「香港島」(HONG KONG ISLAND)

「難易度」について
 「難易度」はあくまでも参考目安です。体力や体調、季節や天候によって変わること、御留意ください。
(難易度1)初心者、松コース (難易度2)初心者、竹コース  (難易度3)初心者、梅コース 
(難易度4)中級者コース   (難易度5)上級者コース
標距柱(Distance Post)とは
Trailと名のつくコースの起点から500メートル毎に設置された標識のことで、これを辿ると道に迷うことはなく、もし救助が必要になって999に電話する時も、この数字を言うと見つけてもらい易い。
999=救急車、ヘリコプター要請のEmergency Call,携帯電話可。呼び出した人のID・NOが必要。

2009年末までの紹介です。最新版はこちら

紹 介 コ ー ス
柏架山で島鍋
(2009年12月27日)
港島徑(Hong Kong Trail) 1〜2
(2009年10月1日)
纜車徑、中區自然徑
(2009年8月16日)
鶴咀半島
(2009年5月24日)
纜車徑、中區自然徑
(2009年5月2日)
港島徑  50km
(2009年2月28日)
柏架山と滝探索
(2008年12月7日)
100kmの練習(2008その10)
(2008年11月2日)
龍脊(Dragon's Back)
(2008年5月25日)
Mt.バトラー
(2008年6月8日)
香港トレイル50km
(2008年3月1日)
香港仔水塘
(2008年2月3日)
南朗山
(2007年12月9日)
100km練習07-8
(2007年10月19日)
100km練習07-6
(2007年10月13日)
龍脊(Dragon's Back)
(2007年8月26日)
湾仔の裏山
(2007年7月1日)
香港トレイルStage7-8
(2007年2月18日)
香港トレイルStage5-6
(2007年2月11日)
香港トレイル50km
(2007年2月3日)
香港島の東のPottinger Peak
(2006年12月10日)
湾仔の裏山
(2006年7月16日)
柏架山
(2006年7月2日)
香港島散策
(2006年5月14日)
龍背 +石澳海角郊遊區
(2006年4月9日)
香港トレイル50km
(2006年2月25日)
ヴィクトリア・ピーク
(2005年11月27日)


柏架山で島鍋 地域  : 一部大潭郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2009年12月27日(日) 最寄り駅:太古(Tai Koo)、
午前10時集合
天気予報:曇り、最高気温18度、
湿度85%
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん  写真・府川 難易度:1(約2キロ、約1時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。

****
■2009年最後の企画は島鍋。参加者は中川夫妻、五十嵐、府川、山口、山本、内海、稲岡、土田鍋奉行、安藤、阿部、森Q、そしてニューヨークから参加で道を間違えて現地集合の成瀬。近場なんで集合時間を1時間遅らせ10時に集合。
●稲岡さんがトイレに行ったり、府川さんと阿部ちゃんがフランスパンを買いに行ったりして、太古のB出口をスタートしたのは10:10。次の信号を左へ登って行く。
 漁農署の建物の横から急な道路を上がり、柏架山道を左へ。天気が悪くて霧が濃くなり、予定した台風凹に行っても視界はきかないだろうし、屋根があるあずまやは遠いので雨が降り出したら困ると、左にいいBBQサイトを見つけたので、もうここでやろか?
 先行して台風凹に着いていた五十嵐、府川、内海に、成瀬姫みつけたら戻って来てと電話。今日の鍋はキムチちげ〜! 土田お奉行様に調理をお願いし、早速酒盛りが始まる。最後は雨が降り出したけど、いや〜、楽しい1日でした!


港島徑(Hong Kong Trail) 1〜2 地域  : 香港仔郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2009年10月1日(日) 最寄り駅:MTR金鐘(Admilarty)、
午前9時集合
天気予報:晴れ・曇り、最高気温29度、
湿度88%、乾燥注意報
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん  写真・府川 難易度:2(14キロ、約3.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)マラソンのFINISH   (2)逆回りに歩き出す   (3)大きくなった滝!
(1)薄扶林とラマ島  (2)西高山、後方がピーク  (3)森を抜ける1  (4)森を抜ける2
(1)下界は香港仔  (2)追いついたとこでお別れ〜  (3)ここにも滝が

▼國慶節の花火大会



■今日は國慶節の祝日なので練習もお休み。マクリホースを離れて軽く歩こうってことで、ヴィクトリア・ピークから港島徑(Hong Kong Trail)を行く。←休みちゃうやん! 練習じゃないので集合は9時。ピーク行き15は湾仔を通るので、私は湾仔から乗ろうとバス停に行く。と、すぐ来たので乗車。みんなが乗ったバスが満員で、湾仔で乗車拒否されたら困るもん。内海さんと阿部ちゃんはバス停ではなく駅の構内で待ってたそうで、メール斜め読みしたらアカンよ。

●ピークに着くと、東から走って来てピーク・タワーの前がフニッシュというマラソンをやっている。どういうコースなんやろ? 20分ほど待つとみんな到着。中川夫妻、府川、内海、阿部、MO、久嶋夫妻、井上氏(2回目だけど初回は雨で中止、朝飲茶だったので実質初参加)、私の10名。なんとmolさんが4名! 遂にcasioさん抜かれましたな。山本さんは二日酔いで寝坊し、後から追いかけてくると言うので9:45スタート。港島徑は飽きたから逆から回ろうってことで、夏力道を行く。
 うわ〜、大きい、大きい! 昨日は黄雨注意報が出るほどの土砂降りで、滝は水量が増え、大きくなっている。これを見たいのもあって逆回り(=時計回り)にしたのだ。こっちから行くと距離が短く、港島徑に合流する公園には10:00到着。ここで更にコースを離れ、中川夫妻は行かないと言うので8人で、公園の左隅から西高山(High West, 494m)に行く小道に入る。
 急な階段に汗が噴き出す。しかし、風はとっても爽やか。太陽もギラギラ感がなくなり、暦の上だけでなく秋になったねぇ。ちょっと靄っているが稜線の北は西九龍、南は薄扶林水塘と3本煙突が立ったラマ島が見え、久しぶりに登って、やっぱりこの山はいいなぁと思う。公園から15分ほどで三角点だし、オススメ。景色を堪能したら同じ道を戻る。

●序章が長かったが、10:40公園からいよいよ港島徑を行く。H006を過ぎ、道路の終点のピクニック・サイトで中川夫妻が待っててくれてる。西高山からここに下りて来るって主人が言うから、上ばっかり見てたと奥様。すみません、その道は先日金子さんが下りて、ヒドイ藪だって言ってたからやめました。
 また10人になってH007からコンクリートの階段を下る。下って下って、右に階段を下りると簿扶林水塘に出るって分岐を真っすぐ行くと、森の中の平坦な土道になる。2月に港島徑50キロを一気に歩く大会と違い、沢がいく筋も流れ、みずみずしい道だ。H014を過ぎ、11:40道路に出たら右へ下る。広い三叉路を真っすぐ行くと、セクション2に突入。

 登ったり、下ったり、森を抜け、香港仔(Aberdeen)が見えたら、引水道沿いの道になる。H025を通過。13:15左に引水道を渡るとセクション3になる三叉路で、今日はこのへんにしとこうかって言うと、阿部べ1人、陽明山荘の下まで25キロ歩くと言う。どうしたんだ、エライじゃないか!と見送る9人。もうすぐ山本さんが追いつくかなって言ってると現れた。彼も25キロ歩くと言うので、阿部ちゃんと5分くらいしか離れてないから、じゃー2人で頑張ってねと、我々は引水道沿いを真っすぐ下山。
 墓地を抜け、バス道路まで約20分。右に下り、香港仔(Aberdeen)の町中へ入って行く。滅多に来ないからレストランを探してウロウロ。ビルの中に2店舗あるのを発見。なんとなく名前に見覚えがある新光に入る。

【打ち上げ】
新光宴會廳
 TEL:2555-7283
香港仔成都道香港仔中心第3座2字3樓
 祝日の14時前だから入れないんじゃないかと思ったが、店内は広く、案外空いてる。カーシバーの大瓶が$20と、ビール合格。料理は種類がちと少ないが、先日の日曜日に比べサービスは満点。←つうか、これで普通。いつも行く田舎の濃い味の店に比べ(山帰りにはそれがいいんだが)、町中だからお上品。マイタンすると$583。うちビール$160。飲んだ5人が$80で、飲んでない4人が$45。満足して店を出て、三々五々にバスに乗ったのでした。

【國慶節60周年の花火】
 19:00MTR湾仔に集合したのは府川、内海、私の3名。寳馬山(Braemar Hill)という案もあったが、もっと近くて簡単な、うちの裏山にする。せっかくシャワー浴びたのに、大汗かきながら湾仔峡(Wan Chai Gap)を登る。数人下りて来る人に会うが、花火を見に登ってるような人はおらず、2007年の返還10周年以来行ってないから、木が成長して見晴しが悪くなったんじゃないかと不安。寳雲道(Bowen Road)で見ようかって言うと、予定通り行って見えなければ寳雲道に戻ろうって府川さん。OK。
 街灯はなくなり、ライトを出して進む。木々の間からネオンは見えるが、果たして森が切れるのだろうか? あっ、なんか明るくなってきた。おぉ〜視界が開けた! しかし、電線とビルが邪魔かも。だから我々以外に3人しかいないのか? 不安だが戻る気もなく、府川さんは三脚とカメラをセット。カメラは持ってないのに缶ビールを持ってる内海さん。20時まで待つこと40分。さぁ始まった。ビルとビルの間に4基ある台座が全て見え、よっしゃー! しかし、写真には電線が入るのが残念。いつもは後半飽きてくるのに、今日は23分間、完全燃焼しました!(お前は花火か) 帰る時、もっと手前なら電線が入らないことがわかり、また見に来ようね。ちゅうわけで、詳しい場所は内緒でーす。←ケチ



鶴纜車徑(Tramway Path)、
中區自然徑(Central Green Trail
)
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 市街地の地図
山歩の日:2009年8月16日(日) 最寄り駅:MTR金鐘(Admilarty)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り雨、
最高気温32度、湿度85%
水・食料:補給場所あり 報告・Qちゃん  写真・府川 難易度:2(10キロ、約4時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)金鐘で集合 (2)香港公園に入る (3)蓮池 (4)纜車徑を行く
(1)ちょっと暗いね  (2)トラム1  (3)トラム2  (4)見物するみんな
(1)トラム3  (2)トラム4  (3)トラムの停車駅  (4)Victoria Hospitalの碑
(1)ピークタワー直前のトラム (2)ピークタワー (3)上環へ下山 (4)テーブルクロスがっ!
(1)レストランからの眺め1  (2)黒服着てないおっちゃん  (3)レストランからの眺め2
***
■金子さんより「トラムと高層ビルとジャングルが写った写真を撮って来なさい」という指令が出てて、今年の5月に行ったけどまた行く。撮るのは府川さん。珍しく山本さんが遅刻。今日から旧KCRの東鐵と西鐵が繋がり、乗り場がややこしいんだって。参加者は五十嵐、府川、荒田、佐藤、秋子、山口、山本、土田、内海、安藤、阿部、森岡夫妻、私の14名。
C1出口からPacific Placeに渡り、まずは香港公園の温室と巨大鳥カゴを見学。日本から来られて森岡奥様はじめ、MOL組は全員初めてだそうで、それなりに喜んでくれる。その後ピークトラムの乗り場へ行くのを忘れ、いつも通り香港公園を出てしまい、しゃーない、9:55堅尼地道(Kennedy Road)から纜車徑(Tramway Path)に入る。
 線路脇を登るのでトラムはよく見えるが、ビルとジャングルが一緒に入るのは難しい。府川カメラマンは柵を乗り越え、トラムの運転手に警笛を鳴らされながら、ためにためて近づいたのを撮って柵に戻ってくる。警察に通報されるんじゃないかとヒヤヒヤ。府川さん、山海徑のTシャツ着てるのマズイですよ〜
 纜車徑麥當勞道(MacDonnell Road)あたりから中區自然徑(Central Green Trail)と重複しており、5月と同じ道を辿って白加道(Barker Road)に出たのが11:00。木陰の駐車場で冷凍パイナップル缶詰をいただき、20分休憩。この後どうしようか? やはりピークに行って、前回は舊山頂道(Old Peak Road)を下ったけど上環へ下ろうってことになる。

●その前に、ここには「Victoria Hospital」の碑があり、前回来た直後に五十嵐邸で「慕情」を見ていたら、何人かがここが撮影場所だと言い出した。毎年学生に慕情を見せているマオナン先生に言うと、そんなはずはない!てんで今日はその確認もしたく、何度も映画を見ている五十嵐さんを先頭に4〜5人で建物のエントランスへと道路を上がる。政務司司長官邸らしく、ガードマンが現れ、またヒヤヒヤ。愛想笑いをふりまいてお咎めはなかったが、撮影場所はここじゃないって五十嵐さん。あらま、マオナン先生間違いでした、ゴメンなさい。
 醫院徑(Hospital Path)を上がって施動道(Severn Road)に出たら右へ。工事中の道路の分岐は上の方を行く。觀景台の獅子亭は観光客でにぎわっている。再度トラムの写真を撮り(府川さんが)、ピーク・タワーに11:45到着。トイレ休憩した後、港島徑(Hong Kong Trail)を進み、公園に出たら港島徑を離れて克頓道を下る。

●香港大学の裏に出たのが12:55。打ち上げは一度行きそびれた、上環の海關(税関)の職員用レストランにしようと言ってるのに、バスが停まっているのを見たら、行き先も確かめずに乗る秋子さんとアラタン(荒田さんの新ニックネーム)。中環行き13は上環を通らないのでランドマークで下車。歩いて行く。
 しかし、住所はうろ覚え。離島行きピアの西、駐車場ビルの9階だったと思うという記憶を頼りに行く。マカオ行きフェリーが発着するビルの隣がそれだとわかるが、エレベーターがどこにあるのかわからない。荒田んが、そりゃやっぱり駐車場の中やろと言うのでビルに入り、エレベーターは見つけたが、9階にレストランがあるなんて案内は一つもない。とりあえず偵察に行くと、member's onlyとあり、山帰りの格好では恥ずかしいほど格調が高い。でも友達に会員でなくても入れると聞いていたので勇気を奮い、ランチ食べられますか?と訊くと、何名です?との返事。よっしゃー!

【打ち上げ】
香港海關高級官員會所、金舫會所
/ Show Boat TEL:2541-2468
中環林士街2號 林士停車場9樓 (9/F., 2 Rumsey Street, Central)
 入ったのは2時前なのに半分がた空席。打ち上げでビニールではない布のテーブルクロスがかかった店は、黄金海岸の海鮮についで2店目かも。会員制てんで緊張したが、隣のテーブルは子供がうるさく、こちらも少し騒いでもよさそう。點心の種類はあまりないが、どれも安くて美味しい。しかもシー・ヴューなのにどうして客が少ないんだろう。知られてないんだろうか? 黒服(着てないけど)のおっちゃんは愛想がよく、知ってる日本語の単語を並べてよく喋る。また、おしぼりとかシューマイとか我々に教わった日本語を手帳にメモしている。非常に勉強熱心で、最後にフルーツの盛り合わせをサービスだと出してくれる。ありがとう! ただ一つ不満があるとすれば、ビールは350mlの缶しかなく、$20と高い。マイタンすると$2291で、40缶飲んだからビールだけで$800! でも男性10人が$200出してくれ、女性4人は$80。今度は夜、アルコール持参で行きたいね。
 帰る時、府川さんが「CUSTOM」と書かれたキャップ(野球帽$25←超安い)を買いたいと言うと、ダメだって。やはり商品は会員じゃないとダメなんだって言ってると、例の黒服着てないおっちゃんが出て来て、売店は平日の就業時間しか開いてないと言う。なんだ、商品も買えるんだ。じゃーここの会員制って一体何のこと?




鶴咀半島
(Cape D'Aguilar Peninsula)
地域  : 石澳郊野公園
参考地図: 市街地の地図
山歩の日:2009年5月24日(日) 最寄り駅:MTR肖箕湾(Shau Kei Wan)、
午前9時集合
天気予報:曇り雨、雷、北風、
最高気温27度、湿度95%
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん  写真・府川Qちゃん 難易度:2(8キロ、約2時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)鶴咀道に入る  (2)阿部ちゃん曰く、モナコみたい! (3)曇が低くたちこめる
(1)鶴咀村にて、あれはもしや?  (2)望楼だ!  (3) 望楼の住所
(1)アンテナがぽつぽつ立っている   (2)ここで行き止まり
(3)この下が龍蝦湾(Lobster Bay)かな?
(1)捜してろうろう  (2)見つからず戻って来る  (3)子持ちししゃものフリッター

***
■昨日はものすごい雷雨で、引き続き今日も雷雨予報。しかし、少しくらいの雨なら歩くつもりで集合場所へ。集まったのは中川、五十嵐、府川、吉田、阿部、私の6名。さすが香港島は5人中、4人が出席。だが朝飲茶だと思って来た吉田、阿部は水を持ってなく、駅で買ってバスターミナルへ。石澳行き9に乗り、大風凹まで約15分。

●9:30なんとか傘なしで歩けるって感じで、鶴咀道(Cape D'Aguilar Road)に入る。9:50左に分岐があるが(鶴咀山/325mへ行く)、鶴咀海岸保護區(Cape D'Aguilar Marine Reserve)は真っすぐ。9:55分岐を左へ、鶴咀村に入る。人影はあるが住んでない家が多く、あっあれが望楼かな? 海賊や盗賊を見張るため、あたりの岩で作ったそうだが、意外に大きくて新しそうで、岩じゃなくセメント・ブロックじゃないの? いや、これは花崗岩ですよって五十嵐さん。へぇ本物の岩。
 そこから村の奥に入るが、海に下るような道はなく、骨壺置き場に行き当たったので、村の入り口に戻って真っすぐ進む。住んでない家が多いが、村はかなり大きかったようで、廃校になった小学校もある。放送用の通信アンテナが林立するとまでは言えない、ポツポツ立ったとこを過ぎると、Cape D'Aguilar Radio Stationに出て、あっここだ!と、ようやく一度来たことがあるのを思い出す。その時ももう少し先の監視所から入れてもらえなかったんだが、確認に行くとやっぱりダメ。香港島だし、雨だと出せないと思って地図は持ってなく、他に海岸に下りれそうな道はないし、仕方メイヨーで戻る

●真っすぐ来たから帰りは分岐に一つ一つに入って、龍蝦湾(Lobster Bay)に下りる道を捜す。雨脚が強くなり、民家の前でうろうろしてるとオイチャンが出て来て、どこ行くの? 阿部ちゃんが傘をさしかけ、ロブスター・ベイと答えて食べるマネをする。おいおい、そんなんでわかるかぁ? ロンハーワンって広東語で言うと、それは西貢の清水湾の方だって言う。そう、そうなんやけど、この辺にもない? ない! え〜〜〜ジモチーも知らないロンハーワンってどこよ!? お礼を言って土砂降りの中を戻りかけたら、傘もささずにオイチャンが追いかけて来て、この天気やから行くのは難しいけど、村から細い道があって浜辺に出られると教えてくれる。ホンマにありがとう! 潔く諦めて来た道を戻る。
 11:25びしょ濡れになってバス停に到着。石澳でタイ飯って案もあったが、この雨では肖箕湾に戻った方がいいと、朝のバスターミナルへ戻る。

【後記】
 帰宅して、海岸保護区に出れる(入れる)方法はないものかと調べたところ、
 以下のサイトが引っかかった。ちなみに、漁農署の許可をとるのは非常に難しいそうです。
  http://www.discuss.com.hk/viewthread.php?tid=5857341

  要約すると、、、
 バス停の大風?から、基本的に村民以外の車両は進入禁止
 我等が引き返した地点から、漁農署の許可がない者は、犯罰二萬五千元及監禁 一年!
  ということで、合法的?侵入方法が書かれていますが…

  方法1、最も安全だが、成功率かなり低い
   香港大学の研究所「理學院地球科學系」に電話して海岸を参観したいと言う。
   いかに海洋生物に興味があるかを説明する、口がうまくないといけない。

  方法2、安全だが成功率最低
 「電訊盈科衛星通信站」の職員の専用車は湾仔から出ている。
  その車に紛れ込み、研究所の職員に会いに行くと言う。
   嘘でも会いに行く理由と働いている職員の名前が必要で、演技力を必要とする。

  方法3、危険性極大、成功率普通
   石澳のピーチから海岸沿いに行く。
   崖には蜂が多く、風が強くて浪も高く、退路はないかもしれない。
   海岸保護区に近づいているのが見つかり、水警に通報されたら、罰款$100- $5000。

  方法4、危険性普通、成功率普通
   鶴咀山に登って海岸に下りる。
   衛星通信站でID Cardの提示を求められるが、山を歩いていると言えば入れてくれる。
   道に迷いやすいので磁石必携。野良犬がいるので武器必要。

【打ち上げ】
明星海鮮酒家
/ Star Seafood Restaurant TEL : 2568-2075
肖箕湾東大街108號1樓 (1F., 108 Main St. East, Shau Kei Wan)
 ホンコン・トレイル50キロの打ち上げをした店。10分くらい待ったら座れる。雨に濡れた後、パスのエアコンで凍えそうになっていたのに、着替えたらキンキンに冷えたビールがうまい! 小さめのピッチャー1杯$38。點心より一品料理を色々注文して、$505(ビール$152)。少し残したのに、1人$85と安かった。



纜車徑(Tramway Path)、
中區自然徑(Central Green Trail)
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 市街地の地図
山歩の日:2009年5月3日(日) 最寄り駅:MTR金鐘(Admilarty)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温29度、
湿度68%
水・食料:補給場所あり  報告&写真・Qちゃん 難易度:2(10キロ、約3.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)後ろは観鳥園の巨大鳥かご  (2)工事中の香港公園體育館  (3)スタート地点
(1)時折トラムが通る   (2)中區自然徑(Central Green Trail)の立て看板
(3)ピーク到着     (4)蘭の温室も入場料タダ
***
■五十嵐さんの電話で目覚めると9時。ぎょえ〜、最近めったにしてない5年ぶりくらいの遅刻だぁ! すぐ行くので香港公園の温室と鳥を見ててください!と言って慌てて用意し、9:30ちょうどみんなが観鳥園から出て来たとこに馳せ参じる。今日のメンバーは中川夫妻、五十嵐、秋子、吉田、稲岡、阿部、山田、岡本嬢(稲岡さんの友達で2回目)、私の10名。中川夫妻と五十嵐さん以外は温室も観鳥園も初めてだそうで、とても喜んでて私の遅刻は不問。ホッ。さぁピーク・トラムの乗り場へ行きましょう!

●とは言え乗るわけじゃない。左に竹の足場を組んだ工事中の香港公園體育館、右にトラムの乗り場を見ながら進むと、纜車徑(Tramway Path)がある。中川奥様がトラムで山頂に行って待ってると言うが、ダメダメダメ、山頂には行かないから歩きましょう! 最初は線路の左側で、高架の下になった堅尼地道(Kennedy Road)を横断。麥當勞道(MacDonnell Road)で右側に移ったあたりから、纜車徑と中區自然徑(Central Green Trail)が重複しているようだ。
 ところでピーク・トラムはあまりの急傾斜を登るため、林立するビル群を寝そべって見るような感じが有名なわけで、その脇を登る我等もひーひーはぁはぁ。たまらず馬己仙峡道(Magazine Gap Road)を横断した公園でひと休み、ひと休み。

●どうやらここで纜車徑は終わりらしく、蒲魯賢徑(Brewin Path)と中區自然徑が重複した道を上がる。分岐に出たら左の高化利徑(Colvelly Path)を進み、一旦離れていたトラムの線路の上を通って梅道(May Road)を横断、漆咸徑(Chatham Path)に入る。とまぁ「徑」の名前は変わるが、全て中區自然徑と重複しており、その立て看板があるので迷うことはない。
 地図上の漆咸徑は点線で藪道かと心配していたが、コンクリート。くねくね上がると建造物はなくなり、薄暗いジャングルに迷い込んだようだ。しかし、視界が開けるとヴィクトリア・ハーバーを挟んで九龍や、ピークの山頂が見え出し、おお〜絶景! みんなもいいコースだと褒めてくれるが、何を隠そう私も、気にはなっていたが来たのは初めて。
●10:45右にあるブロックの壁は配水庫で、白加道(Barker Road)に出ると配水庫の上はテニスコートだとわかる。ここで中區自然徑は終わり。駐車場で休憩しながら、さ〜てどうしよう? 時間はまだ早いし、ピークを見たら行きたくなった。中川奥様に、行かんてゆうたやん!と言われながら行くことにする。ところで駐車場に面する建物はVictoria Hospitalの碑があるが、病院ぽくない。地図を見ると「政務司司長官邸」だって。これが?

●11:00醫院徑(Hospital Path)を上がる。施動道(Severn Road)に出たら右へ。我等は更に醫院徑を上がって種植道(Plantation Road)を右に曲がったが、施動道を進んで芬梨道(Findlay Road)に入る方が速い。奇麗な服装の人が大勢いる東屋まで来たら、それが獅子亭。ピーク・トラムを降りた観光客が必ず来る展望台だ。11:30ピーク・タワー到着。
 どっちへ下山しようか考えていると、日本総領事の公邸を見たいと言う阿部ちゃんを五十嵐さんが案内し、稲岡、山田、岡本も一緒に行く。中川夫妻、秋子、吉田、私はスタバでコーヒーを飲んで待ってる。12:10に戻って来て、オナカも空いたし、手っ取り早くOld Peak Roadを下りましょう。
 下って下って、12:50動植物公園に入るとジャガーの檻は改装中。死んじゃったのかなぁ。秋子さんが用があると帰り、蘭の温室を見て花園道(Garden Road)にかかる歩道橋を渡ったら、今朝通ったトラムの高架下の堅尼地道。ぐるっと一周して来たわけだ。打ち上げは海天に行くことになり、また香港公園、Pacific Placeを通って湾仔へ。
 海天が近づくと警官がたくさんいて、立ち入り禁止のテープが張られ、テレビ・カメラも来ていて物々しい雰囲気。あっそうだ、ここ維景酒店だ、猪流感(豚インフルエンザ)のメキシコ人が泊まっていたホテル! しばらく野次馬して海天へ向かう。営業してるかなぁ?

【打ち上げ】
海天亜洲漁港
/ Hoi Tin (Asia) Harbour Restaurant TEL:2520-4480
湾仔駱克道72-86號 熈華大廈 (2F, Hay Wah Buldg., 72-86 Rockhart Road, Wanchai)
 営業はしていたが、一番混んでそうな13:35なのにガラガラ。そりゃそうだよな、3軒隣りくらいで大騒ぎ中なんだから。阿部ちゃんが、ただビールって注文すると生力の小瓶が出て来た。大瓶はないのか訊くと、キリンならあるって。じゃーそれって言ったのに、また生力の小瓶。キリンの大瓶にせんかい!って言うと、売り切れだって。ホンマかいな? 小瓶は$25と高いが、料理は安くて量が多くて美味しい! 中でも前菜2品+點心6品+飯か麺を2品選ぶ$368のセットは、鶏・豚・貝柱・冬瓜などが入ったスープがついてて激ウマ。これだけで$368しそう。きっと猪流感の期間限定サービスなんだろう。女性3人と飲まかった中川ご主人が$80、男性5人は$140、計$1020集めましたが、計算ミスです。ゴメンなさい。$1060払ったので$40は山海徑財布から出しました。


港島徑(Hong Kong Trail) 50km 地域  : 薄扶林・香港仔・大潭・石澳郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2009年2月28日(土) 最寄り駅:MTR金鐘(Admiralty)、
午前6時50分集合
天気予報:曇り雨、最高気温23度、
湿度91%
水・食料:スポンサーのサポートを闇利用   報告・Qちゃん  写真・府川Qちゃん 難易度:7(50キロ、約10時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)霧に煙るスタート地点  (2)駆け出す選手達  (3)まだまだ序盤戦
(1)港島徑(Hong Kong Trail)の標識    (2)標距柱ごとに作られたゴミ箱
(3)アバディーンが見えて来た    (4)第一サポート地点
(1)後ろのロシアお姐ちゃんを撮ったんだって   (2)Jardine's Lookoutからの下り
(3)超人、太田さん   (4)府川さん、顔デカ過ぎ!
(1)府川さんのお供         (2)可愛い、なおちゃん
 (3)ゴールのゲートが見えて来た!     (4)府川さんがやって来た!(森Q)
(1)ゲート前で記念撮影  (2)縞模様の電光掲示板  (3)打ち上げ


■100km Trailwalkerは5回も完歩しているのに、その半分の港島徑(Hong Kong Trail) 50kmは完歩したことがない府川さんが、$1300(参加費+ドネーション)を払えば歩けるだろうと金力本願で正式申し込み。その府川さんと一緒に7:30にスタートしようと、金鐘のC1出口のバス停に集合したのは中川、五十嵐、荒田夫妻、佐藤、秋子、土田、吉田、山本、私の10名。みんな予定より早く着き、6:45山頂行きバス15が来たので乗ろうとしたら、島田さんから遅れるって電話があったと中川さんが待つことになり、9人は先に乗車。
●山頂が近くなるとタクシー渋滞。先に着いている府川さんから、まだ着かないの?って何度も連絡があるが、着きまへん! タクシーを降りた選手がスタート地点へ走って行くのを見て荒田さんが、我々も降りよう!って言うが、バスはバス停でしか下車できず、ジリジリしながら終点に着いたのが7:26。慌てて駆けつけ、霧に煙るスタート前に行くと、すぐ中川さんと島田さんも到着。あらら、遅いバスでもほぼ一緒だったんだね。カウントダウンが始まり、プァ〜って合図で怒濤のように駆け出す選手達。府川さんはどこ? いたいた。佐藤さんが一緒に歩き出し、他は大多数の選手が出てから流れに乗る。

●道路が終わり、H007から階段を下る。陽明山荘の手前のバス停でリタイアすると言う荒田さんが速く、一緒に行った秋子さんは大丈夫か?と心配していると、とぼとぼ&慢慢行(まんまんはん)の3人が追いついて来た。彼等は選手より早い7:00にスタートしたのに道を間違え、山頂をぐるっと回ってスタート地点に戻り、7:40再スタートしたそうな。(爆笑)
●H025を過ぎ、9:55サポート地点に到着。府川さんに聞いていた通り、今年は水もポカリもボトルではくれず、自前の容器に入れてもらう。例年50キロは標距柱ごとにボトルと一般ゴミを分けたゴミ箱があり、100キロに比べ、それだけでも素晴らしいと思っていたのに、これには感服! 五十嵐、荒田奥、土田、吉田、山本、森Qが休憩していると遅刻した安藤さんが追いつき、中川さんと島田さんも着いて、10:15まで休憩。ショートカットの階段を上がる。上の道に出て右に進むとH031。約2.5キロ短縮できたわけだ。
●森の中の道で、後ろから太田さんが現れ仰天! 8:30の第二スタートより遅い9:30頃にスタートしたそうなのに、この速さ! 府川さんをゴールまで引っ張って行ってあげてくださいとお願いし、先に行ってもらう。
●H037を過ぎ、11:05道路を横断してまた山道に入る。後で聞くと遅れた中川さんと島田さんはこの道路を下り、リタイアしたそうだ。予定通り陽明山荘の手前でリタイアするという荒田さんから電話があり、現在先頭、次が府川さんで、その後に佐藤さん、秋子さんが続いていると言う。我々は、H044から傾斜のきつい道路を登り詰めた分岐のサポート地点に11:55到着。12:10まで休憩。
 高級住宅街のH050を過ぎ、バス道路を横断。マカオのカジノ王、スタンレー・ホーさんの家の前を通って道路を上がると、池の公衆トイレで荒田奥様と吉田さんがリタイア宣言。逆に宮田さんは陽明山荘から参戦したそうな。13:00五十嵐、土田、山本、安藤、私は陽明山容のサポート地点に到着。10分休憩。

●さぁ後半戦! 今年は涼しくて最大の難所、Jardine's Lookout/433mからの大下りと登り返しも去年より楽。Mt. Butler/417mから600段近くある階段を下り、14:15大風凹のサポート地点で休憩。五十嵐さんのキュウリの漬け物がおいしい〜。10分いてコース通りに下る。
 秋子さんから、標距柱の何番で待ってるとメッセージが入り、我々は何番にいるって返信すると2キロくらい差があり、それなら先に行ってるって。山口さんはバスを間違え、陽明山荘から参戦できなくてタクシーで大潭道に行き、逆走して府川さん、太田さんに会って一緒に歩いているそうな。
 ところで私はもう足が限界。ショートカットしてこっそりゴールで府川さんを出迎えたいって言うと、五十嵐、土田、山本、安藤も賛同してくれ、宮田さんに電話。佐藤さんと合流し、秋子さんを待って3人で歩いてくれと依頼。我々はH068で大潭道に出たら左へ。歩道がないので大型車が通る度にビクビクしながらロータリーまで来たら右へ。石澳郊野公園の看板から階段を上がり、港島徑に出るとH094。標距柱で言うと13キロ、実際に歩いた距離を引くと約9キロ短縮できたわけで、こうなるとショートカットというよりワープだ。さぁ府川さんより先にゴールしよう!
 実際のゴールH100を過ぎ、16:27この日のために作られたゲートに到着! 9時間切りを目指して府川さんが駆け込んで来るじゃないかと思っていたが現れず、五十嵐、山本、安藤が迎えに行く。来ないねぇと土田さんと待っていると、山口さんから、府川さんゴールしま〜すと予告電話。よっしゃーカメラ構えて待ってま〜す。16:45ゴーーール! 拍手拍手! 佐藤、秋子、宮田組に報告すると、ドラゴンズバックを歩いているそうで、待たなくていいと言うのでバスに乗り、終点の肖箕湾へ。この辺で知っているのは明星だけ。そこで打ち上げするかい?

【打ち上げ】
明星海鮮酒家
/ Star Seafood Restaurant TEL : 2568-2075
肖箕湾東大街108號1樓 (1F., 108 Main St. East, Shau Kei Wan)
 18時前に入ったのでガラガラなのに、予約が入ってるとエスカレーターを上がった場末のテーブルに座らされ、嘘ばっかりと思っていたら、ハイキング帰りらしい人達が続々と現れ、我々と同じ50キロの打ち上げらしく、その予約で一杯だったみたい。料理はどれも量が多く、ウマイ。一段落したとこで佐藤、秋子、宮田が到着し、再注文。ビールは生力の大瓶が$25。マイタンすると$1041で、男性$110、女性$55でした。

●本日の結果報告
 50キロ:府川、太田、秋子、佐藤
 約42キロ:五十嵐、土田、山本、安藤、森Q
 約26キロ:山口
 25キロ:前半=荒田夫妻、吉田、後半=宮田
 約19キロ:中川、島田



柏架山(Mt. Parker/507m)と滝探索 地域  : 一部大潭山郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2008年12月7日(日) 最寄り駅:MTR太古(Tai Koo)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温18度、
湿度56%、赤色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし   報告・Qちゃん  写真・府川 難易度:2(約14キロ、約3.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)柏架山道を登る(2)更に柏架山道を登る(3)大風凹で港島徑に合流(4)ハリボテの岩肌を叩く
(1)後方左、旧啓徳空港の滑走路 (2)港島徑を下る (3)大潭上水塘の突堤
(1)滝の上部  (2)滝を少し下る  (3)雨期は大きな滝になりそう! 

■「たまには香港島にしましょうよ」って太古に住む野崎さんの要望なのに、8:50に集合場所へ行くともう来てる。早いね! 近いですから。だからゆっくり来るのかと思った。参加者は五十嵐、荒田夫妻、府川、佐藤、山口、太田、土田、野崎、内海、阿部、初参加の森田嬢、私の13名。9:05まで待ってB出口を地上に出て、英皇道(King's Road)を左へ。次の信号で立ち止まると、こっちだよって府川さんとみんなが左へ曲がる。今日は道路を行くって山案内に書いたのに、読んでないな! 信号を横断して直進。陸橋の下を左へ柏架山道(Mt. Parker Road)に入る。
■道路にしたのは、HPを見て参加したいとメールくれた人や、正会員じゃない人を誘ったからで、山道より広くて話しやすいんじゃないかと思ったのに、ハイカーや近所のマンションから来たと思われる軽装の人達が大勢いてうるさい。初参加は森田嬢だけなのによく聞こえず、タイやフィリピンの労働者を支援するNGOに勤務してて来港1年、だっけ? NHKのアジア語楽紀行という語学番組のテキストに書いた私のコラムを見てネットで検索。山海徑のHPに行き当たり、メールをくれたそうだ。あのテキストを見たとは珍しい。

■9:55大風凹の峠に到着。15分休憩して道路を左へ、柏架山(Mt. Parker/507m)を目指す。途中、右の岩肌がハリボテのとこがあり、ボコボコ叩きながら歩く。風が冷たいくらい爽やかで、実にいい気持ち。分岐を左へ行くと、10:35道路はレーダーサイトの門扉で行き止まり。三角点はここにはないが、ここまで。少し靄っているが、東から西へヴィクトリア湾の両岸のパノラマが広がり、絶景!
 お昼はどこで何時頃です?って阿部ちゃん。(今日は太田さんが訊かないと思ったら前日ジョギング中に転倒、口の中を切って痛いんだって) 多分西湾河の街市、2時頃かな、なんで? 早く着くならパン食べるの止めようと思って。(君は大食だから店に入って食べてもいいよ) 11:00までいて来た道を戻る。

■11:20大風凹に戻り、左へ港島徑(HK Trail)を下る。すぐ標距柱060があり、063を過ぎると大潭上水塘(Tai Tam Upper Reservoir)の突堤。乾期なので水位が低く、以前は何を投げても水面が盛り上がるくらい集まって来た魚が、五十嵐さんのオニギリ、土田さんの魚肉ソーセージにも姿を見せない。がっかりしながら突堤を渡り、港島徑は右へ小さな半島を回るが、面倒なので左の近道を行く。また突堤があり、ここも魚に見向きもされないパンが浮かんでる。
■12:00道路を離れ、左の山道に入る。そして本日の別の目的、かつて沢登りの師匠に聞いた滝探し。12:10右側だけ欄干がある橋から少し下ると、水量が少ないので迫力ないが、これだぁ! 太田さんと野崎さんが崖を下りるのを見て、以前なら平気でそういうとこ登り下りしてたのに、今年はもう2回ヘリ呼んだから、来てくれないから(ウソ)、行かないでとお願いしていた。自分の足がこうだから、過剰反応してしまう。
 橋に戻り、森を抜け、12:30標距柱H068のすぐ上が道路。そのまま進むとバス停があり、表示を見た佐藤さんが30分おきだと言ったのに、あまり待たずに愛秩序湾(愛の秩序!/Aldrich Bay)行き14が来た。MTR西湾河で下車。府川さんが帰り、12人で西湾河の街市ビルへ。

【打ち上げ】
亮記海鮮飯店
 TEL:2885-4133
西湾河市政大樓地下、熟食中心C7-C8
 ビルに入り、エスカレーターの左。13時過ぎという一番混む時間なのに12人分の席確保。早速カールスバーグの大瓶$18注文。チビ牡蠣入り卵焼き(先週これでゲーリーになったと言うのに食べる懲りない山口)、芙蓉炒蛋、椒鹽九肚魚、椒鹽白飯魚が美味しく、イカフライは今イチ。他にもいっぱい注文し、どれも悪くないが、ご飯系より、肉絲炒麺、?油皇炒麺、乾炒牛肉河など麺類の方が美味しい。冷えたカールスバーグがなくなり、超安いBlue Ice $10にしたら? よし、それ10本って荒田さん。こんなに飲んで10本もいらない、おばちゃん5本ね。飲むて! 飲まない!と押し問答してたが、女性は酒代ただやからエエやないと言われ、あっそうだ、好きなだけ飲んでちょうだい! マイタンすると$845。手書きなのでビール代がわからないが、男性8人が$100ずつ出すと言ってくれ、荒田奥様と森田嬢$10、山口さんと私が$15で$850、チップ$5(せこい!)と思ったのに受け取らず、経営者なのかおっちゃんが出て来て、Are you Japanese? イエィス!と答えると、どもども、ありがと!と、送り出してくれた。


100kmの練習(2008その10)
地域  : 一部石澳郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2008年11月2日(日) 最寄り駅:MTR柴湾(Chai Wan)、
午前9時集合
天気予報:曇り・雨、最高気温27度、
湿度92%
水・食料:補給場所なし   報告&写真・Qちゃん 難易度 :1(約7キロ、約3時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(写真左)龍躍徑を行く (写真中央)道路に出たら、左の小屋の横に標識がある
(写真右)Pottinger Peakへの登り、missing倉田、太田、山口、野崎

(写真左から) 1、陸の孤島のような懲教所、環境は抜群? 2、11月だというのに大浪湾は大賑わい
3、パパイアサラダのてんこ盛り! 4、擦ると召使いが出て来そうな、ライスとカレー


■練習最終日は、選手は軽く足慣らし程度が良く、7月に帰国した倉田さんが金曜日から来ており、打ち上げに八王子では食べられないタイ飯を食べたいと言うので、Dragon's Back→石澳のタイ飯が有力候補だが、D.Backは5月に行ってるし、レアなコースにする。(簡単すぎて滅多に行かないって意味) 集合したのは倉田、中川夫妻、秋子、佐藤、吉田、内海、稲岡、山口、空中、土田、宮田、阿部、太田、野崎、私の16名。寝坊した安藤譲は後から追いかけて来るそうな。
■森Qさん杖どうしたの?と宮田さん。まだ痛いけど持って来るの忘れるくらい良くなりました! 倉田さんは駅で買ったカレーパンを食べようとして落としてしまい、アイヤ! パンの表面を剥がしてるから、3秒以内なら大丈夫だよって言うと、2.5秒で拾ったからいいかな? いい、いい!(食べるの私じゃないし) 先週の大帽山で足が痛くなった中川奥様は、ご主人とバスでタイ飯屋に行ってると言うので14人でスタート。

■9:10、A出口を出て陸橋を渡り、柴湾道に下りたら右へ進むのじゃが、ややこしく、安藤さんにタクシーで小西湾に来るよう電話する。小西湾のどこで下車するんですか? ん〜、それよなぁ、あっ小西湾商場てのが見えてきた、運ちゃんにそう書いて見せて。安藤さんを待つ間にクジみたいなのを売ってるオバちゃんが現れ、みんな断ったけど阿部ちゃん掴まる。なに売りつけられたの? この券を美心(パン屋)に持って行くとただでパンがもらえるんですっ! その券いくら? 10ドルです。ただちゃうやん!
■9:30、5分ほど待って安藤さん到着。柴湾道はいつの間にか小西湾道になり、海が近くなると右に公園がある。9:45公園の山際の小道、龍躍徑を辿る。マイナーなコースなのにハイカーが多くて驚き。10:05道路に出たら少し左の小屋の前で休憩。通過するバスを見て、こんなとこ走ってるんですね? ホラ、D.Backから見える懲教所、あれがこの先にあって面会に行くんだよ。だからみんな暗そうな顔して乗ってたんだって山口さん。ホンマかいなぁ。小屋横の標識に従い、大浪湾を目指して階段を上がる。

■10:20十字路を右へ、Pottinger Peak(312m)へ登る。振り返ると霞んでいるがゴールの石澳や、海を挟んで将軍澳、釣魚翁、清水湾のゴルフ場、東龍洲などが見え、絶景! 10:35富士山形の山頂の三角点は、藪に囲まれ見晴らしが悪く、内海さんの冷凍パイナップル缶詰も溶けてないし、下ろうか。10:50十字路に戻り、真っすぐ進んで東屋の先の觀景台で景色を眺める。戻りは、来た時と違い東屋の左側を進み、分岐に出たら左へ。Pottinger Peak Country Trailの標距柱C4203がある。水路沿いの分岐を左へ。東屋でパイ缶を食べて休憩。更に階段を下ると、左の半島の先端に懲教所が見えて来た。刑務所みたいなもんだが、一見リゾートホテル!
 11:40大浪湾の近くまで下りたら右へ、BBQサイトを通って橋を渡り、砂浜を横切って道路に出ると、Hong Kong Trailのゴールからバス停に行く道路に交わる。バスには乗らず道路を真っすぐ歩き、12:10石澳のタイ飯屋に到着!

【打ち上げ】
石澳中泰式海鮮酒家
/ Shek O Chinese & Thailand Seafood Restaurant TEL:2809-4426
石澳村303號 (303, Shek O Village)
 海で遊んでいた中川夫妻が来て、17人でキチキチ1テーブルに座る。前回ビールはピッチャー(65ドル)の3倍あるタワーってのを勧められたけど、今日はいなって。評判悪かったのかな。前菜盛り合わせ、トムヤムクン、パパイヤサラダを大で注文。BBQチキン、イカフライは不味かったけど、サテー、野菜のグリーンカレー、シンガポールヌードル、泰式炒飯は美味しかった。マイタンすると2028ドル。ビールはピッチャー11杯で715ドル。女性4人とビールを飲まなかった中川ご主人が100ドルで、男性陣は130ドルどした。



目的地 :龍脊(Dragon's Back) 地域  : 香港仔・大潭郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2008年5月25日(日) 最寄り駅:MTR●箕湾(Shau Kei Wan)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り雨、最高気温30度、湿度85%
水・食料:補給場所なし   報告・Qちゃん  写真・府川 難易度 :2(約13キロ、約3時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。

(写真左から)
(1)バス停が登り口 (2)大潭湾を見ながら徐々に登る
(3)デカイ三角点で記念撮影  (4)龍の脊のような稜線歩き

(写真左から)    (1)觀景台を通過      (2)龍の脊は続く
(3)海水浴客で一杯の石澳ビーチ (4)石澳中泰式海鮮酒家 (5)これがタワーだぁ!
●帰国する倉田さんの慰労会(本人は再赴任するから送別会って言わないでって)が中川邸で行われた翌日。参加者は中川夫妻、荒田夫妻、五十嵐、府川、佐藤、山口、秋子、土田、吉田、稲岡、私の13名。港島徑(Hong Kong Trail)を逆に龍脊(Dragon's Back)を歩くことが多いのだが、それだと距離が短いので今日は港島徑通りに行く。●箕湾(Shau Kei Wan)のA3出口を地上に出て左のバスターミナルへ。石澳行き9は9:20発。9:35土地湾で下車。

●案内板の前で準備体操をして港島徑に入る。稜線まで徐々に登るのだが、今日はここ以外ほとんど登りがないから頑張ろう。標距柱H085を過ぎ、休憩小屋がある分岐は真っすぐ上がる。9:55稜線に出ると、曇天の割りにはまずまずの景色。両側に海を見ながら、龍の背のような半島の稜線歩きが始まる。10:10デカイ三角点で休憩15分。もう少し先に觀景台もある。
 稜線歩きはH089で終わり。左に下って平坦な道を右へ、2キロほど森の中を歩く。道路に出て少し下ると分岐に案内板があり、休憩して右へ行く。どこで食べるか、懸案の府川さんの冷凍パイナップルの缶詰はH096を過ぎ、道路が途絶えた東屋で開缶。カイカ〜ン! 20分休憩。

●水路沿いに少し歩いたら、間違えないで右へ階段を下る。H097、H098、H099と過ぎ、いよいよ港島徑50キロのゴールだ! 12:10左にあるH100がそれ。そっけないよなぁと言いながら、集落に入る。12:15パスターミナルでしばらく休憩し、更に道路を、打ち上げの食堂まで歩く。左のゴルフ場が美しく、コットンツリーの実が弾け、真綿のような種を飛ばしている。石澳の駐車場に着いたのは12:45頃だったかな。海辺の公衆トイレに寄って、今日は新しい店を新規開拓しようと調べて来たのだが満席で座れず、仕方なくいつもの店へ。

【打ち上げ】
石澳中泰式海鮮酒家
/ Shek O Chinese & Thailand Seafood Restaurant TEL:2809-4426
石澳村303號 (303, Shek O Village)
 いつもはピッチャーで注文するビール、もっと大きいタワーがあると勧められ、じゃーそれ! 定番の前菜盛り合わせ、トムヤムクン、パパイヤサラダ等を注文。変わらず美味しいビールはピッチャーが65ドルで、タワーは3倍の195ドルだそうだ。女性4人と飲まない中川ご主人が70ドル、男性陣は150ドルでマイタン!


府川レポート
目的地 :Mt.バトラー
地域  : 香港仔・大潭郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2008年6月8日(日) 最寄り駅:MTR太古(Taikoo)
午前9時集合
天気予報:
水・食料:スタート後は補給不可  報告&写真・府川   難易度 :2

  今日は 参加者8名 倉田、秋子、荒田、野崎、吉田、太田、伊藤、府川
MTR太古駅から即歩き出し パーカー山道に出て白いレーダードームまで到着 しかし 真っ白な雲の中のため視界ゼロ。その道沿いに偽物岩壁 (写真上左、上中)
見た目は本物 足もとにほころびが・・・しかし なぜこんな張りぼてを作ったのでしょうか?
香港トレイルの分岐に戻って(写真 下左)その後 
Mt.バトラーに上り(この登りはチョイきつい)小馬山経由で (写真 下中、下右) 下りました。
ここからは 中環、湾仔、九龍を一望 ビクトリア湾もよく見えるので 今度 ビールとつまみ持って ここで花火観賞しようと荒田さんが言ってました。 それ いいかも。
この時点で 12時チョイ過ぎ。 奥様が来港する吉田さんが打ち上げに出られるようにということで 康柏郊遊径は端折って打ち上げに 香港水族広場(かなり充実した観賞魚のお店が軒を並べた地下街)の中の店で飲茶しました。
ビールたらふく飲んでチップ込 一人 HKD82でした。

目的地 :香港トレイル50km
地域  : 香港仔・大潭郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2008年3月1日(土) 最寄り駅:MTR金鐘(Admiralty)、午前8時集合 天気予報:晴れ、最高気温18度、湿度59%、赤色乾燥注意報
水・食料:ボランティアのサポートを闇利用  報告&写真・Qちゃん   難易度 :7(50km、通常約10時間)
スタートから駆け出す選手達
去年の100キロ以後欠席の山本、除名するぞ!
ここが最初のサポート地点
香港トレイルは歩きやすい土道が多い
五十嵐さんが消えた後、全員で記念撮影
左端の人が、7年間も毎年参加している人

  先週(2月24日)は中川、府川、佐藤、倉田、土田、私の6名が集まったが、府川さんは風邪気味で帰るって言うし、小雨が降り出し、行く予定の川龍は土道が多いから雨脚が強まると歩きづらく、飲茶して帰ろうか〜ってことになる。山海徑で6年近く歩いてるけど朝飲茶で解散って初めてや!と中川さん。朝からビールを飲み、天国だ!と佐藤さんと土田さん。天国に行きそびれた倉田さんは禁酒かと思ったら二日酔いだって。まぁたまにはこんな日もエエか。
 というわけで先週サボったのに
今日はHong Kong Trail 50キロ! 04年に中川さんとNichiconの田中さんが正式参加しただけで闇参加7年目。金鐘のバス停には中川、五十嵐、府川、佐藤、山本、吉田、土田、私の8名が集合。他に来そうな人はなく、3分早いけどピーク行き15のバスが来たので7:57乗車。8:26終点下車。

 去年のスタートは7:00、8:45、9:15だったので8:45にしたが(闇だから何時でもいいんだけどタダで雰囲気も味わうのだ!)、今年は7:30と8:30。50キロ完歩を目指す荒田さんのみ7:30にスタートしているが我々は8:30。慌ててGalleria前の広場に行くと選手はもう並んでいる。
英語で20からカウントダウンが始まり、10からは広東語。サン、イー、ヤッ、プ〜と合図が鳴り、怒濤のように走り出す選手達。ロープの外で待っていた我々も適当なとこで加わる。
 九龍側が見える絶景ポイントは靄ってて残念。9:00分岐を右へ
夏力道(Harlech Road)に入り、9:08道路が終わった広場から標距柱H007を見て階段を下る。H014を過ぎたら9:47道路。この辺りまで時速約5キロとのんびりペースで全員一緒だったが、山本、府川、土田が先行し、遅れていた佐藤が復活して追いかけ、五十嵐、私、中川、吉田が続き、時速約6キロとスピードアップ。アバディーンとラマ島の3本煙突が見えたら階段を下り、水路脇の平坦な道を行く。
 
H025を過ぎると、10:35待望のサポート地点! ポカリ、水、バナナの配給を受け、水路を渡った右の階段で8人揃って進路相談。階段を上がると3キロ弱ショートカットできるのだ。ズルしないで歩きましょうと、髪は天パだけど心は真っすぐな山本さん。誘われて土田さんも正規ルートを行くことになり、ナマケモノは6人。ところで日本の山を歩いていた土田さんは健脚だけど、吉田さんの歩いた最長距離ってどれくらいです? 多分ここです。え〜っ!

 10:50ショートカットの階段は急で辛いが、上の道に出て右に行くと
H031! 会社のDinner Partyがあると五十嵐さんが速く(以後会えなかったが台風凹から太古に出たそうだ)、5人は11:35道路を横断する前に7分休憩。また山道に入り、次に道路に出たのは階段を上がった鉄塔の下。急な道路を登り、12:25分岐で水やポカリを貰って休んでいたら山本、土田に追いつかれる。右に進むと土道になり、H046通過。12:55道路に出て、足が吊ると遅れだした吉田さんを待っていると、黄色いシャツの男性にご苦労様です!と声をかけられる。誰?ってみんな。知りません!って私。(歩くハイマーやないで)
  高級住宅街を下り、13:25バス道路に出たとこで吉田さんリタイア。6人は道路を横断して登る。13:35陽明山荘のサポート地点に着き、打ち上げは湾仔の海天と決め、関係者に電話。ところでこの先どうします?。ここを出ると少なくとも10キロ歩かないとリタイアできないのだ。みんなが行くなら行くと中川さん。風邪がぶり返しそうだけど歩いて帰ると府川さん。佐藤、土田、山本も当然行くと思ったら、足が痛いと土田さんがまさかのリタイア宣言! ここからは簡単だから行きましょうとウソつき山本さん。(
香港トレイル最大の難所やんか!) 土田さんは歩いたことがあると騙されない。

 土田さんに見送られ中川さんが先行し、13:55府川、佐藤、山本、私が出発。気温が上がり非常に暑く、汗だくで
Jardine's Lookoutに登ったら、大下りの階段。黄色いシャツの男性に追いつき、どこかでお会いしましたっけ?と訊くと、日本人だから声をかけたと言う。香港に住んでいた7年前に初参加し、大連、今は殊海と転勤したが毎年参加しているそうで、闇の私は恥ずかしく、追い越して先に行く。下り終えたら採石場脇の急な階段の登り。靄っていて景色は楽しめず、自分の陰を見ながら黙々と歩く。ようやく登り詰めたH056で休憩。黄色いシャツの男性も追いついてきた。下痢で一度リタイアしたが毎年ゴールしてて、今日も22時を過ぎるかもしれないが歩くと言う。体重は100キロ以上だそうで、100キロで100キロ歩きませんか!と勧誘するが、名前は訊かず、こちらも名乗らず、記念撮影しただけ。また来年も会えるかな。
 中川さんが目眩がすると言うので長めに休憩し、分岐でHK Trailを離れて左のWilsonに入る。
台風凹から下山するより簡単だと思ったのだが、こっちの方がしんどかったかも。下りの階段が長く、足の筋肉が吊って歩けなくなる中川さん。子馬橋でマッサージし、騙し騙し下る。平坦な土道に出たらWilsonは左だが右へ。道路に出たら右へ少し登り、分岐を左へ。道路が途切れたら建物の右の小道を進み、第二次世界大戦当時、日本軍の炊事場だったと言われる広場でまたWilsonに合流。以後迷うことはないだろう。車道に出たら左へ下り、府川さんがマンションに入るのを見届け、トラム通りを右に行くとMTR太古駅。18:30海天で会いましょう!と一旦解散。

【打ち上げ】
海天(亜洲)漁港
/ Hoi Tin (Asia) Harbour Restaurant TEL : 2520-6680
2F., Hay Wah Building, 72-86 Rockhart Road, Wanchai
 50キロを7時間31分で完歩した荒田さんを迎え、佐藤、山本、私、マッサージ屋から直行の中川、リタイアした吉田、土田、今日は参加してないが風邪が良くなった倉田、田中家5人と13名が集合。府川さんは発熱して欠席。前回の火鍋は食べ放題になってて量が少なかったからたくさん注文したのに、すごい量。マイタンしたら食べ放題じゃなった! コロコロ営業方針を変えるな! 田中家の送別会ともなったので山海徑財布から500ドル出して残りを8人で割り勘。火鍋が食べ放題になった時はもう来ないと思ったけど、普通になったからまた行くか。

地域  : 香港仔郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2008年2月3日(日) 最寄り駅:MTR中環(Central)
午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温13度、湿度75%、寒冷注意報
水・食料:補給場所なし  報告&写真・Qちゃん   難易度 :1(約7キロ、約2時間)
分岐がたくさんあって、わからへん!
山の麓と向こう側が海洋公園(Ocean Park)
布力徑(Black's Link)に出ると工事中

今年は2月7日が旧正月の元旦。その前後は参加者が少なく、いいコースはみんながいる時に行きたいし、大失敗だった先週に懲りず、また初コースに挑戦! 集合場所は中環(Central)のA出口を地上に出たとこ。歩き始めて10数年、ここで待ち合わせるのは初めてじゃないかな。香港仔隧道を通る方が速いけど、数碼港(Cyberport)を見たくて薄扶林(Pok Fu Lam)回りにする。
 参加者は五十嵐、倉田、土田、野崎、今日から正会員の内海、私と6名。干諾道中(Connaught Road Central)を西へ恒生銀行總行というバス停から、9:23黄竹坑行き7に乗車。サイバーポートはあまり流行ってないようだ。バスはアバディーンの狭い路地を進み、2階の一番前に座っていると建物にぷつかりそうでヒヤヒヤ、ワクワク!

 9:52
海鴎樓で下車。来た道路を戻り、T字路を右へ。10:00案内板から下の道路を行く。水辺に出たら香港仔下水塘(Aberdeen Lower Reservoir)で、右に行くはずが間違えたらしく、10:12階段を上がると道路に出てしまう。戻るのは面倒だし、右へ香港仔上水塘(Aberdeen Upper Reservoir)の突堤を渡り、10:20分岐を右へ。次の分岐は左。次は右で、鉄塔の下を通って景観台に行くが、曇ってて今イチ。そのまま進むと下山しそうなので来た道を戻り、さっきの分岐を右へ。当初は香港仔に戻るつもりが、分岐がたくさんあってわかりづらく、Hong Kong Trailに出ようって、金婦人馳馬徑(Lady Clementi's Ride)に入る。10:35十字路を右に行くとHK Trailに合流。10:40標距柱H042を通過。後はコース通りに進む。

 水路を左に渡って階段を上がると、鉄塔の下から急な登りの道路。それをこなして分岐を右へ平坦に進み、森が途切れると下に
海洋公園(Ocean Park)が見え出す。その後、道路は途絶えて山道となり、11:30東屋がある布力徑(Black's Link)に出ると工事中。10分休憩し、右へ進んで高級住宅街を下り、12:05バス道路に出たら左にバス停。打ち上げは最近私のお気に入りの韓国レストランへ行こうと、76に乗り邊寧頓街で下車。左のJardine's Bazaarに入ってGorld Markへ。

【打ち上げ】
味家韓國餐廳
/ Mi Ga Korean Restaurant TEL:2576-2078
銅鑼湾軒尼詩道502號黄金廣場9樓 (9/F., Goldmark, 502 Hennessy Rd., Causeway Bay)
 日曜日も49〜65ドルのランチがあり、6人で6種類注文。ビールは缶しかないが、五十嵐、土田、野崎、内海は4缶づつ飲んで、
また食事よりビールの方が高い。日曜日は10%のサービスチャージがつくが、ビルの入り口で配ってた100ドル券が使え、飲んでない倉田60、私50、飲んだ4人は140ドル。缶ビールしかないので夜は使いづらいけど、ランチは安くて美味しくてお得です!

地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2007年12月9日(日) 最寄り駅:MTR湾仔(Wan Chai)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温21度、湿度78%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所あり  報告・Qちゃん  写真・府川  難易度 :1(約6キロ、約2時間)
海洋公園(Ocean Park)の乗り物がぼんやり
7466 海洋公園を見下ろしてるとこ
行きも帰りもこの東屋で長居
南朗山から下山、丸いのがヘリポート
水上レストラン、ジャンボが見える
銅鑼湾へ出るバスの中

土曜の夜は日本から出張で来てた青島さんと、くも膜下出血から生還した倉田さんの退院祝いをかね15.5人で火鍋(.5はお子さん)。その翌日だから二日酔いでも行けるコースと、南朗山+玉桂山(196m)にする。参加者は五十嵐、府川、宮田、伊藤、秋子、私の6名。湾仔のA3出口を地上に出て、右のバス停から深湾行き75に乗車。15分弱でパスターミナル「黄竹坑巴士總站」で下車。

 9:20右ナナメ前方に進み、
Singapore International School樹仁中學の間の、南朗山道(Nam Long Shan Road)に入る。Canadian International Schoolを過ぎると右側の視界が開け、香港仔(Aberdeen)の水上レストラン、ジャンボが見え出す。もう少し進み、左にWP12の表示とカーブミラーがある間の階段を上がり、500メートルほどで東屋に到着。整備された階段を上がると、拡張工事をしている海洋公園(Ocean Park)が見下ろせ、靄っているがなかなかの眺め。景色を見ながらゆっくり階段を上がる。
 9:50また東屋があり、奇麗で吹き抜ける風が心地よく、15分休憩。更に上がると、整備された階段は板で土をせき止めたものになり、途絶えたら平坦な土道。右の方に続いており、コンクリートの階段に突き当たったら左上が山頂、右下はヘリポート。ヘリポートに寄り道して山頂まではもう一息。

 10:25
南朗山(284m)の山頂には建物があり、左は行き止まりなので右に行くと、建物の裏に三角点。記念撮影して来た道を戻る。行きで休憩した東屋でまた30分休憩。道路に戻ると、ジャンボは行きで見たより良く、ここでも長居。黄竹坑巴士總站に戻った時には全員、玉桂山に行く気が失せており、下り加減に道路を進んで銅鑼湾(Causeway Bay)行き72Aに乗車。Sogoで下車して、以前から行ってみたかった四川レストランで打ち上げ。

【打ち上げ】
満江紅
 TEL:2838-8811
軒尼詩道482號泰港大厦一樓 / 1F., Thai Kong Bldg., 482 Hennessy Road, Causeway Bay, Hong Kong
 日曜日もランチがあり、六人套餐(298ドル)を注文。メニューの中から幾つか選ぶ。唐辛子マーク2つの担々麺は全然辛くないが、
麻婆豆腐は激辛! 男性陣は頭から、今日歩いた時以上の汗をかいてました。

TrailWalker練習報告
100km練習7-8
練習の日:2007年10月19日(金)
報告・府川 写真・府川 

8:30 しゃうけいわん に 倉田 山本 宮田 が集合
9:20ごろ? 
石奥をスタート
12:10 中国出張より戻った府川が 自宅から パーカー山道でDP60まで到着.
1kmぐらい出迎えに下って合流し 4人になって歩き出す
途中 白人一家 お父さんと暑くて上半身裸の息子が休んでました.
そのあと なんと 母親と 上半身 Tシャツ脱いで ブラだけの年頃の娘と
すれ違いました。 なんてこった みんな 唖然!!もっとよく前を見て歩いていればよかった。

DP52ぐらい? 
陽明山荘過ぎて下ったところのロータリーで 宮田さん 夜のお勤め?(いえ 会食の予定)のため 離脱

その後3人でゴール目指すも なんと最後で道間違えました。ピークの近くで 暗くなったために 香港トレイルを外れた模様
最後 5kmぐらいどこかでショートカットしてしまったみたいです。いきなりピークの三日月ビルの前に出ました。

5km不足をどうするか 戻るか? 3人が口をつぐめば大丈夫という意見
もあった物の 結局 各自の責任で どこかで5km埋め合わせするという事で
合意して ゴールのメールを森Qさんに発信

地域  : 龍虎山郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2007年10月13日(土) 最寄り駅:MTR上環(Sheung Wan)、
午前10時集合
天気予報:曇り晴れ、
最高気温28度、湿度72%
水・食料:あちこちで補給可能  報告・Qちゃん&府川 写真・府川 難易度 :2(約10キロ、約3時間)
迷って中華基督教青年会(YMCA)に出た
砲台跡へと階段を上がる
古い町並みの禧利街(Hiller Street)
砲台跡の案内板を読んでます
これが「City Boundary 1903」

 選手組は今宵、夜間練習。簡単組も私の都合で今回は土曜日に開催。集合時間もいつもより遅い10時。参加者は中川、荒田、秋子、府川、私の5名。府川さんは夜間練習に間に合うし、山海徑のメインは昼の山歩だと参加。山海徑の鏡だ!

 バスで来て迷った荒田さんを
A2出口で待ち、10:10スタート。禧利街(Hiller Street)を左に行く。突き当たりの階段を上がって皇后大道中(Queen's Road Central)を右へ。次の信号を左折して階段を上がる。途中、摩羅下街という骨董横丁みたいなとこに入り、戻らず進んだので道に迷ってウロウロ。古い町並みは面白かったが、摩羅下街を戻って更に階段を上がり、荷李活道(Hollywood Road)に出る方がわかりやすい。その場合、文武廟という19世紀の中頃に建てられた道教の寺院があり、その横の階段を上がる。
 道路を横断し、階段がなくなるまで上がると
堅道(Caine Road)。これを右へ。左は公園、前面は立派な教会で、教会の方へ信号を渡る。次の信号から卑利士道(Breezy Path)を上がり、柏道(Park Road)に出たら、そのまま歩道を上がる。次の三差路には信号がないので注意しながら右に渡り、羅便臣道(Robinson Road)に入る。左に上がる道路は私道みたいだが構わず進み、階段を上がったら干徳道(Conduit Road)。かなり高度を稼ぎ、汗だくになったので小休憩。

 干徳道を右へ進み、左の小さな公園に階段があるのを見つけ、近道じゃないかと上がる。帰宅して地図を見るとそんなに近道ではなかったが、
寳珊道(Po Shan Road)に出て右へ。消防局の上の陸橋が見えたら左に道路を渡り、階段を上がる。11:00、Morning Trailに出て、ようやくビークへの登り口って感じ。お客さんにピークに行きましょうって、このコースに連れてきたら怒るだろうなって言いながら上がる。
 排気ガスの中を歩いて来たようなわけで、森の中の道は清々しい。
City Boundary 1903という、かつての香港市街地の境界の碑があり、三差路からは砲台跡を見ようと階段を上がる。少し靄っているが景色がよく、休憩して砲台を見学。道路に出たら更に上がる。11:40分岐の公園は工事中。もうVictoria Peakはいいやって夏力道(Harlech Road)を進み、12:00観光客でにぎわうピークトラムの終点に到着。場違いな我々も観光客に混じり、獅子亭に行って景色を見る。ここに来るのは何年ぶりだろう? 香港もずいぶん変わったもんだ。

 12:15下山はトラムは高いのでバスにしようかと言っていたが、中川さんが下りなら歩いてもええよと、
Old Peak Roadを下ることにする。ピークも歩いて来ると安いねぇと秋子さん。12:35高級マンションの辺りまで下ったら、ここにもCity Boundary 1903がある。何度も来たことがあるのに気づかなかった。まだ飲茶には早いと更に下ることになり、ここからはややこしいので割愛ですが、香港動植物公園、香港公園を見て、夜の宴会でよく利用する湾仔の海天亜洲漁港まで歩いたのでした。

【打ち上げ】
海天亜洲漁港
/ 資料収集を怠り、店名しかデータなし
 
夜は大抵火鍋を食べるのだが、飲茶も美味しい。ビールはキリンの大瓶が25ドルと安く、飲んだ3人が120ドル。飲まなかった2人が70ドルでした。
 さて、私事ですが、10月20日〜11月8日まで香港を留守にするのでしばらくQちゃんの山歩日記はお休みです。ご了承ください。

目的地 :龍脊(Dragon's Back)
地域  : 石澳郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2007年8月26日(日) 最寄り駅:MTR●箕湾(Shau Kei Wan)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温30度、湿度86%
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん  写真・府川&Qちゃん 難易度 :1(約5ロ、約2時間)
ここがスタート地点
分岐を真っすぐ行かず、この階段を上がる
龍脊と、後方は鶴咀山(D'aguilar Peak)
Shek O Peak(284m)の三角点
これもShek O Peak(284m)にて
タイ飯屋で、白飯が入っていた容器

 山海徑に2年以上来てるのに佐藤さんはまだ香港島を歩いたことがないって言うし、9月から100km Trailwalkerの練習が始まるから、最後のお楽しみ的に簡単な龍脊(Dragon's Back)に行く。参加者は中川、五十嵐、荒田、府川、田中+子供3、佐藤、倉田、山口、秋子、先週に続き2度目の飯野、私の14名。MTR●(竹かんむりに肖)箕湾のA3出口を地上に出て左のバスターミナルへ。石澳(Shek O)行き9に乗り、9:12発。9:25歌連臣角(Cape Collinson)下車。

 バスの進行方向に少し歩くと
道路の分岐に石澳郊野公園の看板があり、脇の階段を上がる。上の道路に出たら右へ。「大潭峡懲教所、親子中心」の横でゲートが道路を塞いでいるが構わず進む。懲教所とは薬物中毒者などの更正施設で、親子中心とは面会所か? 三差路まで来たら案内板があり、ここからHK Trail。To Shek O Peakの標識に従って真っすぐ上がり、香港トレイルを逆に進む。右に貯水タンクがある所で道路は終わり、森へ入って行く。
 
標距柱H093を通過。平坦な土道は脚に心地よく、木が太陽を遮ってくれ、鳥がさえずり、ヒーリング効果満点! 倉田さんは前日ワコールのCWXを試すため香港トレイルのゴール(H100)から歩き始め、ここを通って湾仔まで行き、水がなくなったので止めたそうだ。山口さんが香港トレイルにないのは牛糞と売店だと言う。そう言われてみるとそうだね。

 20分ほど歩くと、木立の間から海と
紅山半島(Red Hill Peninsula)が見え、H090を過ぎると分岐。真直ぐ行くと稜線(Dragon's Back)を歩かない近道だが、それじゃー来たかいがない。立ち休憩して左の階段を上がる。稜線に出たらH089。右に登ると曇っているが絶景! 右下のビーチは大浪湾、その奥の半島の建物は懲教所。南シナ海に浮かぶ東龍洲、対岸は先週歩いた釣魚翁、海岸線の高級住宅は箱庭のよう。ベンチがある所で休憩。
 前方にウネウネと続く稜線は、正に龍の脊(ぎざぎざと左右に張り出たせぼね)。風水もいいそうだ。登ったり下ったり、観景台まで来ると
赤柱(Stanley)側が見渡せ、その先のコンクリートの大きな円柱がShek O Peak(284m)の三角点。美しいゴルフ場に繋がる石澳の集落を指差し、あそこのタイ飯屋で打ち上げです(以前小野寺さんが間違えたのを思い出し)、あっでも魚が入った鯛飯じゃないですよと言うと、歩いて行くんですか?と不安そうな飯野さん。バスで行きましょう。

 更に進み、
H086を過ぎ「千禧企業植林計劃」という看板が見えたら稜線は終わり。見納めに15分休憩して下り、東屋の下の平坦な道を左へ。後は道なりに約15分でバス道路。左にバス停があり、石澳行き9に乗車。ホンマに歩かんのやなと中川さん。うん、来週から練習やからエエでしょう。以前の終点を通り越し、ビーチ脇の駐車場で下車。

【打ち上げ】
石澳中泰式海鮮酒家
/ Shek O Chinese & Thailand Seafood Restaurant TEL:2809-4426
石澳村303號 (303, Shek O Village)
 バスで来た道路を戻り、タイ飯屋には開店の11:30に入店。荒田さんが前代未聞の超早い打ち上げやない?と言う。ホントこんなの初めてかも。ビールには早過ぎると思うんだが、みんな飲むってピッチャーの生ビール(65ドル)を6杯。フライの盛り合わせ、トムヤムクン、カレー、白飯(魔法のランプのような容器入り)、豆腐、野菜、炒飯等を注文。1,148ドル。ビールを飲んだ人120ドル、飲まなかった人70ドル。また9のバスに乗り、MTR●箕湾に戻ったのでした。

目的地 :湾仔の裏山
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2007年7月1日(日) 最寄り駅:MTR湾仔(Wan Chai)、午前9時集合 天気予報:晴れ、曇り、雨、最高気温30度、湿度95%
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん  写真・府川  難易度 :2(約7キロ、約2時間)
ジャングルでも、道はいいねんで
こんな間近に、びびるビル!
香港ではビルより珍しい電線の写真
インコですか? 首をかしげるオウム
落下傘が降りて来てます〜
ここが着陸現場の競馬場

 今日は香港の返還記念日! 10周年ということで様々な行事があり、Happy Valleyの競馬場では人民解放軍の落下傘部隊のショーがある。チケットはタダだが(タダ故?)誰もゲットしておらず、空から降りてくるんだから山から見えるだろうと今回のコースを選定。参加者は中川、五十嵐、府川、宮田、加藤、私の6名。

 9:05、
MTR湾仔のA3出口を地上に出て信号を渡り、すぐ右の太原街に入る。約5分で皇后大道東(Queen's Road East)に出ると信号はないが横断。反対側の湾仔峡道(Wan Chai Gap Road)を上がる。道路は途絶え、ちょいと階段を上がるとまた道路。反対側に湾仔峡道の続きの階段が見えるが、柵があって渡れない。右に巻いて道路を渡り、階段を上がる。両側は鬱蒼としたジャングルのようで、そこに車両禁止の急な道路があり、汗だくで登る。大阪の難波駅から約10分でジャングルがあるよな感じで、香港はホント繁華街と山が接近しているのだ。

 9:25
寶雲道(Bowen Road)の十字路に到着。水を飲んで少し休み、更に道路を上がる。雨が続いたせいで普段は枯れている川が幾筋も流れ、清涼感はあるがジャングルだから蒸し暑い! 9:35坂はまだ続いているが右に分岐した細い道路に入る。たくさん歩いていた人でこっちに来る人はおらず、視界が開けると香港島の繁華街と尖沙咀が見渡せる素晴らしい眺望なのに、道路が途切れると山道になるからかなぁ?
 ぬかるんだ山道は滑りやすいけど1キロほど。10:05道路に出ると水道局の施設と公園がある。道路を進み、
馬己仙峡道(Magazine Gap Road)に出たら右へ。三差路まで下ったら右へ信号がない道路を横断し、右へ少し歩くと階段。これを降りて道路に出たら、そのまま真っすぐ。次の右の分岐が寶雲道で、10:30信号がない道路を横断。ここから寶雲道の終わりまで4キロのジョギングコース。つまり、さっき歩いた道の下を戻るのである。

 遅れていた府川さんと加藤さんが追いつき、飼っていたのが逃げたのか、捨てられたのか、インコかオウムがいたと言う。←鳥に詳しくない人。香港は野鳥が多いから野生かもよ。高級住宅やマンションを見ながら2キロ歩くと、11:00行きで通った十字路に到着。真っすぐ橋を渡って進む。
Love's Rock(姻縁石)には誰も行かないと言うので通過。
 ヘリコプターの音がしてるなぁと思っていたら、競馬場が見えるとこに人だかり。落下傘ショーだ! うまく着いたねと言ってると、今回うちを真似て半分同じコースにした石原組の皆さんが先に着いており、さっきからやってるよと言う。ガックリ! それでも、上空にホバーリングした豆粒のようなヘリコプターから飛び降りた兵士が見事競馬場に着地するのを10分くらい見物できた。そこから500メートルほどでバス道路。今宵は五十嵐邸で
返還記念の花火鑑賞&宴会があるので打ち上げはなし。バスやタクシーに別れて帰宅。

地域  : 石澳郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2007年2月18日(日) 最寄り駅:MTR西湾河(Sai Wan Ho)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温25度、湿度94%
水・食料:補給場所なし  報告&写真・Qちゃん  難易度 :4(約17キロ、約5時間)
旧正月でもやってる道端の果物屋
入り江にある、のどかな民家
海に突き出した集落は廃村みたい
ミルクのような霧に覆われた石澳
霧が晴れてきた!
これが香港徑のゴール、H100!

 恭賀發財! 旧正月の元旦だけど香港徑(Hong Kong Trail) 50kmの後半2回目を挙行。先週歩き終えた地点からゴールまで16キロ+α。参加者は五十嵐、倉田、倉田さんの会社の後輩(中国工場の渥美氏、日本から出張の原田氏)、初参加の空中(そらなか)先生、私と6名。西湾河(Sai Wan Ho)のA出口を地上に出ると道端で果物売りが店を開いてる。マクドナルドやコンビニも開いてるし、最近は元旦でもかなりの店が営業しているようだ。

 9:20
赤柱砲台行き14のバスに乗車し、9:30大潭水塘北で下車。道路を少し戻り、先週歩き終えた地点から階段を下って水路沿いを行く。標距柱H069を通過。半島の付け根を内陸に入るので見晴らしが悪い。海沿いに出ると大潭港や紅山半島が見えるが、 H075を過ぎるとまた内陸に回り込み、以後は上の石澳道(Shek O Road)と平行するように歩く。かつての早野さんのジョギングコースだが、今回みたいにゴールまで歩こうって目的がない限り来ないね。
 10:35入り江の民家を見下ろしながら10分休憩。入り江の左に見える天后廟は海路ならいいけど陸路の参拝は大変そう。薮の隙間から廃村らしい集落を見ただけで、特に目を引く物もないコンクリート道を行く。
H083を過ぎると土道になり5分ほどで海辺。11:20階段を上がる前に休憩10分。海抜ほぼ0メートルから上がる階段は辛い! それでも10分ほどで石澳道に出るとバス停があり、道路を横断して10分休憩。Section 8に突入。

 15分ほどで稜線に出ると、
Dragon's Backという龍の背のような稜線歩きとなる。晴天なら香港の地中海と称している素晴らしい眺望なのに、霧に包まれた石澳がおぼろに見えるだけ。10分待ったが霧は晴れず龍の背を行く。デカイ三角点(284m)まで来ると晴れてきた! Dragon's Backは風水がいいそうで、元旦に来た御利益かな? H089まで来たら稜線は終わり。左に下って分岐を右へ平坦な土道を行く。3月4日の香港マラソンに出る先頭の五十嵐さんがスピードを上げるが、69歳だと仰る空中先生は遅れない。いやはや健脚だ。
 13:45道路の三差路に出ると案内板やトイレがあり休憩。道路を右へ進み
H094を通過。左にある東屋は見晴らしが良く足を止める。香港側も九龍側も斜面にあるのは墓地だけど、そう思わずに見る。道路の終点の先にも東屋があり、水路脇を進んだら右へ山道を下る。H097、H098と段々ゴールが近くなる。

 14:30
ゴールのH100に到着! 集落の外れで華々しいモニュメントがあるわけじゃないけど、やった!って感じ。余韻もそこそこに、村を抜けて道路を進むとバス停がある。30分近く待ってMTR●(竹かんむりに肖)箕湾行き9に乗車。石澳で何故か全員別のバスに乗り換えさせられ、終点下車。空中先生が帰り、元旦でも開いてる店を探して寶文街(Po Man Street)を行くと、あちこちで利用している明星が開店しているのを見つけ、やれ嬉し!

【打ち上げ】
明星海鮮酒家
/ Star Seafood Restaurant TEL : 2568-2075
GF. & 1F., 108 Main Street East, Shau Kei Wan / ●箕湾東大街108號地下至一樓
ビールは生力の大瓶が18ドル。6本飲み、昼の部が終わるから先に勘定してくれと言われ、請求書を見ると295ドル。料理だけなら5人で約200ドルだ。元旦だからと五十嵐さんが払ってくださり、その後に追加注文した潮州風雑炊(約60ドル)は倉田さんが払ってくださる。少々天気は悪かったものの、とても良い元旦を迎えられました!

地域  : 大潭郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2007年2月11日(日) 最寄り駅:MTR金鐘(Admiralty)、午前9時集合 天気予報:曇り、最高気温21度、湿度90%
水・食料:補給場所なし  報告&写真・Qちゃん 難易度 :2(約9キロ、約2.5時間)
霧が濃くて歩きやすいが景色は悪い
渣甸山からの大下り!
衞奕信徑と香港徑が重複した鳥居を潜る
このダムを渡る途中で魚にパンをやる
香港徑は道路を離れ階段を上がる

 先週、香港徑(Hong Kong Trail) 50kmの大会に闇参加したけど誰も完歩せず、近年ゴールまで歩いたことないし、後半25キロを2回に分けて歩こうと企画。集合は金鐘のC1出口を出た右のバス停だが、陸橋の下に佐藤、倉田、宮田、田中夫妻+お子さん3人がいて、バス停は雨が吹き込むから避難していると言う。みんなここを通るからいいだろう。
 コウセイ君が青島さんは?と訊く(帰国前に参加できるかもと言ってたから)。結婚記念日で来れないって。えっ結婚するの? するんじゃなくてした日。誰とするの? だからぁした日。更に続くコウセイ君の質問はお姉ちゃん2人に任せ、中川さんからの電話に出ると、どこにいんの? 陸橋の下ですがバス停にいるんですか!と慌てて行くと中川夫妻と荒田奥様がいて参加者は12名。

 9:20
赤柱監獄行き6に乗車(66でもOK)。9:35ガソリンスタンド前の黄泥涌水塘公園で下車。進行方向に向かって左の階段を上がり、分岐を右へ。出た道路が香港徑で、左へ上がって標距柱H051を通過。9:50左に衞奕信徑(Wilson Trail)と香港徑と書かれた鳥居があり、ここから2つのトレイルが重複している。ほな私らここでと中川夫妻。えーっ! 真っすぐ道路を進みショートカットをすると言うのでお別れし、10人で鳥居をくぐる。
 濃い霧で見晴らしは悪いが涼しくて歩きやすい。それでも階段の登りに汗が噴き出し、
H054とW010の標距柱がある大岩で休憩。ここまで来ると登りはほぼ終わり。先に歩き出した子供達が、うわぁ〜と叫ぶので駆けつけ、どうしたの?と訊くと、真っ白でなんも見えへん! あ、そう。

 10:15
渣甸山(Jardine's Lookout/433m)の三角点に到着。かつての啓徳空港がよく見える地点だが真っ白。階段を下ると霧が少し晴れ、採石場への大下りが見える。下ったら本日最大の難所である登り返しの階段がきつい! 登り詰めてH057とW012があるとこで休憩。他にもこんなきついとこあるんですか? 畢拿山(Mt. Butler)へ少し登りますが大したことないですよと言うと、森Qさんの少しはなぁと、全然信用されてない私。
 分岐から衞奕信徑は左に行くが、香港徑は真っすぐ畢拿山へと登る。10:50
畢拿山の三角点(417m)に到着。見晴らしは悪いが休憩して階段を下る。歩幅が狭くてデカイ倉田さんはバレリーナみたいにつま先立ちだねと言いながら、道路の三差路にある東屋まで下ると、この階段はJacob's Ladderで599段だと看板がある。看板出すほどじゃないだろうと思いつつ、公衆トイレもあり15分休憩。

 東屋を背に右へだらだらと道路を下り、
H063を過ぎるとダム。水位が低くて身を乗り出し、パンを投げると魚がドド〜と集まってくるのが面白い。ダムを渡ると香港徑は右だが、面倒なので左の近道を行く。またダムがあり魚にパンをやっているとショートカットした中川ご主人がやって来る。パンに引かれて来たわけじゃないが。その先のベンチに中川奥様がいて再度12人になって進む。
 
H065を過ぎたら左に注意。香港徑は道路を離れて階段を上がる。土道を行くと小川が流れている橋の上でアメンボやメダカがいると観察。森の中を進むと自動車の音が聞こえだし、12:15道路に出たとこがH068でゴール! 右に行くとバス停があり愛秩序湾行き14のバスを待つ。その間に、中川さんが今日の飯はどこ?と訊く。メールに飯場情報のアドレスを書きましたよ。見てへん。見てへんの? みんなもナナメ読みで集合場所と行き先しか見てへんて。えー! 他の人にも訊くと、確かに飯場情報まで見たと言うのは宮田さんだけだった。んもう〜!

【打ち上げ】
権發飯店 
TEL : 2513-0065
西湾河●(竹かんむりに肖)箕湾道121-131號
 西湾河文娯中心で下車。道路を少し戻って信号を反対側に渡り、右に行くとある。この辺は来たことがなくネットで調べた店。混んでいるが何とか席を確保し、
ビールを注文するとないと言う。じゃー買いに行くよって言うと、ある、大瓶の生力が15ドル、安いやろ?と言う。なら最初から出せって。飲茶メニューを色々取り、単品は魚湯四寶=今イチ、麻婆豆腐=全然別の味、椒鹽九肚魚=普通、金銀浸時菜(?)と蒜香鶏がうまい。驚いたのは単品全てお椀3杯くらいの白飯が皿にテンコ盛りでついてくること。こんなに食べられないと言っていたが、ほぼ完食。ビールを飲んで70ドル、飲まなかった人は50ドルと安くて量が多い店。名物らしい酢豚を注文し忘れたのが残念。

目的地 :香港トレイル50km
地域  : 薄扶林・香港仔・大潭郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2007年2月3日(土) 最寄り駅:MTR金鐘(Admiralty)、午前8時集合 天気予報:晴れ、最高気温18度、湿度85%
水・食料:通常は補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川&Qちゃん 難易度 :4(約22キロ、約5時間)
スタートでゲートから駆け出す選手
府川さんにおいて行かれる2人
選手と闇選手で賑わうサポート地点
矢印が逆でも使える案内
府川さんのみ通過した25キロ以上

  青島さんの送別山歩を兼ね、Hong Kong Trail 50kmの大会に闇参加。もう何年闇してるのか調べると02年から6年。意外に送別が多く、03年は金井さん、04年は田中さんでした(文末参照)。金鐘のC1出口を出て右のバス停に集合したのは中川夫妻、荒田夫妻、府川、森Qの6名。8:00山頂行き15のバスが来たので府川さんが青島さんに電話すると、マンションを出るとこで伊藤さんも一緒だと言う。え〜じゃあ先に行ってるよ。

 8:35終点のバスターミナル下車。進行方向に進み、
Peak Galleria前のスタート地点へ。スタートは去年と同じ8:45、9:15 (7:00もあるが)。半円形のゲートの下に選手が並んでいる。青島さんに電話するともうすぐ着くと言うので先発組は8:45に出ることに。でも選手じゃないからゲートには行かず前方で待機。
 広東語のスピーチがあり、プハ〜と合図が鳴るがフライング。がくっ。それからカウントダウンし、またプハ〜。選手がどどっと出て行く。まばらになったとこで我々も
廬吉道(LugardRoad)を歩き出す。中川夫妻が待たずに先に行ってと言うので荒田さん、府川さんと進む。靄っているが右はなかなかの眺望。分岐を克頓道(Hatton Road)に入り、9:20広場に至ると道路は終わり、標距柱H007から階段を下る。薄扶林水塘(Pok Fu Lam Reservoir)の上を東に進み、H014を過ぎると道路。道路を離れて階段を上がるとまた道路。
 府川さんが、100km Trailwalkerは3回も完歩してるのにHK Trail 50kmはまだ完歩したいことがなく、今年は歩いてみたいと先に行く。頑張ってね!と荒田さんと見送り、さて我々はどうします? 
陽明山荘(HK Parkview)までは25キロ、次の脱落地点は柏架山(Mt. Parker)の峠で30キロ、でもそこから3キロくらい歩かないと交通機関はありませんと言うと、それやったら陽明山荘でやめようか。そうですね、ゆっくり歩きましょう。てことになるが、歩きやすいので時速5.5キロくらいのスピード。

 道路が途切れると
H022香港仔(Aberdeen)を見下ろしながら階段を下ると水路脇の平坦な道になる。去年はもっと長く感じたのに、H025を過ぎるとサポート地点。11:00到着。今年は大塚製薬も考えたのか紙コップのポカリがあり、欲しいと言えばペットポトルをくれる。荒田さんは青いバナナと食パンももらってる。府川さんは先に行ったのかいない。荒田奥様も到着。中川夫妻が遅れたので先行し、青島さんと伊藤さんには会ってないと言う。青島さんに追いつかれると思ったのに、病み上がりで体調悪いのかな?と言いながら15分休憩。
 階段上がります? 去年はコースを離れて
西高山(High West)に登ったからいいだろうと進んだ近道。ゴールする気はないし、いいんじゃないと3人で急な階段を上がり右に進むとH031。階段は500メートルもないし約3キロの短縮! 府川さんが正規ルートを歩いてたら追い越したかもしれませんね。荒田さんが、近道してたらゴールしても認められへん言うたりましょうと、3キロ得した3人はウキウキ。すると後ろから、近道したでしょう?との声。振り返ると府川さん! 前から森Qさんの声が聞こえガックリしましたよと言う。近道しなかったんだ、偉い偉い!と道を譲り、頑張ってね〜!

 
H038を過ぎ、12:05道路に出たとこで10分休憩。横切るとまた土道。H040あたりで青島さんから電話。H038の先の道路に着き、中川夫妻は行くけど伊藤さんと脱落すると言う。了解。送別宴会は湾仔のいつもの火鍋屋19:00とする。
 鉄塔の下を抜けると道路になり、前半戦の最大の難所、急な登りをこなす。右にカーブするとこに去年までなかったポカリのサポートがあり、有り難くいただきながら立ち休憩。そこから道路は平坦で見晴らしが良く、
海洋公園(Ocean Park)を見下ろしながら、あーだこーだ。また土道になりH046通過。13:30布力徑(Black Link)という道路に出て東屋で休憩。右に進むと陽明山荘手前のバス道路で、そちらに行く荒田夫妻とお別れ。14:15まで中川夫妻を待つが現れず、私は左に進んで歩いて帰宅。
 というわけで最後はバラバラになったが、柏架山の峠に着いた府川さんから電話。1人でも音楽を聴きながら歩くつもりがiPodは朝から壊れ、ライトを忘れたから暗くなると困るし、ここから歩いて帰れるし、今帰れば宴会に間に合うし、言い訳が一杯あってここで断念します。了解!

07年2月3日、Start〜香港仔水塘道=青島、伊藤 / 〜陽明山荘=荒田夫妻、中川夫妻、森Q? / 〜柏架山=府川 ←青島さん送別
06年2月25日、Start〜陽明山荘=木内 / 〜柏架山=中川、府川、音田、荒田奥、丸山、森Q / 〜ゴール=谷口♂
05年2月19日、Start〜陽明山荘=荒田、中川、音田、後藤 / 〜柏架山=青島 / 〜土地湾=府川、森Q / 〜ゴール=植村、中村 / 陽明山荘〜ゴール=遠藤
04年2月21日、Start〜ゴール=植村、谷口♂、米川、田中、後藤、宮崎、中川、音田、森Q / 陽明山荘〜ゴール=小野寺、中村  ←田中さん送別
03年2月22日、Start〜大潭道=中川(P)、成瀬 / 〜ゴール=早野、増渕、金井、遠藤 / 陽明山荘〜ゴール=佐野、森Q ←金井さん送別
02年3月02日、Start〜陽明山荘=早野、佐野、音田、川島、森Q

【打ち上げ】
海天(亜洲)漁港 /
Hoi Tin (Asia) Harbour Restaurant TEL : 2520-6680
2F., Hay Wah Building, 72-86 Rockhart Road, Wanchai
 伊藤来れず、山に来れなかった佐藤、倉田、庄司が加わり、青島、中川夫妻、荒田夫妻、府川、森Qの10名で予約。その後、田中さんから電話があり、田中家5人参加したいんやけどかまへん? 予約し直してから電話します。さっき予約した者ですが15人になり… 2テーブルですね。いや、3人は
小友朋(こども)やし1テーブルにして欲しく… 何とか予約でき、19:00に再集合。植村さんが来た時、店に紹興酒がなくて買いに行って以来持参しているのだが、日本語が喋れるおっちゃんが来て、店にその酒ありますよ、今度持ってくる100ドルねと言う。はいはい。次回からは1本分払ってこっそり飲もうかな。青島さん抜き、お子さん3人は2人として13人で割り、雑炊まで食べて大満足の1人120ドルでした。

地域  : 石澳郊野公園
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2006年12月10日(日) 最寄り駅:MTR柴湾(Chai Wan)、
午前9時集合
天気予報:晴れ・曇り、最高気温21度、湿度72%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川&Qちゃん 難易度 :2(約8キロ、約2.5時間)
Pottinger Peakへの登り
大頭茶の奥にPottinger Peak
ゴールの石澳がおぼろげに見える
山頂には裾が広い三角点がある
海辺の売店で猫が見下ろしてる
美しい蓮の花

 先々週はガイド、先週は一時帰国と2週も休み、久々の開催なのに参加者は青島、府川、初参加のイトウ氏(青島・府川さんの同僚)、私の4名。毎週やらないと忘れられてしまうのか、これが実力か。これからはなるべく休まないようにするのでみんな来てね!
 
A出口はビルに繋がっており、右方向に出て陸橋を渡る。左に下ればいいと目星をつけていたが、最初の階段は公園に下りるだけ。また陸橋に戻ることになるので2つ目を左に行くように。柴湾道に降りて進むとバス停があり、我々は小西湾行き682に乗車したが、もう少し先のバス停なら8, 8P, 8X等、本数が多い。約5分後、富景花園で下車。

 
小西湾道を右に横断して公園に入る。海の方に進んで山際に続く階段を上がると東屋があり、九龍側の景色が素晴らしい。更に上がると道路になり、約20分で分岐に「龍躍樂園」という東屋がある。道路の左を見ると小屋があり、脇に案内板。ここからPottinger Peak Country Trailの始まり、始まり。
 急な階段は5分ほどで十字路に至り、まずは左に進んで東屋の先の見晴し台へ。正面の島は東龍洲、その右の半島に清水湾のゴルフ場があり、尖った山は
釣魚翁、埋め立てが進む将軍澳や飛鵝山が見渡せ、絶景! 景色を堪能したら十字路に戻って真っすぐ土道に入る。つまり、ここからPottinger Peak Country Trailを離れるのだ。高度が上がるにつれ景色はよくなり、ゴールの石澳も見えてくる。何度も足を止めて景色を見ながら、約15分でPottinger Peak/312mの裾が広い三角点に到着。

 同じ道を戻るつもりが、地図を見ると山頂の建物の先にも道があり、香港トレイルに繋がっている。香港トレイルを最後まで歩いたことがないと言う府川さんの要望で建物を巻いて藪道を下ることにする。道は悪くないが、登り返して下りになるとロープが張られてて、なくてもいいけど時々足が滑るので役立つ。ロープが途切れてしばらく、今度はワイヤーになり、私は中川奥様に貰った夜会に行くような手袋をしていたので大丈夫だったが、素手では掴みづらい。
 山頂から約20分後、下から人の声が聞こえ、真っすぐ踏み跡がある所を右に曲がると見覚えのある道に出て、水路を渡ると左に東屋。ここで香港トレイルに合流。東屋で休憩して香港トレイルを辿る。
標距柱H097を通ぎ約25分後、H100に至る。これが香港トレイルのゴール!

 道路に出たら脇道に入らず進む。海水浴の格好をした西洋人の一家とすれ違い、浮き袋やビーチボールを売っている店も営業している。12月だというのにねぇ。それを猫が見下ろしている。バス停に出たら、歩き足りないので真っすぐ石澳まで道路の左側を歩く。
 散在する豪邸を見ながら、三差路も真っすぐ進む。左にゴルフ場があり、道路の右に飛び地がある。ゴルフ無知の私が、道路を越えてこっちに飛ばすの?って訊くと、3人にバカにされたが、その飛び地の池に美しい蓮の花が咲いている。
蓮の開花はお釈迦様の甘茶の時期だと思うのだが、香港では年中あちこちで咲いているように思う。打ち上げは石澳のバス停の少し先にある、お馴染みのタイ食堂へ。

【打ち上げ】
石澳中泰式海鮮酒家
/ Shek O Chinese & Thailand Seafood Restaurant  TEL:2809-4426
石澳村303號 (303, Shek O Village)
 4人なんで品数は限られ、本場タイと遜色ないと思ってるトムヤムクン、パパイアサラダ、何とかチキン、通菜炒め、炒飯を注文。これにビールをJUGで2杯(1杯65ドル)飲み、しめて407ドル。帰りはバス停まで戻り、●(竹かんむりに肖)箕湾行き9に乗車。終点で下車し、MTRで帰路についたのでした。

目的地 :湾仔の裏山
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2006年7月16日(日) 最寄り駅:MTR湾仔(Wan Chai)、
午前9時集合
天気予報:曇り、雨、最高気温29度、湿度86%、強風注意報
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約8キロ、約2時間)
深紅のハイビスカス
Hopewell Centerと同じ高さ
湾仔の裏にこんな薮道
寳雲道(Bowen Road)
Love's Rock(姻縁石)へ
ポコチン? バチあたる!

 先週は部屋を出ようとしたら雨になり、電話があった青島さんと相談して飛鵝山(Kowloon Peak)は無理だと中止した。知らずに集合した荒田さんと府川さん、ゴメンなさい。今週も雨の予報だったので、集合した人がいたら10分で駆けつけられるうちの近所を企画。案の定、黄雨警報でまたダメかと思ったが、8:30には解除され、中川、青島、府川、私が集合。他に来そうな人もいないので4人で出発。

 
MTR湾仔駅のA3出口を地上に出て信号を渡り、右に歩いてすぐ左の太原街に入る。約5分で皇后大道東(Queen's Road East)。信号はないが横断し、反対側の湾仔峡道(Wan Chai Gap Road)に入る。ガジュマロの根が一体化した階段を上がると、道路の向かいに湾仔峡道の続きの階段が見えるが、柵があって渡れない。右に巻いて道路を横断し、戻って来て階段を上がる。顎が出るような急登も曇天で涼しく、10分ほどで寶雲道(Bowen Road)との十字路に到着。立ち休憩して更に登る。

 登りは続いているが右に分岐がある所で立ち休憩し、コンクリートの道路に入る。こっちに進む人はおらず深閑としている。湾仔駅の雑踏から30分でこんな所があるとはね。視界が開けると、
360度回転するレストランがある丸いHopewell Centerとほぼ同じ高さ。香港島のビジネス街から海を挟んで九龍側まで見渡せる。Victoria Peakは霧の中だが、ここは中腹なので眺望がきく。得した気分。誰が植えたのかビロードのような深紅のハイビスカスが美しい。
 道路は土道になり、雨の後なので歩きにくいが、500メートルほどで右に下る階段がある。下るとこの後行く寶雲道に出る近道だが、真っすぐ進んで道路に出る。左上に公園があり、工事中の配水庫の脇を通って進む。

 
馬己仙峡道(Magazine Gap Road)に出たら右へ下る。三差路から右へ信号がない道路を横断し、右へ少し歩き、左の落ちたら死にそうな階段を下る。道路に出たら、次の右の分岐が寶雲道。信号がないので気をつけて渡り、ここから寶雲道の終わりまで4キロのジョギングコース。つまり、さっき歩いた中腹の道の下を戻ることになる。
 高級マンションや一戸建て住宅、低い位置から間近に高層ビルを見ながら歩く。右に寶雲道公園がある所から車の往来はなくなり、Hopewell Centerはすぐそこ。行きで通過した湾仔峡道との十字路がほぼ中間の2キロ。歩き足りないので真っすぐ橋を渡って進む。

 中川さんが府川さんに、
ポコチン行ったことある?と訊く。それってLove's Rockのこと? 漢字で姻縁石と書き、良縁祈願の岩として祀られてる。バチあたるぞ。府川さんは知らず、青島さんは多分行ったことあると言う。私の記憶では6の付く日がいいはずと言うと、今日は16日じゃん。おーそうだ!って行くことに。
 右の山肌の階段を上がる。数分で開けたとこに出ると、突出した岩がそれ。良縁奇岩、じゃなく祈願し、海側から下の穴を潜る。以前そうしてる人を見たので。しかし、16日なのに訪れる人はなく、私のように何度参っても霊験がないことに気付いたのかなぁ。
 戻って道を進む。競馬場が見え、右上の高層マンションに目を見張り、
司徒抜道(Stubbs Road)に出たらゴール。バスはセントラル方面行きが多く、府川さんが三越の上の飲茶に行きたいと言うのでタクシーに乗り、三越裏で下車。23ドル。 

【打ち上げ】
美心大酒樓 / Maxim's Chinese Restaurant
 TEL:2895-2200
銅鑼湾軒尼詩道500號興利中心2-3樓 (2-3F., Hennessy Center, 500 Hennessy Road, Causeway Bay)
 このビル、もうすぐ取り壊しで三越は閉店セール中。ワゴンを押して来る飲茶で有名だった美心も閉店だねと言いながら、上がりのエスカレーターを2つ乗り継いで美心へ。待ってる人がいるのにすぐ入れる。着席して納得。ワゴンを押して来るのはもう1階上だった! 出直すのも面倒で腰を落ち着けて注文。
やはり上の方が美味しい。でも什錦冬瓜粒海皇泡飯68ドルはオススメ。泡飯とはコンソメスープの雑炊だが、ここは白濁スープで美味しい。ビールは飲まず、あまり注文せず、1人70ドルは高いように思うが、銅鑼湾だからこんなもんか。

地域  : 大潭郊野公園、●(魚へんに則)魚涌擴建部扮
参考地図: 香港島及隣近島嶼
山歩の日:2006年7月2日(日) 最寄り駅:MTR太古(Tai Koo)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、曇り、雨、最高気温32度、湿度89%
水・食料:通常は補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約12キロ、約3.5時間)
4288、水路脇を辿る
4294、柏架山はここで行き止まり
4296、左がニセモノの岩壁!
水路脇を辿る
柏架山はここで行き止まり
左がニセモノの岩壁!
4313、觀景台(Viewing Point)からの眺め
觀景台(Viewing Point)からの眺め

 集合したのは中川、青島、荒田、府川、山口、私と6名。B出口を地上に出ると英皇道(King's Road)で、左へWilson Trail Section 2を逆に辿る。次の信号を左へ基利路(Greig Road)に入り、府川さんが住むマンションの前を通ってGreig Crescentまで行き、右へ道路を横断。下の歩道に入るとWilsonの表示があり、高架下を潜る。

 
標距柱W018を過ぎるとWilsonは左だが真っすぐ「危険路不通行」を無視して進む。こちらの方が近道で歩きやすい。危険というのは増水した場合で問題なし。しかし、川も岸もコンクリートで固められ、やりすぎの護岸工事って感じ。
 両側に白いペンキで矢印が描かれた所が、川と言うより水路の幅が一番狭く、右へ渡って更に水路沿いを歩く。コンクリートの立方体に行き当たると木の板を渡って右へ。木のように着色された柵を乗り越えるとまたWilsonになり、
標識に従い大風●(土へんに幼、以下凹)へと進む

 戦時中のカマド跡らしい広場に出たらWilsonを離れて左隅の階段を上がる。郊野公園を管理する漁農處の建物から急な道路の登りとなり、上の道路に出たら左へ。マンションの裏山なので歩いている人が多い。下界の見晴らしはいいが柏架山は霧の中。大風凹に着くと左に公衆トイレ、右に東屋があり、15分休憩。

 道路を左へ柏架山を目指す。たくさんいた人はいなくなり、天気のせいばかりではなく、何故かいつも人気がない。500メートルほど登った右の岩壁を指差し、青島さんがこれニセモノなんだよと言う。うっそーと叩いてみるとボコボコ音がする。ホントだ! 見事なニセモノに仰天!
 登るにつれ視界は益々悪くなる。約20分で三差路に出たら左へ。道路はゲートで通行止め。左下の建物の奥に
柏架山山頂の三角点(507m)があるが、いつもそこまで行かない。晴れているとVictoria Harbourの東の外れ、将軍澳や釣魚翁まで見えるのに真っ白。40分ほど待ったが霧は晴れず、諦めて同じ道を大風凹へ戻る。

 大風凹から来た道を下り、行きで合流した地点をもう少し下った左の案内板から道路を離れ、
Quarry Bay Jogging Trailに入る。500メートルほどでWilsonになり、しばらく平坦な道を歩き、Wilsonが右へ下る所を真っすぐ、更にQuarry Bay Jogging Trailを辿る。
 左に分岐がある所から
Breamer Hillの標識に従い小山を登る。木立は休憩にいいが、もう少し進んで觀景台(Viewing Point)まで行こう。啓徳空港があった頃は空港を見下ろす絶好の場所だったが、木が大きくなって視界は悪くなったものの、それなりにいい眺め。
 山口さんが靴を脱ぎ、足裏マッサージだと小石を埋められた所を歩き、痛い!と言ってる。青島さんと荒田さんも試し、痛いなぁと言ってる。何かと思ったら、
ホントにこれ足裏マッサージとして作られた施設なのだ。

 道なりに下ると十字路に案内板があり、
Po Luen Pathへと下る。東屋を通ぎ、森の中を進む。分岐まで来たら、もうバスで帰ろうと中川さんが言うので左へ、賽西湖(Choi Sai Wo)とバスマークがある方へ行く。道路に出たら左へ。突き当たりを横断すると右に天寶大厦(Tempo Court)のバス停
 打ち上げ場所の案もなく、
北角碼頭行き27のバスが来たので乗車。車窓から明星の看板を発見。我々は行き過ぎたが、英皇道郵政局のバス停で下車するといい。道路の反対側に明星の姉妹店がある。

打ち上げ】
明星海鮮酒家 / Star Seafood Restaurant
 TEL:2918-9828
北角英皇道294-296號2樓 (1F., 294-296 King's Road, North Point)
 あちこちで利用している明星。最も混んでいる13時過ぎに行ったので番号が書かれた紙を渡される。他の店に行っても混んでるだろうと着替えをしながら待つ。店内は広く、20分ほどで紙に書かれた番号を呼ばれて着席。
飲茶も他のメニューも美味しく、ビールは青島の大瓶が25ドル。ビールを飲まなかった人は50ドルと、明星はどこも安くて旨い!

中川★レポート
目的地 :香港島散策
地域  : 大潭郊野公園
参考地図: 香港島
山歩の日:2006年5月14日(日) 最寄り駅:MTR天后(Tin Hau)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温25度、湿度70%
水・食料:通常は補給場所なし  報告・中川★ 写真・府川 難易度 :2(約12キロ、約4時間)
地道を地道に登る
稜線に出ると眺めはバツグン!
Violet Hillへの分岐
登ったら下る
地震がないと、こんなビルも造れる
スコールの後は豹変する涸れ沢

「私が欠席する時は報告を書いてくれると嬉しいんだけど…」が、いつの間にやら既定事実となり、書かされる羽目に。でも、いつもガイド料を払わずに連れて行ってもらってるから仕方ないか。てなわけで覆面ライター第2弾です。

 Qちゃんがお休みなので久々に嫁さんと楽チンコースを歩こうと、陽明山荘からWilson Trailを逆に歩き、淺水湾凹(Tsin Shui Wan Au)から淺水湾(Repules Bay)に下り、旧レパルスホテル、ザ・ベランダにてビュッフェの豪華版ランチを計画してましたところ、府川さんより参加したいのでヨロシクとの申し込み。しかも、Wilsonから自宅へ帰りたいと言うご要望。お客様には逆らえませんので(府川さんの会社と取引あり)、急遽グルメコースを変更し、陽明山荘→淺水湾凹→大潭水塘→台風凹→府川邸とする。

 9時に
MTR天后駅のB出口を出た所で集合。いつも天后だと楽チンだねと嫁さん。そう、B出口を出た所が我がマンションなので待ち時間0分なのだ。来る予定だった青島さんが突然の腹痛とかで来れず、我等中川夫婦と府川さんの3名でいざ出発です。
 しかし、うちの嫁さん更年期とかで体温調整ができず登りは大の苦手。ちょっとした坂でもすぐに汗だくでバテバテ。それで何で山海徑? でも買い物天国の香港、ウインドーショッピングのなせる業、平地の歩きは平気なのです。
 てなわけで、黄涌泥峡(Wong Nai Chung Gap)から陽明山荘までの長いダラダラ坂の登りはタクシーでワープし、陽明山荘の手前でStanley Ho(マカオのカジノ王)が「ワシが金を出して整備した道や」とでも言っているような標識が有りますが、ここが出発点。気温25度、薄曇りの中を9時30分にスタートです。

 正確には数えた事が有りませんがおよそ70〜80段の階段を登り切りますと、貧乏人は来るなとばかりに陽明山荘の金網のフェンスに遭遇します。道はスンマセンとばかりに、この金網沿いに90度曲がれ右です。無愛想な金網越しに陽明山荘を覗き見しながら歩きますと、凸凹のコンクリートのブロック道から地道の林間コースとなります。
 多少のアップ・ダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げて行き、少し汗ばんだところで後ろを振り返ると陽明山荘がマッチ箱程度に見えます。その右にバトラー山とパーカー山とを分ける大風凹や大潭の貯水池、本日のチェックポイントを望めます。
 そこから約50mの登りを2度程繰り返し、10時15分に
バオレットヒル(柴羅蘭山/Violet Hill)への分岐点に到着です。バイオレットヒルはパスして左側のコースをたどります。峠越えの感じで少し登って行きますと本日の最高地点で、比較的楽に山歩きが楽しめるお手軽なコースです。

 三角点を過ぎますと、ここからは下り専門。急な階段を下って少しカール気味の所を過ぎ、
ツインズ(The Twins)への地獄の直登コースが見えてきて、これを右に左に見ながらの下りとなります。
 余談になりますが
ツインズの登りは約300mですが、たかが300mと舐めると大変な事になります。直登で、しかも階段だけの登りですので高さ300mのビルを階段で上がるのと同じです。後日Qちゃんから、前日に56歳の日本人の男性が心臓発作で亡くなったと聞きました。文字どうり地獄の登りなのです。

 かなり長い下りですが、右に
レパルスベイ(Repulse Bay)の新名物、波の形をしたビルの背中が見えてくれば淺水湾凹はもうすぐ。淺水湾凹に11時に到着です。
 ここを真っすぐ行けば地獄の登りでツインズへの直登コース(Wilson 1の逆走)、右に引水道に沿って行けばスタンレーへ、右にUターン気味に行けばレパルスベイへの下り(少し解りにくい)、左が大潭中水塘に沿った道と一大交差路です。
 ジョッギングしながら通り過ぎる人、陽気にワイワイ言いながらのグループ、犬を散歩がてらに連れている人、レパルスベイやスタンレーに住んでいるのでしょうか、外人さんの多いコースでも有ります。

 小休止の後、我々は大潭中水塘に沿って少し下り気味の地道を歩きます。右側は山の斜面で左側が貯水池の状態がずっと続く道で、2箇所ほど沢を橋で渡ったり、大きな岩で道が消されてどっちへ行くの?てな箇所も有りますが、散歩道としてはなかなかのもので、ノンビリ歩きを楽しむ事が出来ます。
 この小道の終り近くにはかなり大きなダムも有り撮影ポイントです。ここを過ぎると直ぐ
大潭水塘路(Tai Tam Reservoir Road)で、11時50分に合流です。

 左に曲がり大潭のメインダムを目指します。アスファルトながら穏やかな登りが続く道で、途中にバーベキューサイトが有り休憩ポイントとなっております。カナダカエデに似た大木が数本有り、遠目にもはっきりとわかる緑色の色鮮やかなデッカイ毛虫を発見! やはり葉っぱが甘く、メイプルシロップが有るのか? 近づいて見ますと、幹と言わず葉っぱと言わずウジャウジャいます。上から落っこちて来たら大変とソコソコに退散です。
 そこから5分も歩くと分岐点に遭遇し、
香港トレイルです。本日は大潭のダムの見学を予定してますので左に進路を取ります。
 20分程歩いたでしょうか。12時10分頃にメインダム近くの休憩所にて昼食です。ザ・ベランダのビュッフェがおにぎりへと姿を変え、12時30分に再スタート。

 直ぐ、この辺りの名物の大潭水塘のダムに着きますが、あいにく水が濁っていて景観はいまいち。パンをちぎって投げている人がいますので眺めていますと、ウグイに似た魚が餌が水面に落ちる前に落下点にグワッ〜と集まって来てます。 魚って水面に落ちて来るのを見てるんだとへんに感心。
 どうもアッチ、コッチへと餌をばら撒いて意識的に散らしているようで、よくみていますと一匹混じっている亀に餌をやろうとしているみたいですが、亀って泳ぎが下手なのを初めて実感。今日は動物の生態観察日か?
 ダムを渡り左にコースを取り、7〜8分も歩けば分岐点にさしかかります。香港トレイル50kmを歩く大会では下りとなりますが、今日は登りで大風凹を目指してダラダラした登りをひたすらに歩く事になります。

 途中小休止しながら13時15分、大風凹に到着。谷口ママがよく通ったと言う
パーカー山(Mt. Parker)への登り道を下ります。この下りも結構長い。
 分岐を右に下ると地道になり、広場からWilsonに合流です。Wilson Trailの碑を通過し、数分でコーンヒルの住宅街の裏に出て、お金の無い時は部屋のベランダに出て焼酎でお月見していると言う府川邸の前にて、13時45分に解散。

地域  : 石澳郊野公園+α
参考地図: 香港島
山歩の日:2006年4月9日(日) 最寄り駅:MTR柴湾(Chai Wan)、午前9時集合 天気予報:曇り雨、最高気温25度、湿度94%
水・食料:通常は補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約10キロ、約3時間)
墓地の階段
Dragon's Back山頂
龍の脊の一部
小島から。後方は石澳の町
フライ盛り合わせ
トムヤムクン

集合したのは中川夫妻、青島、府川、山口、日本から成瀬嬢、私と7人。A出口を出ようとしたら中川奥様が改札へ駆けて行く。みんなキョトン。追いかけて行った御主人が戻って来て、前日アンコールワットから帰ったばかりで少し足が痛く、一緒に行くと迷惑をかけるから帰ったと言う。そんな〜せっかく来たのに! 結局6人でスタート。

 A出口は陸橋に繋がっており、道路を渡って右の階段を下るとマクドナルドの前。真っすぐ進み、1つ目の信号を横断して左の
連城道(Lin Shing Road)に入る。十字路まで歩いたら巨大墓地に入り、急な階段を上がる。マジに急で、晴れてると景色を見て気を紛らせるが曇ってて墓しか見えず、顔写真入りの墓石は不気味だし、悪評。
 道路に出たら左に進んでカーブ。またカーブする所で右の階段を上がる。金網を抜けて水路を渡り、更に階段を上がる。お母ちゃん帰って正解やったなと中川さん。道路に出て
Hong Kong Trailに合流し、左の東屋で休憩15分。

 また道路に戻ってHong Kong Trailを逆走する。
標距柱H096があり500メートル毎に数字が減って行く。三差路に至ると案内板があり、左の「To Shek O Peak」へと進む。
 貯水タンクがある所で道路は終わり、土道を森の中へと入る。人工物に慣れ親しんだ脚には石や木の根っこを踏んで歩くのが心地よい。野鳥の声も聞こえヒーリング効果もありそう。

 
H090を過ぎると道の真中に標識が立った分岐。真っすぐ行くと龍の脊(稜線)を歩かない近道だが、ここまで来て歩かない手、いや足はない。左へ登る。
 稜線に出たら右の小山までもう一息。
晴れていたら南シナ海や海岸線が箱庭のように見える絶景なのに、霧で今イチ。立ち休憩して稜線を辿る。
 方位を示した展望台を過ぎると、太いコンクリートの円柱が
Sek O Peak(284m)の三角点。こんなデカイのは他では見たことないが。最近山頂に設置され始めた看板の龍の絵が可愛い。香港の地中海と名付けた眺めは霧で真っ白。地中海も霧ならこんな眺めだろう。
 
H086を過ぎ、千禧企業植林計劃という看板が見えたら右へ下る。東屋の下のT字路で右から交わってくるのが前述の近道。ここを左へ。後は道なりに約15分でバス道路に出る。柴湾駅から約2時間

 歩き足りなくて左のバス停から石澳行き9に乗り、約10分で終点下車。真っすぐ道路を歩き、左のオープンエアーの
石澳中泰式海鮮酒家に12:30の予約を入れ、その先のロータリーを左へ、散策に行く。
 狭い道路の両側には低層住宅が並び、屋根では猫が昼寝。のどかである。くねくねした狭い道路は上りになると広くなり、立派な邸宅を過ぎる。道路が途切れたら階段を下り、左進んで更に階段を下ると橋が大頭洲という小島に繋がっている。
石澳海角郊遊區(Shek O Headland Picnic Area)だ。
 小道があちこちにあるが左の海沿いに進むとわかりやすい。晴れているとコバルトブルーの海と、振り返った集落の眺めが素晴らしいのだが、今日はなぁ。小島の最高地点56メートルの東屋まで約20分。休憩して同じ道を戻る。

【打ち上げ】
石澳中泰式海鮮酒家 / Shek O Chinese & Thailand Seafood Restaurant  TEL:2809-4426
石澳村303號 (303, Shek O Village)
 我々のお気に入りの店。フライの盛り合わせは大小あり小80ドル。他はSMLと選べ、全てMで注文。トムヤムクン70ドル、パパイアサラダ40ドル、この3品はいつも注文する。椒鹽鮮●(魚へんに尤、イカフライ)55ドル、エビ炒飯35ドル、オイスターソース味のほうれん草炒め35ドル。ビールはピッチャーの生ビールあり。

 帰りはバス停まで戻り、●(竹かんむりに肖)箕湾(Shau Kei Wan)行きミニバスか9に乗車。終点で下車するとMTR●(竹かんむりに肖)箕湾駅。日祝日はセントラル行き309もあるが1時間に1便。

目的地 : 香港トレイル50km
地域  : 薄扶林・香港仔・
大潭郊野公園
参考地図: 香港島
山歩の日:2006年2月25日(土) 最寄り駅:MTR金鐘(Admiralty)、午前8時集合 天気予報:曇り、最高気温18度、湿度88%
水・食料:通常は補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :5(約40キロ、約8時間)
8人でスタート前の記念撮影
いろんな植生が見られるピーク
西高山は360度のパノラマ!
「路不通行」の看板を無視して進む
第一サポート地点
H057の峠で、府川さんと後続を待つ

秋の100km Trailwalkerに次いで知名度のあるHong Kong Trail 50kmの大会に紛れ込み、中川・音田=約25kmの陽明山荘、府川・私=約30kmの柏架山の峠、谷口♂=完歩を目指し、50km初めての荒田奥様(去年25kmでリタイアした御主人は風邪で欠席)・丸山女史・木内氏は行ける所までって感じで、8人が集合。
 C1出口を地上に出て、右のバス停から山頂行き15に乗車。約30分で終点下車。
Peak Galleria前の広場に行くと既に8:30の選手はスタートしており、9:15のスタート待つ選手を尻目に記念撮影。我々は8:45から歩き出す。

 選手のスタートを見れなかったのは残念だが(それに鼓舞され頑張ろうって気になる)、
廬吉道(Lugard Road)を西に進む。標距柱H001があり、細い道路の両側は緑が濃く、他の山とは違った植生で、植民地時代の総督の住まいがあったこの山から種々の木を植え、根付きやすいのを他所に植樹したせいではなかろうか。靄っているが眺望は素晴らしく、流石ピーク!
 そういうと
Lantau Trail 70kmの大会は開催されたのかな? サービス悪いから参加者がいなくて消滅したんじゃない?と音田さん。音田さんは闇参加やったんやろ、闇の人にまでサービス悪いと言われたんじゃ主催者は大変やなと中川さん。だからこの大会は気前良く大塚製薬がポカリを配ってるんですねと谷口さん。
 ところで谷口さん(帰国間近)、ホントに西高山に登るの? ええ、今日を逃したら行けそうになく、一人でも登って真っすぐ下山し皆さんに合流しますと言う。でもルートわかり辛いよ。だったら森Qさんも一緒に行こう。え〜30kmでもしんどいのにもう一山登るの! 決断できないままH005を過ぎ、広場から右へ
夏力道(Herlech Road)に入る分岐に至る。

 皆さん、谷口さんはここから西高山に登りますがどうします? シーン。じゃーみんなで登りましょう!って谷口さん。去年二度、天気が悪くて行けてないこともあって、反論はなく全員で登ることに。
 広場の隅から小道に入り、開けた所から階段を上がる。9:15スタートの合図が聞こえ、急かされるようにスピードは上がり、約10分で
西高山(High West/494m)の三角点に到着。ここはピーク以上の360度のパノラマ! 約10分休憩。
 「路不通行」の看板を無視して進むと眼下に墓地が見え、冗談ではなく脚を踏み外すと墓場行き。慎重に下ると藪道になり、先頭を行く私の靴はジョギングシューズで滑りやすく、歩きにくいと訴えると、私もそうなんですと谷口さん。こんなこともあろうかと私の靴は山用ですと中川さん。私以上に私の行動を読んでる? 藪を抜けると広場で、HK Trailに復帰。後続を待ってH007から階段を下る。

 H014から道路に出てSection 2に突入。おなか好いた〜サポート地点まだ?と何人かが言い出し、なだめながら歩く。ようやく香港仔(Aberdeen)が見え始め、階段を下ると水路脇の平坦な道になり、H023を過ぎると第一サポート地点! 道路を上がるとSection 3だが、その前にポカリ、バナナ、何人かは食パンも貰って休憩。
 地図を見るとH025を過ぎた所で、さっき見たH023は見間違え? 谷口さんが救護員に地図を見せ、何か言ってる。戻って来て、彼らの確認は得られませんでしたが我々が座ってるこの階段を上がるとショートカットできそうですと言う。
 15分ほど休憩して半信半疑のまま階段を上がる。一気に100m以上も登り、ヘロヘロになるが、土道に出ると選手がいて、右に進むとH031。えっ約3kmも短縮できたの! 西高山に登ったハンディはご破算だなと大喜びで進む。

 しかし先は長い。平坦な山道に飽きて眠い。H038で道路を横切り、Section 4に突入。谷口さん、もっとショートカットできないの?なんて声が上がる。ようやく道路に出ると急な登りで眠気も吹っ飛び、喘ぎながら三差路に至り、右に進む所で約10分休憩。
 道路は山道になり、また睡魔が。
中峡(Middle Gap)に出ると道路。高級住宅を見ながら下るとH050があり、バス道路に出る。予定がある木内さんが帰り、50km完歩を目指す谷口さんには先に行ってもらい、残った6人で鳩首会談。
 府川さんと私は歩きますと言うと、荒田奥様と丸山さん、次に脱落できるのはどこ? そこまでどんな感じ?と訊く。このコース最大の難所があって30kmまで脱落できませんと、いつも簡単そうなことしか言わない私も真実を語る。ところが目標の25kmをクリアーし脱落モードの音田さんが、道路をもう少し登ったとこのトイレに行くと言うので、全員でSection 5に突入。

 トイレに寄る4人に、府川さんと私は先に第二サポート地点に行くから、来るなら来てよねと言いおき、更に道路を上がる。第二サポート地点には梨もあり、みんな来るかなぁ?と府川さんと頬張っていると、4人ともやって来た。
 50km完歩したことがある中川さんと音田さんはまだしも、荒田奥様と丸山さんは大丈夫? 行ってみます!と言うので、もうしばらく休憩して6人で階段を登る。
 鉄塔の下を巻くと登りになり、府川さんが速い。追っかけて行くと後続の4人は見なくなった。H054を過ぎると
Jardine's Lookout(435m)で、左に出ると素晴らしい眺めなんだが、府川さんは寄らず採石場への大下りに入る。下り終えると登り返しで、今日は涼しいと思っていたが汗ダラダラ。

 H057の峠で、山海徑のお陰でこんなに速く歩けるようになりましたと、しおらしいこと言う府川さん。約30分休憩して4人を待つ。最後の丸山さんは休憩もそこそこに歩き出す。
 第二サポート地点からはHK TrailとWilson Trailが重複しており、Wilsonを進んで下山する案もあったが、せっかくなんで
Mt.Butler(436m)にも登る。H059を過ぎ、長い階段を下ると道路。府川さんと私の目標の柏架山の峠だ。ここで全員リタイアすることになり、休憩して下山。
 しかしMTR太古駅は遠く、Section 6の
大潭水塘道(Tai Tam Reservoir Road)まで歩いたも同然やないか?と中川さん。仰る通りで36kmは歩いたんじゃないかな。こんな長距離を歩いたのは初めてと言う荒田奥様と丸山さん、お見事でした!
 太古駅近くに住む府川さんは、皆に見送られて部屋に帰れるなんて嬉しいなぁと帰宅。19時から打ち上げすることにして一旦解散。
 ところで谷口さん、お別れしたのは14:30頃。残り25km、5時間はかかるだろうと思ってたのに4時間弱の18:20にゴールしたと電話があり、たまげました!

【打ち上げ】
海天(亜洲)漁港 / Hoi Tin (Asia) Harbour Restaurant TEL : 2891-3886
4F., Elizabeth House, 250 Gloucester Road, Causeway Bay
 ここで木曜日の夜、日本から出張で来てた神田さんと宴会のはずが会えず、金曜日に仕切り直して再会。よって音田さんと私は三晩連続ここ。中川、府川、荒田奥、丸山と6人で打ち上げ。
湾仔の姉妹店火鍋が旨いが、ここはどうだろうと注文。同じく旨い! 中川さんが持参してくれたシャンペンは持ち込み料なし。麒麟ビールは大瓶が15ドル。最後に白飯と卵を注文し(火鍋メニューにはないが言えばある)、雑炊まで作って大満足。日本語を喋りたがる黒服のおっちゃんに、果物ある?と訊くと、サービシーだと無料で出してくれ、チッブを入れて一人75ドルと安い! しかし、勧められた海鮮類は断り、牛肉は28ドルより18ドルの方が美味しいのは湾仔店と同じで、他は野菜類が多く、多分に貧民鍋的ではあるが。
 荒田奥様は御主人に歩いたコースを話したけど、わかってもらえなかったと言う。そりゃそうだ、25kmで脱落した御主人は、その先を知らないんだもーん!

目的地 :ヴィクトリア・ピーク
( Victoria Peak/552m)
地域  : 香港島
参考地図: 香港島
山歩の日:2005年11月27日(日) 最寄り駅:MTR金鐘(Admiralty)、午前9時集合 天気予報:晴れ、最高気温24度、湿度85%、乾燥注意報(黄)
水・食料:あちこちで補給可能  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約6キロ、約3.5時間)
これ、温室の中
巨大鳥かごの中の木道
この陸橋を渡ると香港動植物園
かつては総督しか歩けなかった道?
正面の西高山は断念
木漏れ日の中を下山

前回のラマ島はファミリーコースと言いながら、歩き(歩かせ?)過ぎてブーイングの嵐だったので、今回こそは簡単コース。集合場所には中川、青島、府川、初参加のナガイ、田中ファミリー(父、あさひ、ひびき、こうせい。母は風邪でダウン)、庄司ファミリー(父、母、さきえ)、私と12人が集合。
 そろそろスタートしようかって時に、荒田さんから電話。タクシーに乗ったらエライ遠い所で降ろされて、皆さんPacific Placeの方に来るんでしょ?、私そこで待ってますとのこと。
 
C1を地上に出てすぐ右のエスカレーターを上り、振り返って太古廣場(Pacific Place)に続く通路を渡る。そこで荒田さん合流。これで13人。太古廣場二座(Two Pacific Place)へと進み、上がりのエスカレーターを2つ乗り継ぐと道路。反対側が香港公園(Hong Kong Park)。

 噴水を過ぎて白い時計塔まで来たら、左の温室(
Conservatory、9:00~17:00)へ入るべく、階段を上がる。香港全体が温室みたいなのに豪華な設備だよ。しかも、タダとは太っ腹! 左のDisplay Plant Houseは準備中で入れず、上の階へ上がる。Dry Plant House、Humid Plant Houseと見て外に出ると、木橋の両側は蓮池。こんな時期でも花が咲いていて、小学校の教科書で習った大オニバスもあり、温室より時間をかけて観察。
 階段を下って左へ上がり、道なりに進むと右に
觀鳥園(Aviary、9:00~17:00)。プラスチックの鎖の暖簾を抜けると、巨大鳥かご! 空中の木道からバードウォッチングができる。ここもタダで、太っ腹を通り越して太鼓っ腹!
 觀鳥園を出たら左の階段を上がり、
視覚藝術中心(Visual Arts Center)を目指す。建物の手前で左の階段を上がると、堅尼地道(Kennedy Rd.)。右折して視覚藝術中心の前を通り、ピークトラムの高架下を潜ったら、信号がないので注意して道路の左側へ渡る。立体交差の手前で利嘉閤という不動産屋の横の階段を上がり、運動場に出たとこで右の階段を上がると、花園道(Garden Rd.)。左に進んで陸橋を渡れば、香港動植物公園(HK Zoological & Botanical Gardens、6:00~22:00)

 左の温室(外より涼しいので冷室?)に入る。蘭の花が展示場されており、見終わったら、動植物公園に入って左に進む。
全てタダで、タダ見にも飽きてきたので園内は回らない。
 突き当たると右にジャガーの檻。前回来た時は奥の方で寝たきりで、ぬいぐるみじゃない?と言うと耳をピクピク動かし、日本語わかるのか!と、みんなで驚いたジャガー。この日は近くにいて子供も大人も大喜び!
 檻の向かいの門を出て左へ進み、信号を渡って
奮山頂道(Old Peak Rd.)に入る。右にCanossa Hospitalを見たら、道路の右側へ渡る。信号はない。急な坂を登り、高級マンションのDynastyとHillsboroughの間を進むと東屋があり、休憩。この先、奮山頂道は車両禁止。

 顎は出ても足が出づらいノケゾリそうな登り、子供達は大丈夫かと心配したが、案ずるより産むが易し。最年少のさきえちゃん(3歳?)はお父さんにステッキで引っ張ってもらい、見て見て!とご満悦。
 20分ほどで三差路に出たら右へ進み、視界が開けると海を挟んで九龍側が見えるのだが、靄っていてイマイチ。工事中のPeak Towerわきの階段を上がると、
Peak Galleriaの外れにヒョッコリ飛び出す。涼しい顔した観光客が恨めしい〜!
 ハイキング大会でもあったのか、同じ帽子を被った人達が鉢植えの花をもらっている。それを眺めたりして20分ほど過ごす。ここがピークだと思ってる人が多いでしょうが、実はもっと上があるのだ。
 右へ3つに分かれた道路の真ん中、
柯士甸山道(Mt. Austin Rd.)を上がる。突き当たりの公園は整備が行き届いており、思わず入って東屋でまた20分ほど休憩。「寝転ぶの禁止」という看板があってビックリ。それくらい許してくれてもいいだろうに。公衆トイレでさえ宇宙ステーションのような建物で、何とも豪華な公園だ。

 公園を後にして道路を上がる。
26C Lugard Rd.と表示がある三差路は、観光客がいない穴場的展望台。更に登ると左に日本総領事の邸宅があり、その先のロータリーは左の小道を辿ると近道。次の三差路は左に進む。すぐ白い建物があって、かつてこの先は総督しか入れず、これは警備小屋だったと中川さんに聞いた。
 駐車場に出たら、正面に東屋。右の「No Entry」を無視して道路を進むとピークなんだが、最後はゲートで塞がれている。よって、この駐車場が香港島の最高地点ってことだね。
 東屋を抜けると眼下にラマ島が見えるのに、靄っていて視界が悪い。右の小道を辿って展望台にも行ってみるが、ここも遠景はイマイチ。でも、
西高山(High West)が間近に見える。これにも登る予定だったが、お子さん達のことを考え断念。

 展望台から戻って東屋の右へ下る。すぐ下の分岐は右へ、次の分岐も右へ。下り終えると公園。そこから右に3本分かれた道路の真ん中、
克頓道(Hatton Rd./Morning Trail)を下る。
 子供達は疲れたのか、飽きたのか、あさひちゃんが後どれくらい?と訊く。もうすぐだよって答えると、中川さんが信用したらアカンで、と言う。どういう意味?と、あさひちゃん。おっちゃんらは付き合いが長いから慣れてるけど、Qちゃんのもうすぐは信用できんねん、だって。オイオイ!
 
龍虎山へ行く三差路は右へ下る。更に下って、左に階段がある方に進むと消防署に行くので、真っすぐ進んで道路に架かった陸橋を渡り、交差点まで下る。いつもなら更に下山するのだが、左のバス停から中環(天星碼頭)行き13のバスに乗車することにした。終点まで約15分。

【打ち上げ】
大會堂美心皇宮 / City Hall Maxim's Palace TEL:2521-1303
大會堂低座3樓 (2/F., The City Hall, Low Block)
 バスを下車して左へ進む。庄司ご主人が、妻と娘をヨロシク!と先に帰り、12人でシティーホールのマキシムへ。返還前は大抵のガイドブックに紹介されていた有名店。13時前と一番混む時間だったので心配したが、最近はあまり流行ってないのか、案外簡単に席がとれた。場所柄もあってか、いつもより高めの打ち上げだったが、味は悪くない。
 


ドラゴンズバック(龍背)

MTRはシャウケイワン(SHAU KEI WAN)を下車しタクシーに乗車し登山口の大潭峡(Tai Tam Gap)を告げます。
時間にして10分程、料金にして30HKドル程です。シャウケイワンから直に歩き出すこともできます。
懲教署(いわゆるムショ)のわきをいくとすぐに香港トレイルのルート案内のある
看板のポイントにつきます。ここからは大潭湾や高級住宅地をながめながらちょっとした森の水平道をしばらく歩きます。
やがてドラゴンバックへの登りへの分岐。
このコースが時には
蝶の乱舞も楽しめます。
40分程で水平道とはわかれを告げ、いよいよドラゴンバックへの登りにさしかかります。振り向けばスタンレーが見渡せ、
正面眼下に大浪湾を見下ろすとようやくドラゴンバックの尾根です。

今度は右折して尾根伝いにSHEK O PEAKを目指します。
ちょうど登山開始から1時間半ほどでしょうか。週末は
パラグライダーや模型のグライダーを楽しむ人も多い頂きです。
眺めは絶景です。ここはさわやかな風がふくポイントでもあります。眼下にはゴルフ場も見おろせます。

バス道まで登山開始から合計2時間程の軽いハイキングです。
バスでシャウケイワンまでは6.5HKドルですが、湾仔までタクシーで120HKドル程度です。
時間があれば
SHEK Oでタイ料理もおすすめです。     by yamachan

参考地図は
 地政總署測繪處(Suvey & Mapping Office Land Department)
 発行のCountryside Series 「香港島」(HONG KONG ISLAND)

  
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