新界西北部(North-West New Territories) 
 
「難易度」について
 「難易度」はあくまでも参考目安です。体力や体調、季節や天候によって変わること、御留意ください。
(難易度1)初心者、松コース (難易度2)初心者、竹コース  (難易度3)初心者、梅コース 
(難易度4)中級者コース   (難易度5)上級者コース
標距柱(Distance Post)とは
Trailと名のつくコースの起点から500メートル毎に設置された標識のことで、これを辿ると道に迷うことはなく、もし救助が必要になって999に電話する時も、この数字を言うと見つけてもらい易い。
999=救急車、ヘリコプター要請のEmergency Call,携帯電話可。呼び出した人のID・NOが必要。

2009年末までの紹介です。最新版はこちら

紹 介 コ ー ス
青衣自然徑と三枝香
(2009年12月20日)
青衣自然徑
(2009年5月17日)
大刀ヤン(Tai To Yan/566m)
(2009年2月15日)
極楽寺→屯門徑→
MacLehose<→黄泥敦灌漑水塘
(2008年12月28日)
大欖涌郊遊徑
(2008年7月27日)
青山(Castle Peak/583m)
(2008年6月22日)
大欖涌郊遊徑
(2008年3月30日)
龍門郊遊徑
(2008年3月9日)
龍鼓灘
(2008年1月27日)
元全古道
(2007年1月12月16日)
元全古道
(2007年5月27日)
青山(Castle Peak/583m)
(2007年4月15日)
北大刀Yan、大刀Yan
(2007年2月25日)
深井のガチョウ屋
(2007年2月5日)
甲龍古道〜河背
(2006年1月29日)
鶏公嶺(Kai Kung Leng)
(2005年9月11日)
望夫石(Amah Rock)
(2005年8月21日)


目的地 :青衣自然徑と三枝香 地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 新界西北部 
山歩の日:2009年12月20日(日) 最寄り駅MTR青衣(Tsing Yi)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温16度、
湿度61%、赤色乾燥・寒冷注意報
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん   写真・府川 難易度 :3(約8キロ、約4.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)青衣自然徑は登りで始まる    (2)下は造船所(shipyards) 
(3)大帽山、針山、わかるかな?     (4)青衣自然徑の終わり
(1)がーっと階段を登る  (2)土葬の墓地  (3)後方が青衣自然徑  (4)登って〜
(1)下って〜            (2)遥か馬鞍山まで見える! 
(3)本日開通の…    (4)昴船洲大橋(Stonecutters Bridge)
(1)金網沿って進み  (2)金網の扉を抜ける  (3)巨大道路の高架下
(4)ピザちゃう、天板にセットした食器
***
■今日は山岳マラソンに太田、山口、山本、安藤、阿部が行ってて、出張してる人も多く、参加者は五十嵐、府川、荒田夫妻、島田、土田、森岡、私の8名。荒田夫妻と島田嬢はハワイ帰り。いいな〜。でもホノルル・マラソンには出なかったんだって。そして、珍しく五十嵐さんが遅刻。青衣で降りるのを忘れてネズミーランドまで行ったそうな。A1出口を出てバスターミナルへ。9:12長宏行き246Mに乗り、9:20終点で下車。

●今日は5月17日のリベンジ。あまりの暑さでリタイアした三枝香という山に登る前に、その日と同じく青衣自然徑も歩く。バスを降りて入り口まで約10分。急な階段を上がると汀九橋が見え、風は爽やかで涼しく、前回とは大違いのハイキング日和だ!
 東屋の右側を通り、次の分岐は右の階段を上がって、9:45青馬大橋が見える地点に到着。先週歩いたディズニーランドの北の道もぼんやりわかる。で、笑い話。ディズニーランドに行った大阪のおばちゃん、ミッキーのぬいぐるみを持って店員に、「ちょっとこれのメスくれる!」
 道があちこちに分岐した青衣自然徑を休憩しながら歩き、青衣西路に出たのが10:50。左に進んでいつもは陸橋を渡るのだが、今日は陸橋を使わず横断して左へ。最初の分岐を右に入り、駐車場の料金所を過ぎて、11:05右側の非常に急なコンクリートの階段を上がる。
 これくらいでは驚かないレギュラーメンバーに比べ、島田さんは「なんやこれ」「勘弁してくれ〜」とか、「ぎゃー」「ぐぉー」とリアクションが大きくて嬉しい。でも、ちょっと言葉がおっさん化してないか?

●階段が一段落した分岐で、右は荒田さんが偵察してくれたが道なし。いつもと同じ左の階段を登り、平坦に進むと土葬の墓地がある。分岐から右の階段を上がると墓だらけ! でも見晴し抜群! 大帽山、草山、針山、獅子山はビーコンヒルの影だが、水牛山や馬鞍山も見え、眼下はコンテナターミナルと、昴船洲大橋(Stonecutters Bridge)だ。
 あの橋、もう開通したんだっけ?と訊くと、なんと今朝7時に開通したと土田さんが教えてくれる。んまぁ、なんてタイムリーな! そういうと今日はマカオの返還10周年でもあるね。関係ないけど。

●前回は墓地を少し上がったとこでリタイしたが、今日は涼しくてガンガン登れる。目指す三枝香は、北嶺/262m、中嶺/321m、南嶺/334mと3つの頂きがあり、11:45最初の北嶺の東屋に到着。小休止。東屋の先に三角点あり。
 そして一旦下って登り返すのだが、これがメッチャしんどい! 息も絶え絶えに12:00中嶺に到着。大岩があり、眼下にずらりと並ぶのは石油タンクだ。休憩後また下る。
 そして5〜6年前に来た時は作りかけだった、まぁよう作ったな〜と感心するほど急な階段を登り、12:25南嶺の三枝香に到着! 台座の上に三角点があり、360度とは言わないまでも320度くらいのパノラマ! いや〜素晴らしい。今朝開通した昴船洲大橋もアスファルトが真っ黒で奇麗。←嘘じゃないって

●さて下りだが、12:45来た道を戻るのがキライな山海徑(私?)は、猪突猛進。三角点の先からリボンを頼りに踏み跡に入る。大岩からは右方向に下り、かなり下界まで下りて来たら、道は左に進むようになる。藪だけでなく、カギがかかっていたらアウトの金網を抜け、道路脇の階段を下り、13:40無事道路の高架下に出られて万々歳。でも次回来た時は、三枝香から来た道を戻った方がいいかも。
 ともかく、立派な職訓局の建物からバス道路に出て、左に行くとバス停があるが、ここなら5月に来た時に打ち上げした店に近いと、歩いて行く。(面倒なんで道順は割愛)

【打ち上げ】
長康酒樓
/ Cheung Hong Restaurant TEL:2495-8286
青衣長康商業中心2B
 14:05入店。もう来ることはないと思っていたのに、また来た。何が美味しかったか忘れたので適当に注文。ビールはカーシバの大瓶を3本飲んだら、もう冷えてるのはないと、生力に変える。今日はOさんとかYさんとかAさんがいないので、炒飯や炒麺は注文せずマイタン。ビールは12本飲んでて$192(大瓶$16)、計$650。男性陣が$100ずつ出してくれたので、女性3人は$50でした。


目的地 :青衣自然徑(Tsing Yi Nature Trail) 地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 新界西北部、及び市街地 
山歩の日:2009年5月17日(日) 最寄り駅MTR青衣(Tsing Yi)、午前9時集合 天気予報:霧、最高気温24度、湿度94
水・食料:沿道には補給場所なし 報告・Qちゃん   写真・府川 難易度 :2(約5キロ、約3時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)テントの下は床屋               (2)青衣自然徑の入り口
(3)あれが青馬です、はっはっはっ    (4)青馬大橋を背に記念撮影
(1)アルプスのおばさん               (2)黄昏れるおじさん
(3)ベスト・ショットは私がゲット!    (4)青馬大橋を見て戻って来る
(1)これ登るのぉ? んだ!    (2)テーブルを大きく改造中 
(3)揚げ物が多い               (4)マイタン、マイタン
*****
■久々の青衣は、でも府川さんが来たことあるっていうから、5年ぶりくらいなのかな? 今や6本も橋が架かり(6本目はまだ開通してなく、MTR専用の橋を入れると7本)、九龍とランタオ島を繋ぐ交通の要衝であり、高速道路やMTRでパッと通過してしまうことが多い青衣を、島だと認識している人は少ないだろう。また、青衣に歩くとこなんてあるの?と思う人が多い。しか〜し、なめちゃいけませんぜ。
●参加者は中川、府川、佐藤、宮田、秋子、山口、太田、吉田、土田、稲岡、森岡、安藤、山田、私の14名。青衣のA1出口を出てバスターミナルへ。長宏行き248Mに乗り、10分ほどで終点下車。

寮肚路を山の方に進むと、ビニールテントの下で青空床屋が営業中。いくらなんやろ? ほどなく青衣自然徑の入り口に到着。右でも左でも、どっちを登っても同じとこに出る。登り終えて平坦になったら、ハープ橋の汀九橋がよく見えたのに、木が大きくなってあまり見えない。木の成長は喜ばしいが、ちと残念。
 東屋を過ぎ、分岐を右に入り、階段を上がる。登り切った広場にベンチとテーブルがあり、前の方に進むと、眼下に青馬大橋!といいたいところだが、ここも木が大きくなってて足元は木立。
 ひとりしきり青馬を見たら、汀九橋の方のパピリオン(Pavilion)3が観景台のようで、そっちに行ってみようって進み始めたら、あっこんなとこに三角点。218メートル地点だ。階段を下って辿り着いたパビリオン3も木が大きくて、その隙間から汀九がちょっと見えるだけ。でも涼しくて、東屋で長々と休憩。ブランコ乗ってた人もいるし。

●同じ道を戻ったら、ホナこれで!と稲岡さん。冗談かと思ったら、引っ越しの準備があるので帰るという。ホナまたね! 階段を下ると左の山肌に土道があり、それを辿ると青馬大橋がよく見えそうで行ってみる。正解、正解! 上で見づらくなったから、こっちに道ができたのだろう。戻って更に進むが、今日は今年初めての30度超え。暑くって、行って戻って来るだけのパピリオンでさえ行って休憩。そんなこんなでグータラしながら、11:15ようやく青衣西路に出て来た。3キロくらいなのに2時間もかかった。
 青衣西路を左へ進む。バス停を見たら、もう帰ろうといい出すみんな。私も二日酔いでホントやる気ないんだが、前回登った道を忘れてないか捜しに行く!と、歩道橋を渡って右へスロープを下り、左の青芋街に入る。マンション専用の道路のようで、みんな行き止まりだというが、大丈夫だって。小学校を過ぎたら、左に広い階段があり、これやっ!「往細山及避雨亭」と書いてある。みんなやめようというが、階段の上がどうなってるのか見に行こうと、登り出したのが12:35。
 えらい長い階段で、登り終えて左へ進むと土葬の墓地があり、更に墓地の中を右へ登る。すると見晴しがよくなり、行こうと思っていた、前回登った山が見えて来た。しかし、暑い〜! もう限界。12:45ガラス張り?の休憩小屋があるとこで、木陰に座り込む。今日はここまでにしとこか。

●前回登った山の名前が思い出せず、帰宅してググったら三支香だった。3つの峰をまとめて三支香。分けけると、昔は一支香、二支香、三支香と呼んでいたと思うのに、北峰、中峰、南峰になっている。南峰が一番高くて334メートル。この三支香を開発しないのは、南に石油コンビナートがあって、火災が発生した時、屏風となって延焼を食い止めるためだそうだ。へぇ、そんな大役を担っていたんだ。
http://zh-yue.wikipedia.org/wiki/青衣山

 20分休憩して下山。同じ道を戻らず、分岐まで来たら右へ行ってみる。足を滑らせたら死にそうなテニスコート脇のとんでもなく急な階段を下り、公衆トイレに寄って、13:30青康路に出て来た。街に出て打ち上げしようかと、道路を横断。バスターミナルの方に歩いていたら、長康酒樓の看板発見。行ってみようか?

【打ち上げ】
長康酒樓
/ Cheung Hong Restaurant TEL:2495-8286
青衣長康商業中心2B
 ちょっと裏ぶれた感じだが、裏口から入ったせいかもしれない。待たなくても座れ、壁のブルーガール$13.8のポスターが魅力的! とは言え、奥様が帰国し、中川さんも解禁。13人中飲まなかったのは私だけ。點心は種類が少なく、おかず系を色々注文したが、量が多くて安くて味もいい。なにより、大瓶$13.8のブルーガールは氷を入れた生け簀のようなカートに寝かされている。キンキンに冷えてそう。珍しく太田さんが、女性陣に人気がある吉田さんを真似るとかいって食が細かったせいか、麺も飯も注文せず、マイタンすると$809.6。うちビール20本、$276。半分とは言わないが、5分の2はビール代。面倒なんで13等分して1人$70。また来ようってことになり、じゃーその時は三支香に登ろうね。




目的地 :大刀ヤン(Tai To Yan/566m) 地域  : 林村郊野公園
参考地図: 新界西北部 
山歩の日:2009年2月15日(日) 最寄り駅旧KCR粉嶺(Fanling)、午前9時集合 天気予報:霧、最高気温24度、湿度94%
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん   写真・府川 難易度 :3(約10キロ、約4.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)スタート地点 (2)霧に包まれる森 (3)北大刀ヤンの標識 (4)息苦しいほどの霧
(1)大刀ヤンの標識 (2)山火事の跡の隆起した土 (3)霧が晴れてきた (4)稜線歩き
(1)ナイフエッジの大岩 (2)鎖があって安心 (3)かなり高度感あり (4)温泉の湯気みたい

**
■今日の行き先は2年ぶりの大刀ヤン(Tai To Yan/566m)。ヤンの字は山へんに刃、もしくは山かんむりに刃で日本語にはない。集合場所は旧KCR粉嶺。大野さん(今日は欠席)以外はここが一番遠い集合場所だと思われ、遅刻者続出。最後に15分遅れて佐藤さんが着き、五十嵐、荒田夫妻、府川、宮田、島田、山本、秋子、太田、吉田、土田、内海、阿部、3回目の森岡氏、2回目の山田氏、私の17名が参集。
●地上の改札を出たら中国を背に右の陸橋を渡る。階段を下りて地下道に入り、突き当たりを右へ。9:20駐車場の隅の蝴蝶山徑(Wu Tip Shan Path)という細い道路がスタート地点。駅から歩き出すって珍しいですねと、みんな服を脱いだり水を飲んだり、なかなか歩き出そうとしない。行くよ!ってスタートしたが、ちょっと登ったら秋子さんは左の平坦な方へ行くし、←そっちは墓だって。
●道路が終わるとコンクリート道になり、左右の脇道に入らないで進む。登りの階段が非常にきつく、「はぁはぁゆうたらアカン」の荒田さんが横に並び、Qちゃんはぁはぁゆうてるでって言う。(はぁはぁ言うほど息が上がらないペースで歩けってことなんだけど)、もう春でしよはぁはぁ、ほんにゃに暑いとはぁはぁ、言っちゃいましよ。

●9:40緊急電話があるT字路に出てベンチで休憩。霧で何も見えないのが残念。10:00までいて右へ進む。数分で箕勒仔(Kei Lak Tsai/256m)の三角点を通過。もったいないと言いながら階段を下った後は、あまり起伏なし。がぁ分岐を左へ進むと徐々に登りになり、森は霧に包まれ、晴れた日に比べ涼しいが、それでもしんどい。立ち休憩しながら進み、鉄塔の下を通過。やれやれ登りも一段落。10:45ベンチと標識がある三差路で後続を待つ。濡れたベンチに腰を下ろすと、内海さんが私の背後を見つめてる。あ〜その標識ね(白石牛と書かれた方角がベンチを指している)、直角にしか作れないから変な方角を指してるんだよ。11:00最後尾が着き、もう少し休憩して階段を上がる。
●トイレの左のT字路を、左に行けばviewing pointの東屋があるが、今日は行ってもしょうがない。右へ進む。11:10北大刀屶(Pak Tai To Yan/480m)の三角点に到着。真っ白で何も見えないが、遅れて着いた島田さんが、やった〜山頂だ!と喜ぶ。ここが北タイトウヤンでね、ほなタイトウヤン行こか! 嘘嘘、もう少し休憩。大岩の分岐は真っすぐ行かないで左へ下る。登り返して名もない506メートルの山を越え、霧の中を進む。

●12:15ようやく大刀ヤン(Tai To Yan/566m)に到着! ふっと霧が晴れ、中国側が見える。ここまで登ったご褒美だ。12:35までいて下山。山火事の焼け跡の土がムニムニと隆起してて、なんだこれ?と府川さん。火事で地中の水蒸気が出て行く時にこうなるんじゃないですか? 焼けた後に伸びた草が大きいから少なくとも1ヶ月は経ってると思うのに、ほんわか遠赤外線のように暖かい。黒く焼けた跡が太陽熱を吸収するのだろう。
●時おり霧が晴れ、名前の由来と思われるナイフエッジの稜線を佐藤・吉田・阿部の高所恐怖症トリオが声をかけながら通る。(ここ恐くないですよとか、足元見ちゃダメですとか←危ないやろ) 最後にもうひと山こなしたら、後は下るだけ。これがまた、ため息が出るほど長い。13:40カドーリー農場前の道路に出てゴール。左のバス停から64Kに乗り、終点のKCR大埔墟で下車。

【打ち上げ】
好年華皇宴
 TEL:2638-8913
大埔墟火車站 新達廣場2樓101-102 (Shop 101-102, Uptown Plaza, Tai Po)
 久しぶりに来ると景福軒海鮮酒家はなくなり、違う店になっていた。ま、いいか。14:15に着き、山口さんも来て18人。別々でもいいのにヤップンヤンはまとめといた方がいいと思われたのか、1時間も待たされて近い2テーブルに着席。ビールはテーブルごと、料理は私が同じものを注文、勘定は一緒にする。でも私がいるテーブルには料理が出てるのに隣はなく、こっそり食べてたが気づかれ、山本さんと阿部ちゃんにゲソの唐揚げを奪われる。店員を呼んでどうなってんだ!と文句言ったが、キッチンではうまく処理できないのかな。向こうもゲソが出たので返してもらう。律儀な我々。さてお味は、揚げ豆腐のみマズかった。焼南仔、生菜絲牛松炒飯、鮮竹巻、牛肉腸粉、などは普通。イカゲソ、白魚の唐揚げ、潮式粉菓、炒烏冬、海哲手拍手青瓜、ドリア風伊麺が美味しかった。私はそうでもないが、みんなにうけたのが蒜泥白肉(肉の底上げの寒天みたいなベロベロが美味しいって)、脆皮素鵞も美味しかったのか、食べようと思ったらなかった。ビールは生力の大瓶$16。冷えたのを飲み尽くし、カシバ$25でもいいかと言われる。マイタンしたら$2110。うち生力30本、カシバ6本で$630。女性4人が$85、男性14人$130。物価高だからか前の景福軒海鮮酒家の3割増しって感じ


目的地 :極楽寺→屯門徑→MacLehose
→黄泥敦灌漑水塘

地域  : 大欖涌郊野公園
参考地図: 新界西北部  
山歩の日:2008年12月28日(日) 最寄り駅西鉄・美孚(Mei Fu)、午前9時集合 天気予報:曇り、最高気温21度、
湿度79%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし 報告・Qちゃん   写真・府川 難易度 :3(約10キロ、約4.5時間)
■2008年の歩き納めは厄除け第二段、極楽寺からスタートし、打ち上げはシャングリラ! 夢のような企画じゃない? 美孚に集合したのは府川、荒田夫妻、秋子、土田、内海、稲岡、阿部、私の9名。西鉄に乗って、9:30兆康(Siu Hong)下車。F出口を出て陸橋を渡り、スロープの途中で左へ。屯富路(Tuen Fu Road)に出たら右。消防署から左の屯安里(Tuen On Lane)に入り、駅から約5分で極楽寺。(開門9:00〜16:30)
■アニタ・ムイの法事をやったり、108つの菩薩像で有名だそうだが、そこはまるで香港に出現したチベットかネパール! 本殿にはギャンツェのパンコル・チョルテンか、カトマンズのスワヤンブナートって感じの仏眼が描かれ、屋根にはタルチョが翻り、マニ車もある! 何を隠そう、わたくしチベット仏教には造詣が深く、場所があれば五体投地したかったほどで、皆さん教義通り左から回るのですよ! 狭いが非常に手入れが行き届いた寺です。

■9:45までいて来た道を戻り、消防署からは左へ道なり。9:55青山公路嶺南段(Castle Peak Road Lingnan)に出たら信号を渡って左。嶺南大学の手前で右の富地路(Fu Tei Road)に入る。これを登り詰めたら、10:15屯門徑の入り口。BBQサイトで10:30まで休憩し、屯門徑の鳥居を潜る。
■左に枯れ沢があり、山火事があったせいか殺伐とした風景で、極楽から地獄に来たみたいだって内海さん。ホントだね。右に曲がって違う沢筋になると、標識がある分岐を真っすぐ。今日は寺を108つ回るんですよねって頓珍漢な阿部ちゃん。108つも回れるわけないし、極楽寺の菩薩像と間違えてるでしょ!って言うと、香港は狭いから回れるんじゃないかと思ってましたと口答え。ピキ〜!
■屯門徑は郊遊徑(Country Trail)じゃないからか標距柱がない。約2キロ歩くと正面に九徑山への登りの階段が見え、登りたくないな〜と言いながら鉄塔の横を下り、小屋で休憩しながら地図確認。荒田さんが登りたそうだが、九徑山は戻って来るか、ガレ場を下ってMacLehose 10に出るしかなく、最近水路の山際は異常なくらい固められてるから出れなかったら最悪。それに屯門徑は小屋を背に左だとわかり、秋子さんしか読めなかったビルのYKKの字を見ながら進む。

■今日のコースは良くないって言うと、ダライ・ラマが法事をしたって極楽寺は良かったですよと阿部ちゃん。ダライ・ラマぁ?もしかしてアニタ・ムイのこと言ってる? あ、それかな。ぶつよ! 11:35手すりがあるコンクリートの道に出たら左へ。大欄郊野公園の鳥居の前で休憩し、MacLehose 10を逆走。腹具合が悪いと秋子さんがM196のBBQサイトから下山し、8人で水路脇の道路をひたすら歩く。
■12:50水路から右へ下る分岐で休憩。橋を渡ったら分岐を左。M186を過ぎるとMacLehoseは右の小道に入るが、真っすぐ道路を上がる。左にトンネル状の水路があり、反対側の光は非常に小さく、すっごい長い500メートルくらいありそう!って土田さん。反対側は小さい穴じゃないのって私。そんな工法のトンネル作る方が大変や!って稲岡さん。そう言われるとそうか…
■13:30道路が大きくカーブしたとこで休憩。もう少し上がった鉄塔の下から下りとなる。黄泥●(土へんに敦)灌漑水塘は乾期にも拘らず水量が多く、進入禁止の金網の奥にトンネルの反対側を発見! 13:55水塘の外れで道路から上がり、標識によるとバス停まで2キロの山道を行く。14:15階段を下り終えて平坦なコンクリート道に出たら右へ、標識によるとバス停まで1キロ。両側にアロエや野菜畑が広がり、草取りしてるバアちゃんに買わんか?と言われ、大根買おか?と奥様に訊き、不味そうやからいらんって却下される荒田さん(クスクス)。14:30バス停に到着。朗屏(Long Ping)行きK66に乗車。西鐵朗屏站で下車し、いざシャングリラ〜

【打ち上げ】
蓬莱?哩屋
/ Shangri-la Curry House TEL:2944-5566
元朗安寧道144號地下 (G/F., 144 On Ning Rd., Yeun Long)
 来たことない人はホテルだと思っていたそうだが、ネパール食堂。でもテーブルにピンクの布、イスにもカバーがかかってて、儲かってるのかレストランみたい。忘れててチキンティカを注文したが、言えばメニューにないタンドリーチキンを出してくれる。違いは、ティカは骨なし。モモ(ネパール餃子)、カレー、ナンなど、みんな美味しいが、ライスは古古古々米じゃないかってほど不味い。でもカレーと食べたらモーマンタイで、日本人ビックリ! ピッチャーで注文したビールが$450、顔パスで15%引きとなり、計$1168。男性が$170出してくれ、女性$100。久しぶりでとっても旨かった!
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)西鉄の車内 (2)極楽寺の入り口 (3)仏眼とタルチョと高層マンション (4)ようやくあった賽銭箱
(1)マニ車   (2)分岐で、あっちじゃないって秋子さん  (3)荒涼とした屯門徑
(1)焼け残った木  (2)ここからMacLehoseを逆走  (3)黄泥敦灌漑水塘へ行く大曲がりのカーブ
(4)シャングリラの美人ママ←飲み屋じゃないって!



府川レポート
目的地 : 大欖涌郊遊徑
(Tai Lam Chung Country Trail)
地域  : 大欖涌郊野公園
参考地図: 新界西北部      
山歩の日:2008年7月27日(日) 最寄り駅:MTR全湾(Tsuen Wan)、
午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温27度、湿度93%
水・食料:補給場所なし   報告&写真・府川   難易度 :2(約15キロ、約5.5時間)
バス停降りて 青朗公路 前回来たときはどろどろだったらしいけど
   今回はだいぶ整備されてました
池のように見えるのは単なる水たまり

看板見て左へ
マクリの10番みたいな水路沿いの道スタート
本日は全部で6人 久しぶりにコンパクト

マクリのコースと合流 右に見えるのはDP

白樺みたいな木がありました
BBQサイト 火を焚くところにテーブルが付いてるし 串置きまであるのは初めて見ました
かなり広いです
道路に出て 気持は打ち上げへ
テーマパークもどきの看板

  v今日は 6名集合。宮田、土田、吉田、(みんな田)、吉田さんの友達 初参加藤井さん。そして 河本さんと 府川。
集合場所から 
68M のバス トンネル抜けて即のバス停にて下車。そこから 山梨、山道なしとの案内だったのですが ちょっと登り。まあ 大したことはなくほっとして その後はマクリのチェクポイント9に無事到着 下った後 バスで元朗まで。しかし どこで降りればいいか分からず適当に下車 さて いつもの美人ママの シャングリラはどう行けばいいか??森Qさんへヘルプコール何度もして やっと到着.苦労して到着した甲斐あって とても美味しゅうございました。


府川レポート
目的地 : 青山
(Castle Peak/583m)
地域  :どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 新界西北部      
山歩の日:2008年6月22日(日) 最寄り駅:MTR美孚(Mei Foo)、
われらがQちゃんに一大アクシデント発生!!
水・食料:補給場所なし   報告・写真・府川 
青山登り口 青山仏教学院
青山 禅寺への階段
まだまだ上りは続く
上った後のご褒美
屯門の街を上空から見下ろす
青山の後半下り(別名アフガン)をバックに
  高いところが好きな男が二人
森Qさん 骨折直後 抱えられて
座れそうな平地まで移動
禅寺見学の後 急坂上り 酷熱の日にはきつい でも さわやか笑顔の山口さん
ヘリコプター 政府飛行隊 救助に到着
ストレッチャーに縛り付けられて これから吊し上げ!いえ ヘリに救助

 旧KCR西鉄 メイフー駅集合 参加者 14人 西鉄で 屯門まで行き 青山へ
登りはかなりきつく また長い雨が上がった途端に真夏の太陽!!酷熱!いつもは平気な山海径メンバーもかなり苦しんで頂上脇の東屋に到着
頂上はアンテナで山の風情は少ないものの見晴らし良く絶景 風が通るのでタップリかいた汗に心地よい風

ここまでは いつもの行山でしたが 
下りでアクシデント。森Qさん スリップしたはずみに 右足首骨折
999に救援依頼し ヘリコプターにて 屯門病院へ搬送
。他のメンバーは アフガンと呼ぶ人もいる荒涼とした景色を見ながらかなり滑りやすい斜面を慎重に下って本日のゴール。その間に 秋子さんも滑って手を着いたときに腕の骨にひびが入るアクシデント。しかし 足の骨折の事故の直後ということで ご本人は痛みを説明するものの 誰も重大な負傷とは気付かず 病院で診察されるまで かなりの時間を要してしまいました。 秋子さん申し訳ありませんでした。


目的地 : 大欖涌郊遊徑
(Tai Lam Chung Country Trail)
地域  : 大欖涌郊野公園
参考地図: 新界西北部      
山歩の日:2008年3月30日(日) 最寄り駅:MTR全湾(Tsuen Wan)、
午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温27度、湿度93%
水・食料:補給場所なし   報告・Qちゃん   写真・宮田 難易度 :2(約15キロ、約5.5時間)

分岐の標識、最終目的地は真ん中の巴士站

ミニ・グランドキャニオン
土道は歩きやすいよ

緑が美しい、でも辛い、大下りと登り返し

 今日はラグビー部の3人がセブンス(7人制ラグビー)を見に行き、五十嵐さん出張、府川さん来客、土田さん発熱、荒田さん寝坊と欠席者が多く、参加者は中川夫妻、佐藤、宮田、秋子、太田、吉田、私の8名。全湾のA1出口を出て陸橋を渡り、ビルの通路を右へ。元朗(西)行き68Mの階段を探し、下ったらバス停。9:15発車。汀九橋や青馬大橋を見て大欖隧道に入り、長〜いトンネルを抜けた最初のバス停で9:30下車。

 左の山際が登り口なので、金網を抜けて下の道路に出たら左へ。9:35近代的な東屋って感じの小屋に地図があり、その裏から
大欖涌郊遊徑(Tai Lam Chung Country Trail)が始まる。右にある沼は、何を作るのか整地が進み今にも潰されそうで、ぐぉ〜ぐぉ〜と不満を訴えるように牛蛙が鳴いている。泣いているのかな。9:45分岐に突き当たったら標距柱C6402で、左右どっちに行っても約5キロで大欖涌水塘だが、違うのは時間。左は1.5時間、右は3時間45分! 歩きに来てる我々は当然右へ行くけど、遅れている中川奥様は大丈夫かな? 9:55心配しながらも全員右へ。
 右ってことはトンネルに続く道路の上を進み、大欖涌水塘からどんどん離れて行くわけで、10:05分岐を真っすぐ行くとこで遅れ出した中川夫妻を待つ。先に来たご主人が待たずに行ってほしいと言うのでそうするが、靄った空は春霞みがかかったようで、小鳥がさえずり、草木は新芽をつけ、花が咲き、いいねぇと景色を満喫しながらノンビリ登る。
 10:30稜線に出たとこが言わば折り返し地点。ここから来た道の上方を戻るのだが、府川さんが欠席なので写真は宮田さんにお願いしており、土が陥没したとこで
ミニ・グランドキャニオンみたい!って言うと、はいはい、撮るんですね?ってすこぶる察しがいい(笑)。10:40東屋到着。中川夫妻はなかなか現れず、秋子さんが帰ったんじゃないかと電話すると、遅いけど歩いてますと言うのでホッ。更に待って11:20再出発。

 山火事が多いようで企業植林の看板があちこちにあるのに大きな木はなく、
見晴らし抜群! 反面、前面に大下りと登り返す山が見え、ちょっとゲンナリ。底まで下ったら道は左右に分かれているが左の方が楽そう。登り詰めたらまた下り。さっきほどの大下りではないが、また登り返して11:40東屋。前回来た時はスッゴイ暑くて辛かったので長年来てなかったけど、どうして来てなかったのかと悔やまれるほどのいいコースである。遅れて着いた中川奥様はベンチで寝込み、心配したけど回復し、12:35歩き出す。

 下って登り返す途中に鉄塔があり、更に登って13:00峠。後は下るだけ。13:25道路脇のベンチまで下ったら
C6412で大欖涌郊遊徑は終わり。道路はMacLehose Trailでもあり、14:05標識に従い黄泥敦村大棠巴士站(巴士站=バス停)へと右へ、MacLehoseを辿る。100km TrailwalkerのCheck Point 9、大欖涌水塘の広場に着いたとこでMacLehoseは太鼓橋を渡るが、我々はそのまま道路を行く。以後は巴士站の標識に従えば迷うことはない。
 左に
漁農自然護理署の立派な建物が見えたら、右にJockey Clubの保良局(宿泊施設)があり、下る道路の左下は疑似野戦場。広いBBQ場は非常に美しく整備されてて、道路の分岐にある大棠茘枝山荘の大きな看板が面白い。馬や水牛や駝鳥がいて、滝や農園や茶店もあり、同じ方向に有機栽培のイチゴ狩りができる農園もあるそうだ。15:15バス道路に出る手前右に中華風の赤提灯を吊るした、海からほど遠いのに海鮮が売りの食堂を発見! 打ち上げはここにしようか。

【打ち上げはこの店】
大棠茘枝山荘 大棠名厨海鮮茶座酒家
 TEL : 2442-2212
新界元朗大棠山道7號
 店内はエアコン効き過ぎで寒いから外に座る。そのエアコンの水漏れか、雨も降ってないのにテーブルには水滴が落ち、コップで受ける。水槽には活きの悪いエビや不味そうな魚がいて、メニューは
「後午茶」だからか大抵38ドルと安く、ビールは生力の大瓶が15ドル。飲んだ5人が90ドルで飲まなかった3人は60ドル。この味でこの値段なら悪くない。帰りはバス道路に出て横断し、左に行くとバス停。佐藤さんが公衆トイレに入っている間にバスが来たので呼んだけど、すぐには止まらないって。でもすぐ元朗行き赤のミニバスが来たので乗車。オクトパス不可。終点で下車したが、どこだかわからず5分ほど徘徊して輕便鉄道を探し、九龍組はそれで西鐵の元朗駅へ、香港島組は968のバスと、分かれたのでした。

目的地 : 龍門郊遊徑
(Lung Mun Country Trail)
地域  : 城門・大帽山郊野公園
参考地図: 新界西北部      
山歩の日:2008年3月9日(日) 最寄り駅:MTR全湾(Tsuen Wan)、午前9時集合 天気予報:晴れ、最高気温22度、湿度85%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし   報告・Qちゃん   写真・府川 難易度 :2(約10キロ、2.5時間)

赤いデイゴの花は、広東語で象牙花と言う

後方がミニバスの終点。こちらにはめったに来ない
分岐の標識
鉄塔の下で記念撮影
このテーブル、ビール12本飲みますた!

 花が散ってから葉をつけるコットンツリー

こちらは8本だが、社長や重役が多いと割り勘

飲茶屋で、ペットのオームを肩に乗せてる人


 集合場所へ向かう地下鉄の中で倉田さんに会い、中川夫妻はイースター休暇にハノイへ行くってメールありましたねって言うと、ハワイでしょうって。え〜ハワイには行きたいって言ってたけどハノイだよ!と言ってると、倉田さんの携帯に野崎さんから電話。集合場所の出口ですか?と言ってるから、Bです!と横から叫ぶと、ベトナムのBですって倉田さん。おいおいベトナムはVやで!
 難易度は低く、打ち上げは川龍にしかないセルフサービスの飲茶屋だと案内したからか、参加者は五十嵐、府川、佐藤、倉田、宮田、秋子、太田、吉田、土田、野崎、内海、久嶋夫妻(ご主人が宮田さんの同僚、初参加)、私と14名! 遅れると言う久嶋夫妻を宮田さんに任せ、先に
兆和街へ行って城門水塘行き82のミニバスの順番待ち。長蛇の列だったが意外に早く乗れ、約半分が先に行き、9:30残った全員が乗り、9:40終点下車。

 9:45ここからは右へMacLehose Trailに行くこともあるが、大抵階段を上がるので、どちらかだと思っていた府川さんは肩すかし。左の道路を上がるのだ。9:50水路を渡り、9:55道路を離れて
龍門郊遊徑(Lung Mun Country Trail)の鳥居を潜る。階段は急で辛いが、森の雰囲気はとてもいい。標距柱C3409を過ぎると平坦になって歩きやすく、分岐を真っすぐ進み、次の分岐は左。5分もすると視界が開けて大帽山の中腹に飛び出す。道端にはワラビが芽を出し、香港のワラビは細くて堅そうで食欲がわかないが、ここのはそこそこ太い。でも本数が少なくて味見にもなりそうにない。
 10:55疲れてないが、1時間以上歩いたので鉄塔の下で10分休憩。靄っていて視界は悪いが、コンクリートじゃない道は起伏がなくて歩きやすく、非常にいいコースだ。龍門郊遊徑を逆走しているので
参號橋、貳號橋、壹號橋と辿り、11:40鳥居を潜って道路に出たら川龍まで2キロ。右へ上がってすぐの分岐を左へ行く。
 集落に入ると
赤いデイゴの花が咲き、コットンツリーの大木がオレンジ色の花をつけ、のどかな田園風景は日本の田舎みたい。道端には豌豆が実り、宮田さんに痩せた枝豆じゃなく、こういうの作ってよって言うと、みんなあの枝豆食べたくせにって怒る(笑)。12:05彩龍という店を過ぎたら路地を左へ下るんだが、路地は説明しづらいので割愛。

【打ち上げはこの店】
端記 / Tuen Kee
 TEL : 2490-5246
新界大帽山川龍村 (Chuen Lung Village, Tai Mo Shan, N.T.)
 
大帽山の湧水で入れたお茶が有名な端記は6:00〜14:00の営業。12時過ぎに着いたら満席で、屋外に隣り合わせた2テーブルをようやく確保し、箸や皿を熱湯で洗って好きなお茶を入れ、準備が整ったとこで料理を取りに行く。ピールも自分で冷蔵庫から取り出す。この時間になるとハーガウ、シュウマイと言った売れ筋はなく、大したものは残ってない。私はお茶が美味しいから満足だが、同じテーブルの府川、倉田、太田、土田、野崎、内海はビール飲み過ぎ! 12本飲んで冷蔵庫が空になったからマイタンしたようなもので、隣のテーブルは久嶋夫妻が飲まず、五十嵐、佐藤、宮田、秋子、吉田で8本。でも社長や重役が多いと割り勘にする。ここで初めて店の人が現れ、回転寿司のように皿やビール瓶を数えるのだが、ビールは18ドルと12ドルがあり、皿は数えられないほどあるのに、兄ちゃんは電卓も使わず835ドルだと言う。ホンマかいな? 全く信じられないが安いからいいかって、ビールを飲んだ人が70ドル出すって言うから、飲まなかった3人は20ドル! お世辞にも奇麗とは言えないが、安かったからか非常に評価が高い店でした。

目的地 : 龍鼓灘(Lung Kwu Tan) 地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 新界西北部      
山歩の日:2008年1月27日(日) 最寄り駅:MTR美孚(Mei Foo)、午前9時集合 天気予報:曇り雨、最高気温15度、湿度86%、寒冷注意報
水・食料:補給場所なし   報告&写真・Qちゃん 難易度 :2(約8キロ、約2.5時間)
鳥居から階段を上がり、中華白海豚を見に行く
この東屋がイルカを見る展望台
展望台から龍鼓灘を見下ろす
爆音の正体、サーキット場ではレース中

狭いのでカーブが多く、目が回りそう!
来る時に乗ったK52で戻る

 雨模様で寒い日、初挑戦したコースは大失敗! でもみんな寒くて早く帰りたかったから文句は出ず、悪天候に救われた森Qです。申し訳なかった参加者は中川夫妻、荒田奥様、佐藤、倉田、宮田、吉田、土田(2回目)、野崎(2回目)。美孚に10名が集まり、西鐵に乗って終点の屯門に9:38到着。トイレに行く人を待ち、F出口を出て右に進むとバスターミナル。龍鼓灘行きK52は9:54発。2階の一番前に陣取る。

 バスは屯門の町をグルグル回って集客。滅多に来るとこじゃないし、社会見学か遠足気分の我々。海辺に出たら西へ進み、
青山發電廠を左に見て坂を登ると、海と住宅を見下ろす絶景! 10:28終点で下車。寒いっ! 市街地より数度低いと思われ、早く歩こうってバス停を背に右へ道路を進む。が、左の小山の東屋が気になり、今日は道路ばかりだから登ろうってバス停に戻って道路を横断。「龍鼓灘中華白海豚瞭望_」という標識に従い海沿いに進む。ちなみに中華白海豚とはピンクイルカのこと。
 龍鼓灘中華白海豚瞭望_と書かれた鳥居から階段を上がると、下から見えていた東屋は展望台で、20の瞳でピンクイルカを探す。晴れていたら青い空と海なんだろうが、この寒空では津軽海峡みたいで(行ったことないけど)、イルカは現れそうもない。進む道はあるがどこまで行けるかわからず、寒いと言う佐藤・宮田・野崎に、じゃー見て来てと斥候を依頼。結局進めないとわかり、11:00登った階段を下る。

 鳥居から道路を左へ。一体なんなのかモノレールのような陸橋の下を過ぎ、分岐を右へ。本道に出たら左。11:25東屋でも聞こえていた爆音の正体が明らかになる
。International Kart Circuitというサーキット場だったのだ! 狭い香港だからとっても狭いけどね。レースをしばらく見学。道路に戻って歩き出すと小雨が降り出し、風が身を切るように冷たい。
 地図上では道路が下白泥まで繋がっているので全く疑わなかったのだが、
稔湾路を海の近くまで来ると警備小屋があり、警備員が出て来て、この先も道路はあるが24時間通行止めだと言う。えー、そんなぁ! でも寒いし、おなかも空いたし、ここで止められて良かったような気もして、イルカの展望台には寄らず早足で戻る。

 13:00下車したバス停に着き、バスは5分ほどで発車。打ち上げは元朗のシャングリラにしようと、軽便鐵路の駅が見えたら下車。
蝴蝶(Butterfly)という駅で元朗行きに乗り、14:03豊年路(Fung Nin Road)で下車。ホームを左に進み、右へ線路と道路を横断。路地を進んで歩道を真っすぐ、道路に突き当たったら対面にシャングリラがある。

【打ち上げ】
蓬莱_哩屋 / Shangri-la Curry House
 TEL:2944-5566
元朗安寧道144號地下 (G/F., 144 On Ning Rd., Yeun Long)
 前回あったランチセットは14時を過ぎるとないと言う。日本人だから?と思ったが、我々より後から来た人も夜のメニューを渡されていたから納得。熱燗を飲みたいと言いながらビールを注文する男5人。サモサ、タンドリーチキン、ネパール餃子のモモ、カレーはチキンと茄子が美味。イカカレーは、パールには海がないから今イチ。等を注文し、VIPカードで15%割引となり975ドル。ビールを飲んだ人135ドル、飲まなかった人60ドル。
 店を出て左にある陸橋に上がり、左方向へ進むと元朗西バスターミナル。
香港組は天后行き968に乗車尖沙咀組は全湾地鐵站行き68Mに並んでいたが、翌週聞いたら何人かが熱燗を飲みに行ったそうで、食事よりビール代の方が高かったのに、まだ飲んだの!?

目的地 : 元全古道
(Yuen Tsuen Ancient Trail)
地域  : 大欖郊野公園
参考地図: 新界西北部      
山歩の日:2007年12月16日(日) 最寄り駅:MTR全湾(Tsuen Wan)、午前9時集合(V注意:「全」の字は草かんむりに全) 天気予報:晴れ、最高気温22度、湿度79%、黄色乾燥注意報
水・食料:清快塘に茶店あり   報告・Qちゃん 写真・府川  難易度 :2(約10キロ、約3時間)
ここを上がって左に行くと、民家が点在
靄ってなかったら絶景ポイント!
後方に大帽山がボンヤリ!
恨めしそうなガチョウの顔
いつ来ても咲いてる睡蓮

 今日は日本から飛田さんが参加し、五十嵐、荒田、府川、佐藤、太田、秋子夫妻(奥様初参加)、森Qの9名。MTR全湾(Tsuen Wan)のA出口を出て右へ、A4の階段を降るとバス停があり、9:08全威花園(Allway Gardens)行き39Mのバスに乗車。9:20終点で下車。

 下車したバスターミナルの左にビルがあり、前回は3つ目の階段を上がって時間がかかったから今回は2つ目の階段にする。しかし、これがとても長く、結論から言うと1つ目のエレベーターに乗って最上階で降り、陸橋を渡って別のビルに入り、またエレベーターで地上に降りるのが一番近道。
安逸街(On Yat Street)を右に行くとすぐ道路の終点で、9:35小道に入ってスタート。
 階段を上がると道路で、東屋へと水路を渡り、
元全古道1km、下花山(南)と標識があるコンクリート道を上がる。だらだら登りの右側の木はほとんどが茘枝。山の中に廃屋や、今でも住んでいる家があり、畑の野菜や花、果物を見ながら進む。10:00三差路を左に進むと視界が開け、青衣に架かる橋を見下ろす絶景ポイント! なんだが靄ってて残念。後方の大帽山もぼんやりとしかわからない。その先に元全古道の案内板と標距柱C6101があり、起伏の穏やかな草原を進む。10:20石龍供の見晴し台のようなとこで休憩10分。

 以後は森に入るので見晴らしが悪くなるが、元朗と全湾を繋ぐ古道はよく踏み固められており、かつては多くの人が行き来したのだろう。
標識は田夫仔(Tin Fu Tsai)を目指して進み、11:00道路に到着。15分休憩して左へ進む。
 11:45右に東屋と
簡易トイレがあるとこで、左の清快塘村(Tsing Fai Tong Village)の標識に従い小道に入る。数分で清快塘村。ここの睡蓮は何種類かあるんだけど、不思議なことにいつ来ても咲いてて、ほら今日もまた咲いてる。村を抜け、分岐を真っすぐ行き、屯門公路(Tuen Mun Road)が見え出したらどんどん下る。屯門公路の横を更に下って集落の道路に出たら左へ。12:30能記がゴール!

【打ち上げ】
能記焼鵝飯店
/ Nang Kee Roast Goose Restaurant TEL:2491-0392
深井深康路13號 (13 Sham Hong Road, Sham Tseng)
 9人なので
ガチョウは半分(焼鵝半隻)145ドルにする。久しぶりなので美味しい。ビールは生力のピッチャー(大渣)が55ドル。店の人は魚やエビを勧めるが、ガチョウ屋で食べたくないって。あれこれ注文したけど、どれも及第点。男性が130ドルで女性は110ドル。サービスチャージなし。店を出て右の大通りへ。左に進むとバス停があり、香港島行きもあるよ。

目的地 : 元全古道
(Yuen Tsuen Ancient Trail)
地域  : 大欖郊野公園
参考地図: 新界西北部      
山歩の日:2007年5月27日(日) 最寄り駅:MTR全湾(Tsuen Wan)、
午前9時集合
天気予報:曇り雨、最高気温30度、湿度90%
水・食料:清快塘に茶店あり   報告・写真 Qちゃん   難易度 :3(約10キロ、約3.5時間)
安逸街の終点から左の小道に入る
わかりづらいが、汀九橋と青馬大橋
倉田さんが石龍供に登ってる間に休憩
休憩後、また歩き出す
パイナップルの缶詰を食べ、清快塘村へ
清快塘村の池は紫の睡蓮が満開!

 注意:「全」の字は草かんむりに全です
 先週、
黄色暴雨で中止した元全古道(Yuen Tsuen Ancient Trail)→深井→ローストグース(焼鵝)のリベンジを企画するが、またもや雨模様。府川さんに電話すると股関節が痛いので欠席すると言う。中川さんに電話し、集合して雨なら朝飲茶しようってことになり、出かける。集まったのは中川、五十嵐、山口、森Q。人数少ないからコース変えようか?って言うと、先週日本の100キロに出馬して肉食モードの山口嬢、ガチョウ食べに来たのに!と不満げ。そこに佐藤さんが来て、少し遅れると倉田さんから電話があり、これで6人。雨も上がったようなので予定通り行くことに。

 
A4出口の階段を下り、9:25全威花園(Allway Gardens)行き39Mに乗車。約10分で終点下車。左のビルの階段を「胡忠游泳池」の矢印に従って上がり、迷って安逸街(On Yat Street)という道路に出たので、ビルの街市を突っ切ればいいと思う。安逸街を左に進むと道路は途切れ、9:45小道に入る。階段を上がり、10:00また道路。晴れるとは思ってなく、無謀にも無帽な私。2つ持ってる佐藤さんに借りて水路を渡り、東屋から元全古道1km、下花山(南)と標識がある道を上がる。
 
青い実をつけた茘枝の木が何本もあるが、柵があるわけじゃなく、熟れたら獲り放題! 不味い種類で誰も獲らないのかな。10:15三差路で10分休憩。雨を想定していたので水が心配になる。いつも沢山持っている五十嵐さんが、売るよって言う。一口10ドルですか? 女性には口うつしで10ドル! げっ、口うつしかよ!

 標識に従い左に曲がると素晴らしい眺望! 三差路じゃなく、ここで休憩すれば良かった。その先に
元全古道の案内板と標距柱C6101がある。案内板は普通始点にあり、C6100のはずなのに、変なの。以後は海を隔て青衣という島に架かる汀九橋、青馬大橋、間近の大帽山は霧で見えないのに香港島、獅子山、飛鵝山、水牛山、馬鞍山まで見渡せる絶景! しかし曇り始め、水の心配はなくなったものの写真は今イチ。ここは別の山歩きの会の石原さんに教わった、South China Morning Postが選ぶ香港ベスト10の1つで、来て良かったとみんな大感激!
 10:45岩が点在する峠状のとこで休憩。ランタオ島のディズニーランドを拡張をする埋め立て現場が見え、右の三角点は
石龍供(Shek Lung Kung/474m)。倉田さんが登ると言うので5人は待機。10分ほどで戻って来て先に進む。分岐には標識があり、元全古道を外れず田夫仔(Tin Fu Tsai)を目指せば迷うことはない。

 11:35道路に出て左へ。道路歩きは面白くないが、元全古道が右の田夫仔に入るとこも真っすぐ道路を行く。府川さんから打ち上げに来ると電話があった後、雷が鳴りだし、雨がポツポツ。やばい! 早くゴールしたいけど倉田さんの冷凍パイナップルの缶詰も食べたいし、12:00右に
簡易トイレと東屋があるC6112地点で休憩。12:30まで。
 道路を少し進み、左の
清快塘村(Tsing Fai Tong Village)という標識を入ると、数分で清快塘村。茶店があり、紫の睡蓮が満開で美しい。森を抜けると屯門公路(Tuen Mun Road)が見えだし、どんどん下る。道に迷ってる人がいると思ったら、府川さんだ。早く着いたので反対側から登って来たと言う。陸橋になった屯門公路の下まで下り、道路に出たら左へ。13:00能記に到着。

【打ち上げ】
能記焼鵝飯店
/ Nang Kee Roast Goose Restaurant TEL:2491-0392
深井深康路13號 (13 Sham Hong Road, Sham Tseng)
 以前の記録があると何もメモせず帰宅したら、全データが消滅した時、Back Upしてなかった中に入っていたことが判明。googleで「深井、能記」で検索したら、06年2月5日に行った「Qちゃんの山歩日記」が現れビックリ! こんなんまで引っかかるとは情報の氾濫じゃないか? 嬉しかったけど。その時の裕記は焼鵝半隻130ドル、今回の能記は145ドルだが、他のメニューが安いように思う。ビールは生力のピッチャー(大渣)55ドル。あれこれ注文して食べてると土砂降りになり、店を出れない。お勘定は828ドルで1人120ドル+チップ12ドル。小降りになったので大通りに出て左のバス停へ。行き先は色々あるけど、
MTR葵興(Kwai Hing)行き緑のミニバスに乗車。景色もガチョウも大満足の1日でした!

目的地 : 青山
(Castle Peak/583m)
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図新界西北部      
山歩の日:2007年4月15日(日) 最寄り駅:MTR美孚(Mei Foo)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温26度、湿度79%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし   報告・Qちゃん 写真・府川  難易度 :3(約5キロ、約4時間)
真っすぐ行くと青山寺
まだツツジも咲いている石段の登り
大岩から撮影した東屋と山頂
2つ目の三角点に寄って下山
荒涼とした山並み、道は滑りやすい

  利用する機会が少ないKCR西鐵、美孚(Mei Foo)に集合したのは中川、府川、佐藤、宮田、山口、空中、2回目の大野、私の8名。9:12に乗車し、9:40終点の屯門(Tuen Mun)で下車。空中先生の教え子かと思ったら馬鞍山で友達になったと言う香港人の青年4名と合流し、A出口を出て杯渡路(Pui To Road)を左へ橋を渡ると荒田さんから電話。少し待つと現れ、総勢13名で出発。

 我々は路地に入ったが、わかりやすいのは突き当たりの
青雲路(Tsing Wun Road)を左折し、陸橋まで来たら反対側に渡って進む。教会から右へ興才街(Hing Choi Street)に入ると、正面に青山! きつい登りを予想させる山容だ。すぐ左に曲がり、青山古寺の標識があるとこを右へ道路を上がる。
 立派な門を潜り、道路は左に続いているが、10:15真っすぐ進んで山門を潜り青山寺を見物。2年前に来た時にやってた工事をまだやっている。階段を上がると左の小屋で
精進飲茶あり(日祝日12:00〜16:00)。一番上まで上がって御本尊を参拝。なかなか厄が抜けないらしい中川さんが熱心に祈る。

 10:25飲茶小屋の下の道路を進み、右へコンクリートの階段を上がる。青山亭という東屋からは左の黄色い手すりがついた階段を上へ。約5分で左に墓が見えたら注意。道は上に続いているが右の東屋がある方へ入る。
階段は上へ上へ656段あるらしく、始めは木立の中でいいが途切れると暑い! 青年3人とそれを気遣う空中先生、中川さん、私はゆっくり登る。10:45階段が一段落し、右に建物があるとこで休憩10分。
 コンクリートだったのが石の階段になり、急な登りが続く。靄っているが段々と眼下に見えてくる屯門の市街や海をながめ、じりじり登る。予想最高気温は26度だけど30度くらいありそうで、翌日、とある大会に出ていた明走会の日本人男性が亡くなったと聞いた。夏の山は無理しちゃいけないね。

 11:25ようやく青山直下の東屋に到着。なかなか汗が引かず25分休憩し、山頂へ行こうと言うと、何人かが荷物番をしていると言うので希望者だけで登る。鉄板の階段の方には行かず上へ。建物の間を右へ曲がる分岐は真直ぐ。道はすぐ途絶え、右の岩を上がると
青山山頂の三角点(583m)! 東屋から約5分。レーダーが林立しているけど天下を取ったような気分を味わえる。靄っていて空港が見えないのが残念。5分ほどいて来た道を戻る。

 12:15東屋から真っすぐ大岩を乗り越える道もあるが、左に巻く道を行く。右に上がって三角点(539m)に寄り道し、後は下るだけ。
植民地時代、広大な射撃練習場だったこの辺りは今でも植樹されることなく(地質が悪くてできないのかも)、まばらに草があるだけで荒涼とした山並みが続く。青年1人は問題ないが3人は滑りやすい靴で遅れ気味。下りが一段落したとこで休憩。下って来た道を見上げると、絶対こちら側からは登りたくないような急登だ。更に下って登り返したとこでも休憩。
 見えて来た道路を目指して下る途中、荒田さんが左に行ってしまう。猪突猛進だから追随した青年1人と共に戻って来ず、藪漕ぎして合流。後でそちらの道でも良かったことがわかり、ごめんなさい。右に近道があり、13:20道路に至る。青年は飲み物が足りなかったようで、もう下るだけだからみんな残った水やジュースを分けてあげ小休止。
 15分ほど下り、一般道路に出たら横断して右へ。
良景邨(Leung King Estate)という左のマンションに入り、抜けると輕鐵(Light Rail)が走っている通り。そこで青年とはお別れ。中華は喉を通りそうになく、9人で輕鐵に乗り元朗のネパリ・インド食堂、シャングリラへ行く。

【打ち上げ】
蓬莱_哩屋 / Shangri-la Curry House
 TEL:2944-5566
元朗安寧道144號地下(G/F., 144 On Ning Rd., Yeun Long)
 豊年路(Fung Nin Road)で下車し、左の出口を出て線路と道路を横断。真っすぐ行った突き当たりがシャングリラ。
メニューは様変わりし、日曜日もランチセットがある。牛・羊・鶏・野菜のカレーにスープ、白飯かナン、ソフトドリンクが付いて30ドル。こりゃ安いと4種類とも注文。辛さに弱い山口さんの要望でミディアムにしたら全然辛くなく、半分はホットにした方が良かったね。タンドリーチキン、中川さんが大好きなサモサ、海鮮炒麺、ビールはピッチャー55ドルを4杯注文。15%割引で604ドル。ビールを飲んだ6人が80ドルで、飲まなかった3人は45ドルと非常に安かった。しかし、全員にVIP Cardをくれ、今度からはランチセットの15%割引はないよと言われる。はいはい。
 店を出て左にある陸橋に上がり、左方向へ進むと
元朗(西)バスターミナルがある。香港組は天后行き968のバスに乗車。尖沙咀組は別のバス停に行った模様。

目的地 : 北大刀Yan(480m)、大刀Yan(586m) 地域  : 林村郊野公園
参考地図: 新界西北部      
山歩の日:2007年2月25日(日) 最寄り駅:MTR粉嶺(Fan Ling)、午前9時集合
天気予報:
曇り雨、最高気温20度、湿度96%
水・食料:補給場所なし   報告・Qちゃん 写真・府川  難易度 :3(約12キロ、約3時間)
箕勒仔にて、後方の山肌は墓地
名前がわからない可憐な青い花
と〜っても素晴らしい稜線歩き!
山の名の由来? Knife Edge
Knife Edgeもそろそろ終わり
山火事の跡

 青朗公路(Tsing Long Hghway)を南から進み、大欄随道という長いトンネルを抜けると、北大刃●(山かんむりに刃か山へんに刃、Pak Tai To Yan)と、大刀●(Tai To Yan)が聳えている。高い山じゃないが山好きはそそられる。久しぶりにそこへ行こうと、集合場所はKCR粉嶺(Fanling)。参加者は中川、五十嵐、荒田夫妻、府川、倉田、空中、森Qの8名。
 HSBCの横の陸橋を渡り、地下道に入って突き当たりを右へ。9:10地上に出たら
「蝴蝶山徑」という標識に従って狭い道路を上がる。みんな駅から歩き出すとは思ってなかったようで驚いているが、たまにはこういうコースもあんねん。

 土葬の墓が点在し、KCR沿線には新興住宅が中国へと広がっている。脇道に入らず、道路が途切れても真っすぐ進み、階段の登りになると汗がしたたる。9:35稜線のT字路に出るとベンチがあり休憩。谷を挟んで反対側の山肌は墓地。あの山の方へ行きますと言うと、今日は墓地見学かい? 違うってば。心配した雨は上がったようだ。
 右へ進むと数分で
箕勒仔(Mei Lak Tsai/256m)の三角点がある。その先は植樹されたツツジが満開で美しい。それを見たら階段を下る。10:00右に分岐があるとこを真っすぐ行くと徐々に登りになり、ほどなく猛烈な登りになり、しんど〜! 立ち休憩して更に登る。森の中の三差路で先に行く府川、佐藤、倉田、空中に、T字路に出たら左に進んで東屋で待っててくださいと言い、遅れた荒田奥様と中川さんを待って追いかける。10:30東屋はView Pointで、徐々に霧が晴れて大帽山、馬鞍山、八仙嶺などが見えだす。五十嵐さんが化石堀り少年だった話などで盛り上がり、30分もいて来た道を戻る。

 さっきのT字路を真っすぐ行くとすぐ
北大刀●(Pak Tai To Yan/480m)の三角点。その先に大岩があり、左に下る。太陽が顔を出し暑い。登り返すと、11:15名もない山頂(506m)。中国の工場はまだ旧正月休みの所が多く、煤煙がなくてスッキリと晴れ、素晴らしい眺望! 右は中国の高層ビルがニョキニョキ聳え、左はチロルを思わせるような香港の田舎。そりゃ言い過ぎやと中川さんはチロリン村と言うが、コペルニコス的発想の展望だ(香港が田舎で中国が都会)。
 天気予報は大外れの晴天で暑いが、両側がよく見える最高の稜線歩きが続く。11:55
大刀●(566m)の三角点に到着。ここも絶景! カナダから1学期だけ中文大学に日本文学史を教えに来ている空中先生も大感激。来たかいがあったね。20分いて下る。可憐な青い花を見つけ府川さんに撮ってもらう。
 そして
山の名の由来とも言えるknife edge、つまり刀の刃のような痩せ尾根を行く。高所恐怖症の人は怖いかもしれないが、鎖がついているのでモーマンタイ。このコース最大の見所だ。ゾクゾク! だが山火事の跡が痛々しく、焦げ臭い。荒田ご主人がゲロ吐いてんのかと思ったら顔で温度を計っていたようで、まだ熱い、焼けたてや!と言う。え〜、焼けた草むらから新芽が出てるよ。

 登り返したら下に見える
嘉道理農場(カドゥリーファーム)へと急な階段をガーっと下り、森に入っても下り、左の分岐には入らず真っすぐ下る。平地に出たら右へ。橋を渡ると道路で、13:10嘉道理農場のまん前でゴール! 帰路は左のバス停から大埔火車站行き64Kに乗車。約30分で終点のバスターミナル下車。地下道を通ってKCRの大埔駅へ。空中先生が帰り、いつものレストランに行くがすっごい混んでる。これでは予定に間に合わないと荒田夫妻が帰り、残った中川、五十嵐、府川、倉田、私は、どうしよう?

【打ち上げ】
KCRの改札に向かって左へ線路沿いに歩き、道路も真っすぐ行き、
三差路の先の左にあるコギレイな茶餐店に入る。多分もう来ないだろうと店名も住所も控えてなく、すみません。茶餐店なのでビールはなく、倉田さんがサークルKに買いに行く。肉絲炒麺、豚肉カレーのセット(意外に旨い)、麻婆豆腐かけ飯(はずれ)、フライドポテト、茹で野菜のオイスターソースかけを注文。ビールは別にして一人24ドル。茶餐店はやっぱ安い!

目的地 : 深井のガチョウ屋
地域  : 大欄涌郊野公園
参考地図:新界西北部      
山歩の日:2006年2月5日(日) 最寄り駅:MTR●湾(Tsuen Wan)
午前9時集合
天気予報:
曇り、最高気温17度、湿度79%、強風注意報
水・食料:清快村で補給可能   報告・Qちゃん 写真・府川  難易度 :3(約12キロ、約3.5時間)
蓮花山はわからず、土道に入る
大帽山と新緑を見ながら休憩
清快村の蓮池で記念撮影
東屋と、奥は青馬大橋
お目当てのガチョウ屋がある通り
ガチョウ半隻、油のりのり!

 ハイキングコースを決める時、今度はあそこへ行ってみよう!と考える場合と、あれを食べに行こう!と決めてから歩くコースを考える場合があります。今回ご紹介するのは後者です。目的地は深井のガチョウ屋。自然の中を歩くというスパイスはローストグース(焼鵝)を更に美味しくしてくれるでしょう。←かつて私が香港ポストに書いた時の記事の見出し。

 旧正月明けでまだ休暇中の人もいて参加者は中川夫妻、荒田夫妻、府川、音田、谷口♂、私と8人。帰国が決まった谷口♂さんが冥土の土産に行きたいと言うガチョウ屋を目指す。
B出口を出て右に進み、上りの階段を過ぎて反対側の階段を上がる。道路に出ると右に錦田行き51のバス停。乗車して約10分で郊野公園(Country Park)下車。

 バスで来た道を戻って階段を下り、下の道路に入ると
MacLehose Trail Section 9。車両進入禁止のゲートを越えると左にトイレがあり、真っすぐ道路を進む。右に標距柱M157を見て緩やかな登り。谷口さんの冥土の土産のガチョウがメイド喫茶に発展し、音田さんが、メイドが流行ったから執事喫茶を作ろうとしてるってNHKで見たと言うので話は更に発展。峠に出たが靄ってて景色は今イチ。執事の訓練話に花を咲かせて下る。
 左の視界が開けると大帽山(957m)が見え、腐っても鯛ならぬ、靄っても香港の最高峰! そこから登りになり
M160を過ぎると三差路。MacLehoseは真っすぐだが、標識に従い左の蓮花山、柴湾角へと登る。しばらく登ると下りになり、蓮花山てのは地名なのか?それらしき山がないまま2キロほど歩き、道路の終点の鉄塔から右の土道に入る。すぐ見晴らしがいい山腹に出て、大帽山を見ながら20分休憩。新緑がとても美しい!

 分岐じゃないとこに標識があり柴湾角、田夫仔へと進む。しかし、空中に登る白い階段が見える分岐には標識がなく、地図で確認すると右が正解だが、その前にあの階段。神殿を作ろうとしてやめたのか?と見に行くと、滑り台! 奥の廃屋は学校で、こんな山奥に学校があったとはねぇ。
 戻って正解の道を進み、T字路に出たとこで
元●[草かんむりに全]古道(Yuen Tsuen Anceient Trail)に合流。標識通り右の田夫仔へと進み、C6104の標距柱を通過。古道とは道路がなかった頃の道で趣きがあり、踏み固められてて歩きやすい。子供達もここを通ってあの学校に通っていたんだろう。
 林道に出てしばらく歩くと分岐。標識に従い右の田夫仔へと進むが、すぐまた林道に出て、結局どっちでも同じ。
 林道が終わると右の土道に入り、500メートルほどで舗装道路。これを左へ。沿道の木にかかった巣箱は不細工で、鳥もイヤなのか空き家。
 右に案内板がある所まで来たら、少しずれてるが左右に道路ではない脇道があり、トイレもあるので20分ほど休憩。標識に従い左の清快塘村へと進む。

 コンクリートで固められた道から、乾期なので枯れそうな滝が見えたり、植物観察もして
清快塘村に至る。飲み物や軽食の補給可能。桃が花をつけ、池には蓮の花! 蓮の開花は5月頃だからビックリ。こんな寒村で開花操作してるはずないし、Lotus Lilyと看板があるから蓮じゃないのかな?
 村を過ぎると平坦な道は下りになり、高層マンションや屯門公路が見え、都会の喧噪が蘇ってくる。東屋で青馬大橋を見ながら立ち休憩し、以後は脇道に入らず下る。
 道路に出て、突き当たりを左に曲がると右に数軒雑貨屋があり、その並びに
ローストグース(焼鵝)で有名な裕記と能記がある。

【打ち上げ】
裕記大飯店 / TEL:2491-0105
深井新村9號地下
 いつもの能記(1962年創業)ではなく、裕記(1958年創業)にしてみる。セットメニューを勧められるが単品で注文。お目当ての焼鵝は8人で半隻(1羽の半分)130ドルで十分。油のりのりで旨いが、みんな肉より野菜のお年頃だから。他に、金銀蛋蔬60ドル(ピータンと鹹卵=塩漬け卵が乗った野菜、ほうれん草がなく豆苗にしたので10ドル増し)、南乳粉絲蝦米什菜●[保の下に火]45ドル(南乳味で春雨風の麺と乾燥エビの野菜鍋)、椒鹽●[火へんに局]鮮●[魚へんに尤]60ドル(イカフライ)、翡翠麒麟豆腐55ドル(豆腐に野菜が乗ったあんかけ蒸し物)。注文した物を全て書こうと思ったけど、あまりにも煩雑なので以下割愛。
どれも美味しかったが能記より少し高く、10%のサービスチャージが付くし、次回からはまた能記だね。

 店を出て道路を右に進むと大通り。左に歩くとバス停。路線図を見てたら佐敦行きのミニバスが来たので飛び乗ったが、終点はMTRの駅から離れてるし、渋滞すると時間がかかるから、集合した
MTR●[草かんむりに全]湾に行きのバスにした方がいいガチョウ、じゃなくカモ

目的地 : 甲龍古道〜河背
地域  : 大欄涌郊野公園
参考地図:新界西北部      
山歩の日:2006年1月29日(日) 最寄り駅:MTR●湾(Tsuen Wan)
午前9時集合
天気予報:
曇り雨、最高気温18度、湿度99%
水・食料:補給場所なし        報告・写真  Qちゃん  難易度 :2(約9キロ、約3.5時間)
この鳥居を潜ってスタート
追いかけてくる野良牛
看板は出てるが閉まってるデザート屋
いい匂いがする檸檬●(木へんに安)
KCR西鐵がトンネルに入る上を通る
爆竹の後は赤い紙片が散乱する


 今日は旧正月の元旦。05年は九寨溝、04年はチベット側からチョモランマの麓、03年はモンゴル、02年は四川省のミニアコンガ見物と、香港で迎えるのは5年ぶり。マンションを出ると湾仔の街市(市場)は静まりかえり、まるでゴーストタウン。15度と香港にしては寒い朝で、雨を含んだ空気が凛と冷たく、香港の旧正も捨てたもんじゃないと思う。しかし、これくらいの寒さなら珍しくなく、いつもは溢れる人が熱気を作っているのだろう。
 参加者は中川夫妻、音田、日本から来た成瀬、私と5人。女性が少ない山海徑で男性が1人というのは、02年1月20日に青山に行った時の増渕ハーレム以来じゃない? 中川ハーレムはタクシーが少ないかもってバスで行くことになり、B出口を出て右に進み、上りの階段を過ぎて反対側の階段を上がる。道路に出ると右に錦田行き51のバス停。約10分で郊野公園下車。

 バスで来た道を戻って階段を下り、下の道路に入る。車両進入禁止のゲートを越えると左に公衆トイレ。道路を挟んで右の
「●(草かんむりに全)錦教育徑 / Twisk Nature Trail」の鳥居を潜って進む。雨上がりで湿度99%の森はじっとり濡れている。これが気持ちいいんだよなぁ〜!と成瀬さん深呼吸。そんなもんかい?
 数分で
T字路に標識があり、甲龍古道へと左へ進む。野良牛が2頭いてビックリしたが、牛もビックリしたようで慌てて道を空けてくれる。ところが階段を下りだすと付いて来る。階段は湿って滑りやすく、牛が脚を踏み外して落ちて来たらどうすんねん!とビビッたが、我々の腰に吉備団子がないのを見て諦めたようだ。

 次の三差路で休憩。真っすぐ下ると
甲龍古道で、以前下から登って来たことがあるよねと音田さんに言うと、そうだっけ? ほらここでマウンテンバイクとすれ違ったじゃないと言うと、すれ違ったのは覚えてるけど、ここやった?←いつ来ても初めてのように山を楽しめる人と誉れが高い。
 滑りやすい階段を下り、
川に出たとこで5分休憩。傾斜は緩くなるが下りは続き、川を3つほど越える。その間に音田さんと私が1回ずつスッテン。中川奥様が、音田さんやQちゃんでも転ぶんや安心したわ、でも転び方がうまい!と褒められ、んー、喜んでいいの? 雨上がりで大変だったが、木陰やせせらぎがふんだんにあり、登りも下りもオススメのコース!

 スタート地点から150mほど下って道路に出て、左へ水路脇の平坦な道路を進む。東屋がある広場で中川さんが奥様に、ここがオデン場やねんと説明してる(お台場に聞こえクスクス)。なにそれ?って奥様。佐野さんって人の送別の時にな、観音山に登ってオデンで打ち上げするって準備してたのに、道が見つからずここでオデンしてん。
 右に建物があり、石に
78 Lui Kung Tinと書かれ、Farm Milk Co., Ltd.の看板が出てる。軽食や牛乳系のデザートがあるようだが、旧正だからか門扉は
  閉ざされ、だったら看板出すなよな、とプリプリ通過。
 成瀬さんがいい匂いがすると言うので鼻を効かせると、確かに柑橘系のような木の匂い。なんだろうと辺りを見回すと、崖の上に
檸檬●という幹がスベスベした木。あれか?
 道路が大曲りする所は見晴らし抜群! 前面に出ると下に巨大な墓があるけど。あれは大刀ヤン? あそこはかつての空軍の滑走路と眺めながら立ち休憩。
 イヤな臭いが漂い始め、有機栽培か養豚場のようだが臭いの元は不明。もっと進むと、またさっきと同じいい匂い。見回すと檸檬 ●。やっぱこれか? でも、今までこの木の近くで感じたことはなく、雨上がりのせいかも。

 
清潭水塘(Tsing Tam Reservoir)の貯水池を左に見て突堤を渡り、右に入って東屋でうだうだ長話して30分ほど休憩。そこから2キロほど歩くと、KCR西鐵がトンネルに入る上を通る。これはなかなか面白い。更に進むと、左に整備された公園と案内板があり、登ると河背水塘家楽徑だが、真っすぐ大欖涌水塘へと下る。
 中華民族は旧正に爆竹を鳴らすが、香港では禁止。でも田舎は寛大なようで、爆竹と獅子舞の音が聞こえてくる。三差路でどっちに行こうかと迷い、音がする左に進んで正解。
集落に出てT字路を左に進むと、河背のミニバス乗り場

 こういう村に来たかったと喜ぶ成瀬さん。私も興味があって2人で散策。爆竹を鳴らした後の赤い紙くずが、氏神様とでも言うのか、社の前に散乱してる。清く正しい香港の田舎だと言うと、成瀬さんがどういう意味と訊く? 
路地が整然としてて、年寄りと若者が日向ぼっこしてるでしょ、こんな村、最近ないもん。
 バスが来たよ!って声に散策を切り上げ、元朗行きミニバスに乗車。終点は元朗(西)バスターミナルかと思ったら、更に進むので慌てて「有落!」と叫んで下車。

【打ち上げ】
蓬莱[口加]哩屋 / Shangri-la Curry House TEL:2944-5566
元朗安寧道144號地下(G/F., 144 On Ning Rd., Yeun Long)
 毎度毎度のシャングリラ。他は旧正月で閉まってたって理由もあるけど。前回のセットメニューは今イチだったので単品で注文。タンドリーチキンはいつも旨い。カレーは辛さが選べ、very hotはインド人もビックリ! マイタン(お勘定)の時、15%割引の名刺を出さなくても既に引かれてた(05年9月11日、06年1月8日参照)。あまりチップをおかず出たが、旧正だからもっとはずめば良かったね。元朗(西)バスターミナルに戻って、天后行き968のバスで香港島に戻る。

目的地 : 鶏公嶺(Kai Kung Leng/585m)
地域  : 林村郊野公園
参考地図:新界西北部      
山歩の日:2005年9月11日(日) 最寄り駅:KCR East Rail上水(Sheung Shui) 午前9時集合 天気予報:
晴れ・曇り、最高気温32度、湿度84%
水・食料:補給場所なし        報告&写真・Qちゃん 難易度 :4
(約10キロ、約4時間)

上水駅は上階と地階に改札がある。上階に出たら、左に美心(Maxim)のパン屋や快餐があり、セブンイレブンのあたりから左へ、彩園路(Choi Yuen Rd.)に架かる陸橋を渡る。地階に出たら、エスカレーターを上がると前述のセブンイレブンがあるので、右へ陸橋を渡る。陸橋は続いているが、左の階段を下って彩園路に下り立ち、左へ進むとバス停。元朗(西)行きの76Kに乗車。落馬洲(Lok Ma Chau)のバスターミナルを経て、約30分で逢吉村(Fung Kat Heung)下車。

 下車したら少し戻り、右の道路に入る。
華盛村と書かれてるのが目印。うらぶれた民家の間を5分ほど歩くと道路は3つに分かれ、真ん中を進む。右下にグラウンドを見たら、次の三叉路は上の道路。登山口は、左の鉄塔の下にある階段を上がる。もしくは、もう少し進んでコンクリートの階段を上がり、真っすぐ行くと墓なので、すぐ左へ道路の上を歩くように進むと、鉄塔の下の階段を上がった道と合流。
 去年の12月に来た時より草が茂っていて登山口がわかりづらかった。注意点としては、左に案内板がある所まで行くと行き過ぎ。我々はそこまで行き、草刈り中のオバちゃんに、電線の下から登れ!と強く言われ、ヨソ者の侵入を拒むかのようで、この先には八ツ墓村でもあるのかとビビった。

 鉄塔の下で、木で土を止めた階段を見つけたら後は簡単。登るだけ。15分ほどで台地に出て休憩。先端まで行くと、左に錦綉花園(Fairview Park)という一大住宅地が見える。そして、普段なら深センまで見渡せるはずが、靄っていて視界が悪い。まるで冬の北風が中国からスモッグを運んで来たようだ。まだ9月なのに異常気象か?
 更に登ると有刺鉄線の残骸が目に入る。このあたり、返還前は進入禁止だったのかもしれない。レーダー塔のような建物の横を通って峠に出ると、前面にこれから登る山が姿を現す。この山、
新界西北部の地図には名前が書かれてないが、市街地の地図には鶏公山となっている。また、目指す鶏公嶺も、市街地の地図では桂角山となっている。どちらが正しいのか不明だが、ここでは新界西北部の地図に則って記述。
 徐々に高度を上げ、最後にきつい登りをこなすと稜線に出て、少し進むと三角点/374m。風はなく、熱中症気味の渡辺さんは火照った顔が元に戻らない。鶏公嶺を眺め、皆さんに迷惑かけるといけないから引き返すと言う。フェミニストの中川さんが一緒に下山すると言うのでお任せし、渡辺さんに、これに懲りずにまた来てねと言いながら6人で進む。(打ち上げで合流した中川さん、実は私もついて行けるか心配だったんですと本音をチラリ)

 一旦下って登り返し、その後も登り下りが続く。今年の100km Trailwalkerに出馬予定の青島、谷口♂、庄司、補欠(?)植村が速い! 今回は中村さんの送別山行で、主賓なのに山頂で飲もうとシャンパンを背負った中村、メモや写真をとる森Qが遅れる。
 左に20メートルはありそうな大岩が芋虫のように横たわり、その先の三叉路は、左右どちらに進んでも合流するのでお好きな方へ。右に岩がゴロゴロしてる所を過ぎ、道が川の字のように3本に分かれた登りの手前で先頭が待っていた。(三角点からここまで約30分)
 真ん中の道はツルツル。モトクロスのバイクで来る人がいるせいだ。登りやすそうな左を辿り、約5分で
三角点/572m。トンボがヒッチコックの「鳥」を思わせるほど飛び交っていて不気味。更に高い頂きが見え、直登する。(山頂に興味がない人は左に巻くといい)
 
鶏公嶺/585mに到着! 茅の中に岩が点在し、靄っていて景色は今いちだが、ほとんど0メートルから登り始めたのだから、お疲れ、お疲れ。これなら渡辺さんも来れたのにね、と言いながら、中村さんが背負ったモネのシャンパンで乾杯! 帰国してもどうかお元気で。

 さて、反対側から登って来た人がいたのでわかったが、茅をかき分け進む道は見つけづらい。しばらく稜線を歩き、左の方に道が見えたら、そちらへ進む。振り返るとバイクで作られた道がたくさんできていて地図はあまり当てにならない。シャンパンを飲んだ山頂から約10分で下りになる。これもバイクが走ったせいで滑りやすく、非常に気を遣う。30分ほどで集落が一望できる台地で休憩。
 更に10分ほど下り、右にコンクリートの台がある所は、左へ紅白の鉄塔が見える方に進む。別のコンクリートの台の上を通過したら左へ。後は木に吊るされたテープを頼りに、ジャングルのような道を下ること約10分で墓の裏に出た。短パンの人は擦り傷だらけで、もうヘトヘト。やっぱり渡辺さんは来なくて良かったよ。

 墓から左へ、バナナ林の中に小道がある。道なりに進んで民家の門に突き当たったら右へ。樹齢を経た巨木は村のご神木だろうか。低層マンションが並ぶ集落は
蕉徑新圍(Tsiu Keng San Wai)。広場まで進み、右へ畑の畦道を歩く。十字路に出たら右へ。後は道なりに、墓から約15分でバス道路。反対側に渡って左のバス停から元朗(西)行き77Kのバスに乗り終点へ。(実際は男どもが元朗行き赤のミニバスに乗ると言うので森Qはブツブツ言いながら乗車。案の定、77Kの終点から遠い所に到着。私が道を知ってるからいいようなもんの、みんな元朗知らないくせに!とプリプリ。植村さんが、ええやん知ってる森Qがいるんやからと言う。そりゃそうだが…)

【打ち上げ】
蓬莱[口加]哩屋 / Shangri-la Curry House TEL:2944-5566
元朗安寧道144號地下(G/F., 144 On Ning Rd., Yeun Long)
 元朗(西)のバス操車場から徒歩約5分。安くはないが、お気に入りの店。サモサ、タンドリーチキン、カレー類が旨い。モモという餃子に似たネパール料理があるから、インド・ネパリレストランかな。これを書くために名刺をもらったら、次回持参すると15%割引と書かれてる。もう10回近く行ってるのに知らなかった!
 同じ道を戻り、元朗(西)のバスターミナルから香港島や九龍各地行きのバスが出てる。

目的地 : 望夫石(Amah Rock)
地域  : 獅子山郊野公園
参考地図:新界西北部
山歩の日:
2005年8月21日(日)
最寄り駅:
MTR黄大仙(Wong Tai Sin)
午前9時集合
天気予報:
曇り・雨、最高気温29度、
湿度91%、崖崩れ警報
水・食料:沙田pass(Sha Tin Pass)の茶店で補給可
(注・passは土へんに幼)  報告&写真・
Qちゃん
難易度 :2
(約6キロ、約3時間)

 MTR黄大仙駅で9:15まで待ったが、集まったのは中川夫妻、増渕さん、私。近年稀にみる低調ぶりで、よーし今日はいいとこ行ってみんなを悔しがらせよう!と出発。A出口を地上に出て左へ。陸橋の手前のU字路の奥に、慈雲山(北)/沙田pass邨行きミニバス18の乗り場がある。終点で下車し、沙田passの茶店まで歩いて登るつもりが、中川奥様は登りが嫌い。4人しかいないのに帰られちゃ困るってんで、タクシーで茶店まで行くことにした。
 しかし、ミニバス18の隣のタクシースタンドは、いくら待ってもタクシーが来ない。もっと進んで右に曲がり、消防局の横で乗車。運ちゃんに沙田passと言うと、どこに行くんだ?と訊く。山登り!と答えると、30分くらいだから歩いた方が健康にいいと説教される。(後で気づいたのだが沙田passとは道路のことで、運ちゃんはどこで下車するのかと訊いていたんだね) ところが連日の雨で崖崩れがあったようで、ミニバス18の終点あたりで通行止め。結局タクシーを降りて歩くはめに。(約5分、15ドル)

 左に
法藏寺があり、道路をダラダラ登る。いつもは枯れてる谷も滝のように滔々と水が流れ、あちこちから水が溢れてる。こんな日にも湧き水を汲みに来る人がいて、増水した水は不純物が多いと思うんだけどなぁ。
 高度を上げるにつれ霧が小雨のようになってきた。
「堂佛音観」(右から読む)の横にある階段を上がると、左にカーブした道路を歩かない近道。東屋や茶店(恒益商店という)がある三叉路に出て、休憩。その間に鳩首会談。予定通り慈雲山に登っても霧で何も見えないだろう、雨が強くなると嫌だし、Wilson Trailを歩くことにした。

 茶店と公衆トイレの間の道路を進み、すぐの三叉路は左へ。5分も歩くと橋を渡り、標識に従って道路を離れ、右の小道に入る。山火事があったようで左の山肌は真っ黒。それでも見晴らしは良く、雨に煙る緑が美しい。沙田の町が見えてきた。
標距柱(Distance Post)W049を過ぎ、階段を下ると、下に見えていた東屋で休憩。

 少し下って左に進むと水路に出て、後はひたすら水路沿いを歩くのだが、ものすごーく増水しており、草や岩が水没している。水は石灰が混じっているのかエメラルドを濁らせたような色で、実に美しい。こんな日に来たからこそ見れるんだよな、と増渕さん。ちょっと九寨溝に似てない?と私。(私は旧正月に、増渕さんは労働節に訪れてる) そりゃ言い過ぎだよ、でもこれでみんなを悔しがらせることができるな、と言う。中川さんも訪れたいと言っていたので、九寨溝もどきが見れて良かったですねと言うと、ほんまかいなー?と不信の声。
 中川奥様が、あっ緑ヘビが泳いでる! ギャ〜と叫んで駆け出す私。3人は水路を覗き込み、泳ぎがうまい、なんて言ってる。もう行こうよう! 右に東屋があり、土砂崩れで水路が塞がれた所があり、右に三角点。山頂でもないのに得した感じ。なぜなぜして進むと、正面の山に突き出した岩が
望夫石(Amah Rock)。子供を背負った妻が、夫の帰りを待ちわびて岩になったそうな。右に東屋がある所を過ぎると、左に水路にかかった橋がある。それを渡って望夫石へ。中川奥様は東屋でお留守番。

 橋を渡ると標識があり、少し先の分岐にも標識があって、下の道を進む。数分で谷に出ると、増水してて渡れない。中川さんが別の道から行きまひょか、と言うので、分岐まで戻って上の道を辿る。森の中を徐々に登って行く。右に階段がある所は真っすぐ。増渕さんが、沢があって湿っぽくて日本の山のようでいいと言う。が、滑りやすくて歩きづらい。三叉路に出たら標識に従い左へ。しかし、なかなか着かない。参道のようなコンクリート道を過ぎ、階段を上がるとようやく望夫石! 岩は20メートル近くあり、大きすぎて子供を背負ったようには見えない。

 橋から約20分かかったので帰路は近道しようと、望夫石から階段を下ってすぐ左へ巻き込む。5分も下ると、往路で増水してて諦めた谷に出た。靴と靴下を脱いで渡り、約10分で戻ることができる。
 中川奥様と合流。少し歩くと、Wilson Trailは真っすぐ水路沿いだが、右のLion Rock Tunnelに下る道に入る。ここも谷が氾濫した箇所があり、もう靴を脱ぐのも面倒でジャブジャブ進む。こんなことなら最初から水に入ってたら良かったよ。雨脚が強くなった中、傘をさしながバーベキューしてる若者がいて、根性あるなぁと笑いながら、鳥居を抜けると道路で、ゴール! 左に公衆トイレがある。

帰り方:鳥居から右へ進み、階段を下って左へ。高架下を抜け、信号がない道路を右に渡るとバス停。バスの種類は多く、香港島へ行くのもある。


ALL COPYRIGHT (C) 香港山海徑倶楽部(Hong Kong Mountain and Sea Trail Club)