香港山海徑の魅力
なぜはまるのか?

ビジネスの重要拠点、世界の食通の欲望を満たす街、買い物天国、いずれもいい古された香港の魅力である。
しかし意外にもあまり知られることの少ない「もう一つの顔」が実は豊富な自然である。

香港の陸地面積の約4割は日本でいうところの国立公園や国定公園、自然保護区で占められているというのは
まさに驚くべき事実である。加えてその自然公園の中にはいくつものハイキングコースやトレイルルートが整備され、
香港はいわば「ハイカー天国」でもある。「
マンハッタンとアルプスが同居する街」いいえて妙である。

 実際、香港の最高峰である大帽山(タイモウサン)でさえその標高は1000mにも満たない。
しかし香港の山野の多くは草地か低潅木地帯で構成され、涼風を浴びながら歩く稜線はアルプスを彷佛とさせる。
海抜ゼロの海と山をつなぐアップダウンに富んだ道は標識も整備されアスリートを十分に堪能させてくれる。
なにせ日本の冬山にあたるシーズンは逆に香港ハイクのベストシーズンとなる。
ただし気候柄、暑さ対策、水分補給には注意が肝要だ。
歩くだけではものたりない面々には鳥も花も蝶も、これまたすばらしいフィールドが提供してくれる。



MTRにダブルデッカーにミニバス、タクシー、香港では自然を楽しむためのアクセスが至極便利
かつ日本と比較すれば格安に利用できる。ひとよんで「
コンビニ香港!
(日本ではデフレといっても交通のコストやビールがほとんど下がっていませんよね。
発砲酒はビールじゃないし、香港じゃスポーツドリンクとビールが同じ値段じゃありませんか)

さあ、地図と水筒を片手に週末はハイキングやトレッキングに出かけよう!
汗をかいたあとにこそ美食とビールがいきるというものです。
 
日本百名山もスイスアルプスもヒマラヤ・トレッキングもいい。
しかしなぜか香港の山海徑(山と海とそれらをつなぐ道、すなわち自然散策)が誘うのである。

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