高度を上げるとゴルフ場の裏に東龍洲が姿を現す。稜線に出て
標距柱C3201を通過。スタート地点がC3200なので500メートル歩いたわけだが、1キロは歩いたような気がする。
 左に見えていた釣魚翁の北側の入り江が見え出すと登りは終わり。ガヤガヤと声がすると思ったら、
大嶺●(山へんに同、Tai Leng Tung/291m)の三角点空の色を反映した海は真っ青で、入り組んだ半島と島が織りなす景色にうっとり。爽やかな風を胸いっぱいに吸い込むと爽快!
 20分もいたので飽きてきた荒田さんが、稜線の方に行ってみたいと言う。それがこれから行く道ですと全員で進む。稜線はすぐ終わり、下になる所でも景色を堪能して15分経過。後ろ髪を引かれるように下山。

 しばらくは見晴らしがいいが、下るにつれ雑木が増えて視界は悪くなり、涼風は温風に変わる。
C3204を通過。標識がある三差路に出たら真っすぐトイレへと進む。出た道路が龍蝦湾道。これを左へ。海が近くなるとウェットスーツを着た人がいて、この辺はスキューパーダイビングの練習場らしい。
 右に下る階段に
石刻(Rock Carving)と標識がある。せっかく来たんだからと倉田・庄司・藤原に見に行くことを勧め、青島・荒田・私は、石刻ってどこもツマンナイんだよねぇと待つ。大汗をかいた3人が戻って来て更に道路を上がる。忘れていたが、これがだらだらと長くてイヤんなる。だから3年も来てなかったんだ。今度来る時は逆から歩いてみようか。
 ようやく清水湾道に戻り、右に下車したバス停がある所で道路を横断。店でジュースやアイスクリームを買い、店に向かって左のバス停へ行く。観塘碼頭行きミニバスもあるが、観塘では打ち上げ場所がないだろうと91で鑽石山に戻る。

【打ち上げ】
聯邦酒樓 / Federal Restaurant
 TEL:2626-0011
荷里活廣場3樓353及401號舗 (Shop 353 & 401, Level 3, Plaza Hollywood)
 終点のバスターミナルで下車。MTR・C2出口の反対側の上りのエスカレーターを乗り継ぎ、KFCがあるフロアーへ。混んでいたので30分ほど待たされ、荒田さんは先に帰る。ビールは飲まなかったが生力(サンミゲル)のジャーが58ドル、嘉士伯(カールスバーグ)の大瓶が22ドル。
飲茶はどれも美味しく、灼腐乳通菜28ドル、椒鹽●(魚へんに尤)魚鬚28ドル、搾菜豆腐肉●(山かんむりに松)飯52ドルがオススメ。駅上の綺麗な店で1人70ドルは安いと思う。

地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年7月23日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温32度、
湿度86%
水・食料:補給場所なし     報告&写真・Qちゃん    難易度 :4(約8キロ、約3.5時間)
中央が飛鵝山(Kowloon Peak)
暑くて辛い藪道の登り
藪道から振り返って見ると…
岩壁の上でまだみんな休憩中
予想に反して登りは続く
下山

  九龍の市街地と新界(New Territories)は山並によって隔てられている。その中で目につくのが中央の獅子と東の飛鵝。つまり獅子山(Lion Rock)と飛鵝山(Kowloon Peak)だ。獅子はその通りの山容だが、尖った三角形が凛々しいKowloon Peakは飛ぶガチョウには見えない。2週間前に雨で中止した飛鵝山のリベンジ参加者は中川、青島、庄司、田中夫妻+お子さん3人、宮田、藤原、初参加の時松氏(宮田さんの同僚)、私と12名。

 
彩虹駅のB出口を地上に出て、清水湾道(Clear Water Bay Road)を左へ。数分でバスターミナルがあり、左の小道に入る。急な階段を上がってマンション脇の道路に出ると、鉄塔を頂く飛鵝山が正面に聳えている。あれに登ります!と言うと嘆息が漏れ(むむ、マズイ)、暑いしぃゆっくり登りましょう、となだめる。
 道路を進み、保良局幼児園の前を左へ。手すりがついた階段を上がると豊盛街(Fung Shing Street)。左に進んで暁暉花園(Scenic View)という巨大マンションの前を通り、道路の終点まで歩く。駅から約20分。左のコンクリートの小道に入り、立派な階段を上がると十字路に標識。右の
扎山道(Jats Incline)へと更に階段を上がる。10分ほどで出た道路が扎山道。東屋があり、15分休憩。

 みんな道路の上ばかり気にしているが、実は少し下る。左に案内板がある所から階段を上がり、大岩に出ると見晴らしがよくてまた休憩。山の中へと入って行く。T字路に出たら左へ。その角にコンクリートの水槽があり、蛇口からほとばしる水で手や顔を洗い、気持ちいい〜!
 鉄棒がある広場で後続を待っていると、田中さんが奥様とヒビキちゃんは帰ったと言う。これから急な薮の登りになるから無理しない方がいいね。宮田さんに、森Qさんの山案内の藪警報ってどういう意味です?と訊かれる。3なら藪道がある確率は五分五分、4なら確実にあり、5は大変な藪です。ちなみに今日は4。
 藤原さん先頭で、来るんじゃなかったと言うコウセイ君が続き、サッカーのコーチをしていた青島さんが実に適切な指導で後ろからコウセイ君を叱咤激励する。両手も動員しての登りは汗だくだが、
振り返って見る景色は最高! 眼下に啓徳空港跡が見え、九龍の繁華街から香港島、ランタオ島や大帽山まで見える。晴れていればこその眺望だ。

 大岩に至り、男の更年期障害で体温調節がうまくできないと言う中川さんを待ちつつ休憩15分。どこまで登るの?とアサヒちゃん。もう登りの半分はこなしたよ。庄司さんは新聞を読んでいる。体を動かす時は頭も働かせなきゃならないと言ってましたと田中さんが教えてくれる。
 まだまだ登りは続くが、晴天の予報だったのに雲が出てきて楽になる。岩壁まで来たら分岐を左へ巻き、岩壁の上に出て休憩。もうすぐ稜線のいい道に出ると思うと言うと藤原さんが先行する。15分いて中川さんが着いたとこで私も追いかける。みんなは中川さんともう少し休憩。
 予想に反して登りはなお続く。ようやく出た電柱脇の道は草が茂っていていい道ではなかったが、白沙湾から西貢辺りの海を見下ろせる。右の階段を上がってコンクリートの広場で大休止。更に階段を上がると飛鵝山山頂(603m)の三角点があるのに、誰も行かない。雨雲が広がり出したので30分で腰を上げ、下山。

 階段を電柱まで戻ったら右へ。石の間に木を埋めた階段を、雨が降る前に道路に出ようと小走りに下る。15分で土葬の墓を過ぎると
飛鵝山道。遂に雨が降り出し木陰で待機するが、すぐ上がったので道路を右へ進む。案内板がある三差路は真っすぐ。後は脇道に入らず下る。下界が近くなるとビックリするような高級住宅がある。
 バスが往来する清水湾道に出たら、横断してガードレールを乗り越えて歩道を右へ。左に分岐がある所も真っすぐ進む。バスが来た!って青島さんの声に、でもバス停がないよって言うと、その先にあるよって。ホントだ。みんな駆け出して
鑽石山行き92に飛び乗る。帰宅して調べるとバス停は徳望学校だったみたい。
 終点まで行って打ち上げはいつもの四川食堂だねと、バスの中から電話で予約する。余裕をみて13:30に10人と言い、名前を言おうとしたら切られた。広東語で予約したのに日本人だとバレ、名前を訊かなくても分かると思われたのかな?

【打ち上げ】
詠藜園、四川擔擔麺菜館
/ Sze Chuen Noodles Restaurant TEL:2726-3818
黄大仙鳳徳道15-17號地下 (G/F., 15-17 Fung Tak Road, Wong Tai Sin)
 店は何度も紹介しているので、MTR鑽石山のバスターミナルから歩いて行く道を紹介しましょう。バスターミナルはビルの下にあり、下車して右隅の歩道に出る。左に行くとMTRの乗り場だが、右に進んでビルを出る。Lung Poon Streetの信号を渡り、左にMTRの入り口があるが、マンションに入る。マンションの下の駐車場を抜け、右へ進んで階段を上がると鳳徳道。これを左へ。陸橋を渡って更に鳳徳道を進み、次の信号を右に渡って左に進むとある。約15分。
 一番混んでそうな13:10に着いたのに空席あり。だから名前を訊かれなかったのか。田中奥様とヒビキちゃんも合流。みんな疲れ過ぎてたのか料理を残し、お子さん3人を1人と換算し、ビールを飲んで1人70ドル。初参加の人がいる時に限って辛いコースが多いけど、時松さんはマラソンマンだそうだから、懲りずにまた参加してもらいたいものです。

地域  : 西貢西郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年6月25日(日) 最寄り駅:MTR鑽石山(Diamond Hill)、午前9時集合 天気予報:晴れ、最高気温33度、湿度88%、炎熱警報
水・食料:茶店で補給可能     報告・Qちゃん 写真・府川   難易度 :4(約12キロ、約4時間)
ここにナマズが
茶店へ
これが豆腐花
中央に聳えるSharp Peak
石屋山を目指す
山と海と空
ヘリポートからのパノラマ

  集合したのは中川、府川、私。寂しいなぁと言いながらC2出口を地上に出て、左のバスターミナルから黄石碼頭行き96Rに乗車。長蛇の列だと思ったのに待たずに乗れて肩すかし。
 約1時間後、
高塘と言うバス停で下車。バスの進行方向に歩き、三差路を左へ海下路に入る。道路は緩やかな登りなれど暑い。下車して約10分後、左の案内板から嶂上郊遊徑(Cheung Sheung Country Trail)へと階段を上がる。

 
標距柱C5201を通過。呼吸するのに忙しく、3人とも無口でひたすら登る。平坦になった所の標識で立ち休憩。そこからは登りも緩やかになり、右に石屋山が見えてくる。右下からせせらぎが聞こえ、その沢を登ったことを思い出す。小さな川を渡ってC5204を過ぎ、少し大きい川に出ると15センチほどのナマズのような魚が涼しげに泳いでいる。ナマズになりたい。
 もうすぐ茶店ですと言うと、Qちゃんのもうすぐはな〜と中川さんが言う通り、思い違いでなかなか着かない。右に分岐があり、真っすぐ進むと左上に公衆トイレ。
C5205を過ぎると今度こそ茶店は近い。
 MacLehose Trailに出て、すぐ右へMacLehoseを離れて橋を渡る。緑が美しい芝地が広がり、木陰で野良牛が気持ち良さそうに寝そべっている。牛になりたい。その奥に
許林士多(士多=storeの広東語表記)と言う茶店がある。
 甘い物が嫌いな私でも
ここの豆腐花(デザート)は大好き。きっと歩くと言う薬味のせいだろう。ニッキ味のシロップをかける店が多いが、レモン風味で6ドル。ほんのり甘くて冷たくて、他より美味しいと思うのは薬味の効き過ぎかな。耳が不自由なオバちゃんは引退したのか兄ちゃんが1人で切り盛りしている。涼風が吹き、いつまでもここにいたいが、そんなわけにもいかない。

 茶店の金網沿いに左へ行くと廃屋がある。何かと思ったら小学校跡。こんなとこに通うほど子供がいたのだろうか? 学校の外れから右へ登る。これって雨水が流れた跡じゃないの?って府川さんが言うが、そんなことないよ。
 藪を抜けると視界が開け、
Sharp Peakが姿を現す。High Island Resovoirはコバルトブルーに輝き、山と海と島が織りなす眺めは最高! 登るごとに景色は良くなり、写真を撮りながら亀のように進む。平坦になった所で左に道があるが、右から石屋山を目指す。急な登りは辛いが、見上げると蒼い空に白い入道雲。夏しかこんなにスッキリした景色は見れない。
 山頂にある建物は金網に囲まれ、左へ進んでヘリポートで休憩。
馬鞍山、八仙嶺、Plover Cove、遠くに霞む大帽山と見事なパノラマ! どうして最近来てなかったのかと悔やむ。その理由は下山にあるってことをコロッと忘れてた。

 というわけで下り。北に向いて左の道を辿るとまた
嶂上郊遊徑になり、榕樹澳から海沿いにMacLehose 3の終点の公園まで約7キロか。北に下ると蛇石凹まで約2キロ、深涌まで約3キロと、こちらの方が近そう。深涌から14:30の船に乗ることにする。来た道を戻り、出て来た地点を過ぎ、石屋山の三角点(481m)をなぜて金網沿いに下る。
 下り終えて真っすぐ登り返す所に左に道がある。真っすぐは以前辿って大変な悪路だった記憶があり、これは地図上の点線。左の道は実線で、こちらの方がいいだろうと進む。ところが、中川さんがこれってホンマに実線?と言うほどの藪道で、しかも目指す深涌のずっと手前から、眼下に深涌を見下ろし、深涌を過ぎてもまだ巻く。2キロどころか4キロはあった感じ。立ち休憩2回だけで1時間以上かかり、ヘトヘトになって
蛇石凹の峠に到着。木陰に潜り込んで10分休憩。

 13:45、出てきた峠を西(左)へ下る。この道は何年ぶりだろう。船に間に合うとは思うが早足になる。ここで茶店以外では今日初めてのハイカーに遭遇。5月28日の土砂降りの日に歩いていた香港人はどこへ行ったんだ?
 小川を幾つか渡り、左に小学校跡を見て、右へ進むと廃屋が並ぶ。道なりに歩くと謎のゴルフ場と呼んでいる外れに至り、芝生を横断すると近道。川沿いのコンクリート道に出るとマングローブが無惨に枯れている。海沿いに出て振り返ると、川が海に流れ込む水門が閉ざされている。これが枯れた原因では? 
14:20、埠頭の手前の木陰に到着。船は10分遅れて来た。馬料水まで25ドル。約30分。

 下船したら桟橋を歩き、道路に出たら左へ。数分で右の高架を潜り、道なりに歩いて
KCR大学駅へ。この辺に打ち上げできそうな店はなく、3人とも香港島の住人だから、府川さんがいいと言う銅鑼湾(Causeway Bay)のWorld Trade Centerの上海麺屋に行く。KCRに乗り、紅●(石へんに勘、Hung Hom)で下車。海底トンネルバスを銅鑼湾で降り、World Trade Centreへ。

【打ち上げ】
Rice Paper (Today's Vietnam) 
TEL:2890-3975
Shop P413-418, World Trade Center, 280 Gloucester Road, Causeway Bay
 16:00過ぎに着いたので上海麺屋は休憩中。他の店も覗いたが、唯一開いていたのがここ。ベトナム料理とは言え、かつての宗主国フランスを意識したようなオシャレな店。窓際の見晴らしがいい席に案内される。ビックリするほど高くはないが、旨くもない。テーブルに塩・胡椒がなく、中川さんが味に自信がある店は置かないもんだと言うが、思わず塩くれ!と私。ランチとディナーの間の休憩がないので喫茶店がわりに使うならいい店だろう。

地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年6月4日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時30分集合
天気予報:晴れ曇り雨、最高気温31度、湿度81%
水・食料:補給場所なし     報告・Qちゃん 写真・府川&Qちゃん   難易度 :2(約7キロ、約3.5時間)
野菜販売小屋
この鳥居を潜って進む
白沙湾
半島の先端、白馬咀
BBQ開始
さぁ焼けた

 5月7日の担柴山にご一緒した石原さんから下山後にBBQしようとお誘いいただき、合同山歩を企画。BBQは白沙湾の会員でないと入れない香港ヨットクラブ。その近くで、自分で焼くから暑いと汗だく、体力温存の簡単コースがいいとのことで、馬鞍山郊野公園の飛び地、白馬咀まで半島往復とする。

 集合したのは石原組(名称がないので勝手に呼んでいる。敬称略、石原、庄司、飯田、倉田、村本)の5名。山海徑は中川夫妻、青島、府川、庄司夫妻+サキエちゃん、初参加の藤原君、私と9名。合計14名のうち庄司さんが4人もいる。
 
C2出口を地上に出て、左のバス停から西貢行き1Aのミニバスに乗車。いつもは長蛇の列なのに雨の予報だからか待たずに乗れる。約15分後、獅子會自然教育中心(Lions Nature Education Center)の前にあるバス停でヤウロッ!(有落=下車)

 道路を横断して私道に入る。獅子會自然教育中心とはライオンズクラブの協賛で造られた植物園みたいなもので、博物館モドキもあり、入場無料なのが不思議なくらいお金がかかっているが、有料にしたら訪問者激減だろう。
 私道の左にジャックフルーツの実を見つけて騒いでいると雨。すぐ止んだので施設が見渡せる所で記念撮影。暑い日は右奥の貝殻館(だっけ?)に入って涼むけど、それほどでもないので左の畑へ行く。
 右の池に睡蓮、蓮、ホテイアオイが美しい花を咲かせている。左は畑というよりガーデン。ヒョウタンやヘチマ等で作られたアーチを抜けると野菜の販売小屋。ほとんどここで穫れた野菜ではないと思われ、買う人いるのだろうか。
 右に回ると中草藥園、左は何もなく、どちらも
蕉坑自然教育徑(Tsiu Hang Nature Trail)の鳥居に出る。潜って5分も歩くと教育徑が右に曲がる所から左の石段を上がる。土道には山桃の実が落ちていて、もうそんな季節なんだね。また降り出した雨は土砂降り。

 林道に出たら標識に従い
禄善亭(Shelter)へと進む。なんで禄善亭がシェルターなのか分からないけど(その実態は東屋)、雨を避けるシェルターになってくれるだろうと急ぐ。また山桃の実が落ちているが木を見上げられないほどの降りよう。
 約5分で東屋(シェルター)。晴れていたら海を見渡せるのに、みんな空を仰いで不安顔。初参加の藤原さんは植物に詳しく、三葉アケビがありましたと言う。青島さんが100km歩くといろんな植物が見れるよって暗にTrail Walkerの勧誘をしていて、府川さんとクスクス。

 15分ほどで雨脚が弱くなったので歩き出す。すぐ土道になり、雨も上がる。小山の稜線に出る手前で振り返ると絶景! 緑深い山の奥に馬鞍山と大金鐘が見え、東は西貢海。稜線に出ると両側の海が美しい! 右の白沙湾には白胡麻をばら撒いたようにヨットが浮かんでいる。この半島は同じ道の往復なので減点だが、それでも香港の5大絶景半島に入るだろう。
 雨に濡れて滑りやすい道を下ると石型のブロックを固めたいい道に出る。ここから左に進み、またここに戻って来る往復。歩けなくなったら途上で待っててくださいと言いおいて前進。

 次の分岐まで約5分。標識に従い左の
麻籃_(Ma Lam Wat)へ。すぐまた分岐があり、左の大岩口(1.5km)へ。コンクリートが土道になった所の分岐は真っすぐ。以後は小さな登り下りを繰り返し、一度立ち休憩。最後に少々急な下りをこなすと海! 半島の先端、白馬咀だ。ヨットが白い波を立てながら走って行く。対岸に科技大学が見え、突き出したトンガリ山は釣魚翁(High Junk Peak/344m)
 遅れて中川夫妻到着。中川奥様、村本さんはもう歩けないから待つと言ったけど、私はみんなが休憩してる所までと思ったらここまで来てしもたと言う。立ち休憩しかしなかったからね。

 25分休憩して同じ道を戻る。土道からコンクリート道に出て、少し登った木陰で待っていた村本さん、1人で恐かったと言う。さもありなん、先週より天候はましなのに10人ほどとすれ違っただけ。このコース、あまり知られてなのだろうか。後続を待って休憩。
 遅れて来た石原組の庄司さんと倉田さん、海岸からの登りで足元しか見てなく、間違って左の脇道に入ったと言う。あーあれ、我々も近道だと思って入ってエライ目に合ったことがあります。
 往路で通過した分岐まで戻り真っすぐ進む。横を歩く青島さんが、××踏んじゃったと言う。聞き取れなくて、犬の糞でも踏んだんですか?と訊くと、デジカメだって。お気の毒。
 道路に出たら脇道に入らず集落を約15分歩くと、行きでミニバスを降りた道路に出る。右に進むとバス停があり、ミニバスやダブルデッカーが何種類もある。

【打ち上げ】
 会員じゃないと使えないクラブは道路が海に出たとこを右へ、高級車の展覧会のような駐車場を抜けるとある。山帰りの汚い格好を見咎められた石原さん、門衛にAre you a member?と訊かれ、
You don't know me!(笑) 靴の泥を洗って中に入ると、確かに汗と雨でドロドロの我々には場違いなクラプ。火熾しのオバちゃんがいて、肉、魚、ソーセージ等を焼く。ステーキ、大根かと思ったタラの切り身がとても美味しく、ビールもたくさん飲んで1人150ドル。大満足の1日でした!


地域  : 西貢西郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年5月7日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温31度、湿度81%
水・食料:補給場所なし     報告・Qちゃん 写真・府川&Qちゃん   難易度 :4(約8キロ、約4時間)
Plover Coveの先端の半島
Sharp Peakが彼方に
左が謎のゴルフ場、深涌
しょぼい? 金牌局鹽鶏(塩蒸し鶏?)
上湯龍蝦伊麺底
(コンソメ味ロブスター伊麺乗せ)
蒜香粉絲蒸元貝
(ホテタと春雨のニンニク蒸し)

 私の友人で、別の山歩きの会を主催している石原さんとは毎週行き先の情報交換をしている。今回の担柴山は登り口がわからないので同行したいということになり、集合場所に行くと、山海徑は中川、府川、私だけ。かたや石原組は(会の名称がないので勝手に呼んでる)、10人! 軒下貸して母屋乗っ取られそう。

 
C2出口を地上に出て、右のバス停から西貢行きミニバス1Aに乗車。約20分で終点下車。下海(Hoi Ha)行きミニバス乗り場に行くと3人並んでおり、定員16人だから丁度だと思ってたら、その3人の連れが来た。アイヤ! 諦めてタクシーにし、海下の道路の終点まで約20分、約100ドル。(ミニバスの終点もここ)

 3年前のメモを頼りに歩くが、道がなくなってる! 迷い込んだ民家で教えられた道を辿ると道路の終点に戻って来た。15分のロス、すみません! タクシーで来た道路を戻り、右の公衆トイレへと下り、トイレから真っすぐ進むのが正解。
 森を抜け、湿原のような平地の石を伝って歩き、川を渡る。下ると海に出るって所で左に入る道を捜す。2つある踏み跡はどちらも目印のリボンがなく、斥候として最初の方に入る。墓があるので墓へ来る道だったかと引き返そうとするが、後続もついて来てて、人数が多くて戻りづらい。悪路だかリボンがあるので更に登ることにする。
 休憩しながら30分弱で藪を抜け、ましな道に出てホッ! 前回は川を渡ってキャンプ場から左に入り、この道を辿ったような。ともかく右へ進み、日なたに出る手前の木陰で休憩。

 
桃金嬢のピンクの花が咲き乱れ、左に心地良さそうな芝地があるが、休憩したばかりなので通過。下って森に入ると道はわかりづらく、リボンを頼りに歩く。少し登って日なたに出ると分岐。右の方がしっかりしているが、目指す担柴山とは方向が違うし、リボンもあるので真っすぐ登る。
 平地に出ると道は途絶え、さっきの右の道の方が良かったかと不安になるが、右方向に歩くと道がある。登る前に休憩。石原組の皆さんが冷凍オレンジやお菓子を配ってくれ、嬉しいなぁ、吸収されちゃおうかなぁ。

 山の斜面を登ると
牛過路(地名)から担柴山へ繋がる稜線の道に出る。牛過ぎる路とはスゴイ地名だけど、牛は1頭もおらず、平坦な道は急登になる。辛いが景色は抜群!
 大岩を右に進むと藪になり、左の道の方が良かったと思いながら、
岩が点在する所で休憩。天候にも恵まれ360度のパノラマ! 海の向こうは塔門(Grass Island)、秀麗なSharp Peak。北は赤門海峡(Tolo Channel)、船湾淡水湖(Plover Cove Reservoir)、八仙嶺、等々。辛かった藪漕ぎを忘れて絶景を堪能!

 更に登ると三角点があり、
担柴山(Mount Hallows/372m)の山頂! ここからの景色も素晴らしい! また休憩して下山。
 前回の藪道とは違う道を捜すが、ない。同じ道を辿るしかないようで、下るにつれ藪が深くなる。リボンを頼りに、最後は踏み跡を進んで藪からコンクリート道に飛び出す。右へ進むと
深涌で馬水料行き14:20の船があるが、既に13:50。もう間合わないと一息入れ、左へ進む。

 川を幾つか渡るとに
白沙澳の集落。民家は西洋人が週末の別荘にしているのか手入れが行き届き、庭でガーデンパーティ中。いいなぁと声が上がるが、そこから湿原を抜け、分岐は左へ、ユースホステルの下を通り、海下路まで約10分。会社勤めをしていると住みにくい所だ。
 海下路を左に下るとタクシーを下車した道路の終点で、そこがミニバスの始発でもあるのだが、もう歩きたくないとミニバスを待つ。しかし、ほとんど満車で乗れない。行きのタクシーの運ちゃんにもらった名刺に電話し(2729-1199)、3台呼び寄せて西貢に戻る。府川さんが帰り、12人で石原組御用達の海鮮食堂で打ち上げ。

打ち上げ】
洪記海鮮酒家 / Hung Kee Seafood Restaurant 
TEL:2792-1348
西貢海旁廣場 兆日樓4-8號地下及一樓
 12人前のセットメニューにしたと言う石原さんに、食べ切れないとの声。量が多い店らしい。メニューは10品。粟米魚肚羹(とうもろこしと魚のとろみスープ)、白灼生海蝦(ゆで蝦)、金牌局鹽鶏(塩蒸し鶏?)、芝士龍蝦伊麺底(伊麺のロブスター乗せ、芝士=チーズ味は不味いと上湯=コンソメ味にしてもらう)、鼓椒炒聖子(マテ貝の鼓椒炒め)、清蒸海石斑(蒸し魚)、椒鹽局鮮尤(イカフライ)、避風塘炒蟹はカニが食べにくいと蒜香粉絲蒸元貝(ホテタと春雨のニンニク蒸し)にしてもらう、油菜(野菜炒め)、炒飯。これに果物が付き1480ドル。確かに食べ切れなかった!

目的地 :馬鞍山のシャクナゲ(断念の巻)
地域  : 馬鞍山郊野公園+α
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年4月16日(日) 最寄り駅:KCR大圍(Tai Wai)
午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温20度、湿度79%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし     報告・Qちゃん 写真・府川&Qちゃん   難易度 :3(約15キロ、約5.5時間)
天井廊下も視界がメチャ悪い
ここで馬鞍山登頂を断念
笹林は信じられないほど続く
大脳上洋で唯一立派な建物
怪しいお札(この先で引き返す)
打ち上げした、おされな店

 イースター4連休の3日目。参加者は中川、五十嵐、府川、私。今日も少ないねぇと言いながら、大圍駅で馬鞍山線に乗り換え、馬鞍山駅で下車
 
B出口を出るとSunshine Cityというビルに繋がっており、広くなった所で右へ進み、エスカレーターを降りると地階。ビルを出たらバスターミナルとタクシー乗り場がある。緑のタクシーに乗り「馬鞍山村」まで行っとくれ!

 道路の終点は上下あるが、今回は下にし約15分、約35ドル。
耀安邨発84Rのバスの終点もここ。雨じゃないが霧の粒が大きく、何とも不安定な天気。コンクリートの階段を上がり、道路に出たら右へ進むと廃屋がある辺りが上の道路の終点。
 ここは
馬鞍山郊遊徑(Ma On Shan Country Trail)でもあり、林道を辿る。谷に出たら金網沿いに進み、谷を渡って森に入る。06年1月2日に来た時より涼しいくらいで難なく東屋に到着。正面の大金鐘(Pyramid Hill/536m)は霧の中。先が思いやられるが、20分休憩して東屋を背に左へMacLehoseを逆走する。

 
標距柱M081があり、こんな天気なのに歩いている人が多い。平坦な道は登りになり、M080の手前のコルで立ち休憩して更に登る。天井廊下と呼んでいる両側が切れ落ちた稜線を過ぎ、M078の分岐でMacLehoseを離れ、左の馬鞍山へと進む。
 天候は回復する兆しがなく、
足場の悪い登りから稜線に出るとシャクナゲに似た花を咲かせた木があるはずなのに、ない。てことはまだ早いんだと、雨のような霧の中を進むのは危険だと諦め、来た道を戻ることにする。

 行きでMacLehoseに合流した東屋まで戻り、休憩してMacLehose通りに歩く。昴平を過ぎ、案内板がある分岐から左へ大水井に下る案もあったが、標高が下がったせいか天気は良くなり、歩き足りないので新コースを開拓することに。
 中川さんが●(虫へんに豪)涌のテレビ局の辺りに出てみたいと言うのと、私が別の山の会の知人に聞いて行ってみたかったコースがマッチし、これ幸いと大水井へ下らず真っすぐ進む。
M083を過ぎると左の眺望が開け、私の好きな絶景ポイント。森に入ると十字路があり、その先の茅坪の広場で休憩。

 茅坪から更にMacLehoseを辿る。森を抜け、視界が開けると
M086があり、M088を過ぎると水牛山が見えてくる。十字路に至ると右は水牛山(Buffalo Hill)、左は三塊田(Sam Fai Tin)だが、少し休憩して真っすぐMacLehoseを辿る。
 
M089を過ぎると、こんな所に分岐があるとは思ってなかったので気付かなかったが、左に下る道がある。これだ!
 開けた所に出ると踏み跡が多くて迷うが、真っすぐが正解。藪を抜けると笹林になり、行けども行けども続く。こんな巨大な笹林は初めて! ホントにこれでいいのかと思い始めた頃、下にオレンジ色の人工物が見えたら左に進み、川に出て右に進むと廃墟のような集落がある。
大脳上洋(Tai No Sheung Yeung)らしい。唯一立派なのが氏神様の社(?)で、上で見たオレンジ色はこの建物の屋根だった。

 香港人の団体さんに混じって休憩。ヤップンヤン(日本人)? 道知ってるの?と訊かれ、知ってますがなぁ!と答えたが、先に腰を上げた彼らが川を渡るのでついて行く。左にお札、右に石臼のようなものを見て、道は徐々に登りになり、こりゃ下山できないよ!って地図を出して確認。ホントは知らなかったんだ。
 川まで戻って廃墟の外れを左に入る。整然とした石畳が続き、古道といった趣でとてもいいのだが長い。ホントにこれでいいのかと不安になりだした頃、道路に到達。右に進むと遠回りになるので真っすぐ小道に入り、また道路に出たら左へ。
 脇道に入らず進むと、水口のあたりから道路は川沿いになる。中川さんが言ってたテレビ局は廃墟となってて見る影もない。昔はここでアクションドラマが撮られてたのかな? 更に進むと西貢公路。
 ここでまた打ち上げも新規開拓することになり、西貢公路を左に歩く。すぐだと思ってたのに20分も歩き、道路の右側にあるオシャレな店へ突入!

【打ち上げ】
●(舟へんに山)●(舟へんに反) / Cafe Sampan
 TEL:2719-8886
西貢白沙湾白沙湾中心地下1-5號 (Shop G1-5, Pak Sha Wan Center, Heve Haven, Sai Kung)
 日曜日の15:15に入ったのにランチがあり(A〜E、スープ&飲み物付き)。ラッキーと思ったのは料理が出るまで。男性陣は全員、黒椒薄牛●(手へんに八)飯40ドルを注文。薄切り肉の黒胡椒ソテーが乗ったゴハンって感じ。私は白汁海鮮●(火へんに會)飯38ドルにする。魚介類のホワイトソース煮が乗ったゴハン。新規開拓だから仕方ない、二度と来ることはないと店を出る。
 右に進むとバス停があり、ミニバスもダブルデッカーもたくさんあるが、時間が遅いと満車で乗車拒否されるおそれあり。

地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年4月14日(金) 最寄り駅:MMTR鑽石山(Diamond Hill)
午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温21度、湿度88%
水・食料:大浪村で補給可能     報告・Qちゃん 写真・府川&Qちゃん   難易度 :5(20数キロ、約6.5時間)
両側植樹された道
Sharp Peak山頂は霧の中
正面が東湾山
地図上に名前がない山
目指す半島
東湾へと下る

 イースター4連休の初日、参加者は中川、府川、私。難易度5にしたらみんな来ないよ〜と言われながら、久しぶりの長距離にワクワク! C2出口を地上に出て左のバスターミナルへ。黄石碼頭(Wong Shek Pier)行き96Rはハイカー、キャンパー、バーベキューアー(?)で長蛇の列。いつ乗れるかと心配したが9:30に出発。

 10:20、
終点の黄石碼頭に到着。定期船は10:35のはずが満席になったのか10:25に出る(15ドル)湾仔(香港島のではない)経由のはずが、行く人がいなかったのか直接赤徑へ向かう。このアバウトさが香港。
 10:35、
赤徑に到着。海沿いに歩くと芝地にキャンプ場があり、橋を渡って左へ進み、階段を上がるとMacLehose Trailに合流。標距柱M042があり、左へMacLehoseを逆走する。

 11:00、
大浪凹の峠に到着。MacLehoseを離れ左の斜面を登ると、土をせき止めて階段状にした板の両側は植樹され、根元にはドンゴロス、その間をホースが這っている。植樹した木に水をやるためホースに穴をあけ、水が噴き出さないようドンゴロスで押さえたらしい。こんなの他では見たことなく、ビックリ。
 天気がいいと絶景なのに、眼下の海岸線は見えるものの左のSharp Peak山頂は霧の中。
秀麗な山容は香港の槍ヶ岳と言われるが、美しい山にはトゲ(岩)があっても木陰がない。雲っていてちょうどいいかもと5分休憩して歩き出す。

 平坦な道を進むとSharp Peakは468メートルとは思えない威圧感で迫ってくる。白いスロープのように見えるのは雨で地表が流れた跡。窪地に入り、左に水道管の埋設でできた道があるが真っすぐ進む。すると麓で、第一の登り。雨でできた溝が深く、小石がゴロゴロしていて歩きづらい。
 一段落したら平坦になり、第二の登り。第一より急で両手も使ってちょっとロッククライミング。稜線に出ると両側に海が見え、素晴らしい眺望! それを眺めながら10分休憩。

 山腹を進んで次の稜線に出ると第三の登り。ここも足場が悪く、樹木がない海辺の独立峰は非常な高度感があり、滑ると地獄の底まで落ちそう。でも上を見ると天まで続くような登り。
 14:10、ようやくSharp Peak(468m)山頂! だが霧で何も見えず、足元の金属のような帯に目がいく。三角点に繋がっているようで、地中に埋めたアースが出て来たようだ。雷が鳴ったらこの帯に触れちゃいけません。

 10分休憩して三角点を背に右へ下り、登り返すと
米粉頂(Mai Fan Teng)で、また下り。分岐で地図を見ると言ったのに中川さんは左へ下る。真っすぐ登ると東湾山(Tung Wan Shan/298m)だが道がない。最新じゃない2002年版の地図だからかな?
 中川さんを捜しに行った府川さんも戻って来ないので後を追うと、すぐ分岐があり、下って将軍石へと進んだ府川さん、こっちにはいませんと言う。じゃー私は右へ行ってみると東湾山の山腹を進むが、いない。中川さんの携帯に電話すると、東湾山の山頂にいると言う。地図にはない道があったのだ!
 確かに先に進むと分岐から右へ登る道がある。これか。追いついて来た府川さんとそこで待つが、中川さんは一向に下りて来ない。心配していると我々が辿った道をやって来た。東湾山に登ったものの悪路で下るのはやめたそうだ。

 分岐から下って登り返すと左に巻き道があるが、せっかくだからと登る。府川さんは道なき道を山頂まで登り(地図に山名なし)、中川さんと私は真っすぐ進む。
尾根に出ると、おお〜絶景! これから行く半島の全容が見渡せ、美しい! しかし遠い。山頂から下りて来た府川報告、香港人2人と崩れそうな三角点がありました。
 10分休憩して下る。道は途絶え足場も悪いが山火事のせいで藪はなく、迷うこともない。左の巻き道まで下り半島の三角点を目指す。
 
YOUR LOCATION KK320186という標識を見つけ、なんだ? 遭難した時に役立つのかな。次は薮の中に矢印だけが書かれた柱を発見。どこを指しているのやら。目指す方向と同じだから従うけど。(矢印に従わず左に行くと海辺の芝地に出て半島の三角点に繋がっていると後でわかる)

 足がすくむような断崖絶壁があり、その先でまた足をすくませながら下を見ると釣りをしている人がいる。下るのは不可能だから船で来たのだろう。
 14:10、
半島の三角点(98m)到着! 遠かったけど来ただけのことはある。こんなに遠くなければ何度でも来たくなるほどいいコースだ。しかし中川さんは、もう来ることはないかもと更に先まで行く。府川さんと私は強風に耐えながら待機。4月だというのに寒い。

 同じ道を戻り、半島の付け根あたりの分岐から、来た道とは違って左へ山腹を進む。東湾が見える地点まで来ると分岐があり、海へと下る。
 数えられないほどキャンプした東湾、最後に来たのは2001年11月24日だったろうか。懐かしい砂浜を歩き、突き当たったら岩を登り、東尋坊と呼んでいた岸壁を歩く。芝生を植えたような広場から下ると大湾の外れに下り立ち、砂浜を半分ほど歩いて右の小道に入る。
 キャンプ場を抜け、森を抜け、村の茶店に出たのが15:45。以前みんなで借りていた家の大家が経営する茶店だ。打ち上げは香港島ですることになり、小腹が空いていたので煎蛋湯麺(目玉焼き入りラーメン)20ドルを注文。偶然ダニエルに会い、長話して35分も経過。

 茶店からはMacLehoseを辿り、右にSharp Peakを見ながら大浪凹の峠まで登る。もうヘロヘロ! 明日も休みで良かったよ。
 峠からは同じ道を辿り、赤徑に着いたのが16:55。
定期船は17:20で待つのが億劫でオバちゃんボート(漁民のアルバイト、20ドル)で黄石碼頭に戻る。西貢行き92のバスに乗り、終点のバスターミナル下車。海に向かって左に進み、MTR坑口(Hang Hau)行きミニバスに乗車。3人とも香港島に住んでいるのでこの方が便利。

【打ち上げ】
海天(亜洲)漁港 / Hoi Tin (Asia) Harbour Restaurant
 TEL:2520-6680
湾仔駱克道72-86號煕華大厦二字樓 (2/F., Hay Wah Bldg., 72-86 Rockhart Road, Wanchai)
 
湾仔なのに安く、いつも夜の宴会で利用している店。中川奥様も誘って4人で火鍋。満足して21時過ぎに解散したが、部屋に帰った府川さん、鍵がないことに気付き(歩いている途中で落としたらしい)、会社まで行き同僚にも来てもらい、キープしていた合鍵を持って部屋に帰ったとか。疲れていたのにお疲れだったねぇ。

地域  : どこの山郊野公園にも含まれず
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年3月26日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)
午前9時集合
天気予報:曇り雨、最高気温21度、湿度97%
水・食料:沙田Passに茶店あり     報告・Qちゃん写真・府川   難易度 :1(約12キロ、約2.5時間)
保良局幼児園
こんなとこに三角点
MacLehoseとWilsonに合流
回鍋肉
什菜粉絲●(保の下に火)
砂鍋雲呑鶏(半隻)

 集合したのは五十嵐、青島、荒田、府川、音田、私の6人。担柴山(Mount Hallowes/372m)へ行く予定が天気は雨模様。降られると道が悪いので大変だと諦め、飛鵝山の麓を歩いて帰国間近の音田さんが好きな四川食堂へ行く、山歩ではなく散歩コースに変更。

 
B出口を地上に出て清水湾道(Clear Water Bay Road)を左へ。数分でバスターミナルがあり、左の小道に入る。急な階段を上がってマンションの駐車場に出たら、道路を真っすぐ進むと正面の緑の建物が保良局幼児園。ピンクの花をつけた紅花羊蹄甲が桜のようで新入園児を待ってるみたい。しかし、香港の新入学は秋だから、これは日本人の幻想。この建物の前を左に入り、手すりがついた階段を上がって道路に出ると、右に豊盛街(Fung Shing Street)。ここまで駅から約10分。

 豊盛街を左に進み、
暁暉花園(Scenic View)という巨大マンションの前を通り、道路が途絶えたら左へ。ホントにこれ?って感じの小道だが、すぐ石を埋め込んだ素晴らしい階段になる。いつの間にこんな階段が?と思いながら上がると、下にマンションが見えてきてビックリ! この辺も開発が進んでいる。
 変形十字路を右へ、
扎山道(Jats Incline)を目指して更に階段を上がる。道路に出たら扎山道。東屋で5分休憩。

 扎山道を左に上がると、溜まりかねたように霧雨は粒子が大きい雨になったので傘を出す。
飛鵝山(Kowloon Peak/603m)は霧の中で全く姿を見せない。視界は悪いが開けると啓徳空港の跡地が見えたりして、それなりに楽しめる。道路の脇に三角点があり、なんでこんな所に?
 約30分で東屋がある三差路に到着。ここで
MacLehose TrailとWilson Trailに合流。100km Trailwalkerの時は大概夜なので暗い山道から出てきて、ようやく半分近く歩いたと街の灯が目にしみる所だ。駐車場で10分休憩して道路を下る。

 晴れていたら九龍から香港島まで睥睨できるのに残念。
標距柱M098があり、W044があり、500メートル毎に数が増える。M100は全長100キロのMacLehose Trailの丁度半分で、Trailwalkerに参加した選手には感慨深いものがある。
 恒益商店という茶店がある三差路に至ると、右へ茶店の前を通って進むのがWilson。MacLehoseは真っすぐ下り
「獅子山郊野公園」の鳥居を潜って続く。でも、我々は左へ道路を下る。
 約20分で右に法藏寺。その下のT字路でMTR黄大仙行きのミニバスに乗れるが、真っすぐ下る。道路が右に曲がる所も真っすぐ細い道路に入る。次の三差路も真っすぐ。2つ目の大通りが
鳳徳道で、右に入ると四川食堂がある。
 
【打ち上げ】
詠藜園、四川擔擔麺菜館
/ Sze Chuen Noodles Restaurant TEL:2726-3818
黄大仙鳳徳道15-17號地下 (G/F., 15-17 Fung Tak Road, Wong Tai Sin)
 毎度お馴染みの店。お目当ての砂鍋雲呑鶏は6人なので半隻(鶏半分)78ドルにする。回鍋肉42ドル、什菜粉絲●(保の下に火)38ドルも旨い。辛いものが好きなら水煮牛肉48ドルがオススメ。店名にもなってる擔擔麺、私は今イチだけどみんな好き。ピールは生力の大瓶が18ドル。でも誰も注文せず。店に入ったのが11:35と早く、食欲も麦酒欲もあまりなくて、ちょっといつもと勝手が違ったね。

目的地 :水牛山(606m)、黄牛山(604m)
地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年3月19日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温24度、湿度93%
水・食料:補給場所なし     報告&写真・Qちゃん   難易度 :2(約10キロ、約3時間)
打瀉油凹で休憩する人
水牛山へ急な登り
沙田の街が見えてくる
下りも急です
道路に下りてゲートを潜る
ポインセチアの大木(?)

 2週間前に雨で断念した石芽山に再挑戦だが、誰か来るかなぁ?と心配しながら彩虹に行くと、五十嵐、青島、音田がいてホッ! 今日は4人。C2出口を地上に出て、左のバス停から西貢行き1Aのミニバスに乗車。約15分後「バッコンヤウロッ(北港有落=北港で下車)」と叫んでバスを降りる。

 右の
北港路(Pak Kong Road)に入り、集落を抜けて徐々に道路を上がる。右に遮断棒がある分岐は真っすぐ進み、約25分で永華園藝(Wing Wah Garden)の看板がある所で三差路を右に曲がる。遮断棒を越えて進むと道路は途絶え、標識に従い茅坪(Mau Ping)へと水路を渡る。
 コンクリート道は土道になり、笹林を抜け、視界が開けると石畳の登り。靄っていて景色は冴えないが涼しくて歩きやすい。道路の終点から約20分で十字路に出てMacLehose Trailに合流。左の広場にある東屋で約15分休憩。

 広場を背にし、右へMacLehoseを辿る。視界が開けると
標距柱M086があり、奥に見えるゴツゴツした山が石芽山(Shek Nga Shan/540m)M088を過ぎ、森を抜けると水牛山が見えてくる。左に巻くと打瀉油凹(Ta She Yau Au/Buffalo Pass)の十字路。香港人ハイカーがたくさん休憩しててヤップンヤン(日本人)?と言われながら腰を下ろす。しかし、風が冷たくて10分と座ってらんない。

 MacLehoseは前面に続いているが、海を背にして草に埋もれそうな道に入ると、お〜そっちに行くんかい?みたいな声が上がる。それもそのはずで、我々が辿るのは大変な急登なのだ。時おり立ち止まって見下ろすと、休憩している人がどんどん小さくなっていく。
 山頂が近づくと岩を乗り越え、約15分で
水牛山(Buffalo Hill/606m)の三角点に到着。ところがトンでもない強風で、景色を見るどころか真っすぐ立てない。少し北に歩いて分岐を右に進むと石芽山だが、強風に恐れをなし、簡単そうな左の黄牛山に行くことになり、またもや石芽山は断念!

 腰を低く落として下るが小石に足を取られそうで恐い。風はビシバシと痛いほど顔に当たり、風速20メートルはあったと思う。写真を撮る余裕もない。
 下り終えると風は少し弱まったが、それでもまだ強く、押されるように登り返し、
黄牛山(West Buggalo Hill/604m)の三角点に到着。しかし、ここも風が強くて三角点の裏で鳩首会談。これからどうする?
 地図は飛ばされるか、破られるのがおちで出して見ることができず、私のあやふやな記憶を頼りに下山することに。左に下るとMacLehoseに戻れる分岐があるが、真っすぐ進む。いい道とは言えないが迷うことはない。

 沙田の町が見え始め、土をせき止めた細かい階段を下ると左下にいい道が見える。最後はどこへ繋がっているんだろう?と考えながら下ると、いきなり薮からコンニチは!って感じで、そのいい道に飛び出す。左に進むとどこに繋がっているのか確認できるが、そんな気はなく右へ進む。
 10分ほどで案内板がある分岐で立ち休憩しながら確認すると、道は石芽背に繋がっていて最後はMacLehoseに出るらしい。

 左へ階段を下ると果樹園なんかがあってのどか。T字路に突き当ると下に道路。右へ進むと下りられるが、犬がたくさんいて犬嫌いの青島さんは左に行こうと言う。そんな〜とマゴマゴしてたら後から来た男性に追い越される。犬は大人しくしてるので、あの人について行こうと進み、道路に下りたら左前方にあるゲートを男性が潜る。大丈夫?と訊くとOKだと言うのでまたついて行く。

 集落に入ってあちこち見てたら男性はいなくなり、嗅覚を働かせて突き当たりを右へ。次の突き当たりは左へ。その角に、鉢植えに比べると大木と言えるポインセチアが赤と緑の葉をつけている。日本ではクリスマスを過ぎると赤が緑になると聞いたが、香港ではこんな時期でも綺麗。
 コンクリートの小道に出たら、右に下ると黄泥頭のバスターミナル。左に道路を下ると廣源のバスターミナルもある。
 距離が短かったので運河に飛び出した
明星海鮮舫で打ち上げしようと歩くことにするが、町中では嗅覚が効かず道を間違えて1時間近く歩き、疲れて行き当たりばったりの店に入る。(この距離は10kmに含まず)

【打ち上げ】
榕記漁港 / Banyan Harbour Restaurant
 TEL:2668-9292
Shop 33, Garden Rivera, Yi Shing Square, 20-30 Tai Chung Kiu Rd., Shatin
 行き当たりばったりなので二度と行かないだろうレストラン。料理を配る店員以外は制服を着てなく、誰が注文を聞くのかわからないし、人数も少なくて
サービスは今イチ。でも、安くて美味しかった

目的地 :石芽山(540m)は雨で断念
地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年3月5日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)
午前9時集合
天気予報:曇り雨、最高気温18度、湿度83%
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川  難易度 :2(約10キロ、約2.5時間)
野良牛と一緒に登る
霞んでいるが晴れたら絶景に違いない!
墓地に出た叶姉妹

 部屋を出ると雨が降り出し、どうしようかなぁと思いながら彩虹に到着。悪天候にも拘らず、府川、音田、荒田奥(御主人は出張で欠席)、私、初参加の山口嬢、前川嬢の6人が集合。(山口・前川嬢は自称叶姉妹、別名不可能姉妹)
 行き先を変えようか?と言いながら
C2出口を地上に出ると薄日が射しており、これなら行けると、左のバス停から西貢行き1Aのミニバスに乗車。約15分後、北港で「有落(ヤウロッ)」と叫んで下車

 右の
北港路(Pak Kong Road)に入ると、また雨。叶姉妹は傘を持ってなく、大丈夫?と訊くと、2人とも降っても傘はいらないのだと言う。ひょえー! 男性は府川さん1人で、今日は府川ハーレムだねと言うと、ハーレムって男が王様みたいな時でしょ、私はどちらかって言うと執事だからハーレムにはならないと言う。ハハハッ
 北港路は右に
濾水廠(Water Treatment Works)があり、更に進むと低層住宅が並ぶ。雨脚は強くなり通行人のオバちゃんに、こんな日に歩いてんの?と言われるが、叶姉妹は平気。
 右に遮断棒がある分岐は真っすぐ進み、
永華園藝(Wing Wah Garden)の看板から三差路を右へ。遮断棒を越えて進むと道路は途絶え、標識に従い茅坪(Mau Ping)を目指して水路を渡る。

 コンクリート道は土道になり、笹林を抜け、視界が開けると石畳の登り。去年の100km Trailwalkerに出場してアスリートに目覚めた山口さんが速い。府川さんが一緒に行くが他の4人はついて行けない。
 道路の終点から約20分で十字路に出てMacLehose Trailに合流。左の広場に入って東屋で休憩。気温は低く、ゴアテックスのジャンパーを脱ぐと体から湯気が出て、まるで人間温泉マーク。広場を横切る野良牛も湯気を上げながら行き過ぎる。
 雨は止まず、これからどうしよう? 石芽山は足場が悪いから諦め、水牛山(Buffalo Hill)の分岐まで行って下山しようってことになり、約20分休憩して広場を背にし、右へMacLehoseを辿る。

 森の中の階段を上がり、少し下ると
標距柱M086。また登りの階段になり、広場で見た野良牛に遭遇。しばらく一緒に登るが、牛は文字通り道草を喰うので追い越す。森を抜け、M088を過ぎると打瀉油凹(Ta She Yau Au/Buffalo Pass)の十字路。右に登ると水牛山(606m)だが、MacLehoseは前面に続いている。立ち休憩して「三塊田/1.8km」の標識に従い、茅坪で決めた通り左へ下山。
 霞んでいるが眼下に見える海岸線の景色は素晴らしく、天気のいい日にまた来ようと思う。約15分で分岐に標識があり、MacLehoseから0.9キロ歩いたようだ。ここから
「白沙湾/2.3km」の標識に従い左へ進む。「三塊田」はどうなったんだ?と思うが、白沙湾に出る途中で通過する。

 皮肉なことに雨は上がったが、戻るのは億劫でそのまま下る。約15分で道路に出ると左に立派な邸宅。こんな山の中に誰が住んでいるんだろう。道路を下ると分岐に至り、前面は墓地。左に墓を見ながら真っすぐ下る。香港の墓は写真入りだからちょっと不気味。墓の前には獅子が鎮座してて、他では見たことないからこの墓地の流行なのかな?
 左にコンクリートの道路がある分岐は真っすぐアスファルトの道路を進む。下りになると寺(?)が幾つもあり、宗派は違うようだが信者獲得で競合しないのだろうか。下り終えると西貢公路に出て上がり!
 打ち上げは
西貢のスザンナにしようってことになり、左のバス停まで歩く。ミニバスはこんなとこで6人も乗れないからダブルデッカーに乗り「西貢大會堂」で下車。道路を右に横断して福民路(Fuk Man Road)に入り、HSBCを過ぎるとスザンナがある。

【打ち上げ】
 06年2月12日の中川レポートでも紹介した
「蘇珊●(女へんに那)/Susanna」は、福民路の反対側にも同じ名前の店があり、府川さんが偵察に行くと閉店してると言うので、いつものSusannaに入る。セットランチが48ドルと安い!
 スープは忌廉(クリーム) か羅宗湯(ボルシチ)。ボルシチがオススメ。メインは牛・豚・鶏・魚。ソースは黒胡椒、ニンニク、マッシュルーム。付け合わせは炒飯、ポテト、スバゲッテー。私は炒飯が好きだけど。注文が少々煩雑が、これにトーストと飲み物が付いて大満足! ちなみにカレーのセットランチもあり、少し高い(値段失念)。スープ、メイン、付け合わせを選ぶのは48ドルと同じだけど、メインのソースが香港風カレーって感じ。インド、タイのカレーとも違い、日本人(と言うより私?)の口には合わなかったなぁ。

中川★レポート
目的地 :独孤山(212m)〜西湾山(314m)
地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年2月12日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温20度、湿度86%、乾燥注意報(黄)
水・食料:補給場所なし  報告・中川★ 写真・府川  難易度 :1(約7キロ、約2.5時間)
ここが、香港のモルジブ?
のけぞりそうな急登!
急登で一息の荒田夫妻
Sharp Peakはモヤの中
蕾みより美しい木の新芽
スザンナのビーフステーキ

 今回はQ作家大先生が綿貫代議士の姪?で27歳と、名前と年齢詐称をして香港マラソンに出場する為にゴーストライターを拝命しました中川が案内させて頂きます。

 天気予報では晴れ、気温は17〜20度と絶好のハイキング日和。集合場所の彩虹に集まったのは荒田夫婦、音田、青島、府川に小生の計6名。夏期には長蛇の列でごったがえしている彩虹のミニバスの停留所ですが、海水浴シーズンでない今は人影もまばら、スムーズに乗れて9:30には西貢の町に到着です。直ぐにタクシーに乗り換えて
トンバ(字体が少し違いますが以下=東覇とします)を目指す。
 亜熱帯に属する香港では100kmの練習時分はまだまだ暑く、陽炎の揺らいでいる中を汗を拭きながら歩く日も珍しくないのですが、今日はタクシーでスイスイと約25分で到着です。MacLehose Stage 1の途中でもあります東覇は、
英語名では東のダムとなり、文字どうりハイ・アイランドの貯水池と南シナ海の水がせめぎ合う、他ではチョット見受けられない不思議な景観の場所でも有ります。

 9:55に東覇を出発し最初の目的地であります
独狐山(212m)を目指します。MacLehoseの石畳の道を少し登りますと分岐点に遭遇します。右に行きますと展望台兼休憩所ですが、ここはMacLehoseのコースどうりに左折します。すぐに山海徑のメンバーが“香港のモルジブ?”と言う景観が右手前方に見えてきます。緑の森に赤い屋根、白い砂浜に紺碧の海と確かに絵になる景観ではありますが、モルジブに山なんって有ったっけ?なんって野暮な話は無し、そんな事は一々気にしないのが我々山海徑の掟か、はたまた定説。ともかく山海徑にては香港の何々とかと言うネーミングが随所に出て来ます。
 ここから7〜8分ほど歩きますと道はやがて
浪茄湾への下りとなり、しばらくしますと左側に案内標識が見えてきますが、これはパスしてさらに少し下りますと左側に分岐路が現れます。
 10:15、MacLehoseに別れをつげてこの分岐路を進んで行きますと、道はやがて地道となりすぐにT字路となります。どうも先ほどやり過ごした案内標識の道と合流しているみたいです。ここを右折しますと独狐山への登り道が姿を現します。

 香港の山の殆どがザレ場ですが、ここも例外で有りません。それにほぼ直登状態ですので僅か
標高212mの山でもチットしんどい。
 それでも10:30頃には山頂に到着。低山ではありますが三角点もちゃんと有り名前に独が付いております如く、ほぼ360度の景観で後ろの本日のメインの西湾山を除けば、ハイ・アイランド周辺の景観は総て見渡せます。残念なのは最近の香港の特徴で少しガスっているのと、西湾山周辺にしては珍しく風が強くて肌寒いので直ぐに西湾山を目指しての尾根歩き開始です。

 成瀬姫が稜線沿いに浪茄湾が見える美しいコースって言うので
お姫様コースって勝手に命名したのだけど、04年の練習の時にはサポート組であったQチャンと音田さんとで、楽チンコースって事で選手達とは別れてこのコースに足を踏み入れたのだけど、足の速いこの2人に付いて行くのが精一杯だったのでしょう、浪茄湾の景観も目に入らずで、どこが景色が良いコースやねんって感じだったのですが、本日はQチャンの代役の案内役ですので自分のペースでノタリ歩き、するとアラ不思議! 右手の眼下にメルヘンチックな建物とその背後に広がる浪茄湾が現れるじゃありませんか。
 暫く散歩気分の稜線歩きが続きますがロマンチック気分も長くは続かない。若干のアップ、ダウンにつれて藪が深くなって来るし、香港の山にしては珍しく木々も茂っていてだんだんと視界も悪くなってくる。目前に西湾山の東屋がチラホラと見え隠れするのだが合流すべきMacLehoseはなかなか見えて来ません。

 やがて鬱蒼とした森となり腰までの藪を掻き分けながら進む事になる。前回に迷走したらしき所は無事に通過。ホッとするも道はだんだんと藪で覆われて識別しづらくなり、ついには藪にかき消されてしまう。森に囲まれた平坦な場所でどちらが登りかも解らない。躊躇していると背後から府川さんの声、こちらに道があるーーーでUターン。
 確かに道らしき感じは有るのだが、道と言えるかどうかのシロモノと言う表現で状況をご理解願うとして、この道も途中から道と言うより誰かが藪を踏み倒した痕跡みたいなもので怪しくなってくる。それに登らねばならないのに下っていて、ますます怪しい。
 やがて道が無い!って言う府川さんの声。踏み倒された藪が頼りであったのに藪の踏み跡が無くなっています。直ぐ近くにあるはずの西湾山も見えない。周りは木々に遮られていて一切展望が効かず位置の確認が出来ません。スワ、低山遭難状態なのですが、ここはオジンand昔の娘さん、だてに年を取っているわけではない。
定石どうり迷った時は振り出しに戻るで全員何の不平もなくスムーズにUターン。迷った所まで帰ると不思議なもので視点が変わると藪に隠れていた道が僅かに見えます。少し進むとはっきりと道だと認識出来るようになり、登りとなる。やれやれこれで稜線に出れると思う間もなく木々の隙間にMacLehose発見!!!

 11:30にMacLehoseに合流し約15分ほどの彷徨より解放され一同安堵。目指す西湾山は目と鼻の先ですので立ち休憩もソコソコに頂上を目指して直ぐに出発。
 11:35に本日の目的地である
西湾山山頂に到着。夏期のシーズンには熱中症で死人が出ると言うことで人呼んで魔の西湾山。昨年の練習の時は下の尾根に出来た東屋にたどり着くや、シャツを胸まで上げてセメントに肌を密着させて体を冷やすほど暑さでバテバテだったのが嘘みたい。
 11:50、15分ほどの休憩で再スタート、西湾山からの下りです。途中に山海徑の連中が例により“
香港のハワイ”と呼ぶ、大浪湾と海にせまる山容が織り成す絶景ポイントを横目で眺めながら、スザンナのヤクステーキ?を目指して一気の下りです。
 12:35、
吹筒凹と言う峠に到着。ここからはダラダラとしたコンクリート道で、しかも登りですので嫌いな道なのだが、何でか皆さん競歩状態。そう、何故か山海徑は下りは休憩無しで最後は速いのです。
 13:00に西湾亭に到着で本日の山行は無事終了。タクシーで西貢へ戻る。

【打ち上げ】
 音田さんのご希望にて真偽は別としてネパール料理? 
ヤクのステーキが有る?との噂の、西貢に有るスザンナと言う洋食屋さんでセットランチを頂く。ボルシチにトースト、ステーキにスパゲティ、これにコヒーか紅茶が付いてHK$48とは確かに安い。味も値段の割にはいける。

【森Qより一筆お礼】
 中川さん、レポートを誠に有り難うございます。とっても面白かったっす! 今後「Oちゃんの山歩日記」として半分くらい書いてくんない? (Oちゃんとは以前中川さんが2人た時、今回レポートを書いてくれたのが中川のオイちゃん=中川Oちゃん、おぢさんなのに不二家のペコちゃんに似てる=中川Pちゃん、それに私で、Qちゃん、O次郎、P子のオバQ一家と呼ばれてた)

 さて、
Suzanna=蘇珊●(女へんに那) Steak Houseの補足ですが、萬年街のHSBC(銀行)の並びにあり、道路の反対側にSuzanna Seafood Restaurantもあるので注意。以下うろ覚えの点もありますが、日曜日もやってるランチは14:30がオーダーストップ。スープはボルシチかクリーム。メインは【ポーク】、ビーフ、チキン、魚の4種類。魚は調理法が選べ、ソテーかフライ(旨い)。ソースは3種類で、ニンニク、黒胡椒、マッシュルーム。付け合わせはスパゲティより炒飯の方が私は好き。トーストと飲み物が付いてボリューム満点!

目的地 :糧船湾
地域  : 西貢東郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年1月21日(土) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)
午前9時集合
天気予報:曇り雨、最高気温15度、
湿度96%
水・食料:補給場所なし  報告・写真  Qちゃん  難易度 :1(約7キロ、約2.5時間)
工事中の西●(土へんに覇/West Dam)
景觀台から糧船湾が見える
この標識を右へ下る
立派な天后廟
「有利」のお迎え船
あまり旨そうに見えない?食事の一部

 ニューヨークから早野さんが永久居民ビザが切れないようにと来港し、金曜日の夜は火鍋de宴会。日曜日に帰ると言うので土曜日の山歩としたが、朝雨が降ってると言う音田さんの電話に外を見ると、ホントだ。しとしと降ってる。旧正月前後(今年は1月29日が元旦)、こんな天気が多い。でも早野さんはすることないだろうし、とりあえず集合することに。
 彩虹には中川夫妻、谷口♂、早野、青島、音田、私と集まり、鳩首会談。海鮮ランチをどこでするか。当初予定の糧船湾は中川奥様、谷口♂さんは行ったことがなく、早野さんに教えてもらった所でもあり、行きたいのは山々だが、この天候では西貢にした方が無難かも。西貢に行って決めようってことになり、府川さんが来ないので電話すると、雨だからやめたと眠そうな声。じゃーまた寝てくださいと7人で出発。

 
C2出口を地上に出て、左のバス停から西貢行き緑のミニバス1Aに乗車。終点で下車すると、息が白く見えるが雨脚は弱まっており、有利(糧船湾の海鮮食堂)に電話してランチできるか訊くと、何人?と訊き返される。7人と答えるとOKとのこと。人数が少ないと開店しないつもりだったのかな。
 予定ではMacLehose Trailのスタート地点、北潭涌から歩くつもりが、この天候では面白くなさそう。
萬宜水庫(High Island Reservoir)に出た三差路で下車すると緑のタクシーの運ちゃんに伝え、約15分、約55ドル

 
三差路にある東屋は標距柱M002辺り。雨まじりの風が吹き抜け寒い! 身繕いして傘をさし、天気のいい日には蒼い貯水池が美しいMacLehoseを辿る。中川夫妻が遅れるが待ってらんない。
 M007を過ぎると、西●(土へんに覇/West Dam)は工事中。素人目にはなんで工事してるのか分からないが、必要なんでしょう。
 M011を過ぎると右に景觀台があり、糧船湾が見える。追いついて来た中川奥様に、もう少し、あそこですと言って後悔。案の定、Qちゃんのもう少しは遠い!と言われる。
 
右にM012を見たら、その先に標識があり「北Y村、東Y村」へと道路を離れて右へ下る。雨も上がり深呼吸を始めた木々が清々しい。「山を歩いて来たら10%引き」てな有利の広告に、サービスチャージが付かないから海から行っても同じじゃんと思うが、もしかして元値から10%引き? 気付いたのはこのレポートを書いている今。もう何度も歩いて行ってるが、そんな恩恵に浴したことはない。今度行ったら絶対値引きしてもらおう。

 三差路を左へ、階段を下ると穏やかな内海に出る。左へ海沿いに歩き、少し登ると廃校になった学校を過ぎる。三差路を真っすぐ進むと、小さな漁村にしては
立派な天后廟がある。漁師でもないのにお参りし、埠頭で有利のお迎えの船を待つが来ない。電話して来てもらい、数分で専用桟橋に到着。右隣のライバル店、かつては有利より賑わっていた「永利」は閑散としてて閉店したみたい。こりゃー正しく有利だわな。

【打ち上げ】
[有利]海鮮漁村 / High Island [Yau Ley] Seafood Restaurant TEL:2791-1822
西貢糧船湾沙橋村 (Leung Shuen Wan, Sha Kiu Village, Sai Kung)
www.yauleyseafood.com.hk
 客は我々だけで吹き抜ける風が寒い! 早野さん一人、青島の大瓶ビール30ドルを飲む。
料理は6人前のセットメニューを注文。茹でエビ、イカフライ、魚の粥、酢豚、豆みそ炒めの貝、ネギ・生姜と炒めたカニ、蒸し魚、野菜と8品で628ドル。白飯(8ドル×3)も追加し満腹。味もいい
 帰りはいつも西貢行きの船を手配してもらってて、こちらが切り出す前に、高速船は約15分、低速船なら1時間近くかかるが、どちらも350ドル、どうする?と訊かれる。えー、以前は200数十ドルだったし、この天気では客がいないだろうから300ドルにしてと言うと、ガソリンが値上がりしてからこの値段、船はうちの経営ではないし、こんな天気だから昼寝するか麻雀してる方がいいと思ってるよ、でも訊いてみると言ってくれ、
330ドルで交渉成立
 だが予約した13:30には来ず、文句言ったら桟橋に停泊した船に有利で作った年●(旧正月に食べるお菓子)を乗せ始め、20分遅れで出発。
我々がチャーター船に年_を便乗かい? 黙って330ドル払ったけど、吹きっさらしのボートは寒くて振り落とされそうでガチガチになって西貢に到着。急がず人数が多い時は、20人は乗れる低速線で居眠りしながら帰る方がいいね。

目的地 :馬鞍山(702m)
地域  : 馬鞍山郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2006年1月2日(月) 最寄り駅:KCR九龍塘(Kowloon Tong)
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温21度、湿度87%、乾燥注意報(黄)
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん  写真・府川  難易度 :3(約10キロ、約5時間)
左のコブが馬鞍山
ぼちぼち登る
天井廊下
中央に聳える馬鞍山を目指す
Pyramid Hillの手前、昂平を飛ぶ
バラグライダー
西貢を眼下に下山

 年末年始は山歩の予定をしてなく、谷口ママと中川奥様が馬鞍山に挑戦するというので一緒に行くと言うと、みんな速いからイヤ!と敬遠されたが、ゆっくり歩くと約束して、九龍塘には中川夫妻、谷口ママ、府川、音田、私、初参加の丸山嬢と7人が集合。
 
KCRに乗り大圍(Tai Wai)で馬鞍山鉄路に乗り換え、以前行った時、恒安(Heng On)はタクシー乗り場が遠かったから馬鞍山(Ma On Shan)で下車。しかし、ここもわかりづらく、1キロ近くさまよって(歩行距離には加算せず)、ようやく緑のタクシーに乗車
 
運ちゃんに馬鞍山村と告げると道路の終点まで行ってくれると思うが、終点は2カ所あり、今回は下で下車。約15分、約35ドル耀安邨発84Rのバスの終点もここ。時刻表があるが便数が少ないので利用したことはない。馬鞍山は1981年に閉山した鉱山で、かつての鉱坑村だった馬鞍山村も廃れている。

 コンクリートの階段を上がり、道路を右へ進む。廃屋がある辺りが上の道路の終点。既にここは
馬鞍山郊遊徑(Ma On Shan Country Trail)で、林道を辿る。植物観察が楽しい。川を過ぎると石段になり、美しい森の中を進む。やがて馬鞍山が姿を現し、いつ見てもそそられる。谷口ママと中川奥様はため息をついてるが。東屋に出て20分休憩。
 左へ
MacLehose Trail Stage 4を逆走する。すぐ標距柱M081があり、登りの階段が一段落したM080でも10分休憩。更に登ると金子さんが天井廊下と名付けた、両側が切れ落ちた稜線になる。実にscenicな所だ。起伏が少ない道を進み、M078の分岐からMacLehoseを離れて馬鞍山を目指すのだが、その前にまた休憩。

 ガレ場は登りづらく、稜線に出て反対側の沙田を眺めながら後続を待つ。そこからは稜線歩きだが、歩きやすいわけではない。草も生えないゴツゴツとした山肌に見惚れつつ、地図ではわずかな距離なのに後続が離れる。小山を巻いて次の稜線に出た所で待つ。初参加の丸山さんは問題なく、中川奥様はまだやる気があるが、谷口ママはここで待ってるからみんな行ってきてと言う。しかし後10メートルほどで山頂なのだ。30分近くなだめすかし、遂にママも腰を上げる。登ってみると見ていたより簡単でした、皆さんのお陰ですと三角点で記念撮影。靄っていて景色は今イチだが、全員で新年の初登頂を果たせ、バンザーイ!

 ママと中川奥様が畏れていたのは、登っても下れないんじゃないかってこと。私は登ったら絶対下れると言い切ったが、それは山海徑の同窓会の帰り、金子、大場と戸隠に登った時、金子さんに言われた言葉。その後沢登りに脚を染め、登れても死ぬかもしれない下りってのを体験したが、まぁ普通は登ったら下れる。
 というわけで時間はかかったが同じ道を下り、M078の分岐で待つ。更に同じ道をMacLehoseに合流した東屋まで戻り、往路とは違って左へMacLehoseを辿る。広がる平原は
昴平星を見るにふさわしいplateauは、西貢の灯が消えると香港でもかなりの数の星が見える。また日中でも非常に美しく、パラグライダーしてる人もいる。

 
案内板がある分岐でMacLehoseを離れ左へ下る。勿論その前に休憩。入り組んだ海と半島と島の眺めが素晴らしい。右に骨壺置き場がある所を過ぎるとコンクリートの階段になり、道路に出たら右へ下る。途中公衆トイレあり
 ゴミ集積所がある十字路でミニバスに乗車。終点で下車。
右の公園を抜けると彩虹行きミニバスのターミナル

【打ち上げ】
金堂
西貢福民路高富樓22號地下 2792-6112
 海鮮って声もあったが、海鮮は西貢でなくても食べれると
韓国食堂。ミニバスのターミナルを左に見て、右の路地を入った中ほど。店は右だが、左に客席だけの離れがある。以前地球の歩き方にも紹介されたそうで、こんなローカルの店がねぇ。別名地球の迷い方はスゴイ。
 焼き肉は不味いと私が言うもんだから(不味かったよね、増渕さん)、みんな試してみるって2人前の焼き肉セットと、4人前の焼き肉じゃないセットを注文。一向に焼き肉は出てこず、石焼きビビンバが2つも出てきて変だなぁと思ったが、セットは安くて旨い! 人数分注文すると残すほど量もある。でも、変だよなぁってマイタン(お勘定)してみると、焼き肉じゃない2人前のセットになってた。店も焼き肉には自信がないのか? 韓国の缶ビールやジンロもあるが
持ち込みOK。持ち込み料はなし

目的地 :釣魚翁(High Junk Peak/344m)
地域  : 清水湾郊野公園
参考地図: 西貢及清水湾
山歩の日:2005年7月17日(日) 最寄り駅:MTR彩虹(Choi Hung)
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温33度、湿度82%、猛暑注意報
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :4(約7キロ、3.5時間)
ニョキッと尖ったのが釣魚翁
釣魚翁山頂から
ゴルフ場のようなゴミ埋立地
清水湾の海水浴場
中央の尖った釣魚翁を制覇した
本物のゴルフ場を目指して下山

集合したのは増渕、植村、府川、谷口♂、音田、中村、中杉、私の8人。MTR彩虹駅のC2出口を地上に出て、右のバス停から清水湾行き91のバスに乗るつもりが、始発(MTR鑽石山駅のC2出口のバスターミナル)から混んでるようで、乗れない。この時期、清水湾へ海水浴に行く人が多いことを忘れてたよ! 仕方なく五塊田(Ng Fai Tin)のバス停までタクシーで行く。発音に自信がないから運ちゃんには「五塊田巴士站」と書いて見せ、約15分、約80ドル

 下車すると
道路の反対側に東屋と案内板があり、コンクリートの階段から釣魚翁郊遊徑(High Junk Peak Country Trail)が始まる。数分で分岐に至ると、左の石段を上がる。平坦になると木々の間から海が見え隠れ。峠を越すと香港島から九龍側の山々が遠望でき、いい景色! そして標距柱C3101。後はこの数が1つずつ増えていく。
 分岐まで来たら標識に従い
大廟(Tai Miu)へと進む。登りの手前で右に越野單車徑(Mountain Bike Trail)があり、途中にもわき道があるが、逸れずに真っすぐ山頂まで登ると、小山なのに抜群の眺め! 少し下って次の頂きへと登り返す。お椀を伏せたような山の左にトンガった釣魚翁が見え、あれに登るの?との声。んだ!
 しかし、あまりの暑さに休憩が長い。植村さんが、
テレビにあっぱれマークが出てたもんなと言う。なんのこっちゃ? 知らん、あっぱれって「天晴」って書くねんで。天気予報に「天晴」と出てたらしい。だが、気温が計れる府川さんのGショックは36.5度だそうで、大ショック!

 下って三差路に出たら左へ山腹を巻く。眼下に海が見え、いい眺めだ。
C3103を過ぎ、次の分岐も左へ巻く。そして、標識に従いCountry Trailが右へ巻き込む所で要注意! 正面の紅白の遮断棒を越えて進むのだ。Dangerと看板があるが、ここを危険というなら、香港中危険だらけじゃないかえ?
 10分ほど登ると稜線に出て小さなヘリポート(?)を過ぎ、アンテナのような棒が立った岩場で休憩。これまた素晴らしい眺めにだが、右下にゴルフ場のように見えるのはゴミ埋め立て地。ゴミで陸地が増えるならいいと思うか、ゴミを減らそうと思うか?
 暑さに負けて休憩が長くなり、長話が始まる。2度目の参加の中杉さんの靴が綺麗だと靴比べになり、府川さんの靴底を見た谷口さんが、
ちびてる!と言うと、関東組が、そりゃ関西弁だ!と言い出し、ちびる談義。谷口さんは御両親が関西人で関西生まれだが、幼少の頃に東京に引っ越し、寒イボが通じなかったというトラウマがあり、議論白熱。増渕さんが、小便はちびるって言うけどな〜と言ったのをしおに、そりゃーチビル違いやろ!って、帰って広辞苑で調べることになり、ようやく重い腰を上げる。

 稜線を進むと屹立した釣魚翁が見えてきた。一旦下って登り返し、山頂に挑む。大変そうに見えた登りも5分ほどで
三角点/344m360度の絶景だ! 高所恐怖症の人は足がすくむかもね。Trailから逸れているので香港人はおらず、静かに達成感を味わって下山。
 足場が悪いので注意し、ゴルフ場のように見えるゴミ埋め立て地を見ながら下る。木がまばらな広場に出ると、案内板に従って左に進むとリタイアできるが、かなり距離があるようで、再度Trailに合流して真っすぐ進むことにする。
 10分ほどで左に回り込むと海水浴場が見える。清水湾というだけあって
紺碧の海が美しい。思わずダイブしたくなるが、届かないよなぁ。平坦に進み、階段を下ると緊急電話がある三差路に至る。
 いい加減くたびれてきたのでリタイア案が浮上する。左に200メートルも下ると
大_門路(Tai Au Muen Rd.)という道路で、タクシーが捕まれば打ち上げ予定している布袋湾(Po Toi O)へ難なく行けるのだ。しかし、タクシーは滅多に通らず、道路を歩くことになるなら山を歩こうってことなりに、真っすぐ大廟へと進む。

 林を抜けると異様な臭い。腐乱死体でもあるのかと思いながら、階段を登り始めた所で判明。ゴミ埋め立て地がそこまで迫っているのだ。タオルを鼻に階段を登る。
C3110を過ぎても風向きによって臭う。しかし、私が捨てたゴミが含まれているのかもしれず、布団の中で屁をこいたようなものかと、我慢しながら登る。
 約20分で登り詰め、一息入れてからは高原歩き。右に
東龍洲(Tong Lung Chau)という島が見え、本物のゴルフ場を見下ろしながら下山。T字路に出たら標識に従い左へ進み、道路に出たらゴール!
 左へ進んで三差路で待っていると、
MTR寶林(Po Lam)行きミニバス16が通る。しかし、本日の打ち上げはそこから道路を下った布袋湾。そこまで歩く。

【打ち上げ】
海鮮島漁港 / Seafood Islands Restaurant TEL:2719-5730
九龍清水湾道布袋湾澳6號地下(6 Po Tai O Chuen, Clear Water Bay Rd.)
 道路を約10分下った広場がミニバスの始発地点。そこから村に入ると海鮮食堂が2軒ある。いつも通り奥の店に入り、桟橋に陣取る。しかし、12人前のセットメニューしかなく、8人だから半分にしてくれと言ったがけ、ダメだって。生け簀から選ぶほどの食欲はないし、品数が少ない単品メニューから椒鹽鮮_(イカフライ)、楊州炒飯、野菜炒め、紅焼豆腐(厚揚げの煮込み)を注文。量は多いし味も悪くない。
何より海風が御馳走だ。その風がマイタン(お勘定)の時、増渕さんの財布から札を巻き上げた。500ドル札(約8000円)に見え、一斉に海を覗き込むと、20ドル札2枚だった。チップだ、取っとけ!と海に捨て台詞の増渕さん。500ドルでなくて良かったよねぇ。

【おまけ】
あったよ、ちびる! 小便などを少し漏らす。出し惜しむ。少しずつ飲む。でも漢字は意味が違い、禿びる=先がすりへる。すりきれる。
髪が薄い人は頭が禿びてるって言うんかい?

シャープ・ピーク(Sarp Pwak,標高468m)

香港の槍ヶ岳と称している山です。新界の最東部に位置し、一般的なアプローチは赤径(チェッケン)から。
赤径へは
北沢凹(パクタムアウ)から歩いて入る方法と、黄石(ウォンセック)から船で入る方法の双方があります。船は定期便とチャーター便の小舟があります。週末ですと黄石まで地下鉄のダイヤモンドヒル(MTR鑽石山)からバスが出ています(直通や西貢経由でいけます)

赤径からはシャープ・ピークと大浪灣の別れ道となる峠(大浪凹)まではMacLehose Trailを20〜30分歩く。峠からは大浪灣を一望しながら風を受けてのすがすがしい登りがしばらく続き(はたまたあごが出る胸突八丁)、急登につき注意の看板のある辺りから、いよいよシャープ・ピークへの本格的な取組が始まる。急斜面を4回登りつめればそこが頂上。大浪凹からは約1時間である。
頂上眼下の海岸は四季を通じエメラルド・グリーンに輝き、視界の効く日は塔門洲から平洲の島々に加え中国大陸が展望できる。

シャープピークから来た道を峠(大浪凹)まで戻り大浪灣にでればビールを出す海の
レストラン(海風士多)もありおすすめです。
大浪灣は香港随一のサーフポイント。大浪灣のビーチまでは大浪凹から約30分。

参考地図は
 地政總署測繪處(Suvey & Mapping Office Land Department)
 発行のCountryside Series 「西貢及清水灣」(Sai Kung & Clear Water Bay)

大浪湾(Big Wave Bay、タイロンワン)

香港には大浪湾という地名が3ケ所ある。香港島、ランタオ島、そしてここ新界の大浪湾である。
サーファーには食指が動く通りの地名で、私の大浪湾初体験も香港島の大浪湾でのボディーボードが最初であった。
一緒に行ったサーファー崩れ?がボディーボードでなく、ホンマもんのサーフィンができる場所をと、香港島のボディーボードショップで
聞き入れた場所が新界の大浪湾。MTR、ダブルデッカ−、ミニバスと乗り継ぎ、歩く事、約2時間。
大浪凹(タイロンアウ)という峠から目にした海には白い浪が立ち、サーファー崩れは歓喜の声をあげ、
一緒に大浪湾を目指した(大浪凹から30〜40分)。その時の印象が今でも忘れられない。なんと波打ち際で白人のアベックが素っ裸で
抱き合ったまま、波の満ち引きに体を任せきっている。その後、このビーチで知り合った香港人の紹介で、小屋を借り、海や山や川にと、
随分遊ばせてもらった。キャンプ、登山、素潜り、サーフィン、投網、果物狩り、まさに香港アウトドア生活のベースキャンプであった。
(by yamachan)

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