大嶼山(Lantau Island)
「難易度」について
 「難易度」はあくまでも参考目安です。体力や体調、季節や天候によって変わること、御留意ください。
(難易度1)初心者、松コース (難易度2)初心者、竹コース  (難易度3)初心者、梅コース 
(難易度4)中級者コース   (難易度5)上級者コース
標距柱(Distance Post)とは
Trailと名のつくコースの起点から500メートル毎に設置された標識のことで、これを辿ると道に迷うことはなく、もし救助が必要になって999に電話する時も、この数字を言うと見つけてもらい易い。
999=救急車、ヘリコプター要請のEmergency Call,携帯電話可。呼び出した人のID・NOが必要。

2009年末までの紹介です。最新版はこちら

コースのタイトルをクリックすると詳細へジャンプいたします
迪士尼楽園の北
(2009年12月13日)
馬湾(Ma Wan)
(2009年8月30日)
香港澳運徑&澳運林
(2009年8月23日)
鳳凰徑、ステージ10
(2009年8月2日)
茘枝買い道
(2009年6月28日)
Lantau Trail 、Stage12
(2009年6月20日)
Lantau Trail 、Stage7〜8+α
(2009年6月7日)
Lantau Trail 、Stage 5〜6
(2009年5月31日)
ランタオピーク(鳳凰山)
(2008年11月22日)
南大嶼郊遊徑
(2008年8月31日)
芝麻湾郊遊徑
(2008年4月6日)
Lantau Trail 、Stage 5〜6
(2008年3月23日)
老虎頭
(2007年12月25日)
黄龍石澗〜黄龍瀑
(2007年7月29日)
老人山
(2007年6月3日)
トラピスト寺院
(2007年3月25日)
Lantau Trail Stage 2
(2007年3月11日)
Lantau Trail Stage 5+α
(2007年3月4日)
鳳凰山
(2007年1月7日)
茘枝街道(買い道)
(2006年6月11日)
鳳凰山(934m)
(2006年3月12日)
トラピスト寺院
(2005年12月25日)


目的地 :迪士尼楽園の北 地域  :どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2009年12月13日(日) 最寄り駅:MTR大窩口(Tai Wo Hau)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温23度、
湿度86%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし 報告 Qちゃん  写真 府川    難易度 :2(約6キロ、約3.5時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)青馬大橋を渡る   (2)バス停が見えて来た  (3)のっけから藪警報5!
(1)いい道になる (2)後方はネズミーランド (3)花瓶頂の三角点 (4)本とは違う道
(1)マーライオンにどすこい by 内海 (2)クレヨンしんちゃん
(3)道が途絶え行き惑う   (4)変な標識
*****
■広東語のハイキングの紹介本に載っている、前々から行ってみたかったとこで迪士尼楽園の北を一周するコースがあるんだが、花瓶頂て山が273mなんで、ネズミーランドを見下ろせるかも。しかし、あまり人気も人気(ひとけ)もなさそうで、道があるのかどうか心配。ま、行ってみよう。
 集合場所も初めての大窩口。集まったのは中川、府川、佐藤、秋子、土田、内海、安藤、森岡、私の9名。佐藤さんが先週話してたチューブ入りコチジャン(韓国の調味料)をくれる。府川さんが、それ歯磨き粉? 歯ぁ真っ赤になってまうやん!
 B出口を出たバス停でE31に乗ろうとするが、行き先が葵涌になっている。運転手に空港行く?て訊くと、んにゃ。横にいたおっちゃんが、空港行きは反対側だぁ歩道橋渡てけぇて言う。ご親切に有り難うございます。てことで反対側のバス停から9:30、E31に乗車。(空港行きならどれでもいいがE32は$10.5と安い)

●バスの2階の一番前から見る青馬大橋からの眺めはダイナミック。ランタオ島に渡ったら左に整備された道が見え、本の紹介コースじゃないけど、あれ歩きたいね。9:45最初のバス停で下車。進行方向に進むと左側にコンクリートの階段がある。これが下山予定の階段。(結局下山しなかったが) 左に分岐した道路を進み、金網のゲートをくぐると駐車場。右前方の金網が切れたとこを出て橋を渡ると、いきなり藪! Qちゃんホンマにこれ? はい、本にはそうなってます。誰が先頭? デカイ内海さん! 荒田教祖様と藪を極めた森岡さん!とか言ってると、土田さんが行ってくれる。
●リボンと細い電柱を頼りに進むが、すごい藪! 藪警報5って案内したのに7分丈ズボンの内海さんと安藤さんは痛そう。←自業自得? ところが、10:10稜線に出たらちゃんとした道がある。なんだよぉとホッとして休憩10分。見晴しがいい。

●左に5分ほど進むとネズミーランドが見えてきた。やっぱ狭いね。ひと山登ると道が左と正面に分かれている。左に行くと建物と三角点がある花瓶頂(273m)だが、本に紹介されているのは正面の海へ下る道。しかし海は遠く、かといって三角点は近過ぎ、そこから下ったら下車したバス停で、11時には終わりそう。それじゃ早過ぎ。早いのはモーマンタイだってみんな言うが、もうちょっと歩きましょうよ〜
 てなわけで海の方に進んだが、やっぱり遠いと小薮こぎして三角点に出て来たのが11:30。別のいい道があって、それを下ると海に出られそうで、行ってみようてことになり、11:50再出発。結果的にはこれが良かったわけだ。
●下に大きな岩が見え、ダルマ落としとか、マーライオンとか言っていたが、近づくとクレヨンしんちゃんにゲキ似! 12:15しんちゃんから右の道を下る。花坪の浜には廃屋と養殖池(?)があって、釣り人の姿も見える。12:25海辺のいい道に出て右に行くと花坪だが、見るものはなさそうで左へ進む。
 真新しい灯台に出たら、道が途絶えて唖然! 引き返す? やだ〜! あのリボンがついたとこ行ってみよう。岩場を越えて隣の浜のリボンから山に入る。また藪かと思っていたが悪くない道で、5分ほどでもっとマシな道に出て右へ。
 12:35海辺の廃村、草湾に到着。浜を横切り、コンクリートのいい道を山に入りかけたら、脇からじいちゃんが現れビックリ! どこ行くねん? どこて言われても、とっさに出てこん広東語。えーと、巴士站。
 12:45東屋で休憩。バスから見た整備された道に行けるかな? 行けないからさっきのじいちゃん船の客引きしてたのでは? えー! 不吉な予感にとらわれながら、12:55歩き出す。

 5分で次の東屋を通過。青馬大橋がグッと近くなり、整備された道には出られたが、青馬大橋に上がれるかな? 上がれないから船の客引きしてたのでは? 我等の運命やいかに?
 内海さんが斥候に行ってくれる。橋の下に道が続いてて一安心だが、バス停に上がれるかな? 金網のゲートをくぐり、上で内海さんが大丈夫そうだって言うけど、そっちは下車したバス停。できたら反対側の方がいいよねて、秋子さんが橋の下をくぐって偵察に行く。大丈夫!てんで内海さんを呼び戻し、多少障害はあったものの、13:25バス停に到着。最初の藪こぎを階段に変えたら、近年ない優良コースの発見であった!
 打ち上げどこにする? 空港バスは全部通るのでどこでも行き放題。なんだが、結局行きと同じE32に乗ってMTR葵芳で下車。この近所にオフィスがある佐藤さんのご紹介は、バッキンガム

【打ち上げ】
金漢宮
/ Buckingham Restaurant TEL:2408-2111
葵涌葵芳邨葵芳商場1樓116號A舗 / Shop 116A, 1F., Kwai Fong Shopping Centre, Kwai Fong Estate, Kwai Chung
 内装はちと趣味悪いが、青島の小瓶3本$12。結構! 何が美味しいかわからないので適当に注文。九胆魚、鹽椒豆腐とかイマイチもあるが、概ね美味しい。マイタンすると、ビールは24本飲んでて$96、計$516。飲まなかった中川さん$50、8人は$60。先週と同じ金額だって府川さん。ホントだ、先週のチンケな食堂と違い、バッキンガムはテーブルクロスで黒服がいるのに、いいとこ紹介してもらいました!←佐藤さんも初めて来たって(笑)



目的地 :馬湾(Ma Wan) 地域  :どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2009年8月30日(日) 最寄り駅:中環、馬湾行き2號埠頭、
午前9時15分集合
天気予報:晴れ曇り雨、最高気温32度、
湿度94%、雷注意報
水・食料:補給場所あり 報告&写真 Qちゃん    難易度 :1(約5キロ、約2時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)香港で最も低い三角点! (2)東湾海灘 (3)方舟から出て来る動物
(1)本日の参加者 (2)霧が吹き出すアンモナイト (3)方舟の入り口
(1)馬湾市  (2)青馬大橋  (3)立派な教会

■8月最後の日曜日は、前日の土曜日に荒田狂の皆さんが八仙嶺に行くから簡単コースにしてって要望もあり、馬湾にする。しかし、集まったのは中川、佐藤、秋子、土田、MO、私の6名。←簡単コースにしたのに少ないじゃん! 9:30発の船は$20。高っ! 船内はがらがら。青衣にかかる、まだ開通してない橋や、この夏、遂に登らなかった三支香という山などを見て、25分で埠頭に到着。下船すると左の岩場に三角点がある。香港で一番低い三角点だよって秋子さん。んだねっ!
 右側に店舗が並んだとこを真っすぐ進み、左の東湾海灘に出てみる。砂を入れた人工のビーチだと思うが、悪くない。泳ぐ気にはならないが。正面に青馬大橋、左にノアの方舟(Noah's Ark)からキリンや象が2頭づつ出て来るのが見える。夜になったら方舟にしまうんだろうか? そっちへ歩いて行き、道路に出て、左に進んで馬湾公園に入る。

●ちょうど今週号の香港ポストも馬湾特集。それによると自然と愛、芸術をテーマとした、翡緑山の地形を生かした18ヘクタールの自然公園だそうで、遊歩道を散策しながら生態系や歴史、芸術が学べるそうだ。←言い過ぎぃ
●入り口にある巨大アンモナイトの下から霧のような噴水が出ている。アンモナイトが欠けているのは、わざと。真っすぐ進むと左に彩虹壁(Rainbow Wall)という、芸術家が描いた7色の壁がある。右側の木のアーチは恋人達の小道だって。広場まで行くと行き止まり。戻って地下鉄の改札みたいなゲートから木の階段を上がる。
 展示は子供向けなんでちゃっちいが、タダなんで文句なし。鳥望台(Hill Top Lookout)は必見。青馬大橋がよく見え、100本の支柱からなる流線型のオブジェは「飛鳥」という。アスカちゃいまっせ。ヘリテージ・センターは遠そうで諦め、ぐるっと回って入り口に戻る。そして道路を右に進む。
 左にノアの方舟の入り口がある。ここも子供向けだが、タダではなく入場料$50〜$90。やめとこか。方舟の中にはYMCAが経営するホテルもあって、これは安いようだ。

●右に警察と消防が並ぷとこを真っすぐ進む。公園の外れまで来ると近代的な雰囲気は一掃され、低層民家がある。そこから馬湾市という、旧市街というか漁村へ行くのが本日のもう一つの目的だが、林道に進入禁止のビラがある。いつもなら構わず進むが、公園や方舟に来た人が面白がって来るのを真剣にイヤがってるんちゃう?と中川さん。それじゃーと左のコンクリートの道を上がる。
 森を抜け、階段をどんどん下る。どこ行くんやろ? 小さい島だから道がなくなったら戻ったらええか。海辺に出ると左に壊れかけのあずまや=麒麟亭があり、右に馬湾市の埠頭が見える。それを目指して歩きにくい岩浜を進む。林道に出たら、なんのこたぁない、ビラが貼られたとこから数十メートルの距離を遠回りして来ただけだった。
 馬湾市に向けて林道を行く。ホントに行っていいの?って誰かが訊く。ええよ、進入禁止の林道じゃなく海から来たんだから! そういう意味じゃないと思うけどって声もあるが、かまへん、かまへん。集落には天后廟があるが、さすがにそれを見に行くのは遠慮して、集落の手前で右のコンクリートの階段を上がる。廃屋や、建設途中で放棄されたような家が多い中、広場に出ると右に立派な教会があって驚き。このあたりに見そびれた馬湾公園のヘリテージ・センターがあるのだが、こちらからは入れず断念。

●道路に出たら右へ進み、珀林路を左折。右側に真新しいなマンションが並んでいるが、馬湾なんでそんなに高くないらしい。また、馬湾?それどこよ!って感じで、懸命にPark Islandとして売る出しているようだ。そして、こんなとこにも日本食屋がある! 今や香港は、麺・粥屋より日本食屋の方が多いんじゃなかろうか?
 左から馬湾郷事會路が交わってくるとこで、時刻は12時前。ちょっと早いけど、打ち上げを馬湾でするならネットで調べて来たとこ、馬湾郷事會路にあるんですって言うと、じゃー行ってみようって、探しながら行く。正確には馬湾郷事會路より1本右の通りで、小さいながら生け簀もある。入ってみようか?

【打ち上げ】
輝記飯店
 TEL:2986-5240
馬湾大町村中211&214號地下
 調理場と客席が分離した店は、ビールはスコールの大瓶が$13。これを飲んでしまい、ブルーガール$18にする。ビールの安さでは山海徑の基準クリアー。料理はイカや九胆魚のフライ、蛤の豆味噌炒め、蜜椒牛柳粒が美味しい。また普通は貝柱なんだが、ケチってナスにした(ケチり過ぎ!)蒜茸粉絲蒸茄子$35が旨い。マイタンすると$508。1人$80で大満足でした!
 さて帰路は、マンションの中を抜け、埠頭に戻ったけどバスにしようってことになり、近くのバスターミナルからメトロプラザ行きに乗車。馬湾をぐるっと回って青馬大橋に上がり、青衣を通って行く。見所いっぱいでオススメ。終点で下車したら、ビルがMTR葵芳につながってます。



目的地 :香港澳運徑&澳運林
(HK Olympic Trail & Olympic Green)
地域  :一部、北大嶼郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2009年8月23日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時45分集合
天気予報:晴れ曇り、
最高気温33度、湿度81%、炎熱注意報
水・食料:補給場所なし  報告&写真 Qちゃん    難易度 :2(約7キロ、約3時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)所々にあるプレート (2)ここからスタート (3)澳運林の入り口 (4)澳運徑の道標
(1)山の中の集落 (2)お目当ての滝 (3)銀鑛洞で撮影中 (4)梅窩側の澳運徑の案内
*****
■8月の日曜日もあと2回。9月から100kmの練習が始まるので簡単コースにしようと、先週、石原組の皆さんが行った「オリンピック・トレイル」てのが面白そうで我々も企画。これは去年の北京オリンピックの主題「緑色澳運」と「人文澳運」を記念し、民政事務總署が国際オリンピック委員会の批准を得てランタオ島の北に、香港澳運徑&澳運林(HK Olympic Trail & Olympic Green)を設置。トレイルの最高地点は277m、全長5.6km。澳運林では人民解放軍1000名と地元民2000名が1万本の植樹をしたそうだ。
●参加者は中川、佐藤、山口、山本、秋子、土田、安藤、阿部、MO、私の10名。小豪湾行きのバス361日に3本しかなく、10:00に乗るべく、集合は9:45にする。しかし、いつも通り9時に集合した人がいる。山本さんと、空港で社長を早々にチェックインさせ、駆けつけた中川さん。メールはちゃんと読もうね。

●バスはいつもの乗り場を少し回り込んだとこから発車。10:07最初のバス停「白芒村」で下車するが、じいちゃんが運転手に怒っている。どうしたのかと思ったら、バス停を通り過ぎたらしい。初めての我々にはさっぱりわからない。じいちゃんの後をつけて、巨大トイレのような建物へと下る。
 トイレではなく、地下道の屋根だった。林道が通っているが澳運徑の案内はなく、道路に「Equestrian 馬術」と書かれたトンバ文字のような絵のプレートが埋め込まれてるだけ。ちゃんとバス停で降ろしてくれてたら、スタートの案内があったのかな?
 すぐ澳運林の看板があり、階段を上がって行ってみる。ところが、高速道路の上を東涌に戻るようで、これじゃー方角が全く違う。もう見なくていいやって早々に諦め、戻って再スタート。高速道路でほとんど塞がれた入り江沿いに進む。

●集落の入り口の三叉路を右へ。大きな家があり、高速道路ができた時、なんらかの利権を得たんじゃないかって勘ぐるぐる。分岐があちこちにあってちょっと説明しづらいが、左折優先、所により真っすぐって感じ。
 10:25山の中に立派な集落が現れビックリ。住人もいるようで、外界から隔絶されたような村だが、車があるとこを見るとそう不便でもなさそうだ。荒田ンのリタイア後の住処にどないです? 10:40分岐を右へ進み、牛?朗を通過。次の分岐は橋を渡る。
 10:55登りの途中に右に分岐した道があり、その先にあずまやがあるので行って休憩。高速道路の向こうに海と空港の外れが見え、風が吹き抜けて気持ちいい。山本さんの冷凍ミカンとパイナップルの缶詰をいただく。ウマイ! いつも有り難う。君はもう不良会員から脱出だ〜! 25分休憩してトレイルに戻る。

●さて、ここからもう一つのお楽しみ、大きな滝探しが始まる。石原さんに「絶対見逃さないようにね。最高地点の峠(つまり2個目)から下り初めて割りと直ぐです」とメールがあり、石原さんたちも通り過ぎて滝の音を頼りに戻り、小道を入って見つけたそうで、耳を澄ましながら歩く。
 しかし、最高地点の峠がどこだかよくわからず(地図と違う)、滝音というよりせせらぎが聞こえなくなったとこで、いつも老虎頭から出て来る道に合流し、中川さんと相談。分岐はなかったし滝らしい音もしなかった。戻ってもわからないだろうって、滝は諦めて先に進む。
 右に休憩小屋があり、そこからは下り。木陰がない炎天下のコンクリートの階段は暑い! 11:00森の中の三叉路に出たら、Chek Lap Kok Airportという道標がある。誰がここから歩いて行くねん!と、みんなで突っ込み入れて右へ下る。あっ、なんか滝の音が聞こえる。それに右へ入る小道もある。ちょっと行ってみよう。藪道に入って5分弱。あった〜!
 でも「峠から下り始めて割と直ぐ」じゃー全然ないですよ。明るくて開放的な滝で、そのせいか水苔が生えていて濁って見えるのが残念。12:20までいて来た道を戻り、更に下る。 
 右に銀鑛洞があり、変な衣装の香港人と西洋人がいる。ファイナルファンタジーの撮影をしているそうだ。しかし、剣は厚紙だし、衣装も小道具もちゃっちい。動きだけ撮影し、後はCG処理するんだろうか? そこから下って、もう銀鑛湾瀑布はいいやと見ないで進む。

 可愛い道標があるとこから、いつもは真っすぐ進むのだが、梅窩のフェリーピアは左となっており、今回はそっちへ進んでみる。道路が来てないのに立派な家や、お洒落なマンションがあり、梅窩の奥深さと広さを実感。梅窩側の澳運徑の案内をみたら、ほどなく海沿いの道に出て右へ。秋子さんが帰り、打ち上げは9人。初めての海鮮食堂に入る。

【打ち上げ】
華記飯店
/ Wah Kee Restaurant TEL:2984-1665
梅窩碼頭熟食中心
 魚香茄子$55、?椒炒蜆$55、沙薑鶏$100(半隻)、イカフライ$55、チビ牡蠣の卵焼き$55、金銀蛋菜$53、かた焼きそば$38などを注文。安いし、味もそこそこ。ビールはブルーアイスの大瓶が$16だっけ? マイタンすると手書きの請求書が出て来てビックリ。しかし、沙薑鶏が1隻で$200ドルついてる。文句を言い、改めて出て来たらソフトドリンクが2缶になってる。1缶だって言うと、テーブルの下に缶が落ちてるって。えーっ、これは我々のじゃないよ! 店の人と私と、どっちが細かいんだか。〆て$693となり、1人$100集めて$200を山海徑財布へ。
 14:40の船で中環へ戻る。写真を撮っててみんなより遅れて乗り、腰を落ち着けてしばらく。日曜日の船内には不似合いなスーツ姿の男性が歩いている。誰かと思ったら中川さん! 社長を空港に見送った時のスーツと黒靴を背負って歩いていたんだって。さすがビジネスマン! で着替えはスーツしかなく、食堂では浮いちゃうから我慢してたらしい。(笑)



目的地 :鳳凰徑(Lantau Trail)、ステージ10 地域  :南大嶼郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2009年8月2日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、
最高気温33度、湿度88%、炎熱注意報
水・食料:補給場所なし  報告&写真 Qちゃん    難易度 :1(約8キロ、約2時間)
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(1)パイ缶食べて休憩 (2)Potato Wedges、定番 (3)Penne Arraviata、定番 (4)Vongole、ハズレ
■今回は夏休みや出張で参加者が少ないと予想され、天気予報も炎熱だって言ってたから、残留組も楽しようぜ!コース。それに一つ、確認したいことがあったし… 参加者は五十嵐、佐藤、秋子、山本、内海、安藤、MO、私の8名。予想通り少め。9:15東涌から大澳行きのバスに乗り、9:40水口で下車
●進行方向に細い歩道を進むと、橋のたもとにL099の標距柱や案内板があり、右に道路を横断すると「前期古老人之墓」がある。1990年代に修復されたそうで、何の変哲もない土葬の墓だが、オリジナルは300年以上前の明の時代の墓なんだそうな。この場所がはっきりせず確認したかったわけで、皆さんお脚を煩わせてすみませんでした。集落の方へ進み、バスで来た道路を戻る。民家が途絶えると左に案内板とL100の標距柱があって、そこでランタオ・トレイル(鳳凰銀)ステージ9が終わり、10が始まる
●石を埋めた階段を上がると鬱蒼とした森になり、墓や骨壺置き場がある。あまり気持ちの良くない森を抜けて視界が開けたら、やれやれ。振り返ると水口村や海が見える。そして山道から広々とした道路に出るとあずまやがあり、休憩。ここからランタオ・ピーク(鳳凰山)の山裾を横切る引水道沿いを、水の流れとは逆に右(=東)へ歩く。L102を通過。平坦で木陰も適当にあって非常に楽だが、夏特有のモヤ〜とした天気で景色は楽しめず、飽きてくる。L113で道路に出たら、旧東涌道だ(←勝手に命名)。ここで10は終わり。真っすぐ進んで11に突入。する前に、引水道に出てから一度も休憩してないから、山本さんの冷凍パイ缶をいただこう。つべたくて、うま〜い!

●ステージ10に比べ、同じ引水道沿いながら11は趣きが違う。こっちの方が古いのか、コンクリートの道路は荒れた感じで、水路の側壁はびっしり苔が生えている。L114を過ぎると、木々の間に青や茶色の瓦屋根の建物、長沙ビーチが見える。山の上からバスの苦しそうなエンジン音が聞こえると思ったら、陸橋に架かった新東涌道(←勝手に命名)の腹を見上げるようになり、L115を過ぎると更に近づき、仕舞いには道路の下を潜ってしまう。すると右に案内板があり、階段を上がるとバス停。
 水口に行く時、バスで通過したとこで、道路を反対側に渡ったバス停から乗ると東涌に戻れるが、今日の打ち上げは梅窩にしようってことで、道路に出た側のバス停で梅窩行きのバスを待つ。

【打ち上げ】
La Pizzeria
 TEL:2984-8933
G/F., Grandview Mansion, 11C, Mui Wo Ferry Pier Rd., Lantau Island
 用がある佐藤さんが先に帰り、暑くなければ屋外の席の方が気持ちいいが、さすがに暑くて店内へ。とりあえずビール!(ジャー$120)だが、二日酔いの私は気分が悪く、いりません、水ください。Nachos、Potato Wedges、Penne Arraviata、ピザはMrgaritaのラージと定番を注文。スパゲティBologneseは美味しいが、Vongoleは今イチ。海鮮Risottoが激ウマ。みんなはビールの後、白ワイン($178)も2本飲んで、マイタンすると$1593。うち酒代が$956! 私が$100で、みんなは$260。飲み過ぎだってば!



目的地 :茘枝買い道 地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2009年6月28日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時集合
天気予報:曇り雨、
最高気温29度、湿度92%
水・食料:集落で補給可能  報告 Qちゃん  写真 府川  難易度 :2(約8キロ、約4時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(1)石壁水塘と海                 (2)延慶寺の参道の象
(3)稜線中央の窪みに大仏様の頭が    (4)補修できない崖崩れ
(1)補修した崖崩れ    (2)ジャック・フルーツ   (3)茘枝
(1)民家で茘枝販売中   (2)空港と青山  (3)宮田夫妻

****
■吉田さんはお休みだし、宮田さんの送別山歩も中休み。宮田奥様が日本から初参加なのでしんどくない、時期的にもちょうどいい、茘枝街道改め、茘枝買い道へゴー! 参加者は中川、府川、荒田、宮田夫妻、秋子、山本、土田、稲岡、安藤、阿部、山田、私の13名。B出口を出てバスターミナルへ。9:20発の昴坪行きに乗車。

●9:45山海亭で下車。バスの進行方向に進み、最近雨が多いので満水になっているのではないかと石壁水塘を見に行く。予想通り、満々と水をたたえたエメラルド色の水塘は海と見紛うばかり。右に目を転じると、この方角からは膝っ小僧のように見えるのでKnee Cap Hillの別名を持つ、5月31日に登った観音山だ。バス停に戻り、更に来た道路を戻って、左に大きくカーブするとこを真っすぐ屈深道に入る。
 稜線に頭だけ出た大仏様が見え、着陸体勢に入った飛行機が目線より低く飛び、崖崩れ現場を過ぎ、だらだらと1時間くらい下ったら海辺。右の集落へと進む。じいちゃんやばあちゃんがジュース買わないか、水あるよと声をかけてくれるが、茘枝は売ってない。売っててもこの先長いから買わないんだけど、もう収穫は終わったのかと心配になる。
 峠を越えると雨が降り出す。すぐ止んだが、次の集落の手前でドド〜と土砂降り! 木の下で雨宿りしながら進む。次の集落にも茘枝はなく、ジャック・フルーツが鈴なり。今年はやけにジャック・フルーツが多い。

●森を抜けると、どうしたことか茘枝の枝が大胆に伐採されている。その近くの廃屋の軒下で、ばあちゃんが伐採した枝からハサミで実を切ってカゴに入れている。黄皮という実を入れたカゴもあり、香港人の女性が、あれは私のばあちゃんだと言ってカゴから実を取って分けてくれる。いいのかなぁと思いながら食べると、美味しい〜! このコースは何度も来たことがあるが、こんなに瑞々しくて美味しい茘枝は、それに黄皮も、初めてだ。収穫は終わりに近く、完熟だからかもしれない。でもばあちゃんは売ってるわけではなく、いつもの民家で買うか?
●11:50その民家では先発隊が値段交渉をすませ、1束$12のところ2束で$20。私は買わなかったが2束買った阿部ちゃんが、どうぞ〜と次々に手渡してくれるから、熱気(いっへい=体を冷やす物を食べ過ぎた後の体調不良)になるくらい食べてしまった。これで本日の目的は達成したが、まだ先は長い。
●海沿いの道になると対岸は空港だ。空港が一番よく見える大岩には東屋ができていてビックリ。山本さんの冷凍パイ缶を食べていたら土砂降りになり、しばらく足止め。もう登り下りはほとんどなく、集落やケーブルカーの下を通り、マングローブの群生地を過ぎると道路は近い。
 13:10バス道路に出て左へ。東涌駅のいつものレストランに着いたのは13:35。海水浴帰りみたいな若者が30人くらいいてどうなるかと思ったが、14時には座れる。

【打ち上げ】
富東海鮮酒家
/ Holly Restaurant TEL : 2109-1348
東涌新市鎮富東商場
 まずはビール。生力の大瓶$15を10本注文したら6本しかなく、10分待ってくれたら冷やすとウェイトレス。なんじゃそれ? じゃあカールスバーグ($18)にしてと言ったのに、ふと気がつくとカールスバーグ2本と青島($25)が2本出てる。飲みかけていたが、青島はいらん!と突き返すと、一旦いなくなったウェイトレス、飲みかけの青島に蓋をして戻って来て何か言ってる。こちとら料理の注文で忙しく、荒田さんがカールスバーグと同じ値段やったら飲んだる!と言ってくれる。たかが$7とはいえ、納得できんもんはできん荒田さんと森Qであった。以後ウェイトレスには敬遠されたが、ビール19本飲み、散々食べて$1088。1人$100だと集め過ぎなので男性$100、女性$80として、$150は山海徑財布に入れました。


目的地 :鳳凰徑(Lantau Trail)、
ステージ1
2
地域  : 南大嶼山郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2009年6月20日(土) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、
最高気温32度、湿度?%
水・食料:補給場所なし  報告 Qちゃん  写真 府川  難易度 :2(約9キロ、約4時間)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。

■はっきりしないランタオトレイルのゴールを確かめたいと、土曜日なのに特別企画。集合したのは中川、府川、宮田、山口、山本、安藤、言い出しっぺの私と7名。山賊やヘビが出たら恐い!と参加を募ったわけで、みんな来てくれてありがとう!
 バスターミナルから梅窩行きバスに乗り、貝澳羅屋村で下車。9:45芝麻湾道に入る。川沿いの道路を行くと、左の湿地で水牛が草を食んでいる。近くまで行くとかなりデカイ。背中には鳥を乗せ、ムシャムシャ。うまいかい? 道路に戻ると水たまりにオタマジャクシ。あんたら、水が干上がる前にカエルにならんと死んじゃうよ! 貝澳川の河口は引き潮で、青い胴体で赤い爪のカニがたくさんいる。このカニ茹でたらどうなるのかな? 茹でられてアッチッチッて逃げて来たから赤いんだよ。でも爪が1つしかないみたいで、カニじゃないんじゃない? だったら何? エビとか… エビよりはカニに似てますよ。てなことを言いながら集落を抜け、段々と山裾へ入って行く。
 あっこれ、ネムリソウ(眠り草)って言うんだよ。オジギソウ(お辞儀ソウ)じゃないの? うん、昔はそう言ってたけどお辞儀しないから名前変えたんだ。誰が? 私が。え゛ーっ、そんなことしていいんですか? ええよ、通称なんだから。いくら女王様でもそれは…? だって友達にオジギソウって教えたら、お辞儀しないでネムの木みたいに眠るって言うから、変えたのっ! そんな〜!!!

●やがて道路を離れ、山道の登りになる。暑くて大変だが、サンセットピークとランタオピークが見えることは滅多になく、海の向こうには香港島からラマ島まで見渡せ、いや〜絶景、絶景! 今日は本当にお得、来て良かった!と感動の嵐。冷凍桃缶を食べて生き返り、東屋で長い休憩をとって梅窩まで歩いたのでした。そして、ランタオトレイルは70キロあるのに結局DPは139までしかなく、埠頭の案内所みたいなとこで終わり。また、そこがスタートでもあるらしく、溜飲が下りたのでした。めでたし、めでたし。

【打ち上げ】
La Pizzeria
 TEL:2984-8933
G/F., Grandview Mansion, 11C, Mui Wo Ferry Pier Rd., Lantau Island
 13時に入店。ビールのジャー$120、アイスレモンティーのジャー$72、Nachos$69、Potato Wedges$39、店のオススメMexican Roll$99、Penne Arraviata$69を注文。食べていると、13時まで仕事で13:50の船に乗って来た阿部ちゃん登場。再度ビール、ペンネ、ピザのMrgaritaラージ$88、スパゲティのBolognese$69、Carbonara$79、Angel Hair Mushroom$69、Garlic Bread$37、海鮮Risotto$79を注文。白ワイン$120も2本追加。いつものオジさんがおらず、客も私たち以外おらず、味が落ちたって言われていたからオーナーが変わったのかと思ったが、Potato Wedges、ピザのMrgarita、Mexican Roll以外は合格。オーナーではなく値段が変わったって感じで、マイタンすると$1758。山海徑の打ち上げでは破格の値段! 面倒だと$250徴収。15:30の鈍行船でダラダラと寝汗をかきながら中環へ戻ったのでした。



目的地 :鳳凰徑(Lantau Trail)、
ステージ7〜8+α
地域  : 南大嶼山郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2009年6月7日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、
最高気温31度、湿度85%
水・食料:補給場所なし  報告 Qちゃん  写真 府川  難易度 :4(約20キロ、約6時間)
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(1)東涌のバス停    (2)山腹を行き…    (3)海沿いを行き…
(1)道に土砂はないが崖崩れ現場   (2)滝に到着   (3)道なき道
(1)道らしくなる    (2)冷凍パイナップル開缶!    (3)砲台跡
(1)石筍(ひよこ饅頭みたい)           (2)ベネチアへ行く船
(3)ストーンサークルなかったね   (4)チビ滝撮影中のカメラマン
***
■土曜日は秋子邸で吉田さんの送別会があり、19名参加したうち15名が今日も参加とは、優秀優秀。中川、五十嵐、府川、荒田、佐藤、宮田、山口、秋子、山本、大野、吉田、稲岡、安藤、MO、私。東涌のB出口を出てバスターミナルへ。大澳行き11に乗り約45分、終点で下車。

●来た道路を少し戻り、右の道路に入って南涌村へ向かう。海沿いの集落を抜けると山に入るが、登るのではなく山腹を巻くだけ。山から出ると海沿いの道で、L060を過ぎると超激しい崖崩れ。中川さんが滝を見に連れて行ってくれないって言うから、今日は行く約束をしてるのに大丈夫だろうか。心配しながら登り口まで来たら、問題なさそう。五十嵐、山口、稲岡は残ると言うのでザックを預け、トレイルを離れてコンクリートの階段を上がる。荒田さんが、やっぱり止めとくわと帰る。あらら。で、11人で登る。ここも崖崩れしたとこがあり、藪は深いが、30分で堰堤に到着。山際の踏み跡を慎重に登り、滝の前に出る。大帽山の裏の滝と違い、ここは開放的で明るい。蒸し暑くって疲れたが、いい滝だとみんなの評判も上々。
 大野さんが右の巻き道を登ってる。沢登りの時は海から川を登り(今登って来た道じゃなく)、ここまで来たら大野さんが登ってるとこを上がり、更に上の滝を登って最後は萬丈布に出る。難易度が高いコースなのに高所恐怖症の岩崎さんが来たことがあり、真っ青になってたっけ。帰りは速くて15分で4人が待つとこへ戻り、おにぎりなんかを食べて休憩。

●海沿いのコンクリート道はL062を過ぎると終わり。左の二澳村へと入って行く。ところが、これがトンデモナイ藪で、草のトンネルの中を、前を行く人について行くだけ。自分が迷っているのか、正しい道を歩いているのかもわからない。少しマシになっても標距柱はないし、ようやく開けたとこにL065があってホッとする!
 そこからは穏やかに進み、一度海辺に出て登り返し、煎魚湾營地で冷凍パイナップル缶詰を食べて休憩した後、また海辺に出て分流村へと入って行く。ここで第二オプション。T字路の右がランタオトレイルで、左は分流郊遊徑。郊遊徑を行くと1.5キロほど距離が増える。短距離コースに中川、五十嵐、山口、吉田が進み、11人は分流郊遊徑コース。じゃー後で!と別れたが、表示がちゃんとしてなく、折角別れたランタオトレイルにまた出てしまう。その後は正しい道がわかり、砲台と石筍を見て砂浜に出る。ところで、ストーンサークルはどこだっけ? 宮田さんが地図出そうか?と言ってくれるが、場所がわかったら戻らなきゃならなくなりそうで、いいと言って山肌を登り、4人が待っててくれてるとこでトレイルに合流。休憩。
 山肌をトラバースしてL073を過ぎ、川を渡って階段を上がると道路。ようやく道路に出た〜。L076でステージ7が終わり、8に突入。これがまた5キロもあり、黙々と歩くだけ。公衆トイレがあるとこでバス道路に出て、終わり〜! やれやれ。オプション二つ歩いた人は約20キロ、お疲れ様でした。バスが混んでてどうなるかと思ったが、幸い全員乗れて東涌へ。もう17時近く、府川、荒田、佐藤、稲岡が帰り、打ち上げは11人。今日はなにかと11人だね。

【打ち上げ】
富東海鮮酒家
/ Holly Restaurant TEL : 2109-1348
東涌新市鎮富東商場
 お客さんは誰もいないが入れてくれる。飲茶は当然なく、夕食のメニューだが、そんなに高くない。ビールはBlue Iceの大瓶が$11。安い! おなか空き過ぎでいっぱい注文したが、完食。マイタンすると$1099。ビールは13本で$143。9人飲んだから$20弱。でも大野さんのコーラ2缶と変わらないってことで、お茶しか飲まなかった中川さんが$90(気持ちだけ)、他は$100でした。空腹だったせいか、とっても美味しかった


目的地 : 鳳凰徑(Lantau Trail)
ステージ5〜6
地域  : 南大嶼山郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2009年5月31日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り、最高気温30度、湿度68%
水・食料:補給場所なし  報告 Qちゃん  写真 宮田  難易度 :3(約11キロ、約5時間)
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(1)Stege 5入り口変更の案内    (2)観音山山頂にて   (3)観音山を背に
(1)L047〜飛龍へと続くヤブ   (2)龍とQ   (3)龍とQ(その2)   (4)Stage6を下る
(1)かなり立派なお屋敷   (2)がけ崩れの爪あと   (3)イカフリャー
***
■集合したのは中川、五十嵐、佐藤、宮田、秋子、太田、吉田、土田、森岡、私の10名。東涌のB出口を出てバスターミナルへ。大澳行き11に乗り約40分深屈道口で下車。来た道路を登り返すと三叉路の右に「鳳凰徑」と書かれた鳥居がある。しかし、ステージ4から5に繋がる道はここではなく、それを見たいと少し下る。ところが、工事中で案内板と思われるものはゴミ袋がかぶせてある。どうしたんだ?と思いながら進むと、長い板が進路をふさいでいる。こりゃ一体なんだ? どうやらステージ5の始まりはここではなく、さっきの鳥居からになったようだ。勝手に変えたら困るなぁ。

●石の階段をうねうねと登って行く。先頭を歩いていたが、Qちゃんヘビ出るで宮田さんに変わってもらい、と中川さん。そうだっ、いいこと言ってくれる、宮田さん先行って! 私と同じく大のヘビ嫌いの太田さんはしっかり最後尾。流石、やることにそつがない。
 峠に出て道は右に曲がるのだが、左に観音山/434mの三角点が見える。宮田さーん観音サン登ろう!って言うと、いいですってメッチャつれない返事。でも土田さんが登りたいと言うのでみんなつられて登る。三角点まで来たら、正面の稜線に大仏様の頭が晒し首のように乗っている。あ〜ここ来たことあるって土田、佐藤。だから去年も登ったって、あんたたちホントまだらボケだね。と言うと、去年登ったと思っているのは森Qさんだけでホントは登ってないかもしれないって宮田さん。えー、多数決したら私の負けかい。しかし、宮田さんが登る気がなかったのは去年登ったからで、私の記憶は正しかったのだ。

●観音山から戻り、しばらくは平坦だが、下った後の登り返しが超キビシイ。見上げるような階段だ。しかし、ここが今日一番の難所。曇っているのが幸い。一歩ずつ登って名もない山頂に出た後は、羌山/459m、靈會山/490mと順調に通過。標距柱L047からトレイルを離れ、藪道を行く。5分ほどでコンクリートの階段に出て少し上がると、極彩色の飛龍(Fling Dragon)が岩の上に体を長らえている。秋子さんは、悪いけどちゃっちくて笑っちゃうと言う。ええい、この罰あたり者め! 私は初めて見た時、いたく感動したんだが、ちゃっちいかな?って森岡さんに訊くと、いや素晴らしいですよと言ってくれる。だよね〜
 藪道を戻るのは気が進まず、進入禁止みたいな小さい警告板があったが、意味がよくわからず、いざとなったら広東語も英語もわからない日本人のふりしようって階段を下る。でも、流石に寺の門扉を潜るのはためらわれ、手前で右の階段を下る。が、なんと行き止まり。仕方メイヨーで戻って門扉を潜る。おばちゃんが、あっちの道行き!みたいなこと言ってるが、ハローハローと愛想笑いをして林道に出る。やがてトレイルに合流。

●森を抜け、開けたとこに出ると、右に怡園の門扉。入ってみよう。犬を連れたおっちゃんが冷えた飲み物を売っている。コーラもビールも$8。同じ値段ならとビールを買った秋子さん。つき合うしかないなぁと吉田さん。意外に佐藤さんが買わないので後で訊くと、1缶くらいじゃ満足できないからだって。なるほど。
 蓮池は土砂が流れ込み荒れているが、中川さんに教わって今回初めて母屋に出てみる。マーヴァラス! Oxfamでも、YMCAでも、Club Medでもいいから買って維持してもらえまいか。こんな素晴らしい山荘を朽ちさせるのは実に勿体ない。漁農署はどうだ?
 そんなことを考えながら、蓮池の堰堤からステージ6に突入。去年の豪雨の爪痕だろう、痛々しい崖崩れ現場を見て、急な坂を下り終え、14:35ステージ6終了。道路を進んで大澳へ。みんな空腹でビールに飢えており、東涌や梅窩に出るって言うと暴動が起こるって五十嵐さんが言うから、じゃー大澳で一番大きい食堂に行ってみようか。

【打ち上げ】
福満林酒樓
/ Fook Moon Lam Restaurant TEL : 2985-7071
大澳街市街29號
 以前は大して美味しくなく、安くもなく、その埋め合わせのようにエアコン効き過ぎで寒く、何年も来てなかったのだが、今回は全て改善されたと言っても過言ではないほど合格。シャコ、イカ、九胆魚と、ちょっと海鮮ぽいものも注文。量が多くて美味しい。ビールは大瓶のカールスバーグが$25、17本飲み$425。計$1136。一人$120徴収し、$60は山海徑財布へ。また大澳に来たらここだね。


マオナン特派員レポート 目的地 : ランタオ・ピーク 地域  : 南大嶼山郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2008年11月22日(土) 報告&写真 マオナン 番外編
■Lantau Peakを登る      マオナン

MTR東涌に集合。日本からのOB13名、香港現役組は山口さん、太田さん、稲岡さんの3名で、フルマラソンが趣味という猛者だ。森Qのガイドで日本から来た友人を某所に案内する五十嵐さんも顔を見せる。
東涌と昂坪を結ぶケーブルカーに乗る。ケーブルカーの数は多いようで、やたらとすれ違う。2人連れが独占している箱もあれば、6〜7人が乗っている箱もある。ケーブルカーから見る空港の眺めは新鮮だ。はるか下の石段を一歩一歩踏みしめて登っていく登山客の姿も。そうこうしているうちに天壇大仏が視界に入り、昂坪に到着だ。
●みやげ物屋と飲食店が軒を連ねる昂坪ビレッジに入るや、「なんだこれは!昔はこんな店はなかったぞ」の声がOBの間から上がる。この5日間、何処へ行っても何を見ても何をやっても、「昔はこうだった、ああだった」の連発で、香港現役組にとっては「またか」とヘキエキ状態だったのではないかと推測する。
●Lantau Peakは自然石の段を一段ずつ登って行く。この日の気温は高いところで25度Cくらいか。登り出すとすぐに汗ばんでくる。途中、長ズボンを短パンに換え、上はTシャツ1枚になる。柳元鬼軍曹と私はしんがりで、香港の山と海の景色を確かめるように眺めたり、写真を撮ったりしながら登って行った。
意外だったのは、香港返還から10年余たつというのに山が思ったほど汚されていないことだ。大陸の連中がどっと香港に押し寄せ、山に登ればしたい放題。そして、アフタ フィールズ アンド マウンテン(アトハ ノトナレ ヤマトナレ?――誰かさんのエイゴ)。ところが、行ってみると違っていた。大陸の人たちは香港の山に興味がないのだろうか、それともマナーが良くなった?それを現役組に聞くのを忘れた。
●高速組の常連、星野太太と安本さんに「異変」があった。10キロ余の減量に成功した星野さんは太太の好リードを得、大方の予想に反して(失礼!)934 Mの頂上に立った。安本さん一家、夫妻プラス夫人の母上という布陣も注目を集めた。母上は星野太太や私と同じウマ年だが1まわり上の78歳。娘婿の甲斐性でLantau Peakを極め、翌日もハムティン湾の海風ストアまで歩く健脚ぶりを示されたのである。
●下山の後、伯公拗(テヘン→土)からバスでムイオウに出、懐かしいイタ飯レストラン(引っ越して別の場所だったが)で遅めの昼ごはん。帰りは、これまた懐かしいフェリーでセントラルへ。
翌日のSharp Peakで柳、日暮両人とマオナンは「青春」を埋めた山から立ち去り難かった。山海徑の同窓会、来てよかったの一言に尽きる。香港のみなさん、有難うございました。(以上)
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(写真左から)   1、Lantau Peak登山の途中で。
2、ポーリン寺の天壇大仏下で記念写真を撮るホンコンヤンたち
3、一休みする星野夫妻(Lantau Peakにて)
4、眼前に開けた大浪湾を背に(左から柳、マオナン、音田、森Q,日暮、増渕)

 (写真左から)1、Sharp Peak頂上に立つ低速組8人(手前のハチマキ男は土田、
手を挙げている女は安藤、男性2人は名前?)
 2、「青春」を埋めたSharp Peakは立ち去り難かった(左から土田、柳、マオナン、日暮)
 3、同窓会打ち上げの記念写真(銅鑼湾の太湖城レストランにて)
4、打ち上げの宴席での一こま、植村さん、安本さん

■番外編         マオナン

 香港現役組はご存じないかもしれないので、「香港山海徑倶楽部」(以下、山海徑)の沿革について若干触れておきたい。1992年のトレイル・ウォーカーに参加した香港新潟県人会チームが山海徑のルーツのようだ。ようだ、というのは私自身香港に着任したのは94年だからである。生みの親は田辺さんという人で、これを大きく、立派なものにした育ての親は鬼軍曹こと、柳さんだ。
 「95年に初めて参加した時は、新潟県人会の運動部みたいだった」とは森Qの感想だが、この頃から新潟出身者以外の参加者が増え出した。新潟県人が少数派になったこともあって、99年今の香港山海徑倶楽部に改称した。新潟県人会から山海徑へとリレーされ、帰国組による日本支部も誕生し、名前だけでなく実際に活動している。
「The First Run」「The Last Run」といったタイトルの文集もいくつか作った。これらの中にはトレイル・ウォーカー参加チームの記録だけでなく、100キロを歩いた人たちの思い入れ十分な体験記とサポート隊による献身的支援態勢のドキュメントがギッシリ詰まっている。
香港現役組の中からも欲しいという声が出た山海徑のTシャツ。あれは児玉親分が最初に手がけたものを、キムサクこと木村さんが東海道53次よろしく、100キロの風景を取り込んだ今のデザインに切り替えた。山海徑はカレンダーも出し、これも何年か続いた。カレンダーを飾る写真は金子、山崎両師匠の力作だが、復活はあるのかどうか。
山海徑が香港と日本で活動を続け、現にこれだけ発展をみているのは、毎週末山行の計画を立て、案内を出すといったroutine workを面倒くさがらずにこなしてくれた森Qと山ちゃんのお陰だ。力量はあるが、行け行けドンドンにならないから、みんなが付いて行ける。ここにリーダーとしての資質をみる思いがする、と言ったら異論が出るだろうか。本業に忙しい山ちゃんに代わって、このところ中村さん、安本さんの両名が幹事業務をこなしているが、とてもいいコンビだ。(以上)

■HP管理者補足・「香港山海徑倶楽部」についてはホームページトップの上の帯「香港山海徑倶楽部」をクリックしてもご覧になれます。


目的地 : 南大嶼郊遊徑 地域  : 南大嶼山郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2008年8月31日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温29度、湿度93%
水・食料:補給場所なし   報告 宮田  写真 府川  難易度 :2
(5段階評価、ラマ島の榕樹湾→索罟湾を1.5とする)
▼画像を」クリックすると画像が大きく表示されます。
(写真左から)(1)ムイオウ行きのバスで峠で下車。工事もだいぶ進んでいました
(2)南山への道入口   (3)スタート直前の参加者10人(+一名カメラマンです)
(写真左から)(1)てくてく(2)滝の脇で休息(3)がけ崩れの跡が・・先日の台風の爪痕か?
(写真左から)(1)古道への案内板(2)古道を歩くメンバー 今回は珍しく男ばかり
(3)いつものイタリアン 美味しかったです 帰りのボートの中、満足満足
◆8月最後の日曜日。9月からはいよいよ100kmの練習も始まるため今回はこの夏最後の簡単コース。中川、五十嵐、秋子、佐藤、府川、太田、土田、吉田、稲岡、阿部、宮田の11名が集合。最近にしては珍しく色気のない男集団となりました。前日にマクリ3?4の夜間練習に挑戦し、何と夜中の3時に帰宅した阿部ちゃんはしっかり参加。立派です!(他は4名は沈没・・・)
東涌駅9時集合。梅窩行きバス伯公凹下車、そこから左手に見える「南大嶼郊遊徑」に入る(C1113の手前辺り)。最初に少しだけ登りがあるがあとは等高線沿いののんびりコース。登りきると「へぇ〜、香港にはこんなに島があるんだぁ」ということを改めて感じさせてくれるほど大小の島々が入り乱れて遠くには香港島、九龍側の高層ビル群まで見渡せる絶景に皆感嘆!
◆多少岩場が多いものの足元は土の道で、前半後半にはそれぞれ木々の茂る中を潜り抜ける道が続いており、その木陰がまだ残る暑さをかなり和らげてくれます。先週の台風の影響か、途中崖崩れと遭遇するがその前後にはいくつも小さな滝や山水が流れていてこれまた涼感を漂わせてくれます。みんな口々に「いいねぇ、このコース!」と絶賛。なんと言っても登りがないのが最高?!
◆途中3回ほどの休憩を挟み目的のSouth Lantau Road(C1100近辺)の東屋に到着(12:00)。
当初はここから桟橋までバスの予定だったが、「秋子(あきね)さんをなんとかサポート隊に引きずり入れる会(注)」の面々から「秋子さん、今年は100km目指すんでしょ?だったらこんなところでバスに乗ってちゃダメだよ、歩かなきゃ!」(=100km目指すにはこうやって挑戦しないといけない。それほど大変なんだから早く諦めてサポートに来てよ!の意味)との説得により渋々(?)船着場まで歩いていくことに。木々の合間をすり抜け畑と民家の間を通り抜けること約3km、いつもの桟橋に到着。
【注】秋子さんの、昨年のサポート隊設営での絶妙なるアレンジの功績大きく、なんとか秋子さんが選手からサポート隊に回ってくれないものかと日々願っている今年のサポート予定隊のこと。とにかく本人の口から「やはり私、サポートに回ります」と言わせるべくあの手この手で翻意を願っている。

【打ち上げ】
La Pizzeria TEL:2984-8933
G/F., Grandview Mansion, 11C, Mui Wo Ferry Pier Rd., Lantau Island
参加していない森Qさんからの指示はなんと「おいしくなくなったとの噂がある、いつものあのイタリアンにお行き!」。当然「自分が食べないのにまずくなった店に行けとは何事か!」とかなりのブーイング。
それでも百聞は一見にしかず。「うまいかまずいかは同じものを同じ条件で食べてみないとわかるはずがない」と果敢に(?)挑戦。まずはビールをピッチャーで。歩いた後なので有無を言わさずまったくもっておいしい!すぐに2杯3杯と次々すすむ。次にNachos、Pizza Margherita、Pastaなど定番を注文。Nachosは心なしか
かけらが多かった印象があるが、全体的には「そうかぁ?そんなに味、変わらへんと思うがなぁ」がほぼ一致した感想。森Qさん、次回は是非ご自身で試してからにしてくださいね!値段は忘れたけど、「う〜ん、もうややこしい!」と飲んだ人200ドル、飲まなかった中川さんが端数。

以上


目的地 : 雨で予定変更!
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2008年4月13日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、午前9時集合 天気予報:霧、最高気温25度、湿度97%
水・食料:適当に補給可能  報告・写真 Qちゃん  難易度 :1(約6キロ、約2.5時間)
干上がった河原で、それぞれに遊ぶ
雨期には川床になる石の上で座談会
この金網をさぁ、越えれば川だっぺ!
これが東涌砲台
海は埋められ、高層マンションが林立
砲台を一周する城壁

 朝から霧雨なのに誰からも電話がなく、どうしたんだろうと思いながら東涌へ行くと、中川夫妻、五十嵐、荒田、府川、佐藤、宮田、倉田、吉田、安藤、私と11名が集合。天気が悪かった2月24日、飲茶de解散したから、歩けなくても飲茶だって雰囲気が漂っており、私の雨乞いが効いた!と中川奥様。
 案の定、駅を出ると傘なしでは歩きづらいほどの降りで、ゴール予定地はタイやヒラメではなく、
ピンクイルカが時々舞い踊るオオオク(正しくは大澳)。スタート地点までバスで1時間近くかかり、コンクリートじゃない土道が多いし、これ以上降られたらヤダなぁって中止することに。A出口を出て左のエスカレーターを上がり、陸橋を渡ってビルに入ったら左方向へ、いつものレストランに行く。

【打ち上げじゃなく…】
富東海鮮酒家
/ Holly Restaurant TEL:2109-1348
東涌新市鎮富東商場1樓 / Tung Chung, Fu Tung Shopping Centre, 1F
 帰ってジョギングすると言う荒田、柴崎コウの映画「松林少女」の試写会に行く府川、倉田が珍しくビールを飲まないと言い、グラスいる人?の問いに手を上げたのは、五十嵐、佐藤、宮田、吉田、そして安藤嬢! 女性メンバーは山口、時々来られる中川&荒田奥様、私だけなので待望の新人です。マラソンはハーフ2時間、朝から酒も飲みます。ビールのつまみ系は11時以後しかなく、定番の点心を食べて582ドル。ビール飲んだ人が70ドルで、飲まなかった人が50ドル。

 11時前にレストランを出たら、止んでる! 降ってなかったら仕方メイヨー。府川、倉田が帰り9人で川を見に行くことにする。エスカレーターを地上に下りて反対方向、つまりMTRの駅を右に見ながら真っすぐ歩道を行き、突き当たりを左へ。右のトンネルを潜ったら真っすぐ。
年末再開したケーブルカー、昴平360が動いているのが見えるが、先月は2回停まり、昨日も1時間半ほど停まって約150人が宙吊り! 陸海空(Rescue Trail、水上警察の船、ヘリコプター)の出動を見て生きた気がしなかったそうだ。往復チケットは返金してくれバスで東涌へ戻ったが、お詫びにくれたのは昴平360の乗車券。中国から来ていた人は憤怒。キャッシュで500ドルもらい「大家和平散去」。
 陸橋に上がって途中で左へ曲がり、陸橋を下りたら道路を横断して右へ。バス道路を離れて左の
黄龍坑道(Wong Lung Han Road)に入る。赤●角新村(Chek Lap Kok New Village)の低層マンションから車両侵入禁止のゲートを越えて進む。
 11:40右に案内板があり、階段を上がると
黄龍坑郊遊徑(Wong Lung Hang Country Trail)。そこを過ぎると数分で道路の終点。土道を少し行くと金網が張られた川に出る。顔を押し付け、奇麗な水だねぇと眺めていたが、せっかくだから川辺に出ようって右の山際から踏み跡を辿る。去年来た時(7月29日参照)の水量の半分もない感じ。乾期だとこんなに枯れるんだ。40分くらいいて来た道を戻る。

 12:40歩き足りない荒田さんが黄龍坑郊遊徑に行くとお別れ。8人でパス道路に戻ったのが13:00。まだ帰るには早いし、砲台へ行こうって左へ。5分くらいで左に入ると東涌砲台がある。一応史跡。暇つぶしにはいいけど、大型バスでくるほどじゃないと思うんだが、団体さんがたんさんいる。今は廃校になった小学校があり、敷地を囲むように城壁があるので一周。写真や展示品も見ても30分あれば十分。
 同じ道をMTRの駅まで戻り、打ち上げは朝したから解散。ところで
Citygate(駅ビルの名前)は今やアウトレットで有名なの知ってる? 先週靴底が剥がれた私は、ご主人が新しい靴を探していると言う中川夫妻と共に買い物に。中川さんはいいのがなかったけど、私は358ドルのColumbiaをゲット! 満足な1日でした。

目的地 : 芝麻湾郊遊徑
(Chi Ma Wan Country Trail)
地域  : 南大嶼山郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2008年4月6日(日) 最寄り駅:中環の梅窩(Mui Wo)行き埠頭、午前8時55分集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温28度、湿度95%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし  報告・ Qちゃん 写真・府川  難易度 :2(約13キロ、約5時間)
ビビリながら「懲教所」前の砂浜を横断!
貯水池の突堤から、あれが老人山だよ!
龍尾で(隠れて見えないけど)記念撮影

靴に包帯する森Q

ここがランタオ島の大浪湾
かつては超高級だった二浪湾の別荘

怪しまれながら、別荘の外れでランチ

バス道路に出る手前、いつも水牛がいる湿原

 古参メンバーには懐かしいスペアリブ屋が閉店してから行ったことがないランタオ島の大浪湾を経て、二浪湾に砂を取りに行こうと企画した今回。難易度2にしたせいか参加者は中川夫妻、五十嵐、荒田、府川、佐藤、宮田、倉田、秋子、太田、吉田、土田、内海、久嶋夫妻(2回目)、安藤女史(宮田さんの同僚、初参加)、森Qと17名! みんな来るのが早く、9時の船に乗るから5分前に集合って案内通りに来た府川さんは遅刻したみたいにせっつかれて乗船。

 9:55
梅窩着。10:10下船した埠頭の左端から芝麻湾経由、長洲行きの船に乗り、10:25着。桟橋を渡ると芝麻湾懲教所があり、懲教所とは薬物中毒者などの更生施設だが、ここは金網と有刺鉄線が非常に厳重で私はずーっと監獄だと思っており、収容者は女性ばかりだから女囚刑務所だって言ってたから、男性陣はゴミを出しに来てる模範囚の中に梶メイコを探してウロキョロ。道路を離れて左へ、毎回呼び止められるんじゃないかとドキドキしながら刑務所の前の砂浜を横切り、道路に出たら左。
 10:45案内板がある分岐を左へ林道に入る。左に
漁農自然護理署の建物があり、右の山から下りてくる道と交わったとこで、全長18.5キロの芝麻湾郊遊徑(Chi Ma Wan Country Trail)に合流。漁農署の建物を見下ろしながら貯水池の突堤を行くと老人山が見える。標距柱C1427を過ぎたら分岐を左に行くのが郊遊徑だが、龍尾まで1時間くらいかかり、右に行くと約5分! だからいつも右。
 11:00変形十字路に
パイナップルの葉っぱみたいな龍の尾の像がある龍尾で休憩。右の階段を上がると老人山で、左右の道が郊遊徑。奥様の歩みが遅いと、先に中川夫妻が右へ歩き出す。他は11:15までいて追いかける。が、1分も歩かないうちに左の大岩から下の道が見え、行きたいのはあれで、しまった、龍尾を逆に来てしまった!太田さん中川夫妻を呼び戻してください! ガッテンだって走るメロス太田。Qちゃんに騙された!と言っている中川奥様の声を背に龍尾を逆に進み、すぐの分岐を右へ、ササッ皆の衆、これを下ってくだされ! また郊遊徑を離れる。

 11:25ほとんど無人の集落に入ると、右の2階建ての廃屋が飛ぶ鳥を落としてスペアリブにするほど流行っていた店。懐かしいなぁ。雨期にドロンコプロレスしてた左の湿地は建材が置かれ、1軒しか住人がいないようなのに何か造るのか。真っすぐ進んで
大浪湾に出ると、うわぁ〜奇麗な海! 砂浜を左へ3分の2くらい歩いたら右に入る道を探し、二浪湾という標識にを従って山腹を行く。
 11:55中川さんの会社で会員権を持っていたが、維持費と使用料が高くて社員にただで払い下げたという別荘の裏の分岐を下ると二浪湾。スペアリブ屋があった時はボートを呼んで大浪湾から長洲に渡っていたから数回しか来たことがないが、これこれ、このソバ米みたいな砂が欲しかったんだ! なんで?と荒田さん。初めて100キロ歩いた時のチームメイトの正岡さんが帰国する際にくれた景徳鎮の一輪挿しが非常に軽くて、重しに米を入れてるけど虫が付く前にこの砂に変えようと思って10年。砂は記憶通りだが、埠頭はあっても定期船が来ない別荘はオバケが出そうなほど寂れてて、ビーチを横切って舗装道に座り、ヤップンヤンだ!と住人に怪しまれながらランチ。荒田さんが山へ上がる道を探しに行ってくれるが見つからず、12:35別荘の裏の分岐に戻って今度は左へ。

 海から急に高度を上げる登りはきつく、12:55ようやく
芝麻湾郊遊徑に出て左の木陰で休憩しながら、砂地で横滑りして靴底が剥がれだした私は手ぬぐいを裂いて靴に包帯。13:25左に下る階段があるが、真っすぐ郊遊徑のコース通りに歩き、14:30案内板がある広場に出たら、ここが芝麻湾郊遊徑のスタートでありゴールでもある。鳥居を潜ったら道路を左へ、Lantau Trailを逆に進む。海沿いの道に出てしばらく、橋を渡る手前で右の歩道に入ると水牛が戯れる湿原があり、15:10バス道路。横断して右のバス停から梅窩行きバスに乗車。10分弱で終点下車。いつものイタ飯屋へゴー!

【打ち上げ】
La Pizzeria
 TEL:2984-8933
G/F., Grandview Mansion, 11C, Mui Wo Ferry Pier Rd., Lantau Island
 17人もいるし、エアコン嫌いだから屋外に座る。いつものPotato wedges、Nachos、Penne alla Arraviata、店の人のオススメLinguine all Vongoleを4つずつ。ピザはMargheritaと海鮮(Frutti de Mare)のラージを1つずつ。
初めて食べたLinguine all Vongoleも海鮮ピザも美味しい。ビールはピッチャーが105ドル×11で1155ドル。ハウスワインの赤白各125ドルで300ドル。計2957ドル。ビールは飲んだけどワインを飲まなかった倉田さんと私はややこしいと、倉田さんが飲んだ組で、私は飲まなかった組にしてくれ、飲まなかった4人が100ドル、飲んだ13人は200ドルでマイタン。ほろ酔い気分で17:20の船で中環へ戻ったのでした。

地域  : 南大嶼山郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2008年3月23日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温22度、湿度80%、黄色乾燥注意報
水・食料:悟園で水補給可能  報告・ Qちゃん 写真・府川  難易度 :3(約12キロ、約3.5時間)
中央の観音山へ戻る先頭集団、後方が鳳凰山
観音山山頂の三角点
桃源郷のような、龍仔悟園のツツジが満開!
小祇園の看板
右が什錦併盤という盛り合わせ(大)
ここが、小祇園の正面玄関みたい

 イースター休暇中なのに参加者は意外に多く、荒田、府川、倉田、宮田、佐藤、山口、太田、土田、野崎、内海、私の11名。B出口を出て広場を抜け、ビルの下を通ってバスターミナルへ。昴平360の乗り場は客が少ないと思ったら、前日停まって乗客約200人が50分ほど宙吊りになったんだって。9:20大澳行き11に乗車。下車する時に押すボタンがなく、倉田さんが口でピンポ〜ンって言うの?って言うが、んなわけないやろ!

 9:55真っすぐ行くと
大澳、右は昴平って三差路で、ヤウロッ!って叫ぶとバス停でもないのに停まってくれビックリ。左の公園で準備体操をして歩き出す。トイレの裏から鳳凰徑第5段(Lantau Trail Stage 5)に入り、分岐を右へ行くと標距柱L036。歩き出したばかりなのに、打ち上げは何時です?って野崎さん。2時半頃かな。そんなに遅いの? 早い方ですよ、それに飛び龍(Flying Dragon)龍仔悟園(Lung Tsai Ng Yuen)で30分づつくらい休憩するだろうし。休憩を短くしたら早く着くの? そりゃそうだけど…
 徐々に遅れ出した私に追いつき、今日の打ち上げはどこです?って太田さん。南涌ってとこの肉もある精進料理ですと話しながら、勾配がきつくなったので更に遅れ後続集団に入った私に、打ち上げは何料理です?と土田さん。精進料理です。え〜精進料理ってビールあるの? あるってネットに出てましたっ! なんか最近、打ち上げ目当ての人が多過ぎ。(笑)

 10:15先頭集団はコルを右へ行ったが、後続は左に三角点が見える
観音山(Kwun Yam Shan/434m)へ登ります!って叫ぶと戻って来て、全員で登頂。鳳凰山(Lantau Peak/934m)の山頂は霧に包まれ、その下の稜線に大仏の頭がぼんやり見える。下の石壁水塘は干上がり、水塘を作る際に水没したという村が現れそうだ。10分いて来た道を戻り、また鳳凰徑を行く。
 本日の一番の難所、見上げるような階段を登る。木陰はなく、曇ってて幸い、晴れてたら地獄に登る階段だ。10:45登り詰めて立ち休憩。11:00三角点がある
羌山(Keung Shan/459m)を通過。2つ目の分岐を左へ、霊會山(Ling Wui Shan/490m)へと進む。11:30もう少しで霊會山なのに先頭集団が休んでいるので小休止。5分ほどで着いた霊會山の三角点は落雷に打たれたのか壊れてる。
 L045の分岐を右へ。11:50次の分岐は真っすぐ行かなければならないのに左へ下ってしまい、間違えた!と気づいて振り返ると、山の中に飛び龍がチビっちゃく見える。戻ろうと思うが荒田さんは見えないほど先に行ってるし、龍はいいから早くゴールしようって人が野崎さん以外にもいて(連れて来がいのない奴ら!)、谷の反対側に現れた荒田さんに待っててもらい、左に大曲がりして橋を渡って追いつく。萬丈布(Man Cheung Po)に出たら鳳凰徑を目指して進み、L049で鳳凰徑に出て休憩。森を下ると右に龍仔悟園の門があり、12:30ごめんくださいと潜る。

 去年は散りかけていたツツジが満開で椿も半分ほど花が残っており、まるで桃源郷! 15分いたら雨が落ち出し、山口さんが門に戻らなくても右の山際から堰堤に行けると言う。池の水位が下がっているから歩けるわけだが、堰堤に柵があってラグビー部の3人は潜れないんじゃないかと心配したが、通過。左へ堰堤を渡ると案内板と
L050があり、ここから第6段(Stage 6)になる。
 右のコンクリート道に入りそうな分岐を真っすぐ行けば、後は迷うようなとこはない。小川を越え、
L053を通過。林道のような下り坂は恐いほど急で、反対側からは絶対に登りたくないって思うほど長い。13:15ようやく集落に出て左へ。次の分岐を右へ行くとバス停だが、打ち上げ場所の小祇園の看板に従い左へ。

【打ち上げ】
東方小祇園菜館
/ TEL:29985-5459, 2986-5732
大嶼山大澳南涌14號 /
 店の前を100回は通っているが、潰れかけの茶店だと思っていたのに中に入ると200席くらいあってビックリ。待つよう言われるが、空席があるので勝手に座って1時間いたら占有権を認められたのか注文を取りに来てくれる。
鶏は1時間かかると言うので諦め、メニューに量が倍は値段も倍とあるが、11人いるので全て倍で注文。しかし出て来た料理は盛りが小さ過ぎ。府川さんと、これで料金が倍だった文句言おうね! 精進料理だからか我々が汗をかいたからか、薄味で塩分が足りないが、そのうち慣れてきて、什錦併盤(精進料理の前菜の盛り合わせ)、湧き水で作ったという豆腐を使った紅焼豆腐、椒鹽豆腐が美味しい。炒飯が出て来ないけどマイタン。料理675、ビール375(25×15本)、計1050ドルとあり、料理は量を増やしたが値段は倍じゃないと言うけど何ドル増しなのか、出て来なかった炒飯は削除されているのか、さっぱりわからない! でも17本飲んだと思われるビールは15本だし、明細を追求するのは面倒で飲んだ10人が100ドル、私が50ドルでちょうど1050払う。こういう勘定書の店はキライで、次回はわかりやすく量を増やさないで注文するか、隣も流行ってるからそっちに行ってもいいかも。

目的地 : 老虎頭(Lo Fu Tau/465m)
地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2007年12月25日(火) 最寄り駅:中環、愉景湾(Discovery Bay)行き埠頭、午前9時集合 天気予報:晴れ曇り、最高気温20度、湿度76%、黄色乾燥注意報
水・食料:補給場所なし  報告・ Qちゃん 写真・府川  難易度 :3(約10キロ、約3時間)
非常に美しいDiscovery Bayの街路樹
ようやく辛い登りを終え、下界を見る
これから後方の山に登りまーす!
焼けた山肌を行く
この大岩を左に進む
紅葉したみたいだけど、ホントは山火事の後

 本日はクリスマス休暇。半年も前から香港に行く!と宣言していた成瀬姫の希望もあり、ランタオ島の老虎頭(Lo Fu Tau/465m)に行く。セントラルの愉景湾(Discovery Bay)行き埠頭に、中川夫妻、荒田、府川、山口、久しぶりの前川嬢、森Qの8名が集合。9:10の船に乗り、9:40到着。そこには山口譲の知人、初参加の呉さん&アヤノさん夫妻と3匹の犬(まめ、ごぼう、ぼにーと)が待っていた! 

 ここで10人となった参加者だが、中川夫妻は
トラピスト修道院経由で梅窩に行く簡単コースにすると言うのでお別れ。8人+犬3匹は右に進み、数分で道路に出たら左へ。突き当たりの愉景湾道を右に進み、街路樹が非常に美しい歩道を行く。9:57道路を左に横断すると登山口。10:00急な階段を登り出す。日陰は全くなく、晴れていたら辛い階段だったろうが曇っていて幸い。15分ほどで登り終え、小休止して稜線を行く。
 
三角点で記念撮影し、下って道路に出たら右へ。左にカーブする辺りから道路を離れて真っすぐ進み、火事で焼けた山肌を登る。左の山は豚みたいで、私は勝手に豚山と名付けているのだが、10:55その稜線に到着! そこはゴルフ場を見下ろす絶景ポイントで、右に登ると三角点があり、そこが老虎頭/465m! 右に下る道もあるが真っすぐ進む。焼けた草むらから新芽が出ており、焼けて変色した木々はまるで紅葉したように見える。

 山口姐なのか山口組なのか、判読できない字が書かれてる大岩を過ぎるとゴルフ場に急近接。そこから右に離れ、稜線を進んで左に下る。平地に出たら分岐を右へ。コンクリート道に出たら左。小屋がある峠を過ぎると梅窩の集落を見下ろしながら下る。
分岐に「赤●角機場」という標識があるが、誰がこんなとこから歩いて空港に行くねん!?
 12:20左に
「銀鑛湾瀑布公園」とある分岐で、滝を見に行ったり、トイレに行ったりで約10分休憩。更に進むと集落の外れで、左は「梅窩碼頭」と標識があるが、我々はいつも右に進んで集落を抜ける。その方が面白いから。以後の分岐は左に進み、海沿いの道に出たら右へ。電話すると中川夫妻は既に打ち上げの店に着いており、打ち上げだけ参加の五十嵐さんも近くを徘徊していると言う。

【打ち上げ】
La Pizzeria
 TEL:2984-8933
G/F., Grandview Mansion, 11C, Mui Wo Ferry Pier Rd., Lantau Island
 フェリー乗り場を過ぎ、マクドナルドを右折した突き当たり。お馴染みのポテトウェッジ、ナッチョス、ペンネアラビアータは3つづつ、ピザは中川夫妻が注文してた海鮮SとマルガリータL。いつもながら旨い! 食後、呉さん&アヤノさん夫妻と3匹の犬は歩いて帰り、我々は14:40の船でセントラルに戻ったのでした。

地域  : 北大嶼郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2007年7月29日(日) 最寄り駅:東涌(Tung Chung)、午前9時集合 天気予報:晴れ、最高気温33度、湿度86%
水・食料:補給場所なし  報告&写真・ Qちゃん  難易度 :4(約10キロ、約6時間)
黄龍坑道(Wong Lung Han Road)を行く
 黄龍石澗に到着、先客も多い
土左衛門? いえ、川を滑る荒田さんです
ヒビキちゃんとコウセイ君も川滑りに参加
これが黄龍瀑(Yellow Dragon Fall)だ!

  香港在住35年の知人が、こんなに暑い日が続くのは初めてだと言うほど今年の夏は暑い! よって山歩きは辛く、今回は川を遡上して滝を見に行くことにする。参加者は五十嵐、荒田、佐藤、宮田、田中夫妻+ヒビキ・コウセイ、初参加のケネディ(マオナン先生のかつての助手でカナダに帰国した空中先生の生徒)、私の10名。9:20集合場所のMTR東涌A出口を出て右へ。道路沿いの歩道に出たら右。高架下を抜けたら右。真っすぐ進んで右の地下道に入り、道路に出たら真っすぐ進み、9:35陸橋に上がる。途中で左へ曲がり、陸橋を降りたら道路を横断して右へ。9:40左の黄龍坑道(Wong Lung Han Road)に入る。

 しばらく行くと現れる低層マンションは赤●角(Chek Lap Kok)に新空港を作った際、移転した
赤●角新村である。朝方雨が降ったようで蒸し暑く、汗だくで道路を行く。10:00右の案内板から黄龍坑郊遊徑(Wong Lung Hang Country Trai)が始まる分岐で立ち休憩。その先で道路は終わり、コンクリートの細い道を行くと堰堤と広いプールになった川に出る。が、その間を隔てる金網には鍵がかかっていて降りられない。踏み跡を辿って山に入り、10:10水辺に到着。水量はまずまずで清流が美しく、先客がたくさんいる。さぁ我々も準備。私は4年くらい使ってない沢登りの靴や手袋をつけ、いざ遡上!

 ところで石澗とは石の多い谷川のこと。山歩きとは全く勝手が違い、石を飛ぶ脚力、岩につかまって乗り越える腕力、滑らないバランスが必要で、即ちこれ全身運動。沢登りをしている頃は簡単だったのに体が重い。それでも入水組は涼しく、回り道も少なくて済むが、入水しない組は大変。宮田さんと田中奥様が両足、佐藤さんも片足ハマったらしい。10:50川が滑り台みたいになった所に到着。荒田さんが滑り、ごっつい気持ちええで森Qさんもどや!と言う。コンタクトレンズなくすから止めとく。ヒビキちゃんとコウセイ君が加わり大はしゃぎ。今回のコースを一番楽しんだのがこの3人。ここでケネディは、皆さんに迷惑かけそうだと先に帰る。

 数回休憩して、右に石澗が別れた地点は真っすぐ進み、11:55お目当ての
黄龍瀑(Yellow Dragon Fall)に到着。五十嵐さんが、これはQちゃんのしごきだ、入水自殺になるかと思ったと言う。体力落ちたらこんなに大変だとは思わず、ごめんなさいと言うと、田中奥様、いやー面白いです、主人が転ぶの初めてみたし、子供達は大喜びだし。宮田さん、川沿い歩きだと思ってなめてました。佐藤さん、たまにはこういうのも楽しいね。荒田さん、ごっついおもろい!
 さて滝は落差20メートルくらい。滝壺はそこそこ広く、佐藤さん、田中奥様、私以外は気持ち良さそうに水泳。ランチは五十嵐さんのザックから冷凍缶詰や素麺が出てくる。←道理で五十嵐商店、荷物重すぎ! 日陰は座る場所がなくなりタープを張ってる人もいて、40人くらいいただろうか。十分堪能して12:55、来た道ならぬ川を戻る。これまたゆっくり休憩しながら。

 14:10行きで川に入った地点に到着。後続を待って靴を履き替え、少し休憩。以後も来た道を戻る。黄龍坑道を歩いていると虫の鳴き声が聞こえ、夏休みの川遊びの後、けだるく家路につくようだねと話していると前方に高層マンション群。いかにも香港的だ。
MTR東涌に着いたのが15:10。私の部屋は深夜から停電で、コースを知っている人がいなかったのと、大家に電話が繋がらず、電気のない部屋にいても仕方ないから参加したけど、先に帰ったケネディが日曜日もやってる修理屋があると電話くれたので帰宅し、打ち上げには参加してないので割愛です。なお、今回の約6時間というのは半分くらい休憩でした。

地域  : 南大嶼郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2007年7月22日(日) 最寄り駅:東涌(Tung Chung)、午前9時集合 天気予報:晴れ、曇り、雨、最高気温33度、湿度90%
水・食料:補給場所なし  報告 Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約7キロ、約2.5時間)
道路拡張で無惨な有様の伯公凹あたり
 森の中の道は、よさそうですねぇ
アラマ、こんな倒木もあったんだ
森を抜けて記念撮影のようです
小学生の頃の夏休みを思い出すような空!

  日本から音田さんが参加だというのに、2.5年ぶりの大遅刻! 宮田さんの少し遅れますって電話で目覚めたのが9時前。府川さんに借りた時効警察のDVDを4時半まで見ていたせいだ。超素早く準備! 東涌には中川、五十嵐、府川、佐藤、宮田、山本、音田が集合したと電話があり、道を知っている中川さんがいるから安心と、私はゴール側から歩いて合流しますと伝え、時間も調べず梅窩行き埠頭に駆けつける。←今から駆けても遅いんやが。10:00の船に乗り、10:50到着。(今回の難易度、距離、時間は東涌集合組のもの)

 ところで、以前からわからなかった
鳳凰徑(Lantau Trail)のスタートとゴール地点だが、魚護處が大嶼新貌(New Faces of Lantau)って本を作った。日本語訳金子さん、恥ずかしながら私のナレーションCD付き。それには「ステイジ1はムイオ埠頭から始まります。フェリー公園内にある"食邑税山"と書かれた境界石は封土の境界を示していて、今から700年以上前の1226年に建てられました」とある。船を降りて右へ歩道を進み、左へ道路を横断して"食邑税山"を見つけたが、スタート地点だと書かれているわけではなく、その後もどう行けばいいのかわからない。どないせーちゅうねん!
 歩道に戻って更に進むと公衆トイレの先の信号の脇に、左を指している黄色い指示板がある。がぁ、鳳凰徑のマークである2人が歩いている絵、南山(Nam Shan)、2.5km、45分とあるだけで、ここにもスタート地点とは書かれてない。信号を渡った秋記士多の前にも指示版があるが、左を指しているだけ。一体どこがスタートやねん!

 11:00結局わからないまま道路を上がる。誰も歩いてなく、先週寂しかったと言っていた山口さんの気持ちがわかったりする。11:10
標距柱L002を通過。歩道はずっと右側で左に標距柱があるとは思えず、L001はどこだったのか? きっとないねんな。かと思うと道路の左側に案内板があったりする。そこから分岐した細い道路は墓地へ行くようだ。香港ではあまり見ることがないカラスが飛び交ってて、心細いぞぉ。
 11:25芝地の広場に到着。東屋で休憩していると中川さんから電話。鳳凰徑と南大嶼郊遊徑(South Lantau Country Trail)が交わるとこは道が色々あり、はぐれるといけないからって。お心遣い痛み入ります。どちらかが分岐に着いたら電話するってことで、10分休憩して歩き出す。

 ここから鳳凰徑は南山樹徑(Nam Shan Tree Walk)でもあり、木陰があって歩きやすく、大した登りもない。11:45十字路に出たら、左に曲がるとすぐ伯公凹7kmの表示があり、中川さんに電話して南大嶼郊遊徑に入ったと伝える。森は深くて日差しが差さないのはいいが、何も見えなくてつまんない。11:55標距柱C1102を過ぎたあたりで、反対側から来る7人に遭遇。遅刻してすみませんでした!と冷凍ライチーを配り、朝から何も食べてなかったので五十嵐さんのおにぎりをいただく。その後、私が来た道を戻る。
 12:25行きで休憩した東屋に到着。今日のコースは簡単で、って私は聞いた話だけど、時間も早く30分ほどダベルって道路に出る。梅窩まで歩こうか?って言うと、歩き足りないQちゃんだけ歩けば、イタリアン食堂で待ってるよと言われ、心細いのはもうイヤだぞぉと私も右のバス停へ。
バスは全て梅窩行きで終点下車

【打ち上げ】
La Pizzeria
 TEL:2984-8933
G/F., Grandview Mansion, 11C, Mui Wo Ferry Pier Rd., Lantau Island
 音田さんも大好きなイタリアン食堂。席が空くのを外のテーブルで待って店内へ。MexicanNachos(58ドル)は府川さんが注文したのを知らず注文して2つ、Potato Wedges(32ドル)、Penne alla Arraviata(57ドル)、ピザはMrgaritaのラージ(78ドル)を1つづつ。みんな暑さで食欲がなかったのかこれだけ。ビールはピッチャー(105ドル)を4杯。10%のサービスチャージがついて773ドル。男性陣6人が120ドル出してくれ、音田さん免費、私は60ドルでマイタン。14:40の船でセントラルに戻ったのでした。

目的地 : 老人山(Lo Yan Shan/303m)
地域  : 南大嶼郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2007年6月3日(日) 最寄り駅:中環の梅窩(Mui Wo)行き埠頭、午前8時55分集合 天気予報:晴れ曇り雨、最高気温33度、湿度80%、炎熱注意報
水・食料:補給場所なし  報告・写真 Qちゃん  難易度 :3(約8キロ、約3.5時間)
芝麻湾の桟橋に到着
 貯水池の突堤を渡る
これが龍尾のモニュメント、ちゃちい!
貝澳のビーチと、Sunset Peak
水牛がのどかに草を食んでいる
満開のホテイアオイと、後方が登頂した山

  6月7日が100km Trailwalkerの抽選締め切り。まだ当選してないのにもう練習だと、久々に参加するとメールがあった広州の庄司さんは電車に乗り遅れ、30分に1本しかないから欠席すると電話がある。そう、今日は船を乗り継ぐから後から追いかけるってことができないのだ。私も遅れそうで汗だくで集合場所へ。府川さんがいないので伊藤さんが電話すると、眠そうな声で欠席だって。よって中川、荒田、佐藤、宮田、久しぶりの田中夫妻+ヒビキ・コウセイ、伊藤、森Qの10名で9:00の梅窩行きに乗船。9:50到着。20分待って10:10発の芝麻湾行きに乗り換える。オクトパス使用可

 10:25
芝麻湾で下船。桟橋を渡ると、そこは女囚刑務所。監視員が見張る中、車にゴミを積む女性3人は茶色の制服で模範囚なんだろう。香港の囚人服を初めて見た。刑務所の前の砂浜を横切り近道する。道路に出たら左へ。10:40変形十字路に案内板があり、大嶼山林道−芝麻湾段と標識のある道に入る。漁護署の建物を過ぎると右の山道でもいいが、今回は少し先を左へ貯水池の突堤を渡る。雨が続いたので池は満々と水をたたえている。標距柱C1427を過ぎ、10:55分岐を龍尾へと進む。11:00十字路の龍尾に到着。龍の尾のモニュメントはパイナップルの葉っぱみたいでチャッチイ。15分休憩し「拾●(朗の下に土)経老人山4km」と標識がある階段を上がる。
 2年ぶりなので忘れていたけど登り下りが激しく、
視界が開けると香港島からラマ島まで見える素晴らしい景色だが、体温より高いような炎天下で熱中症気味。Oral Rehydration Saltsって粉末を水に溶いて飲む。へたれは捨ててくよと言っていたが、これじゃ私が捨てられ姥捨て山になっちまう。11:40右から道が交わって来る分岐を真っすぐ進み、階段を上がるとC1432の上に火の見やぐらの小屋が見え、11:45老人山(Lo Yan Shan/303m)に到着!

 老人の絵を書いた看板があり、三角点は小屋の上。変なとこにあるもんだ。景色は素晴らしいが汗が引かず、体温が下がらなくて見てる余裕がない。直射日光なので日陰は小さく、小屋に寄り添ったり木にへばりついたり。そのうち雨雲が近づいて来るのが見え、中川さんと荒田さんが雷が来たら直撃や!と言うので慌てて写真を撮る。しかし、凍った水のそばにカメラを置いていたので水滴がついてて全て失敗。残念。12:10下山。雨脚が強くなり、傘を持ってない人がいたので森の中で10分ほど待機。正に通り雨で上がると嘘のような晴天。登り返すと視界が開け、青い空に白い入道雲が洗剤のコマーシャルみたい。
 12:40
大岩の上の名もない三角点に到着。老人山以上に素晴らしい眺望! 眼下に貝澳のビーチと箱庭のような集落が広がり、正面のサンセットピーク、左のランタオピークの山頂は雲の中だが、雨上がりですっきりと見渡せ、実にいい。ついつい長居して13:15下山開始。
 ひたすら下り、13:35鳥居を抜けると道路。左に進むと
Lantau Trailに合流し、逆に辿る。海の近くまで来たらに右へ。何かが水際でバチャバチャしてると思ったら水牛。ちなみに水牛はランタオ島にしかいません。橋を渡らずに右の小道に入る。ここでは水牛が草を食んでおり、その先に満開のホテイアオイの紫の花が美しい。今日はこの花を見に来たのに、その前に死にそうな老人山があったというわけ。14:00バス道路に出て横断、右のバス停から梅窩行きのバスに乗り終点下車。

【打ち上げ】
La Pizzeria 
TEL:2984-8933
G/F., Grandview Mansion, 11C, Mui Wo Ferry Pier Rd., Lantau Island
 毎度おなじみの店だが、今日はさすがに屋外ではなく店内に入る。そういうと数えきれないくらい来ているのに店内に入ったのは2年前の老人山に続き2回目。シーザースサラダ、Potato Wedges、Penne alla Arraviata、Spagetti Carbonara、ピザはMrgaritaのミディアム、以上を2つづつ注文。ビールはピッチャーが105ドル。時刻表を見ると15:20の後は16:00とわかり、慌ててマイタン。1220ドル。お子さん2人を1人分とし、1人140ドル徴収。15:20の船で中環(Central)へ。晴天で非常に体力を消耗したが、それ故に素晴らしいコースでした!

地域  : どこの郊野公園にも含まれず
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2007年3月25日(日) 最寄り駅:中環の愉景湾(Discovery Bay)行き埠頭、午前9時集合 天気予報:曇り雨、最高気温26度、湿度91%
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約7キロ、約2.5時間)
視界が悪く、どこがディズニーランド?
フィリピン人が多い集落の可愛い標識
バナナ畑の丘を越えて行く
民家ではバナナの実、花も販売中
キリスト像の下で祈る韓国人
お気に入りのイタ飯屋で打ち上げ!

  今年厄年の中川さん、仕事上のトラブルがあり、厄除けに霊験あらたかな所に行きたいと言う。日本から来た小野寺さんと火鍋した夜、黄大仙はいつでも行けるし、下山後に車公廟に行くかトラピスト修道院はどうです?と言うと、トラピスト行ったことない、行きたいと荒田さん。中川さんも西洋の神さんでもエエと言うので挙行。参加者は中川、荒田、府川、佐藤、倉田、伊藤、約3.5年ぶりの加藤、私の8名。
 
9:10愉景湾(Discovery Bay)行き船は遅れて9:17発。41の厄年にお客さんを招待して御馳走し、厄を分けたと言う中川、荒田、佐藤の高齢組に対し、(私は女だから厄年は違うけど)他5名はそんなことしなかったと意見が分かれる。ディズニーランドを見て9:40到着。

 
久しぶりの愉景湾はとても奇麗になっている。公衆トイレに入った人を待って海沿いに左へ進む。道路に出たら突き当たりを左へ。瀟洒なマンションが並び、街路樹が美しい大通りはほとんど車が走っていない。バス操車場が見えたら道路を横断し、右の金網を抜けて海沿いの道を行く。もう蝉が鳴いていてうるさい。右に曲がると貧相な家屋が密集したフィリピン人が多い地区となり、分岐を左へ。可愛い標識ができいている。
 バナナ畑の丘を越えるとまた海。海沿いを歩いて民家の間の階段を上がり、下ると道路。10:15道路を右へ上がる。両わきの木に数字が書かれたキリスト像がかかっており、イエス様が十字架を背負って登ったゴルゴタの丘に見立てられているらしく、左に建物が現れると12の絵の下で10人ほどが祈っている。香港人の信者かと思いきや、韓国人で驚き。キリスト教徒じゃないのでよくわからないが、絵は13まであり、教会で上がりなのかな。その前に「
PAX INTRANTIBUS」と書かれた門がある。奥におわしますのは中華風マリア様。参拝して橋を渡り、教会へ行く。ミサ中なので静かに見て戻り、もう少し上の分岐で休憩。

 10:35
「往梅窩(To Mui Wo)」の標識に従いコンクリートの歩道に入る。道路に出たら右へ上がり、道路の終点の分岐を右へ登ってディズニーランドを見ようと思っていたが、霧が出て来て見えそうになく断念。左の階段を上がり、10:55東屋到着。先週、空中奥様のステッキのストッパーが回らないと力自慢の何人かが試したけどダメで、うちにも友達にもらった蓋が取れない青森リンゴの瓶詰めがあると言うと、植村さんが不幸の瓶詰めちゃう?と言う(蓋が開くまで人の間を回される)。それを持参しており、見事佐藤さんが開けてくれ試食。美味しくないと言われてガックリ。25分いて下山。
 
 高度が下がったせいか霧が晴れ、
ゴールの梅窩が見えてきた。山に囲まれた内海を取り巻く集落は箱庭のように愛らしく、素晴らしい眺め! それを見ながら階段を下り終えたら右へ。海沿いの道は長いが、花が美しい民家、客がいるのかと思うようなバー、ホテル、奇麗なBBQ場などがあって面白い。橋を渡って車道に至り、打ち上げはどこにしようか? 海鮮はあちこちで食べれるし、ここ以外ではあまり行くことがない久しぶりのイタリアンにしようってことになり、12:05埠頭のバスターミナルの右にある店へ。

【打ち上げ】
La Pizzeria
 TEL:2984-8933
G/F., Grandview Mansion, 11C, Mui Wo Ferry Pier Rd., Lantau Island
 屋外がお気に入りの我々。いつものMexican Nachos(58ドル)、Potato Wedges(32ドル)、Penne alla Arraviata(57ドル)に、今回はAngel Hair all' Salmone(65ドル)を加えて2つづつ、ピザはMrgaritaのラージ(78ドル)を1つ注文。エンジェルヘアー(広東語では天使麺)はクリーム味かと思ったらトマトクリームで失敗したけど美味しい。ビールはピッチャー(105ドル)を5杯飲み、1157ドル。中川さんが厄除けにおごると言ってくださるが、ビールを飲んだ男性陣は怖いから飲み物代の100ドル払うと言い、それは山海徑財布に入れることに。今年の100キロの抽選に当たらなかったら中川さんの厄のせいにしようかな。14:00の船で中環(Central)へ戻ったのでした。

地域  : 南大嶼山郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2007年3月11日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、午前9時集合 天気予報:曇り雨、最高気温19度、湿度92%
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :3(約7キロ、約2.5時間)
濃い霧の中を登って行く
この大岩、亀の顔のように見えない?
まだまだ続くよ、五里霧中
年に二度開花するという天料木が満開
天料木を眺める二人
カニと、わかりづらけどオタマジャクシ

今にも泣き出しそうな曇天の下、集まったのは府川、佐藤、空中、伊藤、私の6名。東涌のB出口を出てバスターミナルへ。いつもは長蛇の列なのに人はまばら。こんな天気だもんなぁ。バスは梅窩、大澳、昴平行きのどれでもよく、客待ち中の梅窩行きに乗車。9:15発。このバスは下車ボタンがあり、9:25伯公凹(Pak Kung Au)で下車。

 霧で真っ白で、これでは登っても眺望は望めず、めげる。今日は山腹コースにしてまた来週来ますか?と言うと、構いません、行きましょうと空中先生。我々はまた来る機会があるだろうが、4月に香港を離れる先生は時間がないのだ。下車したバス停から階段を上がり、東屋から右へ平坦に進むと山腹コースだが、9:40階段を上がって予定通り
Lantau Trail (鳳凰徑) Stage 3を逆に辿る。
 肌寒かったのも急な石段の登りで暑くなり、ウィンドブレーカーを脱いで
標距柱L017を通過。久々に参加の伊藤さんが遅れだし、階段の途中で10分休憩。以後は頑張って登ると暑いし、風が吹くと寒いし、どっちやねん。霧で何も見えず、一体ここはどこやねん。五里霧中です。
 きつい登りが約1キロ続いた後、
L016を過ぎると勾配がゆるくなり、少し楽になる。L015からは平坦な道。見る物がなく、普段は気づかない大岩が亀の顔のように見え、府川さん撮ったら?今日はHP用の写真が少なそうだよ。10:30鳳凰徑が右に下る所を左に登ると大東山(Sunset Peak/869m)だが、行ってもしょうがないと休憩して下る。

 ここからは
草原に植民地時代の宗主国の貴族が避暑に来た小屋が点在し、谷を堰き止めたプールなんかもある景勝地なのに、近くを通って、あっ小屋だと分かるだけ。佐藤さんも伊藤さんも空中先生も初めてなのに見てもらえなくて残念。案内板から左へ黄龍坑郊遊徑に下る分岐を真っすぐ行く。視界がきかないので目より鼻が先に気づき、いい香りがすると見回すと木に小さな白い花が満開。帰宅して調べると天料木のようで「毎年開花兩次、在春季及秋季」とある。へぇ年に2回も花が咲くとは珍しい。ホンマに天料木なのか、二度も咲くのか、また秋に来てみないと。
 
L011の分岐を左に行くと蓮花山(Lin Fa Shan/766m)だが、真っすぐ進み山肌を下る。11:40細々と水が流れる谷川に足が生えたオタマジャクシとオレンジ色のカニがいる。水が枯れたらどうすんだい、オマエたち? 先週見た石壁水塘は渇水していたのに案外枯れない谷なのかな? 見ていると遂に雨が降り出した。雨具を出して石畳を下る。濡れて滑りやすいがスタコラサッサ。下界が近くなると森に入り、更に下る。

 
L006を通ぎ、十字路を真っすぐ進んで階段を上がり、ヘリポートを横切る。12:15芝地の広場に出たらゴール! 下山後に用がある佐藤さんに何時間くらいでゴールできます?と訊かれ、4時間くらいと言ったのに、Sunset Peakには登らなかったものの2.5時間とは速かった。東屋で休憩して道路を右に行くとバス停。梅窩まで数分だが、問題は船。時刻表を調べると12:40中環(セントラル)行きがある。次は13:20。12:35までに来なかったら東涌に戻った方がいいかな?と言っていると来た。
 ところが埠頭の近くまで来ると左に曲がる。海沿いを回るようで12:40の船に間に合うように戻ってくるのだろうが、曲がってすぐのバス停で人が降りるので我々も下車。道路を横断して埠頭へ行く。伊藤さんが、ここって島だったんですか?と言う。何を今さらと思うが、何も見えなかったし無理ないか。打ち上げはなしで解散したのでした。

地域  : 南大嶼山郊野公園
参考地図: 大嶼山及隣近島嶼
山歩の日:2007年3月4日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、午前9時集合 天気予報:曇り、最高気温24度、湿度94%
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川&Qちゃん 難易度 :3(約10キロ、約5時間)
中央が観音山(Kwun Yam Sham/434m)
飛龍と記念撮影
霊會山に向かい神獣を鎮守する飛龍
龍仔悟園、この奥で飲み物を売ってる販売中
龍仔悟園の蓮池の回廊
龍仔悟園の蓮池をダム(?)側から見る

 今回の行き先はLantau Trail (鳳凰徑) Stage 5。その訳は以下の中川メールを参照。
05年初夏のライチ狩りの日、何時もの如く少し早めに到着すべく集合場所の東涌駅を目指す。30分近くも早く着いたので、駅前にありますデリフランスでぼんやりと人の流れを眺めてノンビリングしてました。何気なく時計を見ますと9時前のはずが、何故か時計の針は10時前を示してるではありませんか。なんと山海徑で初めての遅刻です。慌ててバスでスタート地点に行きましたが当然の如く誰もいない。しかたないので一人でランタオトレイルを通って大澳に抜けたのですが、途中、日本では見たことも無い様な真っ赤な蛇さんとお見合いです。しばしガンの飛ばしあい、目を外したら咬まれるかもで冷や汗たらたら、僅か1分程度の出来事と思うのだけどやたらと時間が長く感じられる瞬間でした。また下りの途中では小川の瀬から青と黄色の縦じまの蛇さんのお昼寝中を起こしたのでしょうか、機嫌が悪そうな眼でにらまれました。このようなわけで、以来ランタオトレイルには一人で入る事が出来なくなってしまいましたので、先週の大刀ヤンの帰りに何処か希望の行く所は?とのQチャンの問いに、思わずランタオと言ってしまった

 中川さんはデリフラでノンビリしすぎたのではなく、そもそも時計を見間違えていたんだって。さて今日は香港マラソンの日。五十嵐健さんと山口嬢がフル、五十嵐眞さんと宮田さんがハーフに出場。(宮田さんは急遽帰国で参加できなかったそうだが3名は無事完走) かたや山歩の参加者は中川、府川、佐藤、Mrs.荒田、空中、空中先生の同僚で初参加の大野氏、私の7名。
東涌のB出口を出てバスターミナルへ。大澳行きのバスが満員だったので昴平行きに乗り、9:35出発。

 10:15
下車を知らせるボタンがなく、大澳と昴平に別れる三差路で「落車(ロッチェ)」と叫んで下車。準備体操をして道路を戻り、広場に上がってトイレの裏の道に入るとLantau Trail Stage 5(鳳凰徑第5段)。分岐まで来たら右へ進み、標距柱L036を通過。石畳の道は徐々に高度を上げる。一段落したら鳳凰徑を離れて左に登り、10:35観音山(Kwun Yam Sham/434m)の三角点に到着。鳳凰山(Lantau Peak/934m)は霧に包まれ、昴平の大仏の頭が稜線に晒し首のように見えるだけ。下の石壁水塘は水位が非常に低く、土が露出している。10分いて来た道を戻り、また鳳凰徑を辿る。
 
L036を過ぎると急な階段の登りになるが曇っていて幸い。晴天の日の半分くらいの労力で、11:05名もない山頂。霧が晴れ、北側の山に点在する寺を見ながら休憩。そこからはあまり起伏もなく、11:25●(羌の跳ねの中にム)山(Keung Shan/459m)の三角点で15分休む。更に進み、11:50左から道が交わってくる分岐を真っすぐ行き、すぐまた分岐がありL041。真っすぐ行けば近道だが鳳凰徑は左。進むに連れ霧はまた濃くなり、まるで霊界みたい。12:20その名も霊會山(Ling Wui Shan/490m)に到着。三角点はなく、霧で何も見えないが10分いて歩き出す。

 
L045の分岐を標識に従い右へ曲がり、次の分岐は真っすぐ。下りになると前を歩いていた人たちが見えなくなり、どこ行ったんだ?と振り返ると、私が長年行きたかった龍のモニュメントにいる! 一体どこに分岐があったのか。戻って道を探し、あそこに行く!と言うとみんな渋い顔。下って来た道を登らなくてはならないからだ。それでも一緒に来てくれ、L047の岩の後ろに薮道を発見。これかぁ。龍は慈興寺の一部で飛龍(Flying Dragon)といい、地図にも出ている。こんなとこに裏道があったとは。
 数分で薮を抜けると大岩の上に飛龍。先着の香港人が、日本人? なんでここ知ってんだ?と訊くが、オッチャン等がいたからや! 長さ約10メートル、よくぞまぁこんなとこに作ったもんだ。十分見て階段を下ると慈興寺。かつて漁農処の知人に連れて来てもらい精進料理を食べたことがあるので見学。狭い道路を下ると鳳凰徑に出て右に進む。ところが、帰宅して調べると
慈興寺は1930年建立。戦後改築。「不開放給旅遊人士」とあり、あちゃ〜入っちゃいけなかったの? 飛龍は「鎮守霊會的神獣」だそうで、触りまくったけど罰あたらないかな?

 脇道はあっても標識があるので迷うことなく
萬丈布(Man Cheung Po)を過ぎ、13:40富豪の別荘だと思われる龍仔悟園(Lung Tsai Ng Yuen)に到着。中に入ると建物は廃屋のようだが奇麗に手入れされた庭園があり、椿やツツジの花が美しい。谷川を堰き止めて造った蓮池には回廊まである。荒田奥様が、こんな山の中では不便やろうと言うが、便利さにこと足りて不便を買うのが金持ちでしょう。
 30分もノンビリしていたら、府川さんがおなかが空いたと言うので道に戻る。少し先で鳳凰徑を離れ右へ、蓮池を堰き止めたダム(?)を渡り、柵を越えて藪道を行く。大澳へ出る予定だったが、こちらの方が近道。背の高い大野さんが先頭でクモの巣を払ってくれるのでラクチン。
 14:40水路脇の道路に出たら右へ。1.5キロほどでバス道路に出て、
東涌行きのバスに乗車。終点下車。空中先生が帰り、残った6名でいつものレストランへ。

【打ち上げ】
富東海鮮酒家
/ Holly Restaurant TEL:2109-1348
東涌新市鎮富東商場1樓 / Tung Chung, Fu Tung Shopping Centre, 1F
 16:00過ぎだったので注文してもない点心もあったが、
いつも通り安くて旨い。一人60ドルでした。

目的地 : 鳳凰山(Lantau Peak/934m)
地域  : 北大嶼郊野公園
参考地図: 大嶼山及鄰近島嶼
山歩の日:2007年1月7日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温15度、湿度62%、赤色乾燥と寒冷注意報
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :5(約13キロ、約6時間)
ブルブル、寒い中を歩き出す
山頂はまだまだ遠い〜
登りの途中で振り返ると…

恐怖の階段下り!
山頂の三角点で記念撮影
左が大仏、右が卒塔婆と呼んでる板
ケーブルカー乗り場から下山口へ
ようやく下界も近くなってきた!

 日本から柳、日暮、小島夫妻+義姉が参加し、香港組は中川、青島、荒田夫妻、府川、佐藤、倉田、私と13名。東涌のB出口を出て向かいのビルの下にあるバスターミナルを抜け、外に出たら左に渡ってバス乗り場へ。梅窩、大窩、寶蓮寺(昴平)行きどれでもいいが、寶蓮寺行きが出そうなので9:25に飛び乗る。約15分後、下車を知らせるボタンがないので運転手に落車(ロッチェッ)と言って伯公凹(Pak Kung Au)で下車。道路を横断。風がとーっても強くて寒い! 早く歩き出そうって声が上がるが、公衆トイレに入った人がいるよ〜。

 9:45出発。階段を上がるとすぐ
Lantau Trailの標距柱L018がある。鳳凰杯・慈善行山比賽(LantauPhoenix Cup Charitable Hiking Championship)てのをやっており、たくさんの人が我々を追い越して行く。しばらく歩くと体も温まり、登りが一段落したとこで小休止。みんな薄着になる。香港の山初めての小島奥様と姉上、それに付き合って?小島さんが遅れ出したので、ゆっくり歩きましょうと私もお付き合い。L021を過ぎると登りになり、終えると平地に東屋があるが、風が強くてみんなはその先で待っててくれる。10分休憩。

 10:35再スタート。しばらくは平坦だが、伯公凹の標高は約340メートル。山頂まで3.5キロ強はほとんど登り。青島、府川、佐藤、日暮、柳さんが速く、中川さんと奥様を待つ荒田さんが続き、最後尾は荒田奥様、私、姉上、小島夫妻となる。右に空港、左は南シナ海と、晴れていたら素晴らしい眺望なのに靄っていて遠景は見晴らしが悪い。小島さんの送別山歩はここだったそうで、あの稜線を下ったんですと
狗牙嶺(Kau Nga Ling)を指差す。あーあれ、木村さんが行きたいって高所恐怖症の濱さんに大変な思いをさせた、あれが送別でしたかと言いながらL024を通過。

 11:20
鳳凰山(Lantau Peak/934m)の三角点に到着! 大仏を見下ろしながら休憩。府川さんが全員で写真を撮りましょうとカメラをセットすると、日暮さんが、それってオートロック?と訊く。そりゃ部屋の鍵でしょうと言うと、そうだロックしちゃまずいよな、言ってから変だと思ったんだ〜。爆笑。

 11:40下山。柳さんと昔話に花を咲かせながら、
L026の先まで約1キロ、約450メートルを一気に下る。その後は緩やかになり、12:10に鳥居を抜けると左に卒塔婆と呼んでいる木簡が並んでいる。15分後に荒田夫妻、小島夫妻、姉上が着き、真っすぐ行くと10分ほどで大仏。誰も大仏に上がるとは言わないので道路を進み、ケーブルカーの乗り場へ。
 ケーブルカーは郊野公園(Country Park)に作られたので道路はダメ。カナダからレンタルしたロバが資材を運搬したという道がトレイルとして整備されており、それを下ろうって土産物屋を抜け、階段の手前でケーブルカーで帰る倉田さんと荒田夫妻にお別れ。残る10名は右の塀を出る。案内板が見えるが…

 12:50案内板まで来ると標距柱はC30! 通常500メートル毎にあるので15キロ!とビビるが、絶対そんなにないと進む。すぐC29があり、なんだここの標距柱は100メートル毎かと言ってると、それ以上や以下のとこもあり、どういう基準で立てているのか全くわからん!府川さんが倉田さんに電話し、ケーブルカーに乗った人が見える地点で待機。空中を通る倉田、荒田夫妻に手を振るミーちゃんハーちゃん。その後しばらくは良かったが、段々つらくなる。

 13:25支柱の下に到着。
標距柱はC18。眼下に空港が見え、絶景! 小島夫妻、姉上を待ちながら10分休憩。急な下りをこなすと木道になり、小さい扉で遮られたとこがある。何かと思ったら、その先は急な階段で勢いづいて落ちないようにとの配慮。よくできたいい道だが、しかし長い〜
 眼下に真っすぐ下るケーブルカーと、それが海を越えて右へ方向転換するのが見えるとこで休憩。小島さん達が着き、もう待たずに先に行ってくださいと言うので、舗装道に出たとこで待ってますとケーブルカーの下を離れた道を下る。

 14:35ようやく舗装道。青島さんが、これってケーブルカーが故障した時のレスキュートレイルだって書いてあるよと言う。ひぇ〜我々も危うくレスキューされるとこだった! 20分後に小島さん達も着き道を右へ。グラウンドに出たら突き当たりを右。未舗装道路に出たら真っすぐ。道なりに進んで川を渡る。
 15:10道路に出たら左へ。バスでMTRの駅まで戻ろうと言ってたのに、
バスは平日しか運行してない! 仕方ないと真っすぐ進んで陸橋を渡り、更に真っすぐ。地下道に入って突き当たりを左へ。地上に出たら左。15:30左の地下道を通ると駅に行けるとこで中川さんと青島さんが先に帰り、残る8名で真っすぐ行き、ビルの中のいつものレストランへ。

【打ち上げ】
富東海鮮酒家 / Holly Restaurant
 TEL:2109-1348
東涌新市鎮富東商場1樓 / Tung Chung, Fu Tung Shopping Centre, 1F
 とりあえずビールで乾杯。みんなとっても空腹で何やかやと、もう夕食分もって感じで注文。よっていつもより少し高めの一人100ドルでした。

地域  : 北大嶼郊野公園
参考地図: 大嶼山及鄰近島嶼
山歩の日:2006年8月13日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ、最高気温32度、湿度84%
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約8キロ、約2時間)
深屈道(Sham Wat Road)を下る
ピンクドルフィン、わかるかな
これじゃヴェニスに見えない?
「橋大基新」と府川カメラマン
これならヴェニスぽいでしょ?
大澳街市街は賑わっている

 香港のヴェニスといわれる大澳(Tai O)は、ヴェニスの住人が聞いたら怒りそうだけど、1000年以上前から人が住んでたそうで、海沿いの柱の上にある家は似てなくもない。山海徑では「おおおく」と読むのが流行ってて、参加者は中川、青島、府川、庄司、田中(ご家族は夏休みで帰国)、倉田、佐藤、初参加の岡本嬢(府川さんの友人)、私と9名。
 
B出口を出て向かいのビルの下にあるバスターミナルを抜け、屋外に出たら道路を左に渡り、寶蓮寺(昴平)行きバス乗り場へ。すごい晴天で、霧や雲で隠れていることが多いLantau Peakの山頂が見える。その横にあるケーブルカー「昴平360」の駅は、7月に開通するってんでカウントダウンの日時計が作られたり(今はない)、既に紹介したガイドブックもあるのに、まだ開通してない。
【昴平360、エピソード】
 02年、香港政府の許可を得たMTR Corporation(地鉄公司)はオーストラリアのシステムを採用。建設を始めたが、
天壇大佛(屋外大仏)がある寶蓮寺では寺の静寂を乱すと大反対。1週間の参拝謝絶デモを行った。また、支柱は自然保護区に作るため資材を運ぶトラックは入れず、カナダからラバを借り入れたと聞く。政府は乗客1人につき1ドルのバックマージンが得られるせいか宣伝に余念がなかった。しかし、6月の試運転で関係者やその家族等を乗せたまま2時間停止するという事故が発生。風と湿度による誤動作が原因らしいが、以来開通の目処はたってない。寶蓮寺の住職、釈智恵法師は、ランタオ島の気候を理解しないまま許可した政府が間違っていたと批判。今からでも撤去すべきだと言っている。

 さて、
下車ボタンもバス停の表示機能もないバスに乗り、約40分後に下車。茘枝街道(買い道)に行った時はバス停名を見るのを忘れ、通用乗車地図で調べて「深屈道、薑山道」と書いたが、今回見たら「山海亭」だよ。通用乗車地図によると行きに山海亭のバス停はないんだがな。また、乗車して約25分後に着くと書いたが35分後の間違でした。ゴメンなさい。
 バスで来た道路を戻り、カーブする所から真っすぐ
深屈道(Sham Wat Road)に入る。先週初参加した日光に弱い佐藤さんは長袖で日焼け止めも塗り、万全の体制。左の延慶寺へ行く分岐に入らず、真っすぐ下る。空は晴れ渡り、全てがキラキラと目映いばかりに美しい! 約35分下って海辺の広場に到着。右へ行くと茘枝買い道だが、標識に従い左の大澳へとコンクリート道に入る。その前に5分休憩。

 金網が張られた中に茘枝らしき木があり、民家はなく、来年はここに盗りに来ようかと不謹慎なことを言いながら歩く。風がなくて蒸し暑い。階段の登りになると中川さんが、登りないってゆうたやん!と言うが、これくらいはあります。右に道祖神だろうか、祠がある所から下りになる。先頭の青島さんが速く、みんなもつられて速い。
 視界が開けると太陽にさらされて暑いけど、眺めは抜群。コンクリート道は土道になり、日陰はないが休憩。まだ11:05。この分だと昼前に着くからゆっくり歩きましょうと言うと、田中さんが、ランチに早く着くとエライとこに連れて行かれるからなぁと笑う。05年11月20日のラマ島で大変な目にあわせた私は苦笑い。海の向こうに空港が見え、その奥の青山はチェリーを乗せたプリンか、鉄兜のように見える。5分休憩して更に炎天下を歩く。

 地図で見ると
新洲(Sam Chau)辺りだろうか、ピンクドルフィンがいる!って庄司さんの声に、うっそー、どこどこ? 波間から飛び出すとホントにピンク! 府川写真でわかるでしょうか。倉田さんが、なんでピンクなの?と訊く。ピンクドルフィンだから、でも子供の時は灰色なんだよ。中川さんが、イルカも色気づくとピンクになるんかい? 小船で見に来ている人がいるが、上からだと離れている分、どこにイルカよく見える。船で見に行ったことがある庄司さんに、300ドルくらいしなかった?と訊くと、ええ、それくらいでしたと言うのでまた感激。「おおおく」の出迎えは、タイやヒラメじゃなくピンクイルカの舞い踊り!
 岬を回り込むと大澳の集落が見えてくる。徐々に海が近くなり、ゴミが漂着した海沿いの道を歩き、突堤に出たのが11:40。入り江の右に見える立派な廟に行ってみようってことになり、とりあえず集落に入る。先頭の田中さんと庄司さんがドンドン進むので、もうヴェニスですよって言うと、えっ、これ? 
 左に
張記士多があり、飲み物を買って15分休憩。そこから右に進み、小さいくせに「橋大基新(右から読む)」という橋を渡り、左へ。廟へ行くと言っていたのに逆方向に進む先頭集団を呼び止め、待つ間に岡本さんが右の路地の壁に「往侯王廟・觀景亭 沿比路行」と書かれているのを発見。お〜これだ。実は行ったことがなく、道がわからなかったのだ。見つけてくれて良かったよと路地に入り、突き当たりを右へ。公衆トイレを過ぎると、屋根の飾りがゴージャスな廟に至る。20分いて戻る。

 賑わった道に出ると
大澳街市街。左に進む。両側に乾物屋、魚屋、土産屋等が並び、店に入って試食。府川さんが好きな九胆魚ってこれだよと魚屋を冷やかし、跳ね橋へ。イルカを見に行くボートが出ており20ドル。庄司さんはまたガックリ。跳ね橋を渡った突き当たりが大澳永安街。右へ進むとバス停だが、大奥海鮮酒家の看板を見つけて左に曲がる。数分で着いたけど名前負けで茶餐店みたい。まぁいいかと入る。

【打ち上げ】
大澳海鮮酒家 / 大澳永安街 (Tai O Wing On Street)
 テーブルは3つしかなく、メニューも貧相。でも、香港人はメニューにない海鮮を食べてるから注文したら買って来てくれるみたい。ビールは青島の大瓶が22ドルだったかな。5本飲んだらなくなり、淅江省の純生ってのを出される。料理の味は悪くなく、量もたっぷりあって9人で488ドルとは文句なし。大澳永安街を戻り、真っすぐ人の流れに沿って歩き、左に曲がるとバスターミナル。東涌行きに乗り、盛りだくさんだった1日を振り返りながら車上の人となる。

目的地 : 茘枝街道(買い道)
地域  : 一部、北大嶼郊野公園
参考地図: 大嶼山及鄰近島嶼
山歩の日:2006年6月11日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時集合
天気予報:晴れ曇り雨、最高気温27度、湿度87%
水・食料:集落で補給可能  報告・Qちゃん 写真・府川 難易度 :2(約12キロ、約3.5時間)
ルビー色の茘枝
ジャックフルーツ
茘枝購入中
空港がこんなに近い
こんな寒村を幾つか抜ける
練習中のケーブルカー

 楊貴妃が好んだと言われる茘枝(ライチーまたはレイシ)は豊作と不作が1年おきだと聞いたことがあり、2年前に行った時は遅かったのか不作だったのか全然なく、行ってない去年が豊作なら今年は不作だけど、行ってみる。
 中国へ茘枝狩りに行くツアーもあるが、ここは農民が穫ったのを買うだけなので茘枝買い道ってわけ。また、近代的な国際空港を見ながらひなびた村を歩くという面白いコースでもある。参加者は中川夫妻、荒田夫妻、青島、府川、庄司、お久しぶりの田中夫妻+お子さん3人、2度目の藤原君、私と14名。
 
B出口を出て向かいのビルの下にあるバスターミナルを抜け、屋外に出たら道路を左に渡り、寶蓮寺(昴平)行きバスに乗車。大仏へ行くケーブルカーは6月24日のオープンを控え練習中。(コウセイ君は試運転がわからず練習中ということで)

 バス停の表示機能も下車ボタンもないバスに乗ったので約25分後、運転手にヤウロッ(有落)と言って下車。
バス停名は「深屈道、薑山道」。道路を少し戻り、カーブする所を真っすぐ深屈道(Sham Wat Road)に入る。左に延慶寺へ行く分岐も真っすぐ。道路は下りとなり、1キロほど下った分岐も真っすぐ。バスを降りてここまでが北大嶼郊野公園で、後は郊野公園から外れる。
 海辺の広場に出たら右へ。橋を渡ると民家の前に茘枝やバナナが並び、老夫婦が出て来て買わないか、飲み物もあるよ、貝もあると言う。ポリ容器を覗くと遺伝子操作を間違えたような
直径20センチくらいある巨大ハマグリがいてビックリ!

 道路が途切れるとコンクリート道になり、橋を渡った左の家は2年前には住人がいたのに空き家。門の脇に
ローズアップル(南洋蒲桃と言う桃金嬢科のフルーツ)が実っているが、金網から手が出なくて穫れない。
 小さい峠を登って下り、公衆トイレから次の集落に入る。黄皮と言う種が大きくて果肉が少ないフルーツや、ジャックフルーツと言う幹に実をつける果物界の常識を覆す果物が見られ、民家が途切れると左に茘枝が実った木を発見。隣にジャックフルーツもあって後続を待ちつつ休憩。
 網から手を出して茘枝の実を1つ失敬。したらジイちゃんが出て来てなんか言う。私が穫ったのを見咎め、文句言ってるのか? ならば返そうと身構えていると、森Qさんって案外臆病なんだねと府川さん。そやねん、だったら穫らなきゃいいのに誘惑にも弱いんだ。ジイちゃんは友好的でコウセイ君に茘枝を穫らせ、旨いだろうと言い、買わないかと言ったのかもしれないが、私はビクビクで聞いてない。

 休憩後は川を渡って鬱蒼とした森に入る。抜けると左に
碼頭(Pier)へ行く分岐があるが真っすぐ。対岸に空港が見える沙螺湾村に至り、痩せた畑の向こうは空港。なんとも不思議な対比だ。集落は大きいが住人はほとんどいない。
 橋の手前の民家で1束12ドルと書いて茘枝を売っており、住人が出て来て試食させてくれる。穫りたての実はトゲトゲしてて痛いがとても甘い。ここを過ぎると売ってる所はないと言うとみんな買い始める。まとめて買うって値引き交渉すれば良かったのだが。
 遅れて来た中川奥様が安くしてと言うと、できない、でもサービスすると茘枝を入れた袋に実を足してくれる。きっと香港人なら値切って10ドルにすると見込んでの12ドルなんだろう。表示値で買ったからおまけしてくれるとは良心的。
 橋を渡ると左の家からバーちゃんが茘枝買わないかと言う。荒田さんが、道に出しとかんと分からんやろ、商売ヘタやなぁ、教えたらなアカンと言う。茘枝を買わずに先行していた人が分岐で待ってて、そこを右へ進む。

 峠を越すと空港が間近に見えてくる。橋を幾つか渡り、海沿いの道を辿って見晴らしがいい大岩で休憩。100mも泳げば上陸できそうなとこに香港国際機場があり、テロリストに狙われたらひとたまりもない。でも香港を狙うテロリストはいないだろうって。そりゃそうかも。
 更に海沿いの道を歩き、
●(石へんに散)頭村の集落に至る。ここも住人はあまりいない。脇道に入らず左方向に進む。集落を抜けると上空に練習中のケーブルカーが見えてくる。
 マングローブを縫う小道を辿り、左にグラウンドを見たら突き当たりを右へ。舗装されてない道路を横断。小道の左に道祖神のような祠があり、お参り。
 橋を渡ったら道路で、左へ道路沿いに歩き、陸橋を渡って更に真っすぐ進む。これが案外長い。
地下道に入ったら、MTRの表示に従って歩くとスタートしたMTR東涌駅A出口に戻れる。打ち上げは駅に入らず、エスカレーターを上がって右へ。陸橋に繋がったビルの中のいつもの中華。

【打ち上げ】
富東海鮮酒家
/ Holly Restaurant TEL:2109-1348
東涌新市鎮富東商場 / Tung Chung, Fu Tung Shopping Centre
 一番混んでそうな13:30頃に行ったのに待たずに座れる。最近来てないから味が落ちたのかと思ったが、そうでもない。
飲茶メニューはどれも美味しいし、ビールは生力の大瓶が16ドルと安い。なんでお客さんが少ないのか不思議。ビールを飲まなかった人が50ドルで、飲んだ人が80ドル。一部注文したものが出て来なかったが、味も値段も満足

目的地 : 鳳凰山(Lantau Peak/934m)
地域  : 南大嶼郊野公園
参考地図: 大嶼山及鄰近島嶼
山歩の日:2006年3月12日(日) 最寄り駅:MTR東涌(Tung Chung)、
午前9時集合
天気予報:曇り、最高気温24度、湿度96%
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・Qちゃん 難易度 :3(約5キロ、約3時間)
大仏前も工事中
林立する不気味な卒塔婆?
鳳凰のモニュメントを見て鳥居を潜る
8の字を横にしたような無限を表す卒塔婆?
撮影ミスではなく、霧で靄っているのだ
ランタオ島は実に雄大!

  香港駅でMTR東涌線に乗ろうとしたら目の前でドアが閉まり次は9分待ち。よって東涌に着いたのは9:05。集合したのは五十嵐、谷口♂、木内、私と4人。谷口♂さんの送別なのにちょっと寂しいねと木内さん。こんなもんでしょうと谷口さん。
 
B出口を出て向かいのビルの下にあるバスターミナルを抜け、屋外に出たら道路を左に渡り、寶蓮寺(昴平)行きのバスに乗車。大仏へ行くロープウェイの駅はもう随分できている。

 車中、五十嵐さんにもらったおにぎりとハンバーグで朝食。道路が登りになると伯公凹の峠まで車道を新たに建設している。峠から南に下り、バスは西へ海沿いに走る。石壁水塘の突堤を渡ると上り坂。寶蓮寺が近づくとロープウェイの終点駅の工事現場だろうか、何人かが下車する。ここが終点?と谷口さん。
メイドー(未到)と言ってるからまだだよ。えっ、メイド? メイド喫茶じゃないよ!
 終点で下車すると大仏の前も工事中。初めて来たという谷口さんが階段を上がって大仏を見に行き、3人は下で待機。

 10:30、大仏の下の柵沿いに左へ入る。
すぐ右に公衆トイレがあるのが目印。茶園と看板があるので左の塀の中を覗くと、お茶じゃなくてハイビスカスだ。花がないのによくわかりますねと谷口さん。谷口さんは花があってもわからないんじゃない? そうなんですよ、私だけでなく娘も植物が苦手なのか、子供の頃パンジーを指差し、あっチンパンジーだって言ってましたからね。大笑い!
 茶餐廳を左に見て進むと貧相な茶園がある。花をつけているが日本のお茶とはちょっと違う。中国茶だからかな。更に進むと右にトーテムポールのような物が立っており、開けた所に出て見ると板だ。木内さんが卒塔婆のみたいと言うが、全くその通りで、なんなんだろうと近寄って案内板を見ると、日本語もあって驚いたが、日本語なのに内容が難しくてよくわからない。

 左に鳳凰のモニュメントを見て鳥居を抜け、Lantau Trailの逆走コースに入る。右に卒塔婆を見る展望台ができてるので寄り道。案内板を読むと、8の字を横にしたメビウスの輪のような無限を表す形に卒塔婆が並んでいるそうな。
 しばらく平坦な道を進み、涸れ沢を越えると等高線はグッと狭まり急登になる。
標距柱L026があるベンチで10分休憩。大仏近辺の開発が見えるんじゃないかと思っていたが、時おり霧が晴れてわずかに窺えるだけ。

 休憩後も急登が続く。辛いねぇと言うと、1年ほど前に香港に再赴任した五十嵐さんは今日が復活戦。Qちゃんでも辛いんだ、安心した!と言う。
 距離にして約500メートルが登れず、また休憩。しかし、帰国が決まって以来、運動不足だと言う谷口さんは、先に行ってますと快調に登る。
L025の稜線に出た所で待っててくれるが、靄っていて視界はきかず、5分ほど休憩して稜線を辿る。

 約15分で
香港の第二嶺、鳳凰山(Lantau Peak/934m)に到着! ちょうど12:00で大仏から1時間30分かかったわけだが、霧が深くて何も見えず残念。それでも下るのがもったいなくて15分過ごし、非難小屋を左に見て下山。
 ひたすら下ると霧は晴れ、
雄大なランタオ島が見渡せる。やっぱりいいよなぁ、この山は。
 どんどん下ると、バスで通って来た道路の脇に新道を作っているのが見える。山は削られ、無惨に地肌をさらした姿に悲しくなるのは、観光客を誘致しようと開発を進めている香港の発展を望まない、香港人ではない我々のエゴなんだろうか?
 なにはともあれ
伯公凹の峠に出てゴール。反対側のバス停から梅窩行きのバスに乗り、終点で下車。

【打ち上げ】
La Pizzeria 
TEL:2984-8933
G/F., Grandview Mansion, 11C, Mui Wo Ferry Pier Rd., Lantau Island
 フェリー乗り場を過ぎ、マクドナルドに突き当たったら右折。別の山の会の知人に、悪くないと聞いたトルコ食堂にしようかとも思ったが、道路を横断していつものイタリアンに入る。
 定番のポテトウェッジ、ナッチョス、ペンネアラビアータ、ピザはマルガリータのスモールを注文。4人では多いかと心配していたが、ぺろっと食べてしまい、おまけに15:20の船まで時間があると、谷口さんはケーキ、3人は45ドルのローストチキン(メニューは別名だったかも)のハーフを注文。しかしチキンはなかなか出て来ず、もう時間がないと私がお持ち帰りすることに。45ドルとは安いなと思っていた通り、実に小柄なチキンで納得。ビールも飲んだけど、一人140ドルといつもより高め。でも
我々の定番は本当に美味しいので試してみて!

地域  : 大嶼山
参考地図: 大嶼山及鄰近島嶼
山歩の日:2005年12月25日(日) 最寄り駅:セントラルのDiscovery Bay行きフェリー乗り場、午前9時集合 天気予報:晴れ・曇り、最高気温21度、湿度58%、乾燥注意報(黄)
水・食料:補給場所なし  報告・Qちゃん 写真・Qちゃん 難易度 :1(約7キロ、約2.5時間)
この先にバナナ畑
マリア様に合掌
橋を渡ると教会
紅葉した香港楓の左に入る
梅窩を目指して下山
打ち上げ

 24〜27日までクリスマスの4連休で、えせクリスチャンも教会に行こうと企画したが、集合したのは中川夫妻、音田、私。4人だけ?と言ってると田中さんから電話。ホンハムからスターフェリーで香港島に着きましたがディスカバリー行きの船がありません。ラマ島に行った時の乗り場の西だよって言うと、でもここから船があるって、でもなくて… 何年も前からそこからは出てないはずだけどなぁ。あっホンマや、ここやないわ、すみません待っててくださいということで、田中ファミリーが加わり9人になり、9時30分の船に乗船。約30分で到着。

 
Discovery Bay(愉景湾)は、かつてゴルフ場のカートのような電気自動車しか走ってない陸の孤島だったが、空港ができて道路が開通した。しかし、路線バスは空港か東涌からしかなく、今も船がメインの交通手段
 下船すると
大白湾を囲むように瀟洒なマンション群が並び、西洋人が多く、南国のリゾート地のようだ。海沿いに左へ進み、La Costa(マンション)から道路に出て左へ進む。広い車道に車はほとんど走ってなく、街路樹は気持ちよさそうに枝を伸ばしている。
 道路が左にカーブする所まで来たら真っすぐ
Marina Driveに入り、右の金網を抜けると稔樹湾。海沿いのコンクリート道を歩く。子供達は早速海に出て走り回っている。いつもホンマに元気です。
 道なりに右折すると集落の路地を抜け、道が上りになる手前で左に入る。
以前あった「To Trappist Monastery」の立て看板はなくなっており、迷わないよう注意。
 バナナ畑を抜け、低い峠を越えるとまた海。海沿いに歩き、山肌の階段を上がると、車が捨て置かれている。道路もないのにどうやって持って来たんだろう? しかも、わざわざ持って来て廃車かい?

 ひと山こなして下ると道路。子供達は疲れたと左へ下りたがるが、右へ登る。両わきの木には数字が書かれたキリストの絵が掛けられ、もしやゴルゴタの丘? 十字架を背負い、磔(はりつけ)にされに行く受難の14場面に見立てられているのでは?
 10分ほどで宿舎らしき建物を過ぎ、更に上がると「
PAX INTRANTIBUS」と書かれた門の奥に、マリア様がおわす中華風の亭母聖(右から読む)がある。勝手に門扉を開け、中に入ってお参り。いや、お祈り。
 深閑とした谷にかかった橋を渡ると教会がある。ミサ中で、えせクリスチャンは早々に退散。
 戻ってもう少し上がると分岐。トラピストとは修道会の一派で、戒律厳守派。教会以外のたくさんある建物は使われている気配がなく、修道士・女は戒律の厳しさに挫折し、還俗したのだろうか。そんなことを考えながら静寂の中で休憩。

 紅葉した香港楓の下の
「往梅窩(To Mui Wo)」の標識に従い歩道に入り、道路に出たら右へ登る。左に見える東屋を指差し中川さん、あそこまで登るねんで。登りが嫌いな奥様、言わんといて登る気が失せる!と歩調も遅くなる。あっDiscoveryのゴルフ場だ!と私。どこどこ?と奥様。もう少し登らないと見えませんと言うと、小走りになる。ハハハッ近場の目標なら速いですねと言うと、そうやねん、主人は気が萎えるような遠いとこ言うからアカンねん!
 今回は行かなかったが、道路の終点から右の小山へは約10分。
三角点(275m)から、防波堤に囲まれた囚人島と呼んでいる喜霊洲、梅窩、ゴルフ場、ディズニーランド等が一望の元に見渡せる。ので次回は行こうね。

 左の階段を上がると東屋。梅窩を見下ろしながら20分ほど休憩。
 後はひたすら下山。約30分で海に出たら海沿いに進む。民宿、彫像を排したホテル、海水浴場等を過ぎ、道路に出て、橋を渡ったら左。フェリー乗り場がゴール。

【打ち上げ】
La Pizzeria TEL:2984-8933
G/F., Grandview Mansion, 11C, Mui Wo Ferry Pier Rd., Lantau Island
 フェリー乗り場を過ぎ、マクドナルド前を右折。トルコ料理を食べるぞ!と言っていたのに、閉店しててガッカリ。仕方なく更に進んで道路を横断し、いつものイタ飯屋へ。クリスマスだからモスレムのトルコ料理より良かったかな。イタリアンじゃないメニューもあり、いつも注文するのはポテトウェッジ、ナッチョス、ペンネアラビアータ、ピザはマルガリータ。他も色々試したが今いちで、人数が増えたら上記の量を増やすだけ。梅窩では高めだが、イタ飯屋としては安いし、
何より旨いのでよく利用してる。
 

    

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