新界東北部及中部
(North-East & Central New Territories)

「難易度」について
 「難易度」はあくまでも参考目安です。体力や体調、季節や天候によって変わること、御留意ください。
(難易度1)初心者、松コース (難易度2)初心者、竹コース  (難易度3)初心者、梅コース 
(難易度4)中級者コース   (難易度5)上級者コース
標距柱(Distance Post)とは
Trailと名のつくコースの起点から500メートル毎に設置された標識のことで、これを辿ると道に迷うことはなく、もし救助が必要になって999に電話する時も、この数字を言うと見つけてもらい易い。
999=救急車、ヘリコプター要請のEmergency Call,携帯電話可。呼び出した人のID・NOが必要。

2014年〜はこちら

2009年末まで分はこちら。

紹 介 コ ー ス
OB会との合同山行き、八仙嶺
(2013年11月24日)
馬屎洲 (Ma Shi Chau)
(2013年8月11日)
吊燈籠回り1周
(2013年7月21日)
梧桐寨瀑布
(2013年6月2日)
吊燈籠 (Tiu Tang Lung, 416m)
(2013年2月4日)
八仙嶺 (Pat Sin Leng)
(2012年12月23日)
吉澳 & 東平洲
(2012年8月19日)
梧桐寨 (Ng Tung Chai) 瀑布
(2012年7月8日)
烏蛟謄→梅子林→烏蛟謄
(2012年6月3日)
蓮麻坑 (Lin Ma Hang) 探検!
(2012年4月22日)
紅花嶺 (Robin's Nest, 492m)
(2012年4月8日)
船湾淡水湖郊遊徑
(2012年3月25日)
菊地さん送別、八仙嶺
(2011年6月5日)
ミステリーハイキング
(2011年5月22日)
おフランス街道、烏蛟謄→鹿頸
(2011年4月3日)
針山(Needle Hill,)と十字架
(2011年3月13日)
馬屎洲(Ma Shi Chau)
(2011年1月23日)
八仙嶺→大美督
(2010年12月12日)
南涌郊遊徑+亀頭嶺(486m)
(2010年8月1日)
内海さん送別、筆架山〜獅子山
(2010年3月14日)
吊燈籠(Tiu Tang Lung, 416m)
(2010年2月28日)
紅花嶺(Robin's Nest, 492m)
(2010年2月13日)
船湾淡水湖一周
(2010年1月24日)
大埔カウ自然護理區
(2010年1月10日)


川島レポート 目的地 :OB会との合同山行き、八仙嶺
地域   : 八仙嶺郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2013年11月24日(日) 最寄り駅:旧KCR粉嶺(Fanling) 
      午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温23度、湿度75%
水・食料:補給場所なし 報告 川島 写真 大橋 難易度 :4(約12km)

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OBと現役の合同写真
***

深い水の色
***

キツイ階段
***

開発目覚ましい
中国一望

分岐点で一休み

八仙嶺への道その一

八仙嶺への道その二

八仙嶺への道その三

先発隊9名

大美督への眺め

八仙嶺階段

ビールで乾杯!


粉嶺A出口、9時に集合したのは、OB・OG10名と現役5名のメンバ−。タクシ−にするかミニバスにするか迷いながら乗場に向かうが、15人のボリュ-ムを活かして、米田さんがミニバスのチャ−タ−に成功。鶴藪水塘には9:30に到着する。

 9:45にウイルソントレイルを歩き始める所で集合写真。11月も下旬となり、だいぶ涼しくなってきたが、晴れの登り階段はやはりきつい。屏風山の尾根に向かう階段途中で休んでいると後から来た森Qさんが合流する。遠くの景色はPM2.5か何かでやや靄がかかるが、素晴らしい景色の中を八仙嶺を目指し尾根を進む。八仙嶺の第一峰(純陽峯)へは12:30に到着。

 2;30には大美督まで降りてくる。夜は加藤さんのお店で宴会が待っているので、ここではビ−ルのみで打上げで軽く済ます。それでもビ−ルはやはり美味しい。


岡本レポート 目的地 :馬屎洲 (Ma Shi Chau)
地域   : 馬屎洲特別区
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2013年8月11日(日) 最寄り駅:MTR大埔墟(Tai Po Market) 
      午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温33度
       湿度80%

水・食料:補給場所あり 報告 岡本 写真 岡本・宇野 難易度 :2 (約7km)

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スタート地点三門仔 馬鞍山 奇岩の上をいく 猛毒シーマンゴー
密林を進む 絶景(プローバーコープ) 水が澄んでる! ここから帰還
迎えの船 海に浮かぶレストラン 何貝? 頑張りました




■カンカン照りの中MTR大埔墟に集合したのは、倉田夫妻、宇野、明石、竹内、伏田(竹内さん知人)、岡本の7人。三門仔行き20Kのミニバスに乗り込むと同時に出発、9時25分には三門仔に到着。ここで、伏田さんの登山靴、左足のソールが綺麗にはがれてしまう。倉田さんがテーピングで応急処置をして、出発。鄙びた三門仔漁村の中を抜け、馬屎洲への看板を見つけたら左に入り、階段を登る。廃校を過ぎると、登りの長い階段があり、その手前に潮の満ち引きの表がある。満潮だと馬屎島へ続く道が消えて、通れなくなってしまうのだろうか。
●東屋に着くと、360度の絶景。馬鞍山、八仙嶺などのが綺麗に見える。しばし休憩後、東屋奥の道を進む。
緩やかな登りは両サイドがお墓になっている。日本だったら一戸建てが建てられそうな大きな物もある。そのとき伏田さんの右側が再び剥がれる。再び応急処置をする。
●半島と島をつないでいる門樓頸を経て、馬屎島に上陸し、島右側の海沿いの道を歩き始める。
海沿いの自然教育径は暑さのためか他に歩いている人は見当たらず、2億8000年前に生まれたという泥岩・砂岩の堆積岩をゆっくり見ながら進む。自然教育径の終点につくと、倉田ご夫妻から冷たい物の差し入れ。チューペットが美味い!いつもならここで引き返すのだが、倉田さんを始め、明石さん、宇野さん、伏田さんの4人がプローバーコープのダムを見に行くと言って、更に奥地に進む。しばらくして別ルートを進むとの連絡があり、ここから残りの3人は元来た道を戻り、島の東屋で4人を待つ。20分ほどしてから4人が立ち入り禁止の看板の奥から現れてゴール。184メートルの島の最高部を通り、藪深い道なき道を進んだと言う。倉田さんは蜘蛛の巣にまみれ、皆さんの疲れきった様子に道の険しさが容易に想像できる。しばし休憩の後、門樓頸に何気なく置いてあるレストランらしき看板が気になった。電話してみると迎えの船がやってきた。おそるおそる乗船してついた場所は海の中に浮島のような釣堀。そこで海鮮料理も食べられるという。一人180ドルと高いが、せっかくなので挑戦。

【打ち上げ】水中天 TEL 9081-9794
船での送り迎え込、飲み物別で一人180ドル。細長い蒸貝や茹でイカなど西貢とは違った料理が面白いが、海鮮のレベルは西貢が上か。板一枚下が海面、クーラーはないものの、吹き抜ける風が心地よかった。帰りは三門仔まで送ってもらう。



米田レポート 目的地 :吊燈籠回り1周
(烏蛟謄→上苗田→下苗田→
三椏涌→茘枝窩→分水凹
→烏蛟謄)

地域   : 新界東北部
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2013年7月21日(日) 最寄り駅:MTRタイポーマーケット 
      午前9時集合
天気予報:晴れ
水・食料:補給場所なし 報告 ・写真 米田 難易度 :3 
▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
上苗田標識 下苗田標識 確かに見た目はトマト
(熟してて旨そう)
属名川島風トマト
(学術名不明)
こんな奴もいた
(属名・学術名共に不明)
下苗田廃屋壁に刻まれた
ある山人の訪問日記
下苗田沢の出合いで 美!!. 三椏涌標識
香港らしからぬ風景No.1(三椏涌) .三椏涌にてメンバー一同 五指枝
(中央に髭の日本軍兵士が・・・)
ウーカウタン村バス亭に
到着しホッとするメンバー達
越桟ベトナムレストラン
(タイポー駅エスカレータ上)1
四色併盤
(漢字が違うような・・・)
生牛肉河粉(ベトナム名物) 生春巻き
(肉が大量に入っていて固い)



■今回のメンバーは深センから栗田さん、川島キャプテン、ここの所連続ご参加の倉田さん、紅一点・宇野さん、仕事がキャンセルになって参加可能になった米田の5名。

●9:00前には全員が集合場所に揃い「日本人ですなぁ〜」といいながら、予定通りミニバス乗り場へ移動。烏蛟謄行きのバスは、人が集まらないと出発しない。本来1日の本数が6本程度と超ローカルライン。ようやく出発すると一路、烏蛟謄へ。途中キャプテンの会社のそばを通りすぎるが、目的地には30分ほどで到着。村に入る手前のT字路で降りて、駐車場まで歩く。いつもの出発前の記念撮影ポイント(橋の袂)で1枚。

●歩きだすと、ここの所、雨が多いせいで、道すがら聞こえている沢の音も大きい。最初は平坦なこのコース、一行は沢の出合いで写真をとり、やがて上苗田、さらに下苗田に到着。この2つの村は既に廃屋になっていてだれも住んでいない。一行は下苗田の廃屋周りで、野生のトマトらしきものを発見!キャプテンが食べられるんじゃないかと言うんで、宇野さんが手で割って見ると、トマトとは似ても似つかぬ種が多いわけのわからん植物。キャプテンの言う事をきいてガブリとやらなくて良かったと言いながら、一行は次なるポイント三椏涌へ。三椏涌ではおよそ香港とは思えない風景が広がっており、そこで一旦休憩。余りにも多い蚊に辟易しながら、三椏涌沿いで1枚。三椏涌を過ぎると右手に海が見えだす。Open Riceにも掲載されいている村のチャーチャンテンを左の奥に見ながら、茘枝窩の村への道を歩く。村の手前で、シーマンゴー(海のマンゴー)なる木の実が紹介されて、ここでもキャプテンが食えるんじゃないかとノタマウ。

●背の高い倉田さんが実をもぎとって、ナイフで切ってみると何やら白い液体が漏れだしてくる。「これはオスだ」等と下ネタの冗談を言っていると、その白い液体をキャプテンが指ですくって、ペロリ。後でよくよく説明を読んでみると、FATALの文字!やはりこれは毒入りだった!運よくキャプテンの体にも何事もなく、一行は、無事、茘枝窩の村に到着。若人会の人たちが15名程既に到着していた。村の奥へ向かって歩いていくと昔日本軍がここを占領した時に、見通しが悪いと言って太い枝を1本切った五指の大木がそびえている。日本軍が占領していたのは1941年12月25日〜1945年8月15日までで、今から約70年前に、我々と目的こそ違えど、同じように香港に来ていた日本人の事を考えると、感慨深いものがあった。

●ここからはこのコース唯一の登りだ。分水凹まで一気に登り、後は、烏蛟謄村までの下り。バス停に到着ししばらくすると先ほど茘枝窩で会った若人会の人たちが後からやってきた。ミニバスに乗りきれないので、若人会の一部の人は、自家用車で帰っていった。

打ち上げはタイポー駅駅ビルのベトナム料理。なかなか美味でした!



河村レポート 目的地 :梧桐寨瀑布
地域   : 大帽山郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2013年6月2日(日) 最寄り駅:東鉄大埔墟 
      午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温32度 湿度90%
水・食料:補給場所なし 報告 河村 写真 米田 難易度 :3 (約12km)

▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。

■6月幹事岡本さんの提案(山歩はお休み)で、今回は長雨で水量も増えたであろう梧桐寨で滝涼みの趣向となりました。お久しぶりで参加となった室伏さんはじめ川島さん、宇野さん、明石さん、米田さん、河村がEast Rail大埔墟駅に集合、64Kのバス梧桐寨へ。ここでシンセンから直接いらっしゃった栗田さんと合流し、09:30、滝を目指して登坂を開始した。

●途中、山中にある萬徳苑で一同参拝。本堂までは急階段で登りきって参拝する者と体力セーブで下で待つ者に分かれる。(筆者は当然後者でした)手入れに行き届いたきれいなお寺で一同感心。

●10:15ごろ登坂を再開してしばらく行くとやがて最初の滝が。道を下って滝のそばまで。水は思ったよりはるかにきれいで冷たい。さらに登って2番目の滝に到着。米田さんはさっそく入水しクールダウン。滝つぼのそばは風も起こってことのほか気持ちよい。3番目の滝で記念撮影し、さらに登る。最後の散髪瀑からは命綱を頼りに滝下りの猛者たちが!ロープを担いだ男子数名のあとから女子数名も登場してびっくり、なんとも勇ましい。滝涼みはこれでおしまい、マクリ#8大帽山山頂手前のあずまやを目指す。危険マークの標識はあるものの問題なく歩を進めた。

●あずまやには12:30ごろ到着。ここでマクリ#8をそのまま行って大帽山を走り下る川島案、道なき道を城門ダム方向へ最短で下る米田案、逆走してLead Mine Pass経由Wilson Trail大埔墟へ戻る明石案が出て一思案のあと、船頭決裁にて後者案で大埔へくだることにした。天気は快晴で大帽山の尾根からは南に九龍から香港島を、北に八仙嶺からシンセンをのぞみ見晴らしは最高であった。

●大埔墟へは14:30に到着、駅ビルの飲茶で打上げ。「香港アルプス」では難易度3だが、Lead Mine Pass経由とした分距離が出て、3.5ぐらいか、、。滝涼み、大帽山からの絶景で暑かったものの、大変楽しい山歩でした。              以上


目的地 :吊燈籠
     (Tiu Tang Lung, 416m)
地域   : 船湾郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2013年2月4日(日) 最寄り駅:MTR大埔墟(Tai Po Market)、
       午前9時集合
天気予報:曇り雨、
最高気温21度、湿度84%、季節風警告
水・食料:谷埔で補給可能 報告・写真 Qちゃん  難易度 :4(約15km?、約5時間)

▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
吊燈籠への登り 蛤塘の廃村… だと思ったら
オッチャンが住んでる
オッチャンちの
わんこ、かわゆ?
村の御神木? KOP TONG KAP TONG
どっちやねん!?
梅子林の廃村
谷埔の廃校 谷埔の茶店 この辺の位置関係 シンセンの沙頭角
と梧桐山

■本日の参加者は米田、川島、岡本、東莞から室伏、アタクシの5名。烏蛟謄行きミニバスは長蛇の列なのに本数が少なく、待ってらんなくてタクシーに5人乗りして烏蛟謄を目指す。

●9:40下車、$93.5。予定ではここから烏蛟謄郊遊徑を辿り、分水凹から谷埔(Kuk Po)を目指す予定が、米田さんが吊燈籠(Tiu Tang Lung, 416m)に登ったことがないと言うし、川島さん、岡本さん、室伏さんも登ったことがないそうで、じゃー行く?ってことで、いきなり行き先変更! こういう予定外が、結構楽しいんだよね。

 10:20吊燈籠の登り口に着き、「危険、行っちゃいけない」みたいな看板を無視して登る。
 11:00吊燈籠の三角点に到着。天気が悪くて涼しいのはいいが、視界もそれなり。いつも下山する西の道を進んでも分水凹には出られるが、いつもとは違う道を下ってみようってことで北に下山。
 先頭を行く米田さんが分岐から薮道に入り、薮の方が楽しいとか言い出してドンドン下る。まぁたまにはいいけど、最後は獣道みたいになり、ホウホウの体で廃村に出たのが12:05。「ワシがおらん間に大変なとこへ行くように」と言っていた中川さんの思惑通りになってしまった!(笑)
 廃村だと思ったら1軒だけ住んでる家があって、オッチャンが「茶飲むか?」と誘ってくれる。他に住人はいないようで、オッチャン寂しいのかな? でも可愛いワンコを飼っている。村は、標識によると蛤塘(Kop Tong)という。

梅子林(Mui Tsz Lam)まで歩くと、ここはホントの廃村。崩れかけた家屋が並び、広場にはジャングルジムやウンテイがある。かつては子供もたくさんいたのだろう。
 12:55分水凹に到着。休憩後、谷埔へと向かう。
 13:30谷埔の海沿いの茶店に到着。こちら側は田舎だが、海の向こうはビルが並ぶシンセンの沙頭角だ。米田さんと岡本さんがインスタントラーメンを、川島さんと室伏さんが芝麻糊を食べ、店を後にしたら鹿頸へと向かう。
 14:30道路に出たが、ここはまだゴールではない。バス道路に出て右へ進む。
 14:40鹿頸のミニバス乗り場に到着。MTR粉嶺行きのバスは1時間弱待ってようやく来た。ラーメンを食べた岡本さんは旧正月休みに帰国する準備があると先に帰り、4人で打ち上げ。

【打ち上げ】
新明苑海鮮酒家
/ Sun Ming Yuen Seafood Restaurant TEL:2676-1368
粉嶺中心第ニ期208-210號舗
 久々に来た店。ビールは小ビンのアイスピールが3本で$12と、米ちゃんが注文した缶のセブンアップ$8より安い。15:30過ぎなのでない料理もあったが、たくさん追加したので満腹。我々以外だーれもいなくなり、ライトも消えかけたのでマイタンすると$310。1人に$80徴収して、$10は山海徑財布に入れました。



目的地 :八仙嶺 (Pat Sin Leng) 地域   : 八仙嶺郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2012年12月23日(日) 最寄り駅:MTR粉嶺(Fanling)、
       午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温16度
湿度58%、寒冷・季節風・赤色乾燥警告
水・食料:なし 報告・写真 Qちゃん  難易度 :4(約11km、約5時間)
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タイマーで記念撮影 屏風山への登り 屏風山の峠で休憩 群生する笹
歩いて来た道1 歩いて来た道2 歩いて来た道3 八仙嶺の始まり
純陽峯
純陽峯から見た
歩いて来た道
純陽峯で記念撮影 これから行く道 看板の後方は
中国の沙田角のビル


■今日の行き先は、日本から来られた掛川さんの希望で八仙嶺。月曜日に休みをとると5連休になるから参加者は少ないだろうとの予想通り… 参加できるかどうかわからず連絡しなかったという、これまた日本から来られた菊地さん、東莞から来られた室伏さん、私の4名。アタシ以外はみんなアウェイじゃん!

●9:15ミニバス発車、9:27下車して歩き出す。掛川さんが八仙嶺を選んだ理由は、2010年12月12日に登った時、天気が悪くてほとんど霧で真っ白。帰国して山海徑のメンバーに素晴らしい眺めだと聞いてリベンジしたかったそうな。その願いが叶い、天気予報は曇りだったのにイイ感じに晴れてきた。
 菊地さんの送別(2011年6月5日)も八仙嶺で、景色は最高だったが暑くて大変だったんだよね。室伏さんは香港アルプスを読んで4大トレイルを完歩してから山海徑の門を叩いたという強者! 八仙嶺はウィルソン・トレイルに含まれており、暑い時期に歩いて道を間違えて大変だったとか。今日は寒冷警告が出てて風が吹くと寒いくらいで、歩くには最適〜
 最初の屏風山の峠までの登りがきついが、後はそれほどでもなく、トレイルを離れて黄嶺(Wong Leng, 639m)の三角点にも登頂。眼下に、菊地さんの送別の時にはよくわからなかった、李嘉誠が出資する観音様がほぼ出来上がっている。

●稜線歩きが3分の2ほど終わったとこで、純陽峯(590m)から八仙嶺が始まる。2つ目の鐘離峯以外は山頂を通過するので登ったり下ったり、ちょっと大変。8つ目の仙姑峯(511m)に着いたのは13:20。20分ほどいて下山。
 緊急電話がある横道に出たらウィルソン・トレイルは左だが、我々は右へ。そして分岐に出たら、500メートルで新娘譚路(=バス道路)に出るショートカットを下る。道路に出たら右よりは左に進む方がバス停には近いと思われ、あまり待たずに日・祝日のみ運行のバスが来て、終点のMTR大埔墟に出る。

【打ち上げ】
潮江春 (Chiuchow Garden Restaurant)
 TEL:2656-0029
大埔南運道9號新達廣場1樓1-3號舗
 しばらく来ないうちにいつもの中華レストランは別の店になっており、結婚式があるからと入れず、荒田さんの送別の時に入った潮州レストランにする。山帰りには高級すぎるが、他にないから仕方ない。寒かったのでビールは飲まず、お茶が美味しい〜 適当に點心を注文。16時前だったので売り切れのものが多く、お上品で量は少なめだけど味は良くて、マイタンすると$388、1人$100でした。



目的地 :吉澳 (Crooked Island)
    & 東平洲 (Tung Ping Chau)
地域   : 一部、東平洲海岸公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2012年8月19日(日) 最寄り駅:旧KCR大学(University)
       午前8時15集合
天気予報:晴れ曇り雨
    最高気温32度、湿度85%
水・食料:島で補給可能 報告 Qちゃん 写真 Qちゃん  難易度 :1(約5km、9時間のツアー)
▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
この船に
約200人が乗船
深センの梧桐山 吉澳に近づく 立派な桟橋
上陸した人で
島は大混雑!
島の名物
中華スイーツ
手前の黒が人気 天后宮
桟橋と梧桐山 桟橋の奥は塩田
のコンテナヤード
ここでランチ 島のはずれ
東平洲の天女! 広い岩の海岸 龍落水 対岸は中国の
リゾート、金沙湾



■長年中川さんに「連れてけー」と言われている島、吉澳(Crooked Island)。なにげに話したら、長期出張が終わって8月24日に帰国する島好きの佐々木さんも行きたいと言いだし、送別として企画するしかないか〜
 しかし香港領なのに定期船は中国領の沙頭角からしか出てなく、一般人は行けないので、船をチャーターするかツアーに申し込むしかない。前者は高いので無理。参加者を募って米田さんに予約してもらい、ローカルツアーで行くことに。料金はランチつきで$159。($139+ガイドのチップ$20)

 だが、よくよく聞くと中川さんは吉澳と印洲塘(Double Haven)を混同しており、おまけにhaven(安息の地、非難所、まれに港)を、heaven(天国)と勘違いしてて、中川さんの特命で6月に「サンティアゴ巡礼の道(El Camino de Santiago)」を約300キロを歩いた尾形さんが天国行きのビザ(?)を手にしたことから余計に触発され、ダブル天国だ!と盛り上がっているが、チト違いまする。
 ま、ともかく、参加者は中川、米田、川島、佐々木、室伏、牛島、遠藤、私の8名。

●8:15大学駅に集合すると、行き先は違うがツアーの参加者が大勢いてビツクリ〜 8:30バスで移動かと思ったら徒歩で馬料水の埠頭へ、約15分。えーっこれ?って感じの船に約200人が乗船。定員オーパーちゃうやろな?と心配しながら、いざ出発!

 船は赤門海峡を進み、どこが珍しいのかわからない岩を幾つか見て、10:30吉澳に到着。我々以外のツアーの船も着き、島のメインストリートは大混雑! 私は2度目だが、ガイドが連れて行くのは前回と同じ天后だけ。
 ばあちゃんが売っている島の名物のスイーツは、とても奇麗で(見た目も衛生的にも)、早速米田さんが買い食い。前回来た時(2007年?)より中国の塩田のコンテナヤードが拡張され、島のすぐ近くまで迫っていて驚いた。
 天后から戻ったら参加グループごとに分けられた建物に入り、11:00からチョー早いランチだ。食後は自由解散となり、12:15埠頭に集合。中川さんでなくても「こんだけ?」と拍子抜け。
 私は高台の東屋まで登りたかったが時間がなく、島の反対(北)側をちょいと歩いただけ。でも島はタテヨコに細長く伸びていて道もあるし、もし3度目があったら、その時はこの島で1日過ごしてみたい。

●12:15東平洲 (Tung Ping Chau)を目指して出発する我々の船と入れ替わりに、別のツアーの船が着く。夏の週末だけだろうが、多い日は1日2000人くらい観光客が来るのでは?
 そう思うと、ランチは最初の粥の後、次がなかなか出て来なくて遠藤さんはおかわりしてるし、粥でオナカを膨らませて料理が少ないのを誤摩化す作戦かと思ったら、そこそこマシな料理が出て感心した。だって一気に1000人分くらいの料理を出すって大変でしょ? 返還前、密貿易で栄えた島は、みごとに観光立島に様変わりしたって感じ。ただ住人は約200人だそうで、週末だけの労働者もいるのだろう。

 13:00頃、東平洲に到着。15:15まで自由行動となったが、中川さんと私以外はみんな初めて。どっち回りで回るか悩んでいたら、ガイドが左回りで歩き出したので同行する。海沿いではなく内部の近道を通って着いたのが「斬頸洲(Cham Keng Chau)」。
 岬の付け根に走っていた断層が海蝕され、幅5m、長さ20mの切り通しになっている。ここで、ビキニのお姐ちゃんが撮影中! 中川さんが「天女やー、天国やー!」と喜んでくれたので、ホッ。無事、天国訪問ツアーとなったのでした。(笑)

 おまけ。その後、龍落水(Lung Lok Shui)を見て、近道して埠頭の近くに戻ってビーチで遊び、15:15島を後にする。馬水料には17:15に戻ったのでした。


目的地 :梧桐寨 (Ng Tung Chai) 瀑布 地域   : 大帽山郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2012年7月8日(日) 最寄り駅:旧KCR大埔墟(Tai Po Market)
       午前9時集合
天気予報:晴れ曇り雨
最高気温33度、湿度74%、炎熱注意報
水・食料:補給場所なし 報告 Qちゃん 写真 Qちゃん  難易度 :3(約7キロ、約3.5時間)
▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
萬徳苑 井底瀑 中瀑 主瀑
主瀑の全像 散髪瀑 シンセンの梧桐山 シャングリラのメニュー

■今年は雷雨が多い香港。滝も水量が増えてさぞや立派になっているだろうと、大帽山の裏の4つ連なる「梧桐寨(Ng Tung Chai)」瀑布を見に行くことに。しかし欠席者が多くて、集合したのは中川夫妻、日本から出張中の佐藤、室伏、杉田、私の6名。バスターミナルに行くと元朗(西)行き64Kが発車するとこで、9:10飛び乗る。

●9:40梧桐寨のバス停で下車すると、まっ、マズイ! 香港アルプスに書いたのと違う! いつもは1つ前の白牛石で下車してたようで、昔はバス停名がなかったしミニバスはそもそもバス停がないし…(言い訳) でも香港アルプスを見て1人で来た室伏さんが滝まで行けたと言うので、ヨシとしよう!(汗)
 来た道路を少し戻って細い道路に入り、分岐は幾つかあるが、迷うとしたら最後の分岐。真っすぐ進むと村ってとこで右に上がる。すると道路はすぐ終わり、萬徳苑徑という小道を辿る。

 10:10萬徳苑に着き10分休憩。4つの滝を回れないと言う中川夫妻とは、ここでお別れ。萬徳苑で再会することにして、4人で歩き出す。
 10:35まずは井底瀑(Bottom Fall)。予想通り水量が多く、素晴らしい! いつまでも見ていたいが、先客がいるし、後から団体さんも来たので早々に退散。
 10:45中瀑(Middle Fall)に到着。誰もいない貸し切り状態で、風で流れて来る滝の飛沫が心地よく、ミストシャワーだ、マイナスイオンだと言っていたら、さっきの団体さんが追いついて来て、仕方なく撤退。
 さて、ここからが長い。森の中の道は直射日光を受けないが、汗だくで気分が悪くなってきた。熱中症かな。何度か小休憩を入れ、主瀑(Main Fall)に着いたのは11:20。デカくて、立派立派! 滝を見下ろす地点で休憩して、後続が来たので滝まで下りて、行っちゃいけないと看板がある道を行く。
 11:45一番上の散髪瀑(Scatter Fall)に出ると、高度計を持っている室伏さんが、主瀑は40mあります、と言う。私は30mくらいだと思っていたので、びっくり。散髪瀑の写真を撮って階段を上がると深センの梧桐山が見えて、またびっくり! これまで気づかなかったけど、梧桐山と梧桐寨って、なにか関係あるのかな?
 三叉路に出たのが12:00で、5分ほど休憩して下山。

 12:35中川夫妻と待ち合わせた萬徳苑に戻り、休憩しようとしたら、シャングリラのランチに間に合わないから行くって。えーっ! しばらく休憩して中川夫妻を追いかける。来た道とは違い、村を抜けてバス道路に出る。バス停はどっちかな?と、左に歩き始めたとこに元朗(西)行き64Kが現れ、バス停まで走って飛び乗る。

【打ち上げ】
蓬莱※哩屋
/ Shangri-la Curry House TEL:2944-5566
元朗安寧道144號地下 (G/F., 144 On Ning Rd., Yeun Long)
 久しぶりのシャングリラ! 14:30がラストオーダーで、それ以後は夕食までお休みとなってから2年くらい来てないか? メニューが新しくなってて考えるのが面倒だから6人用のセットを注文($708)。飲み物つきで、5人はビール(キングフィッシャーの小ビン)、中川ご主人はマンゴーラッシー。ビールは足りなくて追加注文したが、ピッチャー$98。高くなったよね? 料理は残すくらいあって、個別注文した方が良かったかも。まぁ満足。VIP Cardを出さなくても15%割引してくれ$754。飲んだ人が$130で、中川ご主人$110でした。


室伏・中川レポート 目的地 :烏蛟謄→梅子林→烏蛟謄
地域   : 船湾郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2012年6月3日(日) 最寄り駅:旧KCR大埔墟(Tai Po Market)
      午前9時集合
天気予報:???
水・食料:補給場所なし 報告 室伏&中川 写真 米田 難易度 :???
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■中川さんに連れられて霊感スポットツアーに行ってきました。中川さんから山行報告はあると思いますが、追加させてもらいます。
 当日の天気予報は晴れと曇りマークだったが、羅湖口岸の中国・香港間の橋で雨が降っているのに気がつきました。いつも利用する深セン湾口岸ならそのまま無料でYターン出来るが、ここは電車で上水までいかないと戻れないのと霊感スポットに興味がありましたので躊躇なしに大埔墟へ・・・
 集合場所には中川さん、米田さん、河村さん、杉田さんと室伏の5名集合
 雨だが、とりあえず行ってみようと20Cのバス乗り場に行ったが、バス停は山愛好家で溢れていました。案の定 一台目のミニバス乗れず・・・ しかしそこが香港、後ろのミニバスが行き先を烏蛟謄(Wu Kau Tang)に変更したので直ぐに出発できました。

●烏蛟謄到着後、沢山の山愛好家が雨で中止なのか、もう山行終えたのかバス停にいた。しかし、私達を乗せたバスはそのまま誰も乗らず引き返した・・・ その人達も同じように歩き始めた。・・・この人達は私達の前のミニバスで来た人達と分りました。(笑)
 雨は降っていないが何時降るか分らない空模様でしたが、中川隊長が行こうと言う事で中川隊長の先頭で時計と反対周りで目指すは幽霊屋敷ではなく茘枝窩へいざLET GO・・・
 中川隊長は意外と早足で歩くので着いていくのがやっとで周りの景色を味わう暇はないから余計なおしゃべりはしないで黙々と歩いた。
 雨でトレイルの道はぬかって歩きにくいのだ。
 茘枝窩で少し休憩してからいざ幽霊屋敷へ・・・

●中川隊長が登りが苦手なので先頭を米田副隊長に譲る。(隊長は登板力がないのを確認)
 分岐点を梅子林へ降りていく、否が応でも高まる興奮・・・ 人があまり歩かないのか石畳にコケが生えていて滑りやすい。私の前を歩いていた杉田さんがこけそうになったがうまく立て直して着地成功! 梅子林の廃村に着いたが、昼間だから幽霊は寝ているのか霊感は感じなかったようです。中川隊長はその当時は夕方であり、予期しない廃村が急に目の前に現れたので心理的に恐怖心が先に立ったのでしょうか!
 幽霊は諦めて分岐点への登りでは室伏が尻餅を着く、少し経ってから杉田さんが大きな一枚岩の上で今度は完全に横転しました。(ザックが有ったので頭撲は免れる)
 米田副隊長はサッカーの試合を視るので18時までには家に戻りたいとの祈願でしたので他の霊感スポットは諦めて帰ることにした。
 烏蛟謄に到着して時刻表を見たが、次のバスが15時15分で一時間待ち、ちょうどそこにタクシーが客待ちをしていたのでちょっと高いが全員一致でタクシー利用、大埔墟まで97ドルで一人20ドル(中川隊長が言いました。100ドルだから一人25ドル?)。
 お楽しみの打ち上げは森Qさんがいないからちょっと高級酒店へ・・・ 全員泥だらけの靴で入るのに躊躇した。マイタンすると530ドルで中川さんが言いました。一人110ドルだよ。(正解です) 
 以上報告終わります。室伏リポーター


【中川レポート】
 6月3日の霊感スポット巡りは、天候が余り良くなかったので 左周りにて烏蛟謄→梅子林→烏蛟謄だけにしました。
 ?枝窩村より分水嶺に向かって緩やかな坂道を登り、分水の標識を左折し梅子林へ向かう。初めの標識は15分と書いて有るのだが、次の標識は30分。ヌヌ、早くもキョンシーが迷わしに来たのか!
 道も昨夜からの雨模様にて足元が悪く、滑ったり転んだりしながら到着しましたがーーー、キョンシーさんはまだ日が高かくてシエスタ中だったのか、お出かけしてたのか にて霊感は全く無し。ただの廃村見学となってしまいました。



目的地 :蓮麻坑 (Lin Ma Hang) 探検!
地域   : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2012年4月22日(日) 最寄り駅:旧KCR粉嶺(Fanling)
      午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温30度
       湿度85%
水・食料:補給場所なし 報告&写真 Qちゃん  難易度 :ある意味5(約10km、約4時間)
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長山古寺 有刺鉄線の残骸と
シンセン
手前が蓮麻坑 登ってきた道
紅花嶺の山頂にて 蓮麻坑 警崗(Police Post) 後方にインド人
手前の柵が境界 蓮麻坑に侵入 これが唯一の証拠 有刺鉄線
四季豆とビール 洗濯物じゃないよ 担々麺 麻婆豆腐


■本日の行き先は、2週間前に登った紅花嶺(Robin's Nest, 492m)から見えた国境の村、蓮麻坑(Lin Ma Hang)。Wikipediaによるとかつては鉱山があり、全盛期は千人も住人がいたそうだが、現在は百人に満たないとか。沙頭角同様、許可証がないと入れない禁區で、大きな声では言えないが探検=不法入境なんだな。欠席する中川さんから以下のようなメールが届いた。

●紅花嶺から北の中国側を見下ろしたら見える監視塔や鉄条網を越えて行くって事? 昔の中国から香港への密輸・密入国ルートの逆走だね。 香港もご他聞にもれず就職難だそうですが、一方、中国では慢性的な人手不足。 職探しに日本人が香港から密入国してきたって言われるかもね。 一般人は立ち入り禁止地区ですので、村民にちくられて捕まったらどうなるのだろう?
 1)来た道を帰れと言われるーーー警察や税関員からみたら一番無難な処理?
 2)取り合えず泊まって行けと言われるーーー現場で処理しかねるので上層部の沙汰待ち
 3)黙って通してくれるーーー誰も来なかった、何も無かった事として処理

 さてさて、どうなるのでしょう? 特に見るべき物が何も無いのに、ワザワザ一般人の立ち入り禁止区域に行くとは、何って物好きなのでしょうか?

●集合した物好きは米田、牛島、杉田、室伏、私の5名。先週あれほど約束したのに来なかった河村さんは、欠席裁判だー!(笑) あぁみえて偉いからタイーホされたらヤバイと日和ったのかな? 本人はインド出張で疲れたと言ってたけど…
 バス78Kは混んでると乗車拒否されるので緑のタクシーに5人乗り。禾徑山路に入り、右側に林道がある分岐で下車($45)。2週間前に出て来た小道を探して長山古寺まで来てしまい、見落としたことに気づく。でも寺は法定古蹟だし、これ幸いとお参り。捕まらず無事香港に戻れ帰れますように! 戻る時に小道を見つけて林道に入る。

●天気が良くて湿度が高く、辛い登りだ。左の禾徑山の稜線と林道が接近したとこで稜線に出てみると、シンセンと蓮麻坑が見下ろせ、あれだ〜! そこから林道に戻らず草薮の踏み跡を登るが、急だし滑りやすいし、戻った方が良かったか? また林道に出たら、すぐ終点だ。10:50そこから紅花嶺へと山道を登る。これも急だが、11:00には三角点に到着。
 360度の絶景なのに、我々の感心は専ら北! 蓮麻坑に下る道に警崗(Police Post)があり、準備のいい室伏さんが一眼鏡で見て人影はないと言うが、それを信じて行くか、米田案の警崗がない北東の道を下るか、鳩首会談だ。結局、せっかく来たんだから行こうってことになり、11:30出発。

【以下、不法入境を助長する気はないので詳細は割愛】
 下山口に警察の警告書が2枚もあってビビル! 裏返して、最初から裏返っていたから気づかなかったことにする。警告の看板は、木に隠れて読めずラッキー。錆びた門扉は、開いていたから通れました。
 蓮麻坑とシンセンを隔てる鉄条網がはっきり見えだすと、いやがおうにも高まるワクワク感とドキドキ感。もし捕まったら、警察は個別に尋問し、言ってることが違うと追求されるって中川さんに聞いたから、5人で口裏をあわせる。
 つまり首謀者というか主催者は私で、先頭を行き、2月に禁區が解放されたのに、ここはまだですか?ってボケる。もし捕まったら、森Qさんのせいにしていいですか?と言われ、ちょっとビビルが、うんエエよ。女が先頭だったら警官も気勢をそがれるだろうし、それも作戦だ。

 警崗に人がいてビックリしたが、有刺鉄線を張り替えているインド人の人夫さんがトランプをしてた。驚かすなよー!と、あっけなく警崗を通過。村を見下ろす階段で写真を撮っていると、早く下りましょう警察に見つかったらヤバイですって米田さん。それもそうだね。
 あ、あれ警察の車じゃない?って言うと、その木の影に隠れろ!って米田参謀。(笑) 一眼鏡をのぞいて室伏偵察員が、車内に人影はありませんと報告。しばらく潜伏していたが、再び階段を下る。民家に出る手前で最終会議。村に入るのか、入らずミニバスに乗るのか? ここまで来たら度胸もつき、入れるとこまで行ってみようってことになる。

 12:40村はずれの廃屋から侵入。公園にじいちゃんと子供がいて、米田参謀が接見。「我々は道に迷って出て来ました、ミニバスで帰れますか?」 じいちゃんは、次は13:00発だと教えてくれ、大丈夫だろうと言う。あー良かった!
 時間があるので更に村の奥へと侵入するが、出会った男性2人が怪訝そうな顔で話しかけてくるので、ミッションは終了! 怪しまれないよう大木の下で休憩して公園に戻る。
 公園の向こうに駐車している上水行き59Kは、時間になると出て来る。オクトパスが使え、乗車して「あー面白かった、とてもいいコースだったね」と言うと、米田参謀長が「まだ早いです、まだ警崗が3ヶ所あります」と釘をさす。りょ、了解。

 ミニバスは村の入り口のゲートを抜け、頑丈な有刺鉄線が張られた道路を進み、1番目と2番目の警崗を通過。そして3番目で遂に警官が乗り込んで来た。ヤッバーイ! 前に座った乗客はカード見せ、確認した警官が後ろにやって来る。
 ど、どうしよう!と固まる私。だが、私より前に座っていた牛島さんが「どぞぉ」って感じでIDカードを出す。ん?って顔の警官。隣の室伏さんも「はーい」って出すと、残った3人はIDも確認されず、警官はバスを降りた。
 やったー! 要は、中国人の不法入境を監視しているわけで、香港のIDカードを持っていれば、その点はセーフ。許可書を持ってない点は、外人みたいだから見なかったことにしよう、ってことかな? なにはともあれ13:20、上水駅に着いて堂々と羅湖からシンセンへ入る。打ち上げは米田さんのオススメ、シンセンの四川料理だ。

【打ち上げ】
巴蜀風
 TEL:25680388
シンセン市羅湖區鳳凰路181號京基
 何軒か店舗があり、10年くらい前に増渕さんに連れて来てもらったのも、去年五十嵐女史に連れて来てもらったのも、ここの姉妹店だ。辛いもの好きにはたまらなくウマイ。特に見栄えが悪い担々麺は、クセになる。ビールは北京の雪花のみで、アルコール度数3.5%と軽いが、辛い料理にはあう。あれこれ食べてマイタンすると323元。ビール飲んでない米田さんに申し訳ないが、面倒なんで70元徴収。また来たいね!


目的地 :紅花嶺 (Robin's Nest, 492m)
地域   : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2012年4月8日(日) 最寄り駅:旧KCR粉嶺(Fanling)
      午前9時集合
天気予報:曇り雨、最高気温22度
       湿度92%
水・食料:補給場所なし 報告 Qちゃん写真 ・ 阿部&森Q    難易度 :3(約13キロ、約4時間)
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ここで下車
(後方に警官)
警官のアップ
(雨でもお勤め)
中英街
(参考写真)
かつての検問所
上麻雀嶺村に入る 天気悪い〜 デンマークのビール? ごっつぁんです!


■香港島では降ってなかったので出かけたが、中国に近づくにつれ旧KCRの車窓に雨があたり始め、粉嶺に着いたら傘をさすほどの降り。集合したのは、イースター休暇中だし天気悪いし、米田、佐藤、阿部、牛島、私の5名。予定では紅花嶺(Robin's Nest, 492m)に登った後、2月15日に禁區の一部が解放された沙頭角(Sha Tau Kok)へ行くつもりだったが、雨がやまなければ紅花嶺は中止ということで、先に禁區へ行く。その前に禁區の説明を…

●かつてドイツが東西に分断されていた頃のベルリンのように、イギリスの植民地だった香港にも中国のシンセンとの間に沙頭角という分断された町がある。過去形ではなく現在進行形だ。しかし完全に遮断され、兵士が越境者を射殺していたベルリンの壁とは違い、沙頭角の境界線は中英街(Chung Ying Street)という商店街で、住人の往来は自由。東西ヨーロッパの境界線が「鉄のカーテン」と呼ばれていたのに対し、沙頭角を含め東アジアでは「竹のカーテン」といわれる由縁だ。(笑)
 だが中国側も香港側も沙頭角の手前に検問所があって、住人以外は許可証がないと町には入れず、沙頭角は陸の孤島であったし、現在もそうだ。実際2007年、山海徑で沙頭角からシンセンの航空母艦ミンスクを見に行こうとして路線バスに乗り、検問所で許可証がないと警官に追い返されたことがある。泣く泣く戻って羅湖から行ったが(ものすごーい遠回り!)、路線バスではなく沙頭角のイミグレ直行のバスなら検問所で止められず、入れたわけだ。(帰路はそうした) 
 ミンスクのレポート http://sankaikei.com/other.html#sonota03
 そして2010年1月、ご主人が沙頭角でレストランを経営している友達に許可証をとってもらい、ワタクシは遂に沙頭角入りを果たしました!(沙頭角の住人1人につき3人まで警察署に届け出ると3日間有効の許可証がもらえる) そんな未だに簡単には入れない沙頭角の「禁區界線」が、2月15日に拡張され(検問所が沙頭角側に移った)、行ってみようと企画したわけです。以下ネットで拾った史実…

 1898年イギリスが新界地区を清朝から租借し、沙頭角の真ん中に国境が引かれ「中英街」という道になった。もっとも当時、中国と香港の間は住民が自由に行き来できたので、街が2つの国に分かれても生活にはさして影響はなかった。ところが1949年、中国に共産党政権が成立すると、中国と香港の国境は翌年閉鎖され、相互の行き来には出入国手続きが必要になる。街が二分されていた沙頭角では引き続き自由な往来が認められていたが、そのかわり街を囲んで壁が作られた。
 当初、沙頭角は中英双方が共同警備していて警官は国境線に関係なくパトロールしていたが、文化大革命のさなか1967年に紅衛兵の反英デモをきっかけに、中国の警備隊と香港の警官隊が衝突して死傷者が出る事件が発生。以後パトロールは「中英街」を境に分担して行われるようになった。1980年代末になると中国は自国観光客の沙頭角への立ち入りを認めるようになり、沙頭角は中国人が香港製品を直接買える場所、とりわけ金製品を安く買える場所として人気を呼び、大勢の買い物客で賑わった。
 そして1997年、香港が中国へ返還されたことで街を二分していた国境線は消滅したが、特別行政区となった香港へ中国人が自由に出入りできないのは返還前と同じで、境界線もそのまま、沙頭角の街を囲む壁や柵も変わらず残っている。ただ、中国は為替規制が大幅に緩和され、中国国内でも香港や外国の製品が自由に買えるようになったので、中英街の賑わいはもうない。密輸防止のため1980年代から夜間外出禁止令が実施されていたが、それも2003年には撤廃された。
香港の境界線
http://www.lib.utexas.edu/maps/middle_east_and_asia/hongkongmacau.jpg

 説明が長くなったので以後、端折りまーす。
 粉嶺駅のA2出口の階段を降りて78Kの乗り場へ。20分待ってようやくバスが来たと思ったら、満員で乗車拒否! 始発が上水なので次も乗れるかどうかわからず、緑のタクシーで行くことに。運ちゃんに「沙頭角の行けるとこまで」と告げる。
 ミンスクを見に行った時、警官に止められた検問所をスンナリ通過でき、感激!(既に検問所は閉鎖されてるから当然なんだが) 沙頭角公路石涌凹段の終わりでタクシーを降りると$70。雨なのにビーチパラソル(?)の下で警官が監視している。ご苦労様です。その先、沙頭角の町には入れないのでタクシーで来た道を戻る。
 我々同様、解放された地区を見に大型観光バスで人が大勢やって来るが、大して見るものはない。検問所まで戻ったら、ご主人が許可証をとってくれた友達の家に寄って犬の散歩がてら海辺へ。そのうち雨が上がり、紅花嶺に登ることにする。更に道路を戻って、11:15上麻雀嶺村に入り、登り口は説明が難しいので割愛。

 徐々に高度を上げると、タクシーを降りて歩いた道路や沙頭角の町が見え、急な登りをこなすと、名もない山頂(約400m)に到着。霧で何も見えないので早々に西へ進み、紅花寨(Hung Fa Chai, 489m)には寄らず、これだけは登ろうと、紅花嶺の山頂の三角点に着いたのが13:30。一瞬霧が晴れ、シンセンが見える。
 三角点から下ると林道で、だらだら下って禾徑山路に出たら左へ。14:20沙頭角公路に出たら反対側にバス停があり、行きで乗れなかった78Kに乗り、粉嶺駅に戻る。

【打ち上げ】
新明苑海鮮酒家
/ Sun Ming Yuen Seafood Restaurant TEL:2676-1368
粉嶺中心第ニ期208-210號舗
 以前はなかったと思う、Sonderbergというビールの大瓶が$14と安いので注文。気が抜けたみたいでイマイチだったが、料理は大体おいしい。しかし、なかなか出て来ないので注文しすぎて少し残してしまう。マイタンするとビール6本飲んで$454。飲まなかった米ちゃん$80で、飲んだ4人は$100。山海徑財布に$20入れました。


目的地 :船湾淡水湖郊遊徑
   (Plover Cove Country Trail)
地域   : 船湾郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2012年3月25日(日) 最寄り駅:旧KCR大埔墟(Tai Po Market)、
       午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温21度、
  湿度76%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし 報告 Qちゃん写真 ・ Qちゃん&米田    難易度 :5(21キロ、約7時間)
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郊遊徑スタート 大輪のツツジ シャリンバイ
(車輪梅)
ね、寝てる!
観音※
(山へんに同)
折り返し地点 カマバアカシア ユカン(油柑)
ツシマカンコノキ 大美督まで6km 消費カロリー
1071
本日のコース


■3週お休みした復活の朝、顔を洗おうとしたら水が出ないっ! うち(唐樓3階)の下は幼児がいるので絶対文句言うだろう→帰宅したらなんとかなってる→と考え、冷蔵庫のミネラルウォーターで賄って集合場所へ。本日の行き先は、先週行った馬鞍山からよく見えたという船湾淡水湖郊遊徑(Plover Cove Country Trail)
 集合した中川、米田、佐藤、岡本、河村、私、9時になったので烏蛟謄(Wu Kau Tan)行きミニバス乗り場へ。列に並んでいると、遅刻したって杉田さんから電話。その後、駅に着いたと電話があったのに現れず、順番が来たのにバスに乗れない。捜しに行った河村さんと、杉田さん&大学が春休みで来ているという息子さんが現れ、さぁ乗ろうとしたら、今度は佐藤さんがいない。まるでコント! よって次のバスも見送り、参加者8名が乗れたのは9:30だった。(笑)

●9:50烏蛟謄路を左に曲がったとこで下車。烏蛟謄路の終点まで歩き、歩道に入って橋を渡り、左に進むと船湾淡水湖郊遊徑の案内板がある。聞くと米田さんは、今日仕事で参加できないと思い昨日も歩いたんだって。どこを?って、船湾淡水湖郊遊徑を! でもiPhoneのデータをセーブできなかったそうで、今日はリベンジだとか。すごい〜
 9:55出発。最初のキツイ登りは、例年中川さんと馬鞍山へ捜しに行くシャクナゲに似た花、に似た大輪の紫のツツジを見つけて写真を撮ったりして、そう苦労せず稜線に出る。天気予報は晴れだし、乾燥注意報が出ているので素晴らしい眺望を期待していたが、春霞がかかったようでイマイチ。
 それでも船湾淡水湖(Plover Cove Reservoir)の対岸にゴールのダムが見え、その奥は赤門海峡で、その向こうにネコ耳のような馬鞍山が聳えている。非常に長いコースなのでいつもは下の道を行き、下苗田から登って横嶺で郊遊徑に合流するのだが、前回(10年1月、荒田さんの送別)で来た時、荒田さんがこっちの方が簡単だと言ってたし、実際15分くらいしか差がなかったので、2度ほど断念してスタートから歩いたことがない私は、「2週休んだし医者にきつい運動は禁じられている」と言う中川さんをそそのかして歩き始めたわけだが…

●12:05横嶺の分岐に到着。ここまで約4キロ、登り下りがヒッジョーに激しく、全然簡単ちゃうやん! 荒田んに騙された〜 まだ5分の1しか歩いてないのに、もう体力の3分の1を使った感じ。でも難所はほぼ終えたわけで、ぼちぼち行こか。
 13:15観音※(山へんに同、280m)に到着。ここが約7キロ地点で東端であり、ここから西へ折り返す。その前に13:30まで休憩。

●かつて「犬が落ちて死ぬ」と言われた下りは階段となり、その先のガレ場の下りも歩きやすくなっている。そして右に淡水湖、左に赤門海峡を見ながら半島を進む。
 14:25長牌敦(Cheung Pai Tun, 125m)の三角点に到着。抜きつ抜かれつしている香港人の団体に追いつかれ、うるさいので休憩もそこそこに歩き出す。大美督まであと6キロだ!
 16:05ダムに出たら標距柱C2627で、ダムを渡って次のダムに上がり、下りて道路を進む。そしてC2630で郊遊徑は終了だが、更に道路を進み、最後にメインダム約2キロを渡らねばならない。これが、とーっても長く感じられ、渡り終えたのは17:00。打ち上げは、大美督のタイ飯屋にしようかと言っていたが、BBQ、サイクリング、凧揚げする人が多くて、帰りのバスが混むんじゃないかと大埔墟に戻ることにする。

【打ち上げ】
海港酒家
/ Victoria Harbour Restaurant TEL:2653-9333
大埔南運路9號新達廣場2樓101-102舖
 夕食は15分待って18:00から。ビールはカールスバーグの大瓶が$14.8と安い。飲茶に比べて夜のメニューはあまり得意じゃないが、注文したもの全て美味しくて、マイタンすると$802と安い! 飲まなかった中川、米田、岡本が$90で、飲んだ5人は$110でした。いつもより遅くなった帰りのMTRの中、杉田息子さんが「僕はまだ若いから大丈夫だけど、40年、50年後に今日のコースを歩けるかな?って思うと、皆さんすごいなーって思います」だって。我々だけでなく、お父さんの株も上がったね?




目的地 :菊地さん送別、
    八仙嶺 (Pat Sin Leng)

地域   : 八仙嶺郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2011年6月5日(日) 最寄り駅:旧KCR粉嶺(Fanling)、
       午前9時集合
天気予報:晴れ曇り雨、
  最高気温32度、湿度81%
水・食料:補給場所なし 報告&写真 ・ Qちゃん    難易度 :4(12キロ、約6時間)
▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
夏だ〜! 手前の田舎が
香港で奥のビルは
シンセン
沙頭角 黄嶺に連なる稜線
緑が美しい! 歩いて来た稜線 W120の分岐 中央が馬鞍山
まだ八仙嶺は見えない お釈迦様? みんな写ってる? Plover Coveのダム


■夏に八仙嶺へ行くのは無謀なんだが、帰国する菊地さんの希望だし、翌6日は端午節で祝日だから、ゆっくり歩けば大丈夫だろうと企画。参加者は中川、川島、稲岡、岡本、河村、菊地、山本(3回目)、中島(2回目)、日本から来港中の尾形、私の10名。朝からものすごーい晴天で眺望の良さは期待できるが、メッチャ暑くなりそうな悪寒。水が少ない人は駅で買い足し、9:35鶴藪・流水響行きミニバス52Bに乗車。

●15分ほどでバスが右の鶴藪圍へ曲がるとこで下車。道路を真っすぐ約2km進んで鶴藪水塘に出たら、Wilson Trail Section 9に合流。左へダムを渡る。10:20道路の終点に標距柱W113があり、BBQサイトで10分休憩して森へ入る。
 W114を過ぎると急な階段の登りだ。すっきり晴れてシンセンまで見えるのはいいが、直射日光が暑い! 心臓の3本ある管の1本がつまっている中川さんは辛そうだし、初参加が土砂降りの圓玄学院だった中島さんは長距離を歩いたことがないそうで、みんなもこの登りでバテたら大変。休憩しながらゆっくり登り、W115の少し上のコルに着いたのが11:15。500m登るのに約30分かかったわけだ。20分休憩して、ゲロってから行くと言う中川さんより一足先に出る。

屏風山のトラバースを進み、木陰の登りの階段でも休憩。ヤマモモの実が落ちている。そして、丹竹坑へ下る分岐に出たのが12:00。しんどい人はここでエスケープしてくださいと言ってると、九龍坑山(Cloudy Hill)を越えて来た山口さんと山本(まかお)さんに追いつかれる。速い! 脱落者はなく、全員一緒に進む。
 12:20黄嶺に連なる稜線に出たら、素晴らしい眺望! 辛い思いをして登って来たかいがあるというもんだ。相変わらず暑いが高度は500mを越え、心地よい風に吹かれながら稜線を行く。
 13:00、W120の分岐で鹿頸に行けば4km、我らが目指す大美督は5.5kmとあり、中川さんどうします? ゲロって楽になったし、ここまで来たら行く!って。とはいえ八仙嶺はまだ3kmも先。我々があんまりゆっくりなんで、山口さんとまかおさんは水がなくなるから先に行くと駆け出した。中川さん曰く、マグロみたいなヤツらやなー(止まると死ぬ)

●14:00稲岡さんが「1仙人」と言う純陽峯に到着。あまりの暑さに休憩もそこそこに下山。2仙人の鐘離峯は低地にあり、木陰に潜り込んで休憩。稲岡、尾形、菊地、岡本が先に行き、残った6人で30分くらいいたかな?
 登り下りを繰り返し、最後の8仙人=仙姑峯に着いたのが14:55。稲岡さんと岡本さんは下山しており、待っててくれた尾形さんと川島さんがそれに続く。眼下にはPlover Cove、南東にはSharp Peakが見え、河村さんが「あれ香港島ですか?」と指差す南を見ると、香港で一番高いICCのビルの向こうは、正に香港島! いやはや、奇跡的な眺望だ! そんな眺めを堪能して菊地、河村、山本、中島、中川、私は15:05下山。
 15:20緊急電話がある平地のT字路に出たら右へ。森の中の道は太陽がささなくていいが、単調で飽きてくる。16:00ようやく東屋に出て、もうすぐ道路だとわかっているが、休憩。
 数分で道路に出たら漁農自然護署の建物の横のトイレに寄って、道路を右へ行くと大美督だ。打ち上げは大埔墟の駅ビルで夕食かと思っていたが、この分だと着くのは17:00頃で、開いてないかも。それにパタヤで待っているとSMSがあったので、タイ飯屋で打ち上げとする。

【打ち上げ】
Pataya
 TEL:2662-5501
大埔大美督69號A地下
 岡本さんは既に帰り、ずいぶん待っただろう山口さんとまかおさん、稲岡さんは我々の顔を見て帰宅。残った8人で、まずは青島ビールで乾杯!(ビールは小ビンのみ) 後は適当に注文したが、みんな疲れているのか食は進まず、エアコン効き過ぎで足がつったり、寒いと言って外に出る人が続出。早々にマイタンすると$825。面倒なので1人$100とし、$30山海徑財布から出しました。遅くなったし、非常に疲れたけど、素晴らしい1日でした!

目的地 :ミステリーハイキング
地域   : 一部城門郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2011年5月22日(日) 最寄り駅:MTR全湾(Tsuen Wan)
      午前9時集合
天気予報:雷雨、最高気温27度、
      湿度88%
水・食料:補給場所なし 報告&写真 ・ Qちゃん    難易度 :1(約5キロ、約1.5時間)
▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
雨宿り 氾濫した水路 津波みたいで怖かった 圓玄学院と西方寺
圓玄学院の玄関 中にも門 三教大殿 西方寺
電線が邪魔! 鳳凰木=火焔樹 精進料理の食堂 後ろの高層ビルが香港的


■今週は日本から植村さんが参加。晴れたら先週のリベンジ、ウィルソンの4に行くつもりが、天気予報は雷雨! 闇鍋ならぬ闇コースってことで、雨でも晴れてもいろんなコース設定ができる城門水塘近辺を行き先とする。
 前夜は植村さんを囲んで火鍋。そして今朝は、予報通り雷雨! まだ降ってないが、問い合わせの電話があったのは植村さんだけ。みんな、中止したら植村さんすることないやん?って、集合して歩かないなら朝飲茶だと思っているんだろう。植村さんに、みんな来ると思うから行きますと答え、部屋を出ようとしたら雨! また植村さんから電話。降り出したけどホンマに行くの? 行きまっせ〜

●集まったのは植村、中川夫妻、稲岡、岡本、河村、菊地、初参加の河村さんの会社の山本氏、菊地さんの古巣の中島氏、そして私の10名。雨だというのに久々の2桁。中川奥様はすっかり朝飲茶する気だが、全く歩かないのも芸がない。それに降ってないし、9:10城門水塘行きミニバスに乗り、9:20終点で下車。すると、降り出した〜 ここでミステリーハイキングの行き先決定! 蝴蝶園→水路沿いに圓玄学院へ→晴れたら川龍へ足を伸ばす
 まず階段を上がり、雨宿りがてら遊客中心(Visitor Centre)を見学。この辺の博物館みたいなもので、無料だし一見の価値あり。9:35遊客中心を出たらPineapple Nature Trailを進む。水路を渡って左の階段を上がると蝴蝶園だ。この時期にしては花が少なく、雨なんで蝶々もほとんど飛んでなく、ちと寂しい。
 蝴蝶園から道路に出て左へ歩き出すと雨脚が強くなった。10:00分岐に出て左に下るとミニバスを降りた地点に戻れるが、帰ろうって言い出す人はおらず(あ、知らなかったのかな?)、右の水路沿いの道路を行く。やがて雷も鳴り出し、10:15東屋を見つけて潜り込む。雨は強くなったり弱くなったりで出るに出られず、10:50までいる。

●道路を進むにつれ水路は水かさを増し、大帽山から下って来た水が氾濫しそうなとこをコワゴワ通過。もう川龍へ行く気は失せ、圓玄学院に出て終わりにしようと思う。が、前回来た時は(2010年5月2日)、晴れていたので短く感じたのか、圓玄学院へ下る道がなかなか現れない。見落としたのかと心配になってきた頃、11:30東屋から下る道を発見。これだ〜

●圓玄学院とは儒教(孔子)、仏教(釈迦牟尼)、道教(老子)を祀った、香港仏教界の総本山みたいなとこで、十干十二支(じっかんじゅうにし)という、丙午(ひのえうま)のような組み合わせが60種類ある、その60柱の神様が祀られている。いつ来ても参拝者が少ないのに、建物はすごく立派。なんでか知らんが、クラッシックカーも展示されている。
 圓玄学院を出て西方寺に行こうとしたら、河村さんと山本さんがいない。会社で河村さんは仏様と呼ばれているらしく、即神仏になったのかと心配していたら、稲岡さんが探し出して来た。

●道路を下って西方寺に入る。ホウオウボク(鳳凰木、別名カエンジュ=火焔樹)の真っ赤な花が満開で美しい。上へ上へと見て行き、最後に八重の塔があるんだが、日本だと大抵奇数らしく、数え間違えたかな? 
 打ち上げはここで精進料理を食べるか、全湾に戻って飲茶するか、植村さんに訊くと、珍しいから精進料理にしようって。昨夜飲み過ぎたし、ビールなしの方がいいやね。

【打ち上げ】
西方寺
/ Western Monastery TEL:?
新界全湾老圍路
 中に入っておっちゃんにご飯食べたいって言うと、事務所で食券を買って来いと言う。どこ?って訊くと、連れて行ってくれた。1人$80。ネットで見たのと違うと思ったら、圓玄学院でも精進料理を食べられ、そっちはメニューがあると稲岡さんが教えてくれる。ま、でも、ええか。8テーブルくらいのこじんまりしたとこで、高い分(寶蓮寺は$60)、豪華だし、食通の中川さんも認める旨さ。大音響で炒め物をしていると思ったら、外は土砂降りでビックリ! 食べ終わっても雨脚は強く、高いからデザート付きだろうと待つ。他のテーブルに出している料理の方が美味しそうで、仕事が終わったのか、お茶でヤンプイ(乾杯)してるまかないのおばちゃん達も、ちょー旨そうなの食べてる。でも我々はデザートもなし。信者さんじゃないから? 訊くに訊けず、小降りになったので出る。道路に出たら空車のミニバスが来てラッキー。全湾駅に戻り、赤雨警報が出ていると知った。

目的地 :おフランス街道、烏蛟謄→鹿頸
      (Wu Kau Tang→Luk Keng)
地域   : 船湾郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2011年4月3日(日) 最寄り駅:旧KCR大埔墟(Tai Po Market)
      午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温28度、
     湿度90%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所あり 報告 ・ Qちゃん  写真 ・ 倉田   難易度 :3(約8キロ、約6時間)
▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
サボテンに
寄生された木
火の見やぐら 五指樟 たかられた木
通心樹 鎮守の木? 茘枝窩の広場 トトロの森の
壊れた木道
門を抜けると海 通行止めは解除、
トタンの間を行く
廃村で見つけた挽き臼? 鎖羅盆の廃村
沙頭角のミンスク 沙頭角 ブローニュの森 ブルゴーニュちゃうで

■本日の参加者は中川、倉田夫妻(奥様初参加)、岡本、菊地、五十嵐♀、ニューヨークから15時間かかって今朝5時に着いた成瀬、私の8名。烏蛟謄(Wu Kau Tang)行きミニバス20Cは9:20発車。

●9:45終点で下車。軽く体操や身支度をして、道路の終点から川沿いの道を歩き出す。2つ目の橋を右へ渡ると、サボテンに寄生された木を発見。ドラゴンフルーツもサボテン科の植物でこれに似ているが、ちと違う。川沿いの道をさかのぼり、川を渡った先に案内板がある。ここまで道標がなくわかり辛いが、烏蛟謄郊遊徑のスタート地点だ。
 どこからともなく花の香りがする。今年は春になるのが遅く、例年なら別々に咲く花が一斉に開花した感じ。森の中の石段を上がり、左の山の上に火の見やぐらが見えたら分岐に至る。ここで烏蛟謄郊遊徑は左に曲がるが、我々は真っすぐ。
 森を抜けると対岸に中国の沙頭角(Sha Tau Kok)が見えだす。おお〜後ろは先週登った梧桐山(=大梧桐)じゃないか! 大変だったけど筋肉痛にはならず、でも急な下りで変色した両足の親指の爪が今も痛い。もしかしら剥がれる?
 左にヘリポートのような台地があって、階段を下ると十字路。以前成瀬さんが真っすぐ行きたいと言い出し、その通りにしてエライ目(大薮漕ぎ)にあったことがある地点だ。次の分岐は真っすぐ、茘枝窩(Lai CHi Wo)を目指す。

●11:15ゴミ焼却炉の手前で左の階段を上がると、樟(くすのき)の大木がある。昔は5本の幹が伸びていたが、第二次世界大戦の頃、日本軍が1本切ったとこで村人の猛反対にあい、以来4本なんだが、名前は変わらず「五指樟」。木道を行くと左に風水林、その先に寄生したツタ?にがんじがらめにされた木(成瀬さん曰く、たかられた木)と、正面に「通心樹」と言う空洞になった木がある。それらを見たら茘枝窩の集落に入って行く。
 11:25広場では大木の下で青空食堂が店開き。軽食とスイーツを売っている。岡本さんはここで打ち上げだと思ったらしく、五十嵐さんも難易度3.5というのは入力ミスで、ここで終わりだと思ったらしい。ま・さ・か、まだ3分の1ほどしか歩いてないよ。
 その五十嵐さんは豆腐花を食べたことがないと言う。同じ広東省でも広州まで行かないと広東語が通じないそうだし(内陸から来た工員が多いから)、シンセンにはないのかな? 成瀬さんが買った鶏屎餅は解毒効果があるそうで、鶏のフンとは言わないけど、薬草臭い真っ黒な白玉団子って感じ。後日届いた成瀬メールによると、名前の由来は見た目ではなく鶏屎藤という薬草を使っているからで、鶏屎藤とはヘクソカズラだって。どっちにしてもフンじゃん?(笑)

●12:00広場から川を渡ってトトロの森と呼んでいる「白花魚藤」の林へ行くが、木道は閉鎖されており、大潮の干潮で海は遠く、長居せず広場へ戻る。建物に向かって右へ進み、門を抜けると海だ。しばらく海沿いに歩いたら、山へと入って行く。塩田のコンテナヤードが見える峠で、倉田さんの冷凍缶詰をいただき休憩。ようやく冷凍缶詰が美味しい季節になったね〜
 海へ下り、何を作ろうとしていたのかマングローブが掘り返され、ひどく荒れた入り江の堤防を渡ると、2009年に立てられた通行止めの看板に行き当たる。私は大丈夫だって香港アルプスの原稿を書いたのだが、漁農自然護理署は閉鎖を宣言し、原稿も書き換えを要求された懸案の地だ。今でもトタンで囲われていて迂回路(だと思う)があるが、漁農署は閉鎖を解除したので昔の道を行く。
 森に入ると、かつては鬱蒼とした木々に囲まれ、村人が忽然と消えたと言う幽霊伝説がある不気味だった鎖羅盆(So Lo Pun)は、木々が切り倒されて明るい廃村になっていた。かわりに人の心に潜む開発という幽霊を見たような気がする。

●14:00榕樹凹の廃村に到着。鎖羅盆を通行止めにしていたせいか、時の経過以上に廃れたような気がする。村の裏の森を抜けると、中国の沙頭角がいよいよ近い。ミンスクがよく見える地点で休憩した後、谷埔(Kuk Po)を目指す。
 中川さんが、「Qちゃんどこがおフランス街道やの?」って訊く。どこて、茘枝窩の青空食堂が南プロバンス風で、谷埔がコートダジュール、最後にブローニュの森を通るじゃないですか。「どこから始まるの?」 フランスの地名が始まるのは茘枝窩やけど、いわば烏蛟謄から鹿頸(Luk Keng)までの全コースです、でも逆に歩いたら雰囲気ちごてベトナム街道にしよかと思たこともありますが… 「全然地図(フランスの)がつながらへんやん?」 地図にあわせたわけじゃなく思いつきっすから…
 谷埔の後、鳳坑(Fung Hang)の集落を過ぎ、ブローニュの森で記念撮影。15:45道路に出たら、数分でバス道路に出て右へ。15:55鹿頸(Luk Keng)のミニバス乗りに到着場。30分ほど待って粉嶺行きミニバス発車。

【打ち上げ】
金明苑海鮮酒家
/ Golden Garden Seafood Restaurant TEL:2676-1228
粉嶺祥華邨商場106號 (Shop 106, Cheung Wah Estate Shopping Center)
 成瀬さんが帰り7人で打ち上げ。既に17時近く、飲茶はなくて夕食メニュー。ビールは生力の大瓶が$17。昼と夜のコックの交代があるのか、注文したものがなかなか出てこない。だもんで注文しすぎて少し残したが、マイタンすると$754。ビールは6本で$102。飲まなかった中川さんと倉田奥様が$100で、5人は$110でした。まだ本格的に暑くなったわけじゃないけど、ちょっと距離があったので遅くなっちゃいましたね。

目的地 :針山(Needle Hill, 543m)と十字架
地域   : 城門郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2011年3月13日(日) 最寄り駅:MTR全湾(Tsuen Wan)、
      午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、
     最高気温24度、湿度89%
水・食料:補給場所なし 報告 & 写真 ・ Qちゃん   難易度 :3(約8キロ、約4.5時間)
▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
後ろが針山 もうすぐ山頂 針山山頂(543m)! 下山
マクリホースを
離れ鳥居をくぐる
沙田あたり 神学院の宿舎? 神学院の玄関
案内板 道風境界を抜ける 美しい庭 中華風礼拝堂
香港最大の十字架 ここを下る 桜みたいな宮粉羊蹄甲 打ち上げはここ

■金曜日に東北地方で巨大地震があり、のんきに山歩するのもどうかと思ったが、ネットのテレビ放送を見て気に病むことしかできないので出かける。集まったのは岡本、掛川、河村、菊地、白沢、初参加のF太(谷口ママの紹介、太=太太)、私の7名。珍しく女性が過半数だ。全湾に来た時はいつも行くパン屋がなくなっててガックリ。他のパン屋に寄ってバス停へ。城門水塘行きミニバスは9:20発車。

●9:35終点で下車。サルが出迎えてくれる。水塘沿いに歩き、BBQサイトからマクリホースになる。目指すは針山(Needle Hill, 543m)。ようやく暖かく…、を通り越して暑くなり、汗をかきかき三段腹を登る。少し靄っているが見晴らしはいい。
 11:10ようやく三角点に到着。しかし、ゴミが散乱していて汚い。なんとなーく津波が引いた後の画像を思い出し、全然関係ないんだが、被災した人たちに何もしてあげられないかわりにゴミを拾う。(←何もできないもどかしさが高じた) 11:35下山。

●下り終えたら道路が来てるので回収しやすいだろうと、拾ったゴミをゴミ箱に捨て、だらだらと道路を上がる。12:05「往沙田市鎮」の鳥居で休憩。木陰が気持ちよく、20分も。そこからマクリホース(道路)を離れ、鳥居を潜って地道を行く。5分ほどで分岐に出たら右へ階段を下る。
 十字路は真っすぐ。左の柵が途切れた分岐も真っすぐ行くと、13:05道路に出る。少し下ると瓦屋根に白壁が美しい神学院があり、次に目指すのは道風山の巨大十字架だが、神学院の中にも十字架があり、あれですか?との声。あんな小さないて〜 神学院の玄関まで来たら、反対側の建物の左の小さな階段を上がる。上の道路に出たら案内板があり、「道風境界」を抜ける。

●中華風の礼拝堂「聖殿」の建物がとても美しい。それを見たら十字架へ。このコースを決めたのは木曜日で(地震の前日)、そんな意図はなかったんだが、地震で亡くなった方々のご冥福と、日本の復興を祈願しようと話しながら進む。
 敷地が広くて初めてだとわかりづらいが、小さな門まで来るとその先に巨大な十字架が現れる。インド人だと思われる人が20人ほどお祈りをしていて、異教徒の我々は場違い。小腹も空いたし、おやつを食べながら待つ。インド人なのにキリスト教徒って、きっと上流階級なんだろうね。最後に地震のことを言って長いお祈りは終わった。知ってるんだ! にわかの我々と違い、信者さんが祈ってくれるとは有り難い。彼らが十字架に触れたりキスをしている横で、我々も黙祷を始める。頑張れ、ニッポン!

 同じ道を戻り、「景風台、東光台」と案内がある分岐を下る。道路に出たら左へ。ロータリーから左の小道を進むと沙田だが、打ち上げは白沢さんオススメの大圍の日本食屋へ行こうと真っすぐ道路を下る。今年は春の訪れが遅く、ブーゲンビリア、コットンツリー、宮粉羊蹄甲、ツツジが満開で、思わず足をとめる。
 大きな道路に出たら… 後は割愛。打ち上げに日本食って山海徑では非常に珍しく、確か3回目。(本格的なそば屋ができたってんで行った和三郎←閉店。全湾の和民←閉店)

【打ち上げ】
有明美食屋
 TEL:9687-9579
大圍積信街59號地下
 鰻の寝床の半分くらいの小さな店だが、調理場に日本人がいるんだって。ランチじゃなく夜のメニューを出してもらうが、どれも安い。何より青島の大瓶が$17と良心的。ここでランチを食べた白沢さんの奥さんとそのお友達が舞い戻って来て(ご主人に買い出しの荷物を持たせるため)、一緒に飲む。味はまずまずだが安いから許せる。がぁ、大根入りのモツ煮込みがマズイ! 聞くと売れ残ったら冷凍してるそうで、大根冷凍したらアカンって非難囂々。よってマイタンしたらモツ煮込みはついてなかった。(笑) それもあってか$419と激安! 白沢奥様とお友達からは徴収せず、1人$60でした!


目的地 :馬屎洲(Ma Shi Chau)
地域   : 馬屎洲特別地区
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2011年1月23日(日) 最寄り駅旧KCR大埔墟(Tai Po Market)、
      午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温17度、
  湿度75%、黄色乾燥・寒冷注意報
水・食料:補給場所なし 報告 ・ Qちゃん 写真 ・ 倉田  難易度 :1(約7キロ、約3.5時間)
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新春歌唱晩会(笑) 消えそうな馬屎洲の
文字
譜面台みたいなのが
干潮予報
土葬の墓地
門樓頸でつながった
馬屎洲
八仙嶺と
ブローバーコーブのダム
門樓頸 地質公園の看板
何かいるかな? アダン 香港… 最古の…
岩はどれ? 巨大クラゲ! 自然教育徑の終点 三門仔の長屋
***

旧KCRの大埔墟に着いたら尾形さんからSMS、「Qtaipo market ST wa dokodeska?」って。何を言ってんのかわからず、「A deguchi」って返信して改札を出たら、ほどなく現れた。で、KCRとMTRが合併して(2007年)、KCRは消滅、全てMTRになったじゃんって言うと、知らなかったって。えーっ、しっかりしとくんなはれ〜
 参加者は中川夫妻、倉田、稲岡、岡本、掛川、河村、尾形、菊地(2回目)、初参加の五十嵐嬢、私の11名。五十嵐嬢は日本の植村さんの紹介でシンセンから参加。ミニバスのターミナルに行くと三門仔行き20Kは待ち人おらず、すぐバスも来て9:05発車。

●9:20終点で下車。大埔墟の集合は香港島の住人にはチト遠いが、9:20から歩き始めって早い。それに距離も短く(約4kmって案内したのに7kmくらいあったけど)、夏向きの簡単コースなんだが、先週に続き秘境探訪?だ。前回行ったのは2006年11月で、約4年ぶり。
 下車して海沿いの道路に入ると、すぐ長屋が並んでいる。(左が長屋で右は海) 公衆トイレに行き当たったら、左のコンクリートの壁に「馬屎洲」と書かれた消えそうな文字に従い、右上の公園と左の公衆トイレの間を行く。その後はちゃんとした標識があって、満潮の時は馬屎洲に渡れなくなるのか、月刊干潮予報が置かれている。なんとも親切だ。
 しかし道は土葬の墓地に続いており、なんだかな〜 小山の稜線に出ると八仙嶺、馬鞍山、プローバーコーブのダムが見える素晴らしい眺望だが、分譲中なのか山の斜面には新しい墓ができている。そこへ香港人の団体さん。墓地の見学かと思ったら、なんと、彼らも馬屎洲へ行くようだ。先週の大浪咀と同じく、ここも人気の秘境だった。うるさい団体さんと離れるべく、我々は超スローペースで景色や墓の装飾を見たりしてゆっくり下る。

●海に出ると門樓頸という、満潮時には沈みそうな浅瀬が馬屎洲につながっている。馬屎洲を日本語にすると馬糞島、形が似ているのか? 門樓頸を渡ると東屋があり、4年前には「馬屎洲特別地区」だった看板が、2009年に中国政府が中国24番目のジオパークとして指定したため「香港国家地質公園」と2段になっている。
 ここから海沿いに自然教育徑を行くのだが、開けた一画に霊園があり、土葬ではなく火葬の墓地を分譲していてビックリ! ここジオパークちゃうの? 分譲してエエの? そこを過ぎると、海岸には要所要所に案内板があり、香港では滅多に見られない2億8000万〜2億5000万年前に生まれた泥岩や砂岩の堆積岩が見られる。
 貝殻が散乱する浜、アダン(マングローブの一種)が群生する浜を過ぎ、打ち上げられた巨大クラゲを発見。死んでるのかもしれないが海に帰してあげ、今夜恩返しに枕元に現れ、顔をピタッてなぜられたらどうする?とかいいながら、暖かい陽射しのもとだらだら進む。11:30プローパーコーブのダムが近くなったとこで自然教育徑は終わり。11:55まで休憩して、浜ではなく少し山寄りの道を引き返す。

●12:20東屋で小休止、更に同じ道を戻る。
●13:00長屋まで戻って来ると、行きでは気づかなかった(開いてなかった?)近辺の歴史展示館みたいな一室があり、のぞいてみる。狭いがなかなか面白い。先住民は客家だったのか、展示した帽子と服にその片鱗が伺える。
 行きと同じ20Kで大埔墟の駅に戻り、いつもは駅ビルの飲茶だが、歩いた距離が短かったので、ネットで調べた割と人気の店を探して行く。徒歩約10分。

【打ち上げ】
紅洋?餐廳
/ Red Onion Restaurant TEL:2657-1527
新界大埔墟南盛街15號地下
 店は一見、閉店した散髪屋かと思ったが、のぞくと営業している。ビールはないので持ち込みOK。倉田さんと河村さんが買いに行ってくれる。店内は狭く、5人と6人に分かれて着席。回鍋肉($48)、麻婆豆腐($40)は味付けが濃くて思わず白飯を注文。白菜のクリーム煮も美味しい。店のお姉ちゃんは親切で、醤爆肉は辛くない回鍋肉だと教えてくれるので注文せず。獅子頭($50)、生煎窩貼(5個$21、焼きではなく揚げ餃子だった)はまずまず。担々麺は酸辣湯麺みたいでガッカリ。マイタンすると$520。外買のビールが$60で(大瓶6本でワイン1本サービス←ええっ!)、計$580。1人$60と激安でした!


目的地 :八仙嶺(Pat Sin Leng)
     →大美督(Tai Mei Tuk)

地域   : 八仙嶺郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2010年12月12日(日) 最寄り駅:旧KCR粉嶺(Fanling)、
      午前9時集合
天気予報:曇り雨、最高気温22度、
      湿度82%
水・食料:補給場所なし 報告 ・ Qちゃん 写真 ・ 阿部  難易度 :3(約12キロ、約6時間)
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鶴藪水塘家樂徑 屏風山を巻いて… 稜線に出る 稜線に続く道
八仙嶺はまだ先 冷凍缶詰 8つある最初の嶺 寒い! 名前不明
パタヤ トムヤムクン 前菜盛り合わせ 紅カレー

■本日の参加者は、お久しぶりの佐藤、山口、山本、阿部、岡本、掛川、私の7名。先週よりマシだけど、100km以後皆勤なのは岡本、掛川、私だけだね。参加者が少ないのは天気が悪いせいもあるのかな? でも緑のミニバス乗り場は30人くらい並んでて、しばらく待って鶴藪行き52Bに乗車。
 (帰宅後、河村さんからの3通のメールを見てびっくり! 少し遅れます / 皆さんみあたらないんですが改札はABCどれですか? / 携帯に連絡お願いします 私の携帯はメール読めないんです、電話してくれたら良かったのに。←控えてなかったらしい)

●9:30終点の少し手前、右折するとこで下車。八仙嶺に登っても見晴らしは悪そうで、行くか別のコースにするか多数決をとると、日焼け止めクリームを塗るのに忙しい佐藤さんと、迷ってる掛川さん以外は手を挙げる。じゃー行くかぁ。
 約2キロで鶴藪水塘のダムに出たら左へ渡る。W113「鶴藪水塘家樂徑」のアーチがあり、潜って森の中へと階段を上がる。視界が開けると、晴れた日なら見える深センのビルは全くわからず、急な階段を休みなしで登り、屏風山の肩で休憩。

●屏風山を北に巻き、視界がパッと開ける稜線に出ると、霧であまりパッとしない。進むにつれ霧は濃くなり、風も強くなって寒い! 風をよけて休憩するが、まかおちゃんの冷凍缶詰は拷問。危うくお持ち帰りになるところだったが、急な下りから登り返した後、汗をかいたのでいただく。
 見るものはなく、寒いのでどんどん進み、8つ目の仙姑嶺(511m)に着いたら八仙嶺は終わり。さぁ、下山だ。
 15:40道路に出たら漁農自然護理署の建物があり、バス道路を右へ。打ち上げは石原組の組長さんの山報告に、トムヤムクンが石澳のタイ飯屋より美味しいと書いてあったパタヤ。10分ほど歩くと賑やかになったとこが大美督だ。

【打ち上げ】
Pataya
 TEL:2662-5501
大埔大美督69號A地下
 ビールは小ビンしかなく$20。私は寒くて飲まず。前菜盛り合わせ、豚首肉のソテー、野菜炒め、トムヤムクン、紅カレー、白飯、炒飯、かた焼きそばを注文。確かにトムヤムクンは石澳より美味しいが、そう言うのは、みそ汁にコチジャン入れる佐藤さんと、辛いもの大好きな私だけ。他は石澳のタイ飯屋の方が美味しい。マイタンすると$640。佐藤さんが、100kmのサポートできなかったから出すと仰る。いいですよー、おごってくれるならもっとビール飲んだ時にして、海鮮の日にして、とか言いつつご馳走になる。佐藤さんありがとうございました! 帰りは道路の反対側にバスターミナルがあり、MTR大埔行きバスがある。
 ところで大美督、かつては大尾篤だったはずだと調べたら、「尾」も「篤」も最後を表すということで村民が改名を要求。2007年から大美督にしたそうです。しかし、一部の市民や学識者は歴史を壊すことになると反対しているとか。
 余談ながら、MTR大埔で下車したら阿部さんが財布を落としたって! ちょうど山口さんから100kmのドネーション$1500を渡された後で、気の毒でした。


目的地 :南涌郊遊徑
      (Nam Chung Country Trail)
      +亀頭嶺(486m)

地域   : 八仙嶺郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2010年8月1日(日) 最寄り駅:粉嶺(Fanling) 天気予報:晴れ曇り、最高気温33度、
       湿度84%
水・食料:補給場所なし 報告 ・ Qちゃん 写真 ・ 土田  難易度 :3(約9キロ、約4時間)
▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
粉嶺のミニバス
乗り場
南涌で下車、
道路を行く
南涌郊遊徑の
入り口
川に出た
この格好で
山へ来る?
後方は八仙嶺の
はずれ
藪こぎ、稜線に出る 藪こぎ、海辺は
沙頭角
亀頭嶺の三角点 西の方角に
雨のカーテン
平べったいのが
東平洲
後方は沙頭角
塔が見える
中国の梧桐山
正面は屏風山 香港の田舎、
ビルは中国
ミニバスを追って歩く

***
■倉田さんから遅れそうだって電話があり、それより1本遅い電車に乗った私は、遅刻確実! 15分ほど遅れて粉嶺に着くと、秋子さんと土田さんが、倉田さんが3番で森Qさんは4番だから大丈夫だって言う。そう、今日の参加者はなんと4人! こんなに少ないのはいつ以来か、記憶にないざんす。

●地上の改札を出て中国を背に左の歩道橋へ。すぐ左の階段を下り、真っすぐ進むと緑のミニバスのターミナルがある。鹿頸行き56Kに乗り、9:30発車。9:50小さな公園がある南涌の三叉路で下車し、三叉路を右へ進む。青い空に真っ白な雲が浮かび、暑い〜
 10:05右に南涌郊遊徑(Nam Chung Country Trail)のアーチがあり、それを潜って階段を上がる。コンクリートじゃない土道がいい。10:30標距柱C2502で川に出て、海水浴みたいな格好の倉田さんがひと泳ぎ。私も川に足をつける。今週も黒雨警報が出たから水量がかなりある。秋子さんの冷凍パイナップルの缶詰を開けるとほとんど融けてなく、ガシガシうまい! 10:55まで休憩。

●川の左側を登り、その川を右に渡って更に登ると、中国と香港の間にある沙頭角が見下ろせる高台に出て、景色を堪能しつつ10分休憩。しばらく平坦に進むと、また登りだ。11:50、C2505の少し先で南涌郊遊徑を離れ、リボンがあるところから亀頭嶺((Kwai Tu Leng, 486m)を目指し、藪こぎ開始。最近登る人がいないのか獣道のようで、先頭の土田さんは大変。稜線に出ても道はハッキリせず、しばらく休憩して更に藪をこぐ。
 12:20亀頭嶺の三角点に到着。シャープピーク、馬鞍山、軍艦のように平らな東平洲、大帽山、ランタオピーク、のどかな香港の田舎の向こうはビルが林立する中国と、360度のパノラマ。いや〜来たかいがあったよ! ここで倉田さんの冷凍ブドウ缶詰を開缶。あまりの気持ちよさに13:00までいて下山。

●険しい踏み跡を下り、南涌郊遊徑に出たら右へ。八仙嶺から下りて来る道と合流したら、やがて左側は深い谷になる。三叉路のヤマモモの下で休憩。ここでまた倉田さんのミカンの缶詰を開缶。今日は分け前が多くてしゃわせだ!
 14:05アーチを潜ると郊遊徑は終わり。左前方の歩道を進むが、右の道路を行く方がわかりやすかったかも。しかし、ミニバスが走る道路まで来ると、もっと奥へ行けと運ちゃんが乗せてくれない。3年前より随分マンションが増え、バスはどんどん奥へ入る。1キロ近く歩かされてようやくバスに乗れ、また粉嶺へ戻ったのでした。

【打ち上げ】
金明苑海鮮酒家
/ Golden Garden Seafood Restaurant TEL:2676-1228
粉嶺祥華邨商場106號 (Shop 106, Cheung Wah Estate Shopping Center)
 粉嶺というとここしか知らない。店内はあまり込んでないのに2階へ行けと言われる。行ってみると、山帰りの人ばかり。汗臭い者は追いやられている感じ(笑)。ビールは初めて見る銘柄の大瓶が$12と安い。適当に點心を注文して、マイタンすると$295。男性陣が$100ずつ出してくれました。ありがとうございます!



目的地 :内海さん送別
      筆架山(Beacon Hill, 457m)
      〜獅子山(Lion Rock, 495m)
地域  : 
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2010年3月14日(日) 最寄り駅:MTR太子(Prince Edward)、
      午前9時集合
天気予報:霧、最高気24度、湿度98%
水・食料:補給場所なし 報告 ・ Qちゃん 写真 ・ 土田&Qちゃん  難易度 :3(約8キロ、約4時間)
▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
(1)鷹巣山教育徑のアーチ1 (2)鷹巣山教育徑のアーチ2
(3)ビーコンヒルへの登り
(1)獅子山から下山、道路に出て1  (2)獅子山から下山、道路に出て2
(3)四川食堂  (4)打ち上げのみ参加の黒い阿部べと太田ん
***
■今日は内海さんの送別山歩。香港在住4年だけど山海徑歴は2年。行き先は初参加の時と同じく獅子山(Lion Rock, 495m)。でも、それだけじゃー物足りないだろうと、マクリのステージ5を逆走して筆架山(Beacon Hill, 457m)を越えて行く。参加者は山口、山本、内海、稲岡、土田、安藤、森岡、掛川、日本から出張中の荒田、私の10名。太子のE出口を出ると彌敦道。9:15左のバス停から81に乗り、9:25石梨貝水塘で下車。エテコが出迎えてくれる。←エテコ知らん? 阿波弁かな? 猿のことでーす

●道路を進行方向に進み、右の林道に入る。鷹巣山自然教育徑(Eagle's Nest Nature Trail)のアーチの前で記念撮影。あっ、今気づいたけど、鷹の巣やのにEagle's Nest(鷲の巣)なんやね。9:35霧が出てて視界は悪いが、晴れたら高層ビルを見下ろせるだろうと、マクリホースのステージ5ではなく教育徑を行く。林道をゆるやかに登り、坂の上に出る手前で左へ、土道に入る。高層ビルはうっすら見えるだけで、10:05分岐でマクリホースに合流。休憩小屋の前でうだうだ雑談15分。
 ここからマクリホースを辿り、急な階段の登りが始まる。霧は増々濃くなり、不快指数も上昇。汗が吹き出し、道路を2回横断した後、更に階段の登りが続く。満開の赤やピンクのツツジを見て辛さを紛らそう。

●10:45ビーコンヒル頂上の広場に到着。今朝ニューヨークから香港に着き、ホテルにチェックインして反対側から歩いて来ると言う成瀬姫は、どこまで来てるんだろう? カゴを担ぐ猿を選ぶのに手間取ってるんちゃうとか、猿がストライキしてるのかも、とか言いつつ、あんまり早いと打ち上げの四川食堂が一番混む時間になるから、のんびり11:05までいる。
 天気がよければ香港島まで見渡せる絶景の道はなーんも見えず、11:30なんの工事なのか、広範囲に工事中の香港回帰記念亭に到着。成瀬さんに電話すると、標距柱M103を過ぎたと言う。じゃー獅子山に登る分岐があるから、それを登って上で会おうねと、我々は反対側から登るわけだ。

●霧で真っ白だったのに晴れてきた。獅子の顔も見える。内海さん、日頃の行い良かったんすね。獅子の頭には12:00到着。山本さんの冷凍缶詰、開缶! 送別だから奮発して?パイナップルとピーチの大缶だぁ。山海徑名物、冷凍缶詰を成瀬さんにもと思って待っていたが現れず、電話すると、霧で怖くて動けないと言う。ゴメンゴメン、じゃーすぐ行くよ。
 というわけでほどなく合流。久しぶり〜!って年末から3度目だね(笑)。みんな香港に彼氏がいるんじゃないかって疑ってるよ。その後は申し訳ないけど、成瀬さんが来た道を下山。
 しかし、12:45鉄塔の下あたりの分岐を右へ近道することになり、打ち上げに来るという阿部さんに電話。出ない。太田さんに電話。出ない。んもう何してんの! 再度阿部べに電話。すみません、トイレ入ってました、だって。1時間くらいで四川食堂に着くから先に着いたら席取りしてて、それと太田さんにもそう電話しといて。荒田さんが横で、1時間もかからへん30分で着く!と言ってる。えーそんなに速く着かないよぉ。

 と言ったせいか、先頭を行く荒田んメチャ速い! ど〜っと一気に下って13:05道路に出る。今日は霧だったので写真をほとんど撮ってなく、成瀬さんが加わったし、ここでまた記念撮影。更に道路を下り、13:20四川食堂に到着。あらま、ホンマに30分ほどで着いてもた。店の前にはお客さんが20人ほど席待ち。あちゃ〜13人だから大テーブル(店に1つしかない)は、なかなかあかない。阿部べと太田んに早く電話して席取りお願いしたら良かった。

【打ち上げ】
詠藜園、四川擔擔麺菜館
/ Sze Chuen Noodles Restaurant TEL:2726-3818
黄大仙鳳徳道15-17號地下 (G/F., 15-17 Fung Tak Road, Wong Tai Sin)
 14時ようやく着席。焼き餃子、小籠包、回鍋肉、麻婆豆腐、四季豆、砂鍋雲呑など、お馴染みのメニューを注文。うろ覚えで注文した森岡さんが好きな雪菜毛豆は、前菜なのになかなか出て来ない。訊くと毛豆百葉とかってのになってて、それって中川奥様が好きな内蔵(牛葉)じゃないかとキャンセルしたが、もう作ってるとキャンセル不可。でも出て来たら、雪菜(高菜の漬け物)と毛豆(枝豆の豆)と細切り湯葉の炒め物で美味しかった。最後に担担麺も食べ、マイタンすると、忘れちゃったけど内海さん抜きで1人$100。店を出て黄大仙にお参りし(全員じゃないけど)、内海さんのご活躍と、自分の幸せをお祈りしたのでした。


目的地 :吊燈籠(Tiu Tang Lung, 416m)
地域  : 船湾郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2010年2月28日(日) 最寄り駅:MTR大埔墟(Tai Po Market)、
午前9時集合
天気予報:霧、最高気温27度、
湿度91%
水・食料:補給場所なし 報告 ・ Qちゃん 写真 ・ 土田&Qちゃん  難易度 :3(約8キロ、約4時間)
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(1)こりゃ珍しい! (2)ちょっと藤に似てない? (3) 枝ではなく幹に咲く鈴なり
(1)警告の看板が登り口 (2)大勢登ってる (3)かなり追い抜いたぞ
(1)テラス状のとこで休憩   (2)山頂より印洲塘、吉澳洲を見下ろす
(3)シャクナゲよりツツジ似てる  (4)こんな藪に咲いてる(右上が花)
***
吊燈籠(Tiu Tang Lung, 416m)は佐藤さんのデビューコース。それ以来行ってなく、1月に企画したけどマラソンをやっててミニバスが運休してたから大埔カウへ行ったんだよね。遅くなったリベンジの参加者は中川夫妻、佐藤、土田、内海、森岡、私の7名。香港マラソン(参加者52,000人)の日だから少なめ。
●9:15烏蛟謄行きミニバス20Cに乗り、9:40終点で下車。駐車場がある道路の終点ではなく、老圍の集落の方で降ろされる。ならばと集落を通り、5分ほどでいつもの道に出る。←ややこしいので説明しません

●10:00九担租のあたりでハイカーが大勢立ち止まっている。何かと思ったら、変わった花。枝じゃなく幹に藤のような花の房がついている。こんなの見たことない〜、写真、写真!
 10:10分岐まで来たら左の階段を上がる。花を見ている間に追い抜いてった人達が先行している。茘枝窩へ行くのかな?吊燈籠に登ってくれたら藪道が歩きやすくなるのに。と思っていたらその通りになった。10:20いい道からはずれ、左の警告のから30人くらいの団体さんについて登る。
 佐藤さんの記憶通り前回来たのは06年8月でした! 確か成瀬姫の希望だったんだけど、まぁ8月によう登ったもんだ。それに比べたら涼しくて楽勝。10:40テラス状になったとこで中川夫妻を待ち、11:10まで休憩。チリ地震の津波の話になる。翌日の新聞によると香港の海水の上昇は3センチだったそうな。

●テラスから山頂へは一息。11:15三角点に到着。曇っているが360度の絶景! しかし、森岡さんがずーっと見たがってるミンスクは山の陰で見えず。そのうち霧が出て何も見えなくなった。下山は、団体さんは茘枝窩の方へ下りて行く。ここから藪が深くなるのに〜 11:30我々のみ西へ、スタート地点の烏蛟謄を目指して下山。
 ちょこちょこツツジが咲き始めているのでもしやと思ったんだ。予感的中! 中川さぁんシャクナゲ咲いてる!(もう4年も一緒に馬鞍山へ探しに行ってるのだ) あっでもなんかちょっと、馬鞍山のより色が濃くてツツジに近くないですか? ともかく、今日は珍しい花が2つも見れてラッキー!

●下りは滑りやすく、難儀しながら12:40、目指す烏蛟謄ではなく(霧で方向がわからなかった)、おフランス街道に出てしまう。ま、これはこれでエエか。左へ進むと烏蛟謄郊遊徑になり、それを辿る。
 13:00郊遊徑の入り口の案内板で、涼しくてなかなか溶けなかった内海さんの冷凍パイン缶をいただく。後は川沿いの道をミニバスを降りた地点へ戻るだけ。
 13:15走り出したバスを追いかけたが待ってくれず。次は15:45! 日曜なので臨時があるはずだが、なかったら最悪と日祝日のみ運行している路線バスの終点、新娘潭まで歩くことに。道路より近い山道を行く。←これまたややこしいので割愛
 川を渡って階段を上がり、道路に出たらバスが発車したとこ! 手を挙げて合図したがダメ。あ〜また乗りそこなっちゃった。そこに烏蛟謄発のミニバスが来たので手を挙げたが、満席。あいやー、歩かないで待ってたら良かったね。なんか今日はバス運が悪い。仕方なく次のバスを待ち、終点の大埔駅で下車。

【打ち上げ】
海港酒家
/ Victoria Harbour Restaurant TEL:2668-1892
大埔墟火車站 新達廣場2樓101-102 (Shop 101-102, Uptown Plaza, Tai Po)
 行きつけの好年華皇宴は閉店し、海港酒家になっている。珍しく夕食前に客を全員追い出す店で、荒田さんの送別山歩の日は入れなかったんだよね。ビールはアサヒのスーパードライ大瓶$18と安い。點心の味はまずまずだが、揚げ物がマズイ。マイタンすると$504。ビールを飲まなかった3人が$60、飲んだ4人が$80。山海徑財布から$10頂戴いたしました。


目的地 :紅花嶺(Robin's Nest, 492m)
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2010年2月13日(土) 最寄り駅:粉嶺(Fanling)集合、午前9時集合 天気予報:曇り雨、最高気温15度、
湿度83%、寒冷注意報
水・食料:補給場所なし 報告 ・ Qちゃん 写真 ・ 府川  難易度 :3(約7キロ、約3時間)
▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。
(1)バスを下車したら戻る (2)後方が麻雀村 (3)車輪梅 (4)山頂は霧の中
(1)霧が晴れてきた (2)間違えた、引き返そう! (3)イチゴ園の料金所 (4)イチゴ園の看板
おまけ、ヴィクトリア公園の花市
***
■先週は府川さんの帰国前に行きたいとこ第2弾、Dragon's Back+石澳のタイ飯屋の予定だったが、2月には珍しく朝から土砂降りで中止。そして14日は旧正月の元旦で、13日(土)〜16日(火)まで4連休。府川さん残留だし、成瀬父娘が来るので連日計画をたてたんだが、天気が悪くてほぼ全滅!の連休でした。
 まず13日(土)の山→行き先変更。14日(日)の島鍋→秋子邸に避難して挙行(石狩鍋)。15日(月)の花火宴会 in 中川邸→煙ったがそこそこ見れてOK。16日(火)シャープピークの先端の半島→中止。

●というわけで13日の報告。集合したのは中川夫妻、府川、土田、内海、私の6名。府川さんの行きたいとこ第3弾は元朗のシャングリラ〜 ←山ちゃうやん! 美人ママがいるネパール食堂(シャングリラ)で打ち上げすべく、行き先は大刀ヤン(Tai To Yan)にしたんだが、天気が悪い。「大刀ヤンは距離長いし、紅花嶺(Robin's Nest)にしない?」って集合場所で行き先変更を提案する私。異議は、なし。
 調べて来たバス停に行くと沙頭角行き78Kは停まらない。反対側のバス停に戻るが、そこも78Kは停車しない。もう探すのが面倒で友達に電話。「78Kの乗り場ってどこ?」 MTRを降りて中国を背にしてエスカレーターを上がり、改札を出て左の陸橋へ。陸橋を渡る前に右の階段を降りたとこ、だって。ありがとう!
 9:15動き出したバスに手を挙げ、飛び乗る。運転手はベッピンの小姐。「ヤップンヤンや!」と乗客と話しているのが聞こえる。お客さんは全員顔見知りでヨソ者が乗ることは少ないんだろう。ベッピンの運転手さんが「どこ行くの?」と訊く。このバスの終点は沙頭角で、許可証を持ってないと国境(?)で降ろされるのだ。(07年4月9日のレポート参照)「麻雀嶺」と答える。

●9:32麻雀嶺で下車。少し戻って右に入り、分岐した道路は道標に上麻雀村とある方に入る。前回来たのは06年2月、宮田さんのデビュー戦だった。蓮池の向こうに当時はなかった新築のマンションが並ぶ。でも長屋はあまり変わりない。最後の家の前を過ぎ、黄色い欄干の橋を渡ったら右へ。
 リボンを頼りに藪道を行く。雨は降ってないが、草の露でズボンや靴がしとどに濡れる。中川奥様が「大晦日にとどめの一発かい?もう花火の夜の鍋せぇへん」と怒っているが、聞こえないふり〜
 藪を抜けると視界が開け、中国側の沙頭角は高層ビルが並ぶ。しかし、香港側はのどかな田園風景が広がり、バス停を教えてくれた友達の家も見える。その間に、未だに香港人でも許可証がないと入れない「中英街」という特別区がある。香港が中国に返還される前、密貿易で栄えた町で、通りの左右で中国と香港に別れているのだ。そこに先月、バス停を教えてくれた友達が許可証をとってくれ、入ることができた。壁が崩れたベルリンにも、こういう地区があるのだろうか? ないと思うな。警備がゆるい板門店って感じだろうか。

●高度を上げるにつれ視界は悪くなり、10:50霧で真っ白な山頂に到着。ほどなく中川夫妻も追いつき、左へ下山。視界は30mほどで、トラバースから下は真っ白でどこまで落ちるかわからない。滑らないよう注意しながら通過。私の鼻?を頼りに進む。休憩なしで何とか迷わず、11:45ようやく道路に出てヤレヤレ。霧は晴れ、後は道路を下るだけ。
 12:35、もうすぐ二車線道路に出るってとこで、近道をして二車線道路に出て右に進んだのが間違い! 2キロくらい歩いたろうか? 道を訊こうにも誰もおらず、見たことのない景色なので来た道を戻る。そして、なんのこたぁない、間違えた地点からちょっと行くと、バス道路が見えるじゃないか! 霧の山道は迷わなかったのに、ゴメンなさい。

 有機栽培のイチゴ園があるので寄ってみる。日本の食べ放題のイチゴ狩りと違い、とったイチゴを計って1ポンド$50で買う。←高過ぎないか? 土田さんが、イチゴに食べてくれって意欲がないと言う。うん、日本のイチゴほど食べてくれ〜フェロモンが出てないかも。
 府川さんが、おなかが空いたからもうシャングリラはいいって言う。えー、いいんですか?と言いつつ、我々も空腹なので大賛成!
 バス道路の手前で公衆トイレに入り、13:15バス停へ。ミニバスは6人分の席がなくて乗れず、路線バスを待つ。今朝のベッピンの運転手が戻って来るんじゃない?って言ってたらバスが来て、乗ってビックリ! 冗談じゃなく、運転手は今朝の小姐だった。むこうも覚えてて、ハーイと笑ってる。そして乗ったバス停で下車すると、手を振って見送ってくれる。いやーこんなことってあるんだね。

【打ち上げ】
金明苑海鮮酒家
/ Golden Garden Seafood Restaurant TEL:2676-1228
粉嶺祥華邨商場106號 (Shop 106, Cheung Wah Estate Shopping Center)
 粉嶺というとここしか知らない。そういうと内海さん、去年の旧正月の大晦日の打ち上げもここでしたね。その時は夕食で限定メニューしかなかったけど、まだ飲茶あり。大晦日だし、明日は島鍋の予定だから、のんびり食べて最後に炒麺と炒飯を注文。マイタンすると$430。ビールは生力の大瓶$15×4本。寒くて飲まなかった私と中川夫妻が$60。飲んだ府川、土田、内海が$80。足りない$10は府川さんが出してくれました。料理はそこそこだが、ビールが安いのがいいやね!
目的地 :荒田ん送別
船湾淡水湖(Plover Cove Reservoir)一周
地域  : 船湾郊野公園
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2010年1月24日(日) 最寄り駅:旧KCR大埔墟(Tai Po Market)、
午前8時半集合
天気予報:曇り、最高気温18度、
湿度86%
水・食料:補給場所なし 報告&写真 ・ Qちゃん  難易度 :4(約20キロ、約4.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)ミニバスの終点  (2)船湾淡水湖郊遊徑の入り口  (3)うねうね稜線歩き
(1)全員そろって記念撮影  (2)稜線を行く  (3)稜線を振り返る  (4)缶詰休憩!
(1)もうすぐダム (2)ダムの上で一息 (3)最後にダムを渡る (4)場違いな店で打ち上げ?
****
■荒田さんの初参加は03年4月20日、海下で「桃金嬢」の花見でしたが、以後あんまり来ない不良会員で、時々来るようになっても奥様の出席率の方が良く、当時は荒田奥さんのご主人って呼ばれてたんだよね。(笑) それが07年の100km以後目覚め、08年、09年と選手として出馬。今年も来られるんですよね?
●さて参加者は、荒田夫妻、府川、佐藤、山口、秋子、山本、太田、土田、内海、大野、安藤、阿部、森岡、初参加の小野氏(明走会、荒田さんの知人)、左蕊嬢(北京から来た私の友達)、私と17名。石原組の皆さんも行き先が同じで、バス停で混むんじゃないかとうちは30分早く集合したんだが、烏蛟謄行き20Cは既に大勢待っている。まず8:50発に12人乗車、9:15終点で下車。あまり遅れず2台目も到着し、9:30から歩き出す。
 しかし、駐車場から下って橋を渡ったとこで2組に分裂。船湾淡水湖郊遊徑(Plover Cove Country Trail)を最初から歩く13人は右へ、もう少し楽な道を行く私、荒田奥様、阿部さん、左蕊(さずい)さんは左へ。
 
●それにしても今日は人が多い。香港人にしてはみんな足が速く、ちんたらしてる我々は追い抜いてもらう。10:05下苗田の道標を過ぎたら右に廃屋があり、前を通って廃屋の横の小道に入る。山を少し登った分岐で追い抜かれた香港人達と合流。そう、我々は近道を来たわけだ。彼等は茘枝窩へ行くのかと思っていたが、行き先は同じみたい。
 徐々に登る道は曇っていて景色はいまいちだが、暑くなくて幸い。でも北京はマイナス16度だったそうで、左蕊さんは汗をかくのは久しぶりだって言う。香港はあったかくていいでしょ? 山肌を登りながら100kmが終わって阿部さんは5kg太ったって話になり、荒田奥様が私が妊娠した時と一緒や〜、でも私は10ヶ月かけてやでって言う。阿部さんは2ヶ月!
●10:40稜線の分岐に出たとこで船湾淡水湖郊遊徑に合流。別れたみんなを待つ。30分くらいかかるだろうと思っていたのに15分もしたら来た。荒田さんが先頭で、速かったねって言うと、もう最後だから(荒田んを)野放しにしたら速くって参ったと府川さんと内海さんが言う。(笑) 記念撮影して11:00まで休憩。

 稜線の少し下、北側を平坦に進む。私はマオナンと来た時以来だから4年ぶり。やがて右に淡水湖、左は海って稜線歩きになるが、木がずいぶん大きくなってて見晴しが悪くてびっくり。大下りと登り返しをこなし、11:50東の折り返し地点、鹿湖?(LukWu Tung, 280m)に到着。12:05まで休憩。
 そこから南へ急な階段を下る。標距柱C2615を過ぎたら、このコースで一番の難所、がれ場の下りになる。転ばないように木をつかみ慎重に下る。下り終えたらC2616

●12:45小山の頂、C2618で山本さんと大野さんが持参した冷凍缶詰をいただく。おいし〜! それにしても大野さんのザックは重そう。何入ってんの? のぞくと水が4リットル! 嫁のいやがらせですか? 違います〜、いつもこれくらい持ってますって言う。夏ならわかるけど冬でっせ? 13:05までいて下山。
 13:45三角点がある長牌敦(Cheung Pai Tun, 125m)も驚くほど木が茂っていて視界が悪い。小休止して下るわけだが、ここも足場が悪い。一段落したら更に左へ下る。底からは登り返し。14:05登り詰めたとこにC2625があり、以後は平坦に進んで下りになる。
 14:25ダムに出たらC2627。打ち上げに来ると言う稲バウアー(稲岡さん)に、16:30頃に大埔墟に着くと電話連絡。真っすぐに進んで階段を上がり、ダムの上を通って階段を下ると道路。以後は道路を辿る。
 そしてC2630で船湾淡水湖郊遊徑(15.5km)は終わるのだが、更に道路を歩かなければ公共の交通機関はない。←で、このコースはバス停まで入れても約20kmくらいってことになるんだが、25kmくらいあるような希ガス

●14:55ザックを背負っていると通れないほど狭い金網の門扉を抜ける。人ではなく、自転車の進入を禁止しているのに、自転車のカゴをはずしてまで入ろうとするヤカラがいる。注意書きを指差し、自転車禁止だよって言うと、知ってると言う。のみならず、そっちの景色は良かった?って訊く。ぬすっと(じゃないけど)猛々しいとはこのことだ! びっくりして思わず、そうでもないすって素直に答えた私。←なさけなかぁ〜
 それはともかく、以前は門扉なんてなく自転車も入れたわけで、なんでだろう?って話になる。自転車の進入を許可すると大勢の人が入って淡水湖の水質が汚染されるからじゃない? 確かに、道路の終点に散乱したゴミはひどかった。それがマシになってたしね。そんな話をしながら、貸し自転車に乗った人達が往来する2km弱のダムを歩く。晴れていたら後方に八仙嶺が見えるのだが、残念ながら霧の中。15:25ダムを渡り終え、バス停へ。15:30大埔墟行き75Kに乗車、終点で下車。

【打ち上げ】
潮江春
/ Chiuchow Garden Restaurant TEL:2656-0029
大埔南運道9號新達廣場1樓1-3號舖
 16:10大埔墟に到着。稲バウアーと合流していつもの店へ。んがぁ、店が変わってる! まぁそれはいいにしても、16:30ラストオーダーで17:00に帰れと言う。んな〜! 夕食は17:30からだそうで、太田んを筆頭に1時間待つと言ったら暴動が起きそう。よって下の階の潮江春へ入ることにしたが、山海徑では夜の宴会でも使わないような超高級な店構え。大野奥様も来て19人となり、2テーブルに別れて着席したものの、メニューからして立派でビビっちゃう。何よりビールは缶しかなく$22! ビール代だけで破産しそう! 大瓶ビールありますか?って訊くと、ブルーガールが$32だと言う。ほっ! 料理は安ものばかり注文。みんなも気後れしたのかビールは16本でおさまり、マイタンしたら$2750。荒田ご夫妻をはずし、男性11人が$200出してくれ、女性陣と大野さんは$100。びくびくでしたが、味は良かったです。


目的地 :大埔カウ自然護理區
(Tai Po Kau Nature Reserve)
地域  : 大埔カウ自然護理區
参考地図: 新界東北及中部
山歩の日:2010年1月10日(日) 最寄り駅:旧KCR大埔墟(Tai Po Market)、
午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温19度、
湿度83%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし 報告&写真 ・ Qちゃん  難易度 :2(約11キロ、約3時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)スタートの標識  (2)この辺はまだ4コース一緒  (3)黄路と?路の分岐
(1) 見事な笹林もある  (2)また3コース一緒なる  (3)ガジュマルの根っこ  (4)終點!
***
■年末年始の休暇は終わったはずなのに、集合したのは中川夫妻、佐藤、森岡、私の5名。寂しい〜! しかも、予定していた3.5年ぶりの佐藤さんのデビューコース、吊燈籠へ行く最寄りのバス停、烏蛟謄行きミニバスはマラソンのせいで10時まで運行停止。なんでよ〜 待つのもナンダし行き先変える? どこ行く? ん〜、大埔カウはどうです? ええかもって中川さん。じゃーそうしますか。

●タクシー乗り場に行って運転手に「たいぽーかう」と告げ、5人乗り。中華風東屋がある駐車場まで$21。佐藤さんが払ってくれる。多謝! 山海徑で大埔カウに来たのは、岩崎さんや増渕さんがいた時代だから6年くらい前かな。城門水塘→鉛礦凹→草山の山頂から下りて来た。
 野鳥の楽園といわれる米埔は干潟の貝や魚を食べる鳥が多いが、ここは木の実や昆虫、花の蜜をエサとする鳥が多い。香港に郊野公園は24あっても、自然護理區(Nature Reserve)というのはここだけ。つまり漁農署が最も力を入れているのだが、帰国した山ちゃんが来た時と、企画したの2回だけ。私はバードウォッチングのガイドで何度か来ているが、森が深過ぎて景色が見えなくて面白くないんだな。6年前の時は疲れてて近道したから、中川さんはまた来たいと思ったそうで、ちょうど良かった。

●9:20監視人がいる詰め所から林道に入る。しばらくすると右手に民家があり、昔は養蜂場を営んでいたが、今はやってない。9:35分岐まで来たら、左の標識に黄路10km、?路7.5km、藍路4km、紅路3kmとある。ここがスタートで上の道を進み、4つに色分けされたコースをぐるっと回って下の道に出て来るわけだ。10kmか7.5kmか迷ったが、ともかく最初は全コース一緒。
 10:10黄路と?路の分岐で休憩。さぁどっちにする? 曇りなので歩きやすく、黄路10kmに決定。疲れたら4色じゃない近道もあるので心配はない。この分岐で登りはほぼ終わり、後は森の中をクネクネ進む。
 11:40林道(Forest Track)に出て左へ。またすぐ森に入るとこで立ち休憩。標距柱がないので歩いた距離はわからないが、標識に従えば迷うことはない。以前より木が大きくなって視界はいよいよきかず、是非また来たいってほどじゃないが、深い森に包まれた道は非常に歩きやすい。
 12:55また林道に出て、最後は1kmほど林道を辿る。13:20スタートの分岐の手前、終點の標識に到着! タクシーを降りた駐車場まで下り、バス道路を右へ。MTR黄大仙行きバスがあることがわかり、反対側のバス停から74Aに乗って沙田凹道で下車。目指すは四川食堂。

【打ち上げ】
詠藜園、四川擔擔麺菜館
/ Sze Chuen Noodles Restaurant TEL:2726-3818
黄大仙鳳徳道15-17號地下 (G/F., 15-17 Fung Tak Road, Wong Tai Sin)
 焼き餃子、雪菜毛豆、回鍋肉、麻婆豆腐、四季豆、担担麺、白飯を注文。ビールは佐藤さんと森岡さんが2本飲み、1人$70。飲まなかった3人は$50。あ〜美味しかった。

 

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